作品名 :人鳥姫
公開情報:第2章 8話 ~女フレンズの闘い~
伏線回収系
メタネタ満載
ユーザー 参加巻き込み型
子供が読んでも大丈夫な健全路線
企画情報
今はありません。
第1章
新曲MVの撮影を終えたペパプwithマーゲイ。
そこに「かばんと愉快な仲間たち」も合流。
おんせんやゲームコーナーでキャッキャウフフしていると、タイリクオオカミから通信が入る。
どうやら「相談したいことがある」そうだが・・・?
博士たち考案のギャンブル「4枚のカード」に興じるフレンズたち・・・
そしてやっとタイトル回収。
タイリク先生の相談とは「絵本:人鳥姫」のハッピーエンド化だった。
そのヒントを求めPPPと愉快な仲間たちは、一路「としょかん」に向かう・・・
としょかんにやって来たペパプと愉快な仲間たち
昔、カコ博士が使っていた部屋で「お宝探し」を始めるのだった
そして今回は、とうとう物語に大きく寄与しそうなアイテム発見!
「ペパプの今後」や「タイリク先生の依頼」にもメドが付きそう… プリンセスも、やっと主役らしく...
ミュージカル「人鳥姫」のリハーサルが始まったが、プリンセス以外のメンバーの調子は上がらず
そのことを相談しに としょかんを訪れるプリンセス
そこにはコウテイも相談に来ていて...?
その後コウテイに公演の延期を告げられたプリンセスは飛び出してしまい…
第2章
なぜかアプリ時代に居た「ロイヤル」
ミライ・サーバル・カラカルと共に、としょかんを訪れ、時任博士と名乗る怪しげな人物と出会う
そしてロイヤルは「ダイヤ」を探そうと思い立つが…?
ダイヤ探しに出発しようした一行の前に、イワビー&コウテイが現れPIPの練習見学に招待してくれると言う
流しの芸人コンビ アラフェネを退ける(自爆とも言う)と、一路「みずべちほー」へ
セルリアン戦で声を失ったコウテイ&PIPの面々の攻勢によりPPPに加入させられそうになるロイヤル
アナツバメはダイヤと引き換えに声を取り戻す情報をくれると言うが…?
プリンセスが悩んでいると時任博士が再登場。 そこへ...?
巨大なダイヤは、サイキョーのセルリアン(ダイヤリアン)の『へし』だった
そして『フレンズたちの闘い』が始まる!
イワビー
「いやぁ! 予告も久々だなぁ!」
コウテイ
「いきなりメタ発言はヤメないか…?」
プリンセス
「擁護できないわよ! 誰が主人公か分からなくなりそうな展開だったもの」
フルル
「申し訳ありません。 でも必要な伏線を張るためには仕方なかったんです。 ーだって」
コウテイ
「だからメタ発言は…」
プリンセス
「次回から4話:みずべちほー!」
コウテイあの フレンズも満を持して登場! …だそうだ」
「
最新話>> 91
感想はこちら
受験で読めませんでしたが、今追いつきました!
だんだん主題に近づいてきましたね…楽しみにしています。
それは なかなか大変だったでしょうw ヽ(´o`;
お疲れ様です。
まだまだ先は長い.. (~_~;) のですが、頑張ります。
おお、やっとタイトルである人鳥姫のほうへ話が寄ってきましたね~
どんなカオスな事になるのか楽しみです!
名簿に私の描いたオリガイド・オリ博士のっけて頂いてありがとうございました😆
関係ないけど横顔フレンズの人のカコ博士の絵ステキだなぁ…
4話はガッツリ人鳥姫を取り上げます……よ?
イラスト提供ありがとうございました。 🙏
「横顔フレンズ」どれもカッコいいですよねぇ ( ´▽`)
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第1章
[4話 みずべちほー] ~それぞれの想い~
「フルル、歌の入りが1テンポ遅いわよ!」
フルル
「は~い」
プリンセス
「イワビー、ダンスは相手と息を合わせて! 先走り過ぎよ」
イワビー
「わりぃ」
プリンセス
「ジェーン、セリフがあやふやになってるわよ。 しっかり台本を確認しなさい!」
ジェーン
「はい!」
プリンセス
「セリフ! コウテイの番よ。 なにボーっとしてるの?」
コウテイ
「す、すまない」
マーゲイ
「私の指示することがない…」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
はあ、はあ…
プリンセス「・・・」
へたり込むメンバーたち・・・
マーゲイを監督に据え「1ヶ月後の公演」を目標に練習が始まったが、これまでになくペースは悪かった。
ピッチを上げるどころか、むしろモチベーションは下がってきているように見える。
コウテイに至っては「心ここにあらず」に見える。
マーゲイ
「少し早いですけど、今日は『上がり』にしましょうか。
それとコウテイさん、今後の進め方についてちょっと相談が・・・」
コウテイ
「…分かった」
こんな調子で間に合うのだろうか?
不安が募る。
・・・私も気分を入れ換えたくなってレッスン場を出ることにした。
ジェーン「プリンセスさんは、歌もセリフも振り付けも ほとんど完璧で…」
イワビー「でもこのままじゃマズいよなー」
マーゲイ「-で、タイリクオオカミさんを呼んでますので脚本の修s…
コウテイ「そうだな…」
フルル「は~ やっとジャパリまんが食べれる~」
イワビー「おまえなぁ…」
そんな声を背中越しに聞きながら…
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
???
「歌はやめてくれないか?」
プリンセス
「誰!?」💢
???(CV:石田彰)
「う… 美しい... じゃなくて・・・ 僕のパートナーになってもらえましぇんか?」
プリンセス ( ゚Д゚)ハァ?
「ヘタクソか!
大事なプロポーズシーンを しどろもどろな上に噛むなんて。
コウテイの方がよっぽど・・・
あ、ごめんなさい。 今、お芝居の練習中で・・・」
???「あぅぅ…」
???「ちょっとアンタ! ・・・てペパプのプリンセスさん?」
???「こんな近くで初めて見ちゃった」
???「アイドルまで手玉に取ろうなんて」
???「そこに痺れる憧れるぅ」
また別の娘たちが現れた。
なんだろう? この集団は・・・
プリンセス
「誰よ? あなたたち」
最初に声を掛けてきた「トリの子」がキラキラオーラを振り撒きながら自己紹介をする。
<僕の名前は「アナツバメ=王子様」今、婚活中なんだ。 だから君も…
プリンセス (デリケートな話題すぎて、突っ込みにくいkrkrネームね...)
\キャーキャー/
また周りの
鳥巻き取り巻きたちがピーチクパーチク騒ぎだす。プリンセス(・・・ん?)
今度は取り巻きたちが...
「ヒメアリクイのヒメです… どう? このポーズ。 ワイルドでしょ?」
「ボクは#ヒメイカだよ。
#ダイオウイカ様くらい大きくなるために、この申し出を受けたんだ」
「ヒメアルマジロのフェアリーです。
アナツバメさんに幸せを運びたいです。 まず集めるところからですけど…」
「ヒメウォンバットよ アンタばかぁ?」
ーと、自己紹介した。
こっちもツッコミどころがあり過ぎるが、一番気になったのは、
『パートナー候補が なんで飛べない子ばかりなんだろう?』だった。
私も含めて、だけど・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いくつか疑問が浮かんだが、無難なところから取り敢えず訊いてみたることにした。
プリンセス
「アナツバメって一夫多妻なの?」
アナツバメ
「原作を持ち出す子こと自体ナンセンスだよ。
ヒトの認識にだって誤りはある。
たとえば#オシドリは毎年パートナーを替えたりするし、イクメンでもないらしいじゃないか」
プリンセス
「へー そうなんだ…」
アナツバメ
「だから僕に何人パートナーがいても、奥さん同士きっと仲良くできるさ」
プリンセス
「そんなわけないわよ!」
アナツバメ
「ヒッ!」
ーと、また周りが騒ぎ出す。
「私のアナツバメさんにツッコミを入れるなんて」
「私だってまだツッコミ入れたことないのに、羨ましい」
「私はむしろ突っ込まれたい」
「アンタばかぁ?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アナツバメ
「お近付きの印にコレを・・・」 💎
めげないなぁ。
訪問販売の得意なフレンズなんだろうか?
プリンセス
「容姿で靡かないなら、モノで釣ろうっていうこと?」
アナツバメ「せれぶな暮らしを約束するよ? 必死にアイドルごっこなんてしなくても…」
プリンセス「こっちは遊びでやってんじゃないわよ!」 (# ゚Д゚)/
アナツバメ「ヒェッ!」 ((((゚Д゚))))!
ざわ ざわ…
プリンセス
「私は何を言われても構わないけど、大切な仲間をバカにするような人とだけは付き合ってられないわ。
さよなら!」
「歌はいいでしょ?」
「PPPの歌は心を潤してくれる…」
「歌はフレンズの生み出した文化の極みなのよ!」
「アンタばかぁ?」
アナツバメ「あぅぅ…」
あっさり掌を返す取り巻きたちと、慌てるアナツバメを尻目に、私はその場を去った。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
プリンセス
「どうしよう・・・」
早速時間を持て余してしまった...
戻るのも気まずいし、自主練をする気分にもなれなかった。
💡
そうだ、かばんの所に行こう。
相談したいことがあったのだ。
今どこに居るかは分からないが、としょかんで博士たちに聞けば分かるだろう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
!?
あれは?
森を抜けると、としょかんからコウテイが出てくるところだった。
中から かばんが出てきてコウテイを呼び止める。
コウテイは振り返ると照れくさそうに何かを受け取った。
かばんは いくつかのボスウォッチを手渡すと、中に戻っていった。
コウテイはそれを大事そうに抱えて、みずべちほーの方に帰っていった...
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私は、少し時間をおいて としょかんを訪れた。
プリンセス
「こんにちは。 かばんは居る?」
博士「我々を差し置いて、かばんに用事ですか?」
助手「我々は忙しいので、些細なことは かばんにでも訊けばいいのです」
かばん
「いらっしゃい。 何でしょう?」
プリンセス
「あなたも忙しいでしょうに。 ごめんなさい」
かばん
「構いませんよ。 調べものは いつでも出来ますから。
今はサーバルちゃんもお昼寝中ですし」
プリンセス
「あの・・・ ね…」
いざとなると何から話していいものやら、言葉が出てこない。
かばんも急かすことなく、こちらの言葉を待っている。
博士「まったく、お見合いで2人きりにされた若い者同士ですか」
助手「これでも飲んで落ち着くのです」
かばん「ありがとうございます」
!?
博士と助手が紅茶を淹れて持ってきたのだ!
博士「何か珍しいですか?」
助手「我々が飲みたいから、ついでに淹れてやっただけなのです」
プリンセス
「でも『りょうり』もしない博士たちがそんなことを...」
博士「客を相手にしているかばんを働かせるほど、我々は鬼ではないのです」
助手「そもそもアルパカに紅茶の淹れ方を教えてやったのは我々なのです」
かばん
「#高い所からお湯を注ぐのが良いんですよね」
博士
「紅茶を淹れるのが得意なフレンズ、右京もそう言ってますね」
助手
「右京は推理もそこそこ出来るのですよ」
プリンセス
「・・・」
まあ、ゆっくりしていくのです。
そう言い残すと博士たちは別室に行った。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
紅茶を飲んで落ち着いた私は話し出した。
プリンセス
「前に『漢字の読み』のトリビアを教えてくれたわよね。 日曜日がどーのこーの…」
やっぱり『相談』は切り出しにくくて、別の話題を出した。
かばん今日 4月1日 は日 曜日 、
一昨日 から続いて日本 列島は高気圧に覆われ、
4日 連続で全国的に日本 晴れの好天に恵まれました』
「ああ、『
ーですか?」
プリンセス
「そう、それ。 他にはないのかしら?」
生け花を生業 に生計を立てた生 え抜きの生娘 その生い立ちは生半可ではなかった
生憎 生まれたこのかた、生涯通じて生粋 の生 だった
ーとか、ですか?
<すごい、すごい!
かばん
「まあ、僕が考えた訳じゃないですけどね」
プリンセス
「謙遜しないでよ。 あなたのおかげで『あのヘラジカ』までお勉強してるんでしょ?
どうやって教えてるの?」
かばん (*´∀`)
「やっぱり共通の話題を振ることですかね」
プリンセス
「-と言うと?」
ヘラジカ
「うーむ…」
かばん
「どうしました?」
『へらじか』
ヘラジカ
「どうも女々しくて弱々しい。 書く気になれん!」
『ヘラジカ』
かばん
「これならどうですか?」
ヘラジカ
「・・・」
『箆鹿」
ヘラジカ
「おお、強そうな字だなぁ。 これならば...」
プリンセス
「へ~ そんなことが…」
『強』
ヘラジカ
「強そうな字だなぁ」
かばん
「そう、文字通り『つよい』って読むんです」
『勉強』
ヘラジカ
「さっきの字が使われてるな」
かばん
「べんきょう、と読みます。
今やっていることも形には見えませんが、強くなる1つの方法なんです」
ヘラジカ
「なるほど。 私も お前のような『強さ』を得られるのだな? 悪くはないぞ」
かばん
「強面(こわもて)でしたね」
ヘラジカ
「目力もあるよな」
かばん
「あと『強か(したたか)』ですね」
ヘラジカ
「そうか、私の目に狂いは無かったな」
かばん
「無理強い(むりじい)や、強引(ごういん)はダメですよ」
ヘラジカ
「そうか。 強いだけでもダメなことがあるんだな…
確かに、意に反して何かをやらせても伸びないだろうからなぁ。
その点、我が軍は安泰だ」
かばん
「ヘラジカさんは今度、ライオンさんに『はたしじょー』を書くそうです」
プリンセス
「変われば変わるものねw」
かばん
「どうです? 参考になりましたか?」
プリンセス
「え? え?」
かばん
「物事の教え方と、どうすれば付いてきてくれるか、を相談しにきたんじゃ…?
これが正解、というものは無いんですけどね」
プリンセス
「どうして?」
かばん
「・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私はPPPのリーダーに相応 しくないんじゃないだろうか?
強力なリーダーシップで、ぐいぐい引っ張るタイプのプリンセスの方が向いてるんじゃないだろうか?
最初はプリンセスに唐突に指名され、断る機会もないまま受けてしまった。
何度かリーダー交代も打診したが、受け流されズルズルここまで来た。
だが決してイヤなわけじゃないんだ。
むしろ今では誇りを持って引き受けている。
ーそう思っていた。
彼女には才能がある。
それは眩しくて、いつも背中を追い掛けてきた。
そして手を差し伸べてくれる。
いつも彼女に引き上げられてPPPはここまで来た。
でももっと自由に羽ばたいて欲しい。
煩 わしくさせて、その才能を曇らせたくないから。
舞台で華を咲かせて欲しい。
彼女が振り向かなくて済むように…
そのために私はリーダーを続けている...そのつもりだった。
だが、今の我々は足枷になってしまっている。
そんな気がしてしまうんだ。
コウテイ
「はは… 自分でも何を言ってるのか分からなくなってきたよ」
かばん
「コウテイさん、いま出来ることをしましょう」
コウテイ
「ーと言うと?」
かばん
「ミラーニューロン(>> 66)の話、覚えてます?」
コウテイ
「・・・ああ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
初代のリーダーだったから、という理由でコウテイに押し付けてしまった。
そのあと、何度かリーダーの交代を打診されたけど断った。
私はリーダーに相応しくないと思ったから。
私は呑み込みが早いだけ。
ジェーンが速く泳げるのと一緒で、みんなを置いて行ってしまう。
どうしても先走ってしまう。
みんな努力してくれてるのに、それ以上を求めてしまう。
コウテイがリーダーとして調整やまとめ役をしてくれなかったら、PPPは とっくに解散していたと思うの。
だからコウテイには感謝してるわ。
プリンセス
「ごめんなさい、一人でベラベラ喋っちゃって…」
かばん
「PPPの皆さんって良いチームですよね」
プリンセス
「何よ// いきなり」
かばん
「その気持ちは僕じゃなくて、皆さんに言ってあげてください。
話せばわかり合えますよ。 みんな同じ方を向いてるんですから」
プリンセス
「そう… かしら? でも、少しスッキリしたわ」
サーバル「かばんちゃ~ん、どこぉ?」
かばん
「あ、は~い! じゃあ、また何かあったら いつでもどうぞ」
プリンセス
「ありがとう、かばん」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
#最新話
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《すぺしゃるさんくす》
@0663895a33amamas様
@towofuyaとをふや様
ついに出てきましたねーアマツバメちゃん!
っていうかアマツバメちゃんCV石田彰やったんか…!
取り巻き達も相まっていいキャラしてますねー 生みの親のamamasさんが最近お見えにならないのが悔やまれる…
そしてついに右京さんもフレンズの仲間入り!
そしてPPPのライブどうなる!?
アナツバメ(CV:石田彰)
「#アマツバメ目アマツバメ科アナツバメ族だから、強ち(あながち)間違いとは言えないけど
僕の名前は ア「ナ」ツバメだよ。
間違えられやすいから気にしてないけどね…」
「例の博士」のCVもお楽しみに...
杉下右京(けものフレンズ)w
・・・
!?ほんまや!
普通に間違えてたw
作中に重大なミスが発覚しました。
アナツバメの取り巻きの1人が「トリノコ」であるにも関わらず、
プリンセスが「飛べない子」と発言しています。
↓
ヒメクビワカモメ→ヒメイカに変更しました。
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第1章
[4話 みずべちほー] ~すれ違う想い~
翌日・・・
いつものように練習場に向かおうとすると、1人のフレンズが待ち受けていた
確か・・・
アナツバメ
「昨日は『アイドルごっこ』なんて言ってごめんなさい」
プリンセス
「あなた・・・ わざわざ?」
❗
アナツバメの後ろの方で取り巻きたちが物陰から監視していた。
・・・そういうことか。
そう言えば、さっきの謝罪にも若干ゃ心がこもってなかったように聞こえた。
でも、どんな形であれ謝ったこと自体は評価すべきだろう。
「ちょっと待ってて」
そう言うと、私は中に入り、楽屋で『あるもの』を手に取り、戻ってくる。
アナツバメは所在無さげにしていた。
取り巻きたちは、今や身を乗り出して、こちらの様子を気にしている。
プリンセス
「はい、これ」
ぺらっ×2枚 『ペパププラチナチケット リハーサル見学付き』
アナツバメ
「これは?」
プリンセス
「私たちの『本気』を見てから評価してちょうだい。
あとパートナーは1人に絞ること」
アナツバメ
「・・・」
アナツバメは(どちらに対してなのか)イヤそうな顔をしていたが、
私がチケットを差し出したまま動かないので、渋々受け取った。
アナツバメ
「じゃあ僕も。 代わりにコレを・・・」
つ💎
プリンセス
「ちょっと! こんなの(どちらの意味でも)受け取れないわよ」
だけどアナツバメは無理矢理 私の手にダイヤを握らせると、
逃げるように取り巻きたちの方に駆けていった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・仕方ない。
次会った時に返すことにしよう。
それにしたって...せめて💍とかにしてくれたらいいのに。
このままじゃ失くしたり、落としたりしそう・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
どうしたのだろう?
いつも通り1時間ほど早く来て、振り付けやセリフの確認をしていた私だが、
違和感に耐え切れず、練習を中断する。
プリンセス
「そこで何をしてるの? マーゲイ」
取り敢えず、その1つを確かめようと声を掛ける。
マーゲイ
「ぴやぁぁ!」
どこぞの『セーラー服・メガネっ娘・知識おたくキャラ』のような奇声を上げる。
ドアの隙間からボスカメラで盗撮(?)していたのだ。
マーゲイ
「こ、これはですねぇ…
コウテイさんに頼まれまして...」
プリンセス
「・・・」
マーゲイ
「えっと… そう! メイキングビデオの撮影ですよ!」
コウテイが? 珍しいこともあるものだ。
とは言え、企画・立案は、主に私かマーゲイからがほとんどで、
コウテイが主導することなど ほぼ無い。
どういうことなのだろう?
プリンセス
「だったら堂々と撮ればいいじゃない」
マーゲイ
「それじゃヤラセっぽくなるじゃないですか。
普段 人に見せない努力というものをですね…」
プリンセス ┐(´~`)┌
「好きになさい。 それより・・・」
これ以上マーゲイをつついても、本当のことを話すつもりは無いようだ。
もしくは理由を聞かされてない可能性もある。
その辺りは後でコウテイに聞くことにして...追及の矛先を変える。
プリンセス
「もう集合時間なのに誰も来ないんだけど?」
ジェーンはだいたい5分前、イワビーは大抵 時間ギリギリ、フルルは不定期(たまに遅刻)
でもコウテイだけは必ず10分前には来ていたはずだ。
プリンセス
「あなた、何か聞いてる?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ーと、その時、
コウテイ
「今日の練習は休みにした。
マーゲイ、君も今日は帰っていいぞ。
あ、その映像だけ... 頼む」
マーゲイ
「はい」
マーゲイは、そそくさと去り、入れ替わりにコウテイが入ってくる。
プリンセス
「ちょっと、休みだなんて何を勝手なことを...」
コウテイ
「君への連絡が遅れたことは謝る。
だがこれは、PPPのリーダーとして必要なことだと思ったからだ。
君と折り入って話したいことがあったので、こういう形を取らせてもらった」
プリンセス
「何よ改まって。
それに、私が言いたかったのは、
こんな時期に練習を休むなんて、間に合わなくなるわよ、と…」
コウテイ
「今回の公演は・・・
延期にしようと思う」
プリンセス
「❗❓
今日はタイリク先生も呼んであるって…」
コウテイ
「そうだったな。 そちらにも謝らなくてはな」
プリンセス
「お客さんにはどう説明するの? (アナツバメにもチケットをあげちゃったのに)」
コウテイ
「幸い日時や内容は、まだ公表していない。
問題はないだろう。
どうしてもというなら、ミュージカルだけをヤメて、いつも通りのライブでも・・・」
プリンセス
「それじゃあ『新しいこと』をしよう、っていう今までの・・・
そう! この物語は茶番だった、とでも言うの?
それとも、ここで失踪するの?」
コウテイ
「作者には、きっと考えがあってのことだろう。
読者だって多少ざわつくかもしれないが・・・
分かってくれるさ」
コウテイは、しれっと差し込んだメタ発言にも動じない。
プリンセス
「トップアイドルとしての地位が脅かされるわよ?」
コウテイ
「私たち自身のレベルアップのため、という意味で この企画に賛成だったが、
他のアイドルたちと競争をしていたつもりは無い。
そもそも『なに』で比較するんだ?
喜んでくれるフレンズが1人でも居れば、それでいいじゃないか」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
プリンセス
「・・・」
コウテイ
「君は... 何をそんなに焦っているんだ?」
そう言うコウテイは、どこまでも落ち着いていた。尤 もだった。
コウテイの言うことは、いちいち
逆に私は不安を覚えていた。 今も、これまでも…
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
思えば私は、誰よりも努力して、歌や振り付けをいち早くマスターし、それを伝えてきた。
新しいアイデアを出してチームを牽引もしてきた。
それもこれも「自分はみんなの役に立っている」と、自負したかったからだ…
けれど、果たしてそれは、本当に皆のためになっていただろうか?
自己満足に過ぎなかったのでは...?
そしてコウテイは、何を言うつもり…なの?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コウテイ
「思えば、
今まで私たちは、君に頼りすぎていた…
一度、自分たちの力だけでやってみたいんだ。
おかげで個々の問題点は分かっているし。
君の練習の様子は借りるんだけどなw」
なに? 何を言ってるの?
コウテイ
「幸い君のパートは進んでいる。
しばらく休んでも取り戻せるだろう。
ブランクを開けるのが心配だ、というなら自主練習をする分には構わないし、
練習場も好きに使ってくれて…」
プリンセス「私は! 私は必要ないってこと…?」
コウテイ
「・・・
今は そうだ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私は絶句した。
何でもいい。 いつものように言い返したかったが、言葉が出ない…
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
まるで時間が止まったかのようだった…
動き出す気配もない。
居たたまれなくなって、思わず楽屋を飛び出した。
「❗ プリンセス!?」
コウテイの声を背中で聞きながら、私は走った。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
逃げちゃダメだ!
逃げてどうなるものでもない。
そんなことは頭では分かっていても止まれなかった。
コウテイが次に口にするかもしれない『決定的なセリフ』を聞きたくなかったのかもしれない。
そのまま建物の外に飛び出す。
そこにはジャパリバスが停まっていた。
かばん「あ、プリンセスさん。 タイリクさんを連れてきたんd…」
目の前にバスのボディーが迫る!
💥
時間が飛んだ。
次の瞬間、私は地面に横たわっていた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ボス
「アワワワ…」
かばん
「大丈夫ですか!? プリンセスさーん!」
周りの声はかろうじて聞こえるが、目の前は昏 い。
サーバル
「かばんちゃん、バスに乗せて、としょかんに連れて行こう...
ってボスがまた…」
タイリク
「頭を強く打っている可能性がある。 下手に動かさない方がいい」
アミメ
「じゃあ、ボスウォッチで博士たちを呼びましょう...
ってボスがまた…」
体が異常にだるく、思うように動かせない。
かばん
「アミメさん、チョークでプリンセスさんの周りを囲わないでください。
サーバルちゃんも番号札を立てないで...」
何が間違っていたんだろう?
時間を巻き戻すことが出来たなら・・・
そんな思いが脳裏を巡る。
走馬灯とやらは見えなかった。
コウテイ
「プリンセス! プリンセスー!」
お芝居でも それぐらい真に迫った演技をしなさいよ、とか
こんなのなんでもないわよ、とか言ってあげたいが、声が出ない。
タイリク
「コウテイくん、あまり体を揺するな」
こんなに取り乱したコウテイは初めてで、こんな時だというのに おかしかった。
そんなどうでもいいことが頭をよぎる...
かばん
「そうだ、コウテイさん。 僕が昨日お貸ししたボスウォッチを持ってますか?
それで博士を呼びましょう」
コウテイ
「分かった。 取ってくる」
ボスウォッチ…?
コウテイは、かばんからそれを借りて、何をするつもりだったのかしら…?
今更そんな疑問が思い浮かんだが、
考えは まとまらない まま
意識は暗転した...
・・・・・・・・・・・・・・・
???
「アワワワ…」
???
「気にしなくて大丈夫よ。 ぶつかってきたのは この子の方なんだから」
???
「でもパークガイドたる私が、フレンズさんに危害を加えるなんて…」
???
「へーきへーき 夜行性だから!」 b
???
「そりゃアンタはそうかもしれないけど、この子はきっと違うと思うわよ?」
「う…」
目を覚ました私が見たのは知らない
天井景色だった。ミライ
「大丈夫ですか? 私はパークガイドのミライ」
カラカル
「わたしはカラカル。 急に飛び出しちゃ危ないじゃない。
フレンズじゃなかったら死んじゃってたかもよ?」
サーバル
「私はサーバル! ここはジャパリパークだよ(すしざんまい)
あなたは何のフレンズ?」
ミライ
「見たところ・・・ ロイヤルペンギンさんのようですね」
サーバル
「じゃあロイヤルで!」
カラカル
「そのまんまじゃない」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
夢でも見ているのだろうか?
どうやらここは「さばんなちほー」のようだ。
サーバル・・・ それは分かる。
なんで初対面のような挨拶なのかは引っ掛かるけど…
そしてカラカルと名乗る、見たことのないフレンズ。
そこまではまだ、いいとしよう。
ミライ?
確かにそう言った。
今は居るはずのない絶滅したはずのヒト… よね?
頭が混乱した。
私は思わず叫んだ!
「ここはどこ!?」
サーバル
「だからジャパリパークだってば」
ー 第1章 完 ー
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バスに轢かれて異世界(?)に転生した!?
プリンセスしんじゃった!?ねえしんじゃった!?
この先どうなっちゃうんすかー!!
エグぅっ!
⇩
∑(゚Д゚)ハァっ!?
⇩
続き! 続き早よ!! ヽ(´o`;
・・・
あ、オレが書かなアカンのか… _φ( ̄ー ̄ )
11話後のたつき監督も、こんな心境だったのかもしれないなぁ、と思いました…
プリンセス
「・・・」
フルル
「ショックで言葉を失ってる~」
コウテイ
「無理もない」
ジェーン「ーというわけで『アプリンセス』に来ていただきました」
イワビー
「名前をネタにしたかっただけだろ!」 (*`Д´)っ))
コウテイ
「ーで、プリンセスは一体どこに居るんだ?」
フルル
「最近流行りの異世界転生モノ~?」
アプリン
「もしかして無双できる?」
ジェーン
「臨死or死後の世界でしょうか?」
コウテイ
「以前サーバルが轢かれて無事だったのに、
ぶつかって行った方が重症ってことがあるだろうか?
万能サンドスターの加護もあるだろうし」
アプリンミライさんの居た過去にタイムスリップ ?」
「
イワビー
「ややこしいわ!」 (*`Д´)っ))
フルル
「夢オチ…」
ジェーン
「それこそ今更感が…」
イワビー
「逆に今までが夢だったのかもしれないな」
コウテイ
「怖いこと言わないでくれ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
パラレルワールド? 生まれ変わって次世代! 全くのオリジナル設定…
あーだこーだ あーでもないこーでもない
コウテイ「なぁ、そろそろ真面目に予k…
フルル ☝
<予告じゃなかった!?」
そわそわ うろうろ…
キンシコウ
「予告に抜擢されたからって緊張しすぎですよ」
ヒグマ
「なんで私たちなんだ? セルリアン相手にしてる方が気楽だよ」
アプリカオン
「オーダーきついですよねぇ」
ヒグマ
「名前をネタにしたかっただけか!」 (*`Д´)っ))
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
リカオン
「アプリ世代の話なんて読者は付いてこれますかね?」
キンシコウ
「作者もよく知らないから大丈夫ですよ」 👍
ヒグマ
「心配になってきたよ…」
リカオン
「一応ニコニコ大百科で調べた程度の知識があれば大丈夫ですよ」
キンシコウ
「一応ピクシブ百科事典でも調べたから大丈夫ですよ」
ヒグマ
「ウィキペディアとか動画とかも観ろよ!」 (*`Д´)っ))
リカオン
「さすがにボリュームがあり過ぎて…」
キンシコウ
「ボロが出るくらいなら好き勝手しましょう、と…」
ヒグマ
「まあ二次創作だし... って始まる前から言い訳かよ!?」
リカオン
「きっとそれなりに納得のいく論理設定を持ってきます… よね?」
ヒグマ
「疑問形!?」
キンシコウ
「次回、第2章 1話 ~セルリアン襲来~!」
ヒグマ
「強引にシメた! っていうか、いきなりピンチ!?」
開幕早々ピンチ臭がするなぁ
たのしみんみ~
✨👑【人鳥姫】♦💫
第2章 [アプリ世代]
1話 ~セルリアン襲来~
まだ頭が混乱している。
確かコウテイと話をしていて、逃げ出して、停車中のバスに自分から突っ込んだ。
その後の記憶ははっきりとはしないが、気を失って・・・
目を覚ましたら「さばんなちほー」に居て、
サーバル・カラカル(?)・ミライさん(!?)と出会った。
分からん。
時間を巻き戻せたら、なんて願ったからだろうか?どんな能力で ?
それにしたって限度というものがあるだろう。
それも
全然分からん。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
サーバル
「なんて呼べばいいのかな?」
カラカル
「さっきあんたが『ロイアル』で、って」
ミライ
「ロイヤルですよ?」
サーバル
👈「じゃあ、ローヤルちゃんで!」
カラカル
「なんで言ったそばから変えるのよ!?」
ミライ
「なんだか、いろいろな効能がありそうな お名前ですねぇ」
なんだか『プリンセス』とは名乗りにくい雰囲気になってきた。
サーバル
「もうカラカルったら文句ばっかり… だったらアプリンちゃんで。 どう?」
ロイヤル
「ロイヤルでお願いします」
妥協するしかなかった…
カラカル
「サーバルって本当、ネーミングセンスがないんだから」 ┐(´~`)┌
サーバル
「なによー!」 ( `・3・´)
2人の口喧嘩が始まり、
ミライさんは それを
温かくニコニコ…危ない目で見ている。どうやら『いつもの光景 』のようだ。
そして、それは私の知ってる『さばんなトリオ』とは違う意味で、バランスの取れた良いチームだと分かる。
?
私の知ってる?
誰のことだったっけ…
大切な『おともだち』だったはずだが・・・ 思い出せない...
ミライ
「大丈夫ですか?」
ロイヤル
「ええ… 大丈夫よ」
それはそれで気掛かりだったが、今は目先のことだ。
現状把握と、戻る方法を・・・
・・・
私は本当に『戻りたい』のだろうか…?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
サーバル ΛΛ゛
カラカル「サーバr…? ❗」
ずもももも…
ミライ
「セルリアンですね! 総員第1種戦闘配置!」
サーバル
「よーし自慢の爪でやっつけちゃうよ! 行くよ! アプリン」
カラカル
「ぼーっとしてないで! ロイアル」
ミライ
「始めますよ? ローヤル」
ロイヤル
「せめて名前くらいは統一して!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
画面右から数体のセルリアンたちが押し寄せてくる。
ミライは画面左端にバスを乗り付けると、
「セルリアンがバスに到達する前に殲滅して下さい」
それだけ言うと、私たちは画面中央に配備された。
ロイヤル「え? え!?」
チュートリアルも無しに、いきなり実戦投入!?
どこのエヴァよ!?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
サーバル「ザシュ!」
カラカル「ザシュ!」
ぱっかーん!
一体のセルリアンが倒された。
逃げようにも右からセルリアン、左はミライの乗ったバスで塞がれている。
仕方ない。 やるしかないのか…
ロイヤル「ぺちぺち」
セルリアン -20
・・・
ロイヤル「倒せないじゃない!」
そう言えば、あっちは2人掛かりで一体のセルリアンを倒していた。
普通、最初は一撃で倒せるようなザコ敵じゃないの?
ーと、サーバルのアイコンが光り出す。
どうやら『なにか』が溜まったらしい。
サーバル模擬狩猟 サバンナクロー!」
「
ぱっかーん ぱっかーん ぱっかーん!
てってれー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ミライ
「お疲れ様」
身構えた割に、戦闘シーンは随分あっさり終わった。
ただでさえ語彙力ぅのない作者が、文章で表現するのは難しいのかもしれない。
経験値アップもドロップアイテムも無かった・・・
こっちは単に手抜きだろう。
カラカル「エンカウント率がなかなか下がらないわね」
どこのRPGの話?
サーバル「女王セルリアンも倒したのに、なかなか減らないね」
ここって、そんな殺伐とした世界観なの?
ミライ「新たな強敵ラスボスが生まれたのかもしれませんね」
フラグ発言はヤメて...
前途多難ね…
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
カラカル
「ーで、ロイヤルは これからどうするの?」
サーバル
「ナーバリア?」
ミライ
「それは、やっぱり同じペンギンさんの仲間のいる『みずべちほー』に・・・」
(--;)(;--) ふるふる
今はまだ会いたくなかった。
先延ばしにしたところで、根本的解決にはならないだろうが…
カラカル
「困ったわね」
サーバル
「どこか行きたいところとかないの?」
(としょかんに…)
ロイヤル「誰!?」
ミライ
「どうしました?」
???(分からない時はとしょかんで…)
ロイヤル(コイツ直接脳に・・・ でもそうね)
ミライ
「ロイヤルさん?」
ロイヤル
「としょかんに・・・ 行きたい」
からかる「?」
サーバル「としょかん? どこそれ」
え?
としょかんを知らない?
ロイヤル
「博士たちに相談しようかと」
2人は顔を見合わせる。
サーバル
「コノハ博士とミミちゃん助手のこと?」
カラカル
「でもそれなら『しんりんちほー』でしょ?」
そうか! この世代では・・・
ロイヤル
「カコ博士の居た『としょかん』よ!」
話に加わっていなかったミライがピクッと反応する。
ミライ
「なんのことだか分かりませんねぇ」
明らかに態度が怪しくなった。
ロイヤル
「分からないならナビをするわ。
どうしても『としょかん』に連れて行って欲しいの」
ミライ
「いえ、それはできません」
カラカル
「なんで?
連れってってあげればいいじゃない」
ミライ
「緊急時以外のフレンズへの過度の干渉は認められていません」
サーバル
「でも私たち、一緒に旅したじゃない」
ミライ
「あ、あの時は記憶喪失の園長が居たから特例で…」
こうなったら手段を選んでいる場合じゃなかった。
ロイヤル「耳しゃぶり…」
小声で耳打ちする
サーバル ΛΛ゛
ミライ「ヒッ!」
ミライ
「き… 規則は規則ですから!」
ロイヤル(しぶとい)
「カコ博士とコスプレ…」
ミライ ( ̄Д ̄;;
「分かりました。
なぜご存じなのかは分かりませんが、これ以上は口外しないよう願います。
カコ博士にまで累が及ぶのは本意ではありませんし、
もうすぐ導入される『ラッキービースト』の耳に入ると、私も職を失いかねないので」
サーバル
「やったー!」
カラカル
「なんであんたが喜ぶのよ」
ミライ
「そうですよ。 これはロイヤルさんが困っているようなので特別に…」
サーバル
「私もさんざん耳をしゃぶられたなぁ?」
ミライ ❗❓
サーバル
「いいじゃない一緒に行こうよ」
カラカル
「仕方ないわね。
ロイヤルとミライじゃ あんたの面倒見切れないでしょうしね。
付き合ってあげるわよ」
サーバル
「なにをー!?」
ミライ orz
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こうしてまた、新たな旅がはじまるのだった...
~to be continued~
ミライさん叩けばホコリが出過ぎィ!
プリンセスの異世界転生?旅の先がどうなるのか楽しみですねぇ
自虐的で草
ミライさんはネタにされがちですが、やる時にはやる人ですから...多分
そして、長らくお待たせしました。 とうとう「あの博士」が次回登場予定です!
そうか、自虐ネタがウケるのか… φ(・・ (違う)
溜まっていた分を一気読みしました
ライブの話が急に過去に転生してるΣ(゚Д゚)
これは続きがますます楽しみ!
ちゃ… ちゃんと拾いますから ~(´o`;
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第2章 [アプリ世代]
2話 ~ハカセ登場~
さばんなちほーを出発したバスは、あっという間に『へいげんちほー』を抜ける。
え? 道中ばっさりカットかよ! ...って?
大した伏線もない、だらだら書かれた文章を読むのはツラいだろうし、
そもそも書く方のモチベーションが持たない。
確かにアンイン橋を渡ったところで、サーバルが何か物音に反応していたり、
砂漠バイパスの途中でも何かの気配を感じてたり・・・
迷宮の入り口に興味を示したサーバルたちをミライが怖がらせようとする一方、
スナネコの家に繋がる穴は無かったり・・・
こはんではサーバルが「お水がいっぱいあるね」とか言ってたりしたし、
お城の前で売り出されるという抹茶アイスクリームを『楽しみね』というカラカルと
『苦いのはイヤ』と言っていたサーバルの反応が対照的だったりしたが、
どれも些細な話だ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ともかくバスは今、森林を抜けて2番目の分かれ道を右に折れる。
当然、伏線の無い『クイズの森』は通らない。
サーバル
「博士たち居ないね」
カラカル
「あの2人って『長は、長は』って偉そぶる割に肝心な時に居なかったりするわよね」
見慣れた、と言いたいが
建てられたばかりようにキレイなせいで違和感バリバリの『としょかん』に着いた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
サーバル
「あれ? ここって…?」
ミライ
「ええ。 女王セルリアン事件後、カコ博士が療養していた施設です」
カラカル
「そう言えば、何度かお見舞いに来たことがあったわね」
ミライ
「今はセントラルパークで研究職に復帰してますよ」
サーバル「良かった~」
カラカル「良かったじゃない」
ミライ 「ええ。 ほんとに…」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
到着するやいなや、私は真っ先にバスを降りると足早に建物に向かう。
サーバル「早いよ~」
カラカル「子供じゃないんだから、慌てないでよ」
そう たしなめるられるが、気が逸って仕方ない。
ミライ
「あ、鍵・・・」
ウエストポーチを探りながら、ミライも遅れてやってくる。
ガチャ…
扉が開錠されると中に入り、何かに導かれるように奥に、奥に進む。
『staff only』
そう書かれたドアの前に立ち、開ける・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
カーテンが閉められ薄暗い部屋の中には、一人の男が佇んでいた...
ーというか手足や腰をねじ曲げた妙なポージングで立っている・・・
そこには敢えて触れずに尋ねた。
ロイヤル
「あなたは・・・ 誰?」
???(CV:子安武人)
「みりゃ分かるだろ?」
いや分からないから聞いてるんだけど。 あと、あまり知りたくもない…
???
「このパークに勤める博士だよ」
スルーされたにも関わらず、気にする風でもなくポーズを解くと、そう答えた。
ロイヤル
「名前は?」
博士時任 活間 』かな?」
「・・・ 『
ロイヤル
「自分の名前なのに自信がないの?」
時任咄嗟 に思い付きを組み合わせたんでね」
「
偽名? それとも私が信用されてないだけ?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
時任と名乗った男の風貌は一言で「だらしない」だ。
ネクタイこそ着けているものの首元を緩めているし、
白衣はしわくちゃで前も開けっぴろげだ。
髪はボサボサ、無精髭。
脛毛まで見えている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
脛毛くらい剃ればいいのに…
時任
「毎朝脛毛を剃るヤツなんていねぇよ」
ロイヤル
「地の文のボケに突っ込まないでよ!」
斬新過ぎるでしょ…
私は警戒を強めながら話を継ぐ。
ロイヤル
「あなたはここでどんな研究を?」
時任
「時間と魔法だ」
いかがわしいワードだ…
どこのフェイナルなファンタジーだろう?
博士
「げぇむの話か? 俺はドラゴンなクエスト派だし、赤魔導士でもない」
ロイヤル
「だから地の文のボケに… って詳しいじゃない!」
突っ込まれても顔色一つ変えない。
やりにくいなぁ…
ロイヤル
「どんな需要があるのよ? そこに」
時任
「絶滅した動物の時間が巻き戻せたら・・・
逆に進化の先は・・・?
それを解き明かせたら最高にハイってもんだろぉ?」
そう言えば、さっきからボケる時も真顔だ。
もちろん『キメ顔』でもない。
時任
「そもそもサンドスターでフレンズ化なんて魔法みたいなもんだ。 そう思わないか?」
それには激しく同意できるし、一応辻褄も合う。
この男を信用していいものなのだろうか?
私は まだ決めかねていた...
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
時任
「お前はさっきから訊いてばっかだな」
そうだった。 ろくに挨拶もしていない。
ロイヤル「私は...
時任「お前のことなら知っている」
自己紹介をしようとしたのに途中で遮られる。
しかも『知っている』って何よ? こっちは何も知らないのに。
時任
「だから聞くことなんてない。
じゃあな」
背中を向けて右手を上げる。
ロイヤル
「ちょっ… と待ってよ」
ここで団長のように去られては、来た甲斐がない。
ロイヤル
「私はこれからどうしたらいい?」
時任
「丸投げ人生相談かよ?
だったら占い師の所にでも行け。 ダチョウとか…」
一応、振り返って答えてはくれるが、相変わらず つっけんどんだ。
相談に乗ってあげようなんて気は、さらさら無いらしい。
ロイヤル
「何でも知ってるんでしょ? 私のことなら」
必死で食い下がる。 藁わらにも縋すがる思いだった。
時任
「何でもは知らねぇよ、お前の知ってることだけだ」
今度は三つ編みお下げきょぬーキャラみたいなことを言い出す。
共通点は眼鏡くらいしか無いじゃない。
ロイヤル
「なにを言ってるのか分からない」
その眼鏡の向こうの表情は見えない。
考えも全く読めない。
時任
「・・・ ちっ! めんどくせぇなぁ」
ボリボリと頭を掻く。
まるで物わかりの悪い子供を相手にするような...
舌打ちまでして、実に大人げない態度だ。
時任
「答えはいつも、お前の中にあるってことだ」
ロイヤル
「?
私の中...?」
タイミングによっては名言になりそうなセリフだが、
今は はぐらかされているようにしか感じられない。
時任
「少しは自分の頭で考えてみろってんだよ。 ったく」
心底 面倒くさそうに言うと、おもむろに棚に手を伸ばす。
その先に視線を向けると・・・
レコードジャケット…?
❗
ロイヤル「ありがとう!」
時任 ((( ̄へ ̄井)
「フン!」
ツンデレなんだろうか?
時任
「デレることはあり得ない。 フラグでもない」
ロイヤル
「・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ロイヤル
「ミライ!」
振り返って呼ぶ。
ミライは部屋の入り口で困ったような顔をしていた。
サーバルたちも『可哀想なコ』を見るような目で私を見ている。
私まで疑われるのは心外だが、仕方ないのかもしれない。
あんな見るからに怪しさ満点の男に相談を持ち掛ける私が、どうかしていたのだろう。
でも情報を得た今、細かいことには構っていられない。
「ダイヤよ、ダイヤモンドを探しましょう」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
外に出た。
ちゃんと筋道だった説明を出来ればいいのだが、
自分でもダイヤが どう重要なアイテムになるのか、よく分かっていない。
つまり直感だった。
ロイヤル
「何でもいいの。 ダイヤについて何か知らない?」
ミライ
「黒いダイヤなら・・・」
ロイヤル(石炭のこと、だったっけ?)
ミライ
「ここに」
ーとバスの前方に行き・・・
ロイヤル(バスの動力源は電池だったはずだけど?)
ボディの下を指差す。
ロイヤル
「まんまる、ね...って『黒いタイヤ』やん!」 (*`Д´)っ))
ミライ
「いえ、実はパンクしてまして。 直るまで待ってて欲しいんです」
ロイヤル
「・・・」
~to be continued~
【すぺしゃるさんくす】
99902@b0782 様
#最新話
感想はこちら
時任博士!敵か味方か…露骨にうさんくさい感じがGOODですね~
イラストも使って下さってありがとうございます😆最高にハイってやつだぁー!URYYYYY!
続き楽しみにしてます!👍
プロット段階では、こんなキャラでは無かったのですが、
素敵なイラストに触発されて、こうなりました。
こちらこそ ありがとうございます。
正体については今後をお楽しみに… (  ̄∇ ̄) ニヤリ
時任博士・・・何者!?
さぁて、何者なんでしょうねぇ…? ( ̄▽ ̄) ニヤリ
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第2章お話 ~
3話 ~ヒトの作りし
アライグマ
「クンクン…
こっちからお宝の匂いがするのだ…」
フェネック
「お宝ねぇ~」
ロイヤル
「ダイヤよ、ダイヤモンドを探しましょう」
「何でもいいの。 ダイヤについて何か知らない?」
アライさん
「聞いたか? フェネック」
フェネック
「お~、なんか言ってたね~。
アライさんの嗅覚も大したもんだね~」
アライ
「ところでダイヤってなんなのだ?」
フェネ
「金剛石とも呼ばれて、ヒト同士の間では高価で取引される『へし』の一種らしいよ~。
その『へし』の埋まってる鉱山を掘ると出てくるらしいね~」
アライ
「おー、さすがフェネック。 聡明なのだ」
フェネ
「うぃきぺでぃあ、の受け売りだけどね~」
アライ
「ーで、その『こうざん』とやらはドコにあるのだ?」
フェネ
「サーバルたちが出てきた、あの建物の中にヒントがあるかもしれないね~」
アライ
「じゃあサーバルたちが出発したら、あの建物に入って調べてみるのだ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
まさかバスのタイヤがパンクするとは。
すっかり出鼻を挫かれた・・・
そんな事態にもサーバルは、
「なにあれ! なにあれ?」と何かに気を取られ走り出し、
カラカルは
「ちょっと待ちなさいよ!」と子供連れの保護者のように追い掛けて行った。
全くマイペースで危機感がない。
らしいと言えば、らしいが・・・
一方ミライは、ジャッキアップの準備をしながら
「こちらは大丈夫なので、ロイヤルさんも お散歩にでも行かれたらどうですか?」
ーと言ってくれた。
・・・焦っても仕方ない。
手伝えることもなさそうなので、森の中を散策することにする。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
♪~ ・・・だね~ ああ いくつかの場面~遊 む。
イワビー「お?」
思わず口
ーと・・・
???(CV:石田彰)「歌はいいね」
ロイヤル「誰?」
<歌は心を潤してくれる… フレンズの生み出した文化の極みだよね。
アナツバメ…?
・・・声優は一緒だ。
でも何かが違う・・・
見た目? セリフ? 取り巻きが居ないこと?
アナツバメ
「う… 美しい... じゃなくて・・・ 僕のパートナーになってもらえましぇんか?」
ロイヤル
「結局噛むんかい!」 (*`Д´)っ))
変わってなかった。
アナツバメ
「あぅぅ…」
ロイヤル
「言っておくけど、あなたのパートナーになる気はないわよ?」
アナツバメ
「またフラれたー!」
あっさり諦めると走り去ってしまった。
やっぱり雰囲気が違う…?
元はかなり気弱な性格だった、ということだろうか?
だったら、何があそこまでアナツバメを変えたんだろう?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
???
「よぉ! プリンセス」
❗❓
そう声を掛けてきたのは・・・
イワビーだった...
・・・なぜ私の真名を知っているのだろう?
ここではロイヤルと名乗っているはずなのに。
まさかイワビーが私をここに飛ばした真犯人なのだろうか?
ロイヤル
「どうして…?」
イワビー
「最近いろんな鳥のフレンズに声を掛けてるヤツでさ。
ショタっぽい見た目から『王子様』と呼ばれてるんだよ。
だったらそのパートナーはお姫様だろ?」
ロイヤル
「誰がパートナーよ!」
なんだ。 そういうことか。
よく考えたらイワビーが黒幕なんて、さすがに発想が突飛すぎる。
イワビー
「わりぃ、わりぃ。
そう言えば初めて見る顔だな。
オレはイワトビペンギンのイワビーだ。 よろしくな!
お前は?」
ロイヤル
「ロイヤルペンギンのロイヤルよ」
今、PPPのメンバーに会うのは気まずい...
なんとか距離を置きたいが、イワビーは話を続ける。
イワビー
「でも『ツバメの王子様』ってパークではあまり縁起が良くないんだよなぁ…」
ロイヤル
「???」
昔々あるところにツバメがいました。
彼は貧乏で、性格も内向的で、女の子にも全然モテませんでした。
ある時タヌキに唆 され、とある鉱山でダイヤを掘り当てます。耽 るようになりました。
彼は一転大金持ちに。
女の子もどんどん寄ってきて、毎日 酒池肉林の暮らしに
しかしある時、ニワトリが誤ってお宝を壊してしまうと、転落の人生が始まりました。
ツバメは贅沢な暮らしを失い、女の子たちも次々に去り、家まで取られ、
最期は川で溺れてしまいましたとさ。
ロイヤル ( ゚д゚)ハァ?
「どうしてココには、そういう後味の悪い話しかないのよ!」
イワビー
「えぐいよなぁ…」
ロイヤル
「・・・まさかと思うけど、それ書いたヒトって『人鳥姫』の・・・」
イワビー
「そっちも知ってたのか。 同じ作者だな」
ロイヤル
「内容もだけど『お話』としてもどうなの!?
#この三幕構成の動画でも観て勉強しなさいよ!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
┌───────────────────┐
│お話なら私もしたいニャー
└∨──────────────────┘
.Λ_Λ________
ロイヤル
「耳がシャベッタァァァ!」
イワビー
「お、タイリクオオカミじゃん」
ロイヤル
「オオカミなのに『ニャー』って…」
イワビー
「先生のお話か。 楽しみだな」
ロイヤル
「・・・ ここまでくるとイヤな予感しかしないんだけど…」
ロイヤル
「タイトルからして不穏なんですけど…」
昔々、あるところに貧乏な夫婦がいました
時は、もうすぐクリスマス。
嫁
「旦那が大切にしてる懐中時計があったわね。
鎖をプレゼントしてあげようかしら?」
(でも『ATM』の稼ぎが少ないから、このままでは買ってあげられないのよね)
旦那
梳 かすための櫛 をプレゼントしてあげようかな?」穀潰 し』のせいで、このままでは買ってやれないよな)
「嫁のキレイなブロンドの髪。
(でも浪費家の『
ロイヤル
「心の声が生々しい!」
そしてクリスマス当日・・・・
旦那
「どうしたんだ、その髪!?
時計を質に入れてまで買った櫛がムダになったじゃないか!」
嫁
「髪を売ってまで鎖を買ったのに!
どうして黙ってそんなことするのよ!?」
ロイヤル
「ギスギス過ぎる!」
そうして夫婦は離婚してしまいましたとさ。
ロイヤル
「身も蓋も無い!」
【作者のあとがき】
下手なサプライズ企画は、現実では擦れ違いやトラブルを起こしがちです。。
相手としっかり話し合いましょう。
ロイヤル
「悪口が思い浮かばないとか言いながら、立派なmnks展開じゃない!
しかも【あとがき】なんて興醒めもいいところなんだけど!?」
イワビー
「えぐいな…」
ロイヤル
「ねぇ、まさかと思うけど・・・」
タイリク
「同じ作者だな」
ロイヤル
「なんて日だ!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アライ
「ぐにゅにゅ~ なかなか出発しないのだ。
こんなことなら『まんまる』を持ってくるんだったのだ」
フェネ
「まあまあアライさ~ん。 気楽にいこうよ~。
それに都合よく『まんまる』を渡したりしたら、それはそれで怪しまれると思うよ~」
アナツバメ
「ダイヤってなんですか?」
アライ
「おわ! なんなのだ、いきなり?」
アナツバメ
「驚かせてすみません。
それよりさっきの話、ダイヤがどーのこーのって…」
アライ <( ̄^ ̄)>.えっへん!
「知らないのか?
金剛石とも呼ばれ、ヒト同士の間では高価で取引される『へし』の種類なのだ!
鉱山を掘ると出てくるのだ !」
フェネ「・・・」
アライ
「もしかしてお前もダイヤを狙っているのか?」
アナツバメ
「いえ、そんな…」
アライ
「いいか、誰より早くダイヤを手に入れて、パークの人気者になるのはアライさんなのだ!
こうなったらもう待ってられないのだ。
見つからないよう こっそり忍び込んで、ダイヤの情報を得るのだ」 💪
<面白そうだから、アライさんに付き合うよ~
アナツバメ
「金剛… 鉱山…?」
~to be continued~
#最新話
感想はこちら
読んどります~👍
アナツバメちゃんは昔は地味で気弱だった…?
ふーむ…イワビーとは再会したが、次はどうなるか
アナツバメちゃんの未来
PPPの過去
どちらも注目! です。
読んでますく~ 早くおかわりをよこすのです!
(更新ガンバッテください)
ありがとうございます〜 🙇♂️
準備中です!
先はまだまだ長そうですが、頑張りまっせー! p(^ω^)q
#前の話 (あらすじはトップ)
第2章
4話 ~5人目の適格者~
コウテイ
「なあ、オウサマ。
PIPに加入して、私たちと一緒にアイドル活動をしないか?」
キングペンギン
「アイドルって歌とか踊りとか大変なんだろ?」
コウテイ
「いや、我々はバンド形式だから、そこまでは・・・」
キング
「だからってボーっと立ってるだけって訳にはいかないだろ?
そんなアイドルなんて聞いたことないよ。
だからカンベン。 悪いな、コウテイ」
コウテイ
「お、おい…」
キング
「きっと私より相応しいメンバーが見つかるよ。 応援はするからさ」
そう言うとキングペンギンは去っていった。
外部コンテンツ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
イワビー
「よ! またフラれたな」
コウテイ
「イワビーか。 遅刻だぞ?」
イワビー
「いやぁ… 時間ギリギリに着く予定だったんだけど・・・
途中で興味深いフレンズに出会っちまってなぁ…」
コウテイ
「いや、もっと時間に余裕を持って来たらどうなんだ、
ーて事を言いたかったんだが…」
イワビー
「他のヤツらは?」
コウテイ
「ジェーンは5分前に来ている。
フルルは・・・ まだ寝てるけどな」
イワビー
「やれやれ。 まーた起こしに行かないと…
それよりさあ、これ以上いろんなヤツに声なんか掛けなくても、
PIP(Penguin Idol Project)は
もうオレたち4人態勢でいいじゃん」
コウテイ
「確かに、私たち4人だけでも十分アイドルとして認知されているし、この先の心配もしていない。
だが、もっと上を目指すにはPieceが足りてない気がするんだ。
それが見つかれば ただのアイドルを脱皮して、
PerfectなPerformerになれる気がするんだよ」
イワビー
「脱皮ってヘビノコかよ?」
コウテイ
「ム...」 ( `⌢´)
イワビー悪 ぃ、茶化すつもりはなかった。
「
これでもコウテイの向上心には いつも感心してるんだぜ?」
コウテイ
「私はリーダーとしてお客さんをより楽しませるために・・・」
イワビー
「分かった、というか分かってる。
そこまで言うならオレも探してみてやるよ。
ーで? どんな子が ご所望なんだ?」
コウテイ
「そうだな・・・
歌唱力はもちろん、華があって... 観たお客さんが憧れる...
そう、例えるなら『お話』なんかに出てくる・・・
コウテイ・イワビー
「「お姫様(Princess)のような?」」
コウテイ
「❗
もしかして…?」
イワビー
「それならついさっき、その条件に合いそうなヤツを見掛けたぜ?」 (*・∀-)b
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
地味にダメージを負った私が戻ると、サーバル・カラカルは、すでに戻って待っていた。
パンクの修理も終わったらしい。
サーバル
「ダイヤウルフなら知らないかな?」
ちゃんとダイヤ探しのことを考えててくれたんだ。 (ノ∀`)ホロリ
カラカル
「あぁ、あの自転車を乗り回してたオオカミのフレンズね…
って名前しか合ってないじゃない!」 (*`Д´)っ))
ミライ
「正確にはダイアウルフなので、知らないかと…」
┌──────────────────────┐
│あたしの噂をしてるのは誰ニャー?
└∨─────────────────────┘
.Λ_Λ________
ロイヤル
「耳がシャベッタァァァ!」
サーバル
「あ、ダイヤウルフ」
カラカル
「だからダイアだってば」
サーバル
「そんなことより、なんで私たちが噂してるって分かったの?」
カラカル
「人のツッコミを『そんなこと』ってなによ? 突っ込んでやらないわよ?」
サーバル
「ごめん、ごめん。 スルーはやめて?」
カラカル
「分かればいいのよ。 ツッコミにも『技術』が要るんだから」 <( ̄^ ̄)>.えっへん!
ダイアウルフ
「話を進めていいかな…?
最近SNSにハマっててね。 エゴサは欠かさないんだよ。
つい聞き耳を立ててしまうのは、イヌ科の本能なのかもしれないな」
どこかで聞いたような・・・
サーバル
「にゃ~! 耳の良さなら私だって負けないんだからぁ!」
カラカル
「どこに対抗心を燃やしてんのよ?」 (*`Д´)っ))
ミライ
「イヌ科の本能・・・ マーケティングじゃなくて、ですか?」
カラカル
「それを言うならマーキングでしょ1?
だいたいパークガイドとしてどうなの? そのボケ」 (*`Д´)っ))
サーバル
「ところでダイヤのこと知らない?」
カラカル
「さらっと話を進めない!」 (*`Д´)っ))
いや、そこは突っ込むところじゃない気が…
話はどんどん進めて欲しい。
ダイア
「悪いな。 今、サイキョーそうなセルリアンを追ってて、それどころじゃないんだ。
また後でな」
話は進まなかった…
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
イワビー
「よ! プリンセス。 また会ったな」
ロイヤル
「あ、ええ。 さっきはどうも…」
サーバル
「ロイヤル、PIPと知り合いだったの!?」
カラカル
「でも最初、みずべちほーへの案内を断ったわよね?
何か訳あり?」
ロイヤル
「いえ、さっき知り合ったばかりよ」
こっちのメンバーとは初対面だった。
ウソは言ってない… はずだ。
そして、イワビーと一緒に居たのは・・・
コウテイ「・・・」
イワビー
「・・・い。 …おい!」
イワビーが呆 けているコウテイを肘で突く。
コウテイ
「あ、ああ。 P… PIPのリーダー、コウテイだ」
ロイヤル
「PIP?」
ミライ
「ペンギンのフレンズさん4人によるアイドルユニットのことですね」
マーゲイも言っていた「初代は4人」の時は、まだPIPと呼ばれていたのだろうか?
私が入る余地のないPPPの前身...
イワビーとコウテイは顔を近付け、口を手で隠しながら、
コウテイ
「滲み出る才能 キラキラしたオーラ。
PIPの新メンバーに相応しい・・・ というか
ぜひプリンセスに加入してもらいたい」
イワビー
「じゃあジェーンやフルルにも協力してもらって一芝居打つか」
コウテイ
「そうだな、あとはアドリブでどうにか・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コウテイ
「お近づきの印に、皆さんをPIPの練習見学に招待したい」
密談が終わったらしいコウテイは、そう切り出した。
冗談じゃない。
こんなところで道草を食っている場合ではないのだ。
それに これ以上PIPのメンバーと関わりを持ちたくない。 今は...
断ろう。 そう思って口を開く。
ロイヤル「悪いけど私たちはダイヤをs…
サーバル「行きたーい!」
ロイヤル
「・・・ サーバルは(空気を読まずに)マイペースを貫くフレンズなんだね!」
サーバル
「えへへ...」
ロイヤル(褒めてないわよ!)
ミライ
「ペンギンさんのフレンズの耳ってどんな味なんですかねぇ? じゅるり…」
ロイヤル
「ミライさんは(自分の欲望に)素直なフレンズなんだね!」
ミライ
「うぇへへ…」
ロイヤル(よだれ、よだれ...)
一方のカラカルは、いつもなら「迷惑でしょ?」などと言って、諫 めそうなものだが、
騒ぐ2人を
こちらやコウテイたちの方をチラチラ見つつ、あからさまにソワソワしてる。
どうやら彼女も興味があるようだ。
コウテイ
「プリンセスも是非!」
プリンセスが公認ニックネームになりつつある…
イワビー
「そんなに急ぎの旅でもないんだろ?」
唯一 乗り気でない様子を醸 している私に対し、外堀がみるみる埋められていく・・・
サーバル「ね~ 行こうよ~」
ミライ「ね~ 行きましょうよ~」
カラカル
「悪いわね。 サーバルもミライもこうなったら聞かないわ。
付き合ってあげてくれる?」
彼女たちに『断る』という選択は無いようだ。
どうしても、というなら単独行動を取るしかないが、リスクが大きい。
ダイヤの手掛かりも、今は無いに等しい。
ロイヤル
「分かったわ。 行きましょう」
折れるしかなかった。
サーバル「やったー!」
ミライ「やりましたねー!」
2人はハイタッチしながら喜んでいる。
カラカル「やれやれ」 ┐(´~`)┌
そう言う彼女もアイドルの招待を受けて、満更ではないらしい。
こうなっては仕方ない。
私は腹をくくった。
ただ気掛かりなのは・・・なかなか『ほんへ』が進まない モードに突入したのかもしれない、ということだった…
また、
~to be continued~
【すぺしゃるさんくす】
風龍 様
#最新話
感想はこちら
ダイヤウルフもエゴサをする時代かー
プリンセスがPIPに入ってしまうー タイムパラドックスがどうたらこうたらで…
まずいんじゃないっすかー!?心配っすねぇ…(アメビ並感)
更新がんばってください!
ダイアウルフはITに強いフレンズなんだね!
(フレンズたちは、なにがしかヒトの技術を「利用」しています)
タイムパラドックス・・・
こういう設定にした時点で浮上してくる問題ですよね。
どうするんだろ? (すっとぼけ)
PIPにプリンセスが加入!?
その発想は無かった
はてさて、
どっちの立場からしても、そんなにすんなり行くかな?
そして、もし入ってしまったらpppは?
どうするんだろ? (すっとぼけ)
#前の話 (あらすじはトップ)
~笑えばいいと思うよ~
サーバル
「じゃあ『みずべちほー』に・・・
カラカル
「流しの芸人コンビじゃない」
アライ
「流しの芸人コンビじゃないのだ!」
ロイヤル
「覚悟決めて出発だ、っていうのを邪魔するのもどうかと思うけど、
やっと出てきた けもフレOP曲に別の番組のOPを
かぶせてくるなんて『ぶっちゃけありえない』でしょ!?」
フェネ
「いや~ プロットとかコラボのノルマを消化しなくっちゃでさ~」
イワビー
「メタ都合かよ!」 (*`Д´)っ))
サーバル
「フェネックがそういうのに付き合うなんて珍しいね」
フェネ
「作者のオーダーには逆らえなくてね~」
イワビー
「メタ都合かよ!!」 (*`Д´)っ))
ミライ
「そ、その衣装は…?」
アライ
「ん? あの建物の、奥の部屋のクローゼットから・・・」
フェネック
「いや~ なんだか恥ずかしいね~」
コウテイ
「かわいい… と思うが・・・」
イワビー
「コスプレかよ。 いい年して何考えてんだ?」
ミライ
「いやぁぁぁーーー!」
黒歴史を目の前に突き付けられ、トラウマを抉られたらしいミライはバスを急発進させる。
サーバル
「うわぁぁ」
カラカル
「危ないじゃない!」
ミライ
「はぁ、はぁ… すいません。
乱暴な運転をしてしまって…」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ようやくバスの運転とミライの精神は安定したらしい。
・・・と思ったら、
キキー!
今度は急停車する。
サーバル
「うわぁぁ」
カラカル
「危ないじゃない!」
アライ
「せっかくのアライさんたちの出番を雑に扱わないで欲しいのだ」
ミライ
「いやぁぁぁーーー!」
目の前に変身解除したアラフェネが立っていた。
ちょっとしたホラーだった。
ロイヤル
「どうやって追いついたの!?」
フェネ
「アライさんは体力だけはバケモノ級だからね~」
アライ
「体力だけ、とは何なのだ! アライさんは『ぷりちーで きぅあきぅあ』でもあるのだ!」
『ぷりちーできぅあきぅあ』な体力オバケ・・・ 何イさんだろう?
それに、改めて考えてみると、アライさんに付いていけるフェネックも大概バケモノなのでは…?
カラカル
「しょうがないから、ちょっとだけ相手しましょうか」
サーバル
「もう。 何の用?」
アライ「何の用かと言われたら」
フェネ「聞かせてあげよう、我らが名を~」
アライ
「花顔柳腰・羞月閉花 儚きこの世に咲く一輪の悪の華、アライさん! なのだ」
フェネ
「飛竜乗雲・英姿颯爽 切なきこの世に一矢報いる悪の使徒、フェネック~」
うどん
「一蓮托生・連帯責任 親しき仲にもタマゴ輝く悪の星、うどんだドン!」
アラフェネ「アラフェネ参上! なのだ~」
うどん「ドン!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
カラカル
「どこぞの▢ケット団みたいな口上ね」
イワビー
「悪の、とか言ってるし」
コウテイ
「うどんくんが公認マスコットキャラみたいになってるけど いいのか、それは? 可愛いけど…」
サーバル
「いや誰? じゃなくて何の用? って聞いたんだけど…」
ツッコミどころしかなかった
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アライ
「アライさんは、この出番に賭けてるのだ!」
フェネ
「2章での見せ場はココくらいだからね~」
イワビー
「メタ都合かよ!!」 (*`Д´)っ))
アライ
「問答無用なのだ! やるのだ、フェネック! 変身なのだ!」
フェネ
「はいよ~」
ミライ
「変…身?」
ーといっても映像は あくまでイメージらしく、
現実には目を瞑ってバンザイしながらクルクル回るアライさんの服を
フェネックが着替えさせようとしている。
フェネ
「アライさ~ん、じっとしててくれるかな~」
アライ
「・・・ 了解なのだ...」
フェネックが せっせと脱がせるが、
動画中の『光るインナー』のような演出は当然ないので『つるつる』が丸見えだ。
恥ずかしくないのだろうか?
アライ ( ̄∩ ̄)
「フェネック、まだなのか?」
フェネ
「う~ん、ヒラヒラとか、リボンとかリボンとかの装飾が多いんだよね~」
一方のフェネックは着付けに悪戦苦闘している。
一体、我々は何を見せられているのだろうか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
フェネ
「できたよ~」
<魔法少女キュアライさん! なのだ!
アライさんはノリノリでポーズを決めるが、こちらは待たされ過ぎてgdgdだ。
サーバルに至っては居眠りしている。
ーと、エンカウントSEが流れ、画面がフラッシュすると、バトル用のものに切り替わった。
左からバス、中央にサーバル軍、右端にアラフェネが配置されている。
♪~ しかしBGMはコミカルなイベント用のものだ。
会話イベントが始まった。
アライ
「さあ、サーバル。 ダイヤの情報を寄越すのだ。
アライさんは一山当ててパークの人気者になりたいのだ。
教えないなら力づくでも奪うのだ!」
恰好は正義の戦士のはずなのに、言動は悪役そのものだ。
いいのか? それで。
サーバル
「知らないよぉ。 それより今からPIPの練習見学に行くんだから邪魔しないでよ」
こっちはこっちで(空気を読まずに)マイペースを貫いている。
ーとフェネックが何かを察し、そろそろと画面下に移動する。
ずももももも…
サーバル
「あ! アライさん、後ろ後ろ!」
アライ
「ドリフの観覧者(子供)みたいに気を逸らそうったって、そうはいかない…
~♪
コミカルなBGMが唐突に終わる。
アライ
「・・・のだ?」
アライさんが振り返ると、セルリアンが大量に右から画面に入ってきた。
アライ
「のだー!」
逃げ遅れたアライさんは・・・
プチっ❗
セルリアンに踏み潰されてしまった…
♪~ バトル用BGMに切り替わる
ミライ
「第一種戦闘配置!」
サーバルたちは戦闘モードに入る。
セルリアン軍の向こう側では、どこぞの『ネコ&ネズミのアニメ』みたいに
ペラペラになってしまったアライさんをフェネックが丁寧に丸めている。
そして筒状になったペライさんを小脇に抱えると、画面右端から退場した。
フェネ
「またね~」
シュール過ぎる光景にツッコミを入れたかったが、
『今そこにある危機』に対処するのが先決だ。
コウテイ
「カリスマ・ストレート・ブレイク!」
ぱっかーん ぱっかーん!
てってれ~呆気 なく、コウテイの『技』によるワンパンで終わった。
だが、バトルシーン自体は
相変わらず、経験値もドロップアイテムも無かった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
しばらくバスが走っていると・・・
画面にフラッシュが走り、エンカウントSEが流れる。
またバトルか・・・
ーと思ったら、例のコミカルなBGMだ。
アライ
「ふははは」
今度は画面左端にアラフェネが現れる。
アライ
「バックアタックなのだ」
カラカル
「ちょっとは考えてきたみたいね」
サーバル
「ホントだ! 右からセルリアンが現れたら『はさみうち』になっちゃう」
確かに・・・
ロイヤル
「って踏み潰されて、カートゥーンのようにペラペラになってたはずよね?
どうやって3次元に戻ったのよ!?」
フェネ
「アライさんは回復力もバケモノ級なのさ~」
ロイヤル
「まるっきりバケモノじゃない!」
アライ
「さあ、変身なのだ! フェネック」
♪~ 出番キターーー(゚∀゚)ーーー!とばかりに、
<魔法少女キュアライさん! なのだ!
同じ流れを繰り返す。
違いはサーバルに加え、カラカルまで居眠りしていることぐらいだ。
ロイヤル
「さっきと同じじゃない!」
アライ
「よく見るのだ。 髪のボリュームとか、ブーツの形状とか・・・
BGMも違うのだ!」
ーと、フェネックが何かを察し、画面中央寄りに移動する。
~♪
コミカルなBGMが終わりを告げる。
アライ
「・・・のだ?」
今度はアライさんも警戒して左右を見回す。
ーが、
ミライ
「いやぁぁぁーーー!」
再度トラウマを抉られたミライさんの運転するバスが画面下から入ってくると、アライさんを轢いてしまう。
アライ
「ゔっ!」
アライさんは一撃で戦闘不能になった。
♪~ BGMがバトル用に切り替わる
と同時に、画面右端からセルリアン御一行が待ってましたとばかりに登場する。
ミライ
「第一種戦闘配置!」
サーバルたちは戦闘モードに入る。
背後では、フェネックが俯 せに倒れていたアライさんの尻尾を掴んで、
ズルズルと引き摺って左端から退場する。
フェネ
「またね~」
ツッコミを入れたかったが、『今そこにある危機』に対処するのが先決だ。
イワビー
「スターダストロックキック!」
ぱっかーん ぱっかーん!
てってれ~
バトルシーン自体は呆気なく、イワビーの『技』によるワンパンで終わった。
相変わらず、経験値もドロップアイテムも無かった。
バトルシーンの手抜きも露骨になってきていた…
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アライ
「さっきはちょっと油断しただけなのだ」
今度は登場シーン(立ち位置は右に戻っている)まで雑になってきた。
アライ
「さあ、変身なのだ! フェネック」
キターーー(゚∀゚)ーーー!
アライ
「魔法少女キュアライs…
ずもももも…
名乗りが終わらない内にセルリアンが右端から どやどやと雪崩れ込んでくる。
(フェネックは着替えを終わらせると、速やかに距離を置いていた)
アライ
「な、なんなのだ!? 名乗り終わるまでが変身なのだ!
途中で割り込んでくるなんて卑怯なのだー!」
「カリスマ・ロック・クロー!」
コウテイ&イワビー&サーバルの『けもリンク』技が炸裂する。
ぱっかーん ぱっかーん ぱっかーん!
巻き添えを食らったアライさんも『ぱっかーん!』されてしまう。
てってれ~
バトルシーン自体は呆気なく終わった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
フェネックは、どこからともなく取り出したホウキとチリトリで、アライさんだったカケラを拾い、
犬の散歩なんかに使うエチケット袋にザラザラと流し込むと、去って行こうとする。
フェネ
「またね~」
ロイヤル ( ゚д゚)
「いいの? そんな雑な扱いで!?」
サーバル
「へーきへーき。 夜行性だから」 👍
カラカル
「大丈夫でしょ。 今度会った時には しれっと復活するわよ、芸人だから」 👍
そ、そうかもしれないけど・・・
ロイヤル
「こんな時、どんな顔をしていいか分からない…」
フェネ
「そうだね~笑えばいいと思うよ~」
~to be continued~
【すぺしゃるさんくす】
99902@b0782 様
さんどら様 @ThunderDragon
#最新話
感想はこちら
おっ キュアライさんの出番なのだ!
変身シーンがほっこりするのだ! ●REC
変身シーンが終わるまでちゃんと待つのは戦隊ものと魔法少女モノの鉄則なのだ!
戦闘シーンのスピード感もしっかりあってアライさんの独壇場なのだー!
イラスト使って頂いてありがとうごさいます👍
アライさん
「ふははは! アライさんは滅びぬのだ。
なぜならアライさんは自称パークの人気者だからなのだ! って誰が自称なのだ!」
フェネック
「一人ノリツッコミだね~ 実際は自他共にマニアが認める人気者だとは思うけどね~」
アライ
「短時間で笑いの沸点まで持って行き、その後は速やかにハケる、のがマニアに受けるコツなのだ、
ってアライさんは、お子さんたちにも人気なのだー!」
フェネ
「さすが『流しの芸人』の鑑だね~」
アライ
「ーと、冗談はこれぐらいにして・・・
アライさんを可愛く描いてくれて
フェネック
「どうもどうも、ありがと~」
アライ
「まだまだアライさんたちに出番と活躍(?)はあるから楽しみにしてるのだ!
アラフェネは永久に不滅なのだー!」
フェネ
「それじゃあ『背番号3のフレンズ』だよ~」
キュアライさんきたー!
戦闘シーンがようジャパ感あるぜ(褒め言葉)
フェネック「キュアライさ〜ん、いいよいいよ〜」 rec
サーバル「あなたは脳内補完の得意なフレンズなんだね!」
#前の話 (あらすじはトップ)
6話 ~嘘と沈黙~
サーバル
「みずべちほーに到ちゃ~く!」
ミライ
「お疲れ様でした~ お忘れ物の無いように~」
あれ以来、エンカウントは無かったので快適な道中だった。
ロイヤル
「アライさんは大丈夫かしら…」
カラカル
「心配いらないわ。 どうせ近いうちに何事もなかったように復活するわよ」
ロイヤル
「でも『ぱっかーん!』されて粉々になってたし…」
ミライ
「 #サンドスター一粒一粒がアライさんになったりして・・・」
サーバル (>∇<)
「キャー!」
ミライ
「アライさんだぞー。 アライさんなのだー! アライs…」
サーバル (≧∇≦)
「キャーー!」
カラカル
「シャレにならないわよ!」
復活したらしたでコワイ…
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ジェーン
「どこに行ってたんですか? コウテイ!」
楽屋に入るや否 や、凄い勢いでジェーンが突っかかってきた。
ジェーン「もう! 黙って居なくなるから・・・
コウテイ「す、すまない…」
ジェーン「とうとう私がPIPのリーダーなんだ、って」
ミライ「下剋上ですか?」 (;・`д・́) ゴクリ
腹黒い…
コウテイ
「フルルはどうした?」
コウテイは なぜか華麗にスルーする。
ジェーン
「まだ寝てますよ、そこに」
イワビー
「ったく、起きろー! フルル!」 (ノ`ο´)ノ
フルル
「ふぁぁ~ もう出番ですか~?」
コウテイ
「本番は まだ先だ」
ジェーン
「魂を刈り取って永眠させてやれば良かったかしら?」
サーバル「怖いよ!」 (((( ;゚Д゚)))
死神みたいなことを言う。
フルル
「最近寒いから眠たくて、眠たくて」
イワビー
「お前はいつでも寝てるだろ?」
コウテイ
「寒い… そうか?」
ジェーン
「コウテイは、冷たくて固い氷の上を200km歩いたりしても平気な『まぞ』だから、寒さに鈍感なんですよ」
カラカル「辛辣すぎるでしょ」 (((;´Д`)ノ″チョット
ジェーンって こんな腹黒い子だっけ?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
サーバル
「でもちょっと寒いのは確かだよね。
サンドスターの調子が悪いのかな?」
カラカル
「まあ、私たちは『さばんなちほー』出身だからね。
でもサンドスターはエアコンじゃないのよ?」
ミライ
「西高東低のサンドスター配置のせいで、ゆきやまちほーから寒気が流れ込んでるらしいですね」
サンドスターの謎は深まるばかりだった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
サーバル
「ねえ、練習はいつ見せてくれるの?」
カラカル
「少しは遠慮しなさいよ!」
ミライ
「じゅるり…」
カラカル
「本気で遠慮しなさいよ!?」
コウテイ
「ちょっと打ち合わせをしておきたいから、悪いけど先に練習場に行っててくれないか?」
サー・ミラ「は~い」
ロイ・カラ「・・・」
ジェーン
「今日のキャラ設定はどうでした? このまま続けていいですか?」
フルル
「ねえ、『まぞ』ってなあに~?」
イワビー
「今かよ! なんでお前が知らないんだ!? (*`Д´)っ))
あと女優志望か知らないけど、そういうのは事前に言っておいてくれよ」
コウテイ
「そうだな。
私たちだけならまだしも、プリンセスなんか引いてたぞ。
毒が利きすぎじゃないか?」
ジェーン
「じゃあ、もうちょっとトゲを抜いたキャラにしてみますね」
コウテイ
「・・・
話が逸れてしまったが・・・
実は皆に重要な相談がある。
ーと言うか、決定事項なんだが…
プリンセスをなんとしてもPIPの新メンバーとして引き入れたい。
どんなテを使っても、だ。 どうか協力して欲しい」
イワビー
「らしくない強引さだな。 まあ反対する理由は無いけどな」
フルル
「は~い」
ジェーン
「えーっ? 手で受け止めるぅ!?」
コウテイ
「そんなことは言ってない。
だが奇跡ってのは、起こしてこそ初めて価値が出るものなんだ」
イワビー
「トゲ抜くって言っておいて、そのキャラを選ぶのか…
あと、コウテイも乗るのな」
コウテイ
「作戦はこうだ
1.突然、私の声が出なくなったことにする。
2.プリンセスにボーカルの代役を頼む。
3. どうにか引き受けてもらった後は・・・ アドリブでごにょごにょ…
→こうしてプリンセスは晴れてPIPの一員に。
わーい! \(^o^)/ヤッタネ ーという寸法だ」
フルル
「はいは~い、声が出ない理由はどうするの~?
さっきまで『シャベッテタァァァ』よね~」
イワビー
「ガバガバ作戦だな。
軍神NSZM殿も真っ青の」
ジェーン
「何ったるアバウト。 あんたバカぁ?」
イワビー
「さすがに言い過ぎたか…?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
~練習場~
サーバル「楽しみだな~」
ミライ「楽しみですね~」
カラカル「・・・」 (¬_¬)
部屋に妙な緊張感が漂っている中、私は思い切って相談を持ち掛けてみた。
ロイヤル
「ねえ、『けも技』ってどうやって出すの?」
この世界にやってきてからずっと、バトルで役に立てていないことが気掛かりになっていたのだ。
対する3人は全く気にしていなかったようで、
「なんでそんなことを訊くんだろう?」という顔だった。
ミライ
「そう言えばサーバルさんも、そんなことを訊いてきたことがありましたね」
カラカル
「そうそう。 泣きながらね。
『けも技の出し方教えてよ~、ミライも~ん』ってw」
サーバル
「そんな言い方じゃなかったよ! ///」
カラカル「まあ、サーバルのギャグは置いといて…」
サーバル「ギャグじゃないよ!」
カラカル
「例えば、フ。リキュアの変身呪文・名乗り口上・キメ台詞はオートなことも多いけど、
自分で決めることもあるのよね。 どちらにしても『降りてくる』ものらしいって…」
サーバル
「考えるな、感じろ! だったよね、ミライさん?」
ミライ
「もう、その話は… ///」
役に立ちそうにない助言だった…
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
イワビー
「やっぱり参謀とか軍師って必要なんだな」
コウテイ
「すまない…」
あまり待たせると怪しまれる、ということで
具体的な作戦は何も決まらないまま、練習場に向かうことになった。
イワビー
「そう落ち込むなよ。 フレンズによって特意なことは違うんだからさ」
ジェーン
「ミライ三佐に頼んでみる? それとも無敵のフジンシ様?」
イワビー
「勝手にミライさんの階級を設定するな!
あと誰だよ? フジンシ様って! ボケが苦し過ぎるよ」 (*`Д´)っ))
フルル
「zzz…」
イワビー
「フルルは歩きながら寝るなー!」 (ノ`ο´)ノ
ーと、その時・・・
???「キャーーー!」
外から悲鳴が聞こえてきた
サーバル
「なになに?」
練習場からサーバルたちが飛び出してくる。
カラカル
「あれは・・・」
ミライ
「セルリアン!」
ジェーン
「ちゃーんす」 ( ̄ー+ ̄)ニヤリ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
セルリアンに襲われそうになっていたニワトリのフレンズを逃がすと、
♪~
バトルが始まった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
カラカル
「ふう。 敵が多くて、なかなか骨が折れるわね」
ジェーン
「ヒーリングチャームフラーッシュ!(味方回復効果)」
カラカル
「助かったわ。 ってサーバル、何ボケっとしてるの!?
エアリアルスパイラルクロー!」
ぱっかーん!
サーバル
「ありがと、カラカル」 ( ´ω`)
カラカル
「どういたしまして。 ( ´ー`)
っていうか、油断してるんじゃないわよ!」 (ノ`ο´)ノ
ミライ
「ぐへへ… いつ見ても素敵なコンビですなぁ、サーカラは…」 (じゅるり)
ロイヤル
「・・・」 (ドン引き)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
フルル
「ラブラブアピールタイムぅ」
セルリアンはメロメロになり戦意がダウンした。
イワビー
「ナイスだ、フルル!」
ベシベシ 💥
ぱっかーん!
ロイヤル「・・・」
周りの活躍を横目に、私はひたすら『降りてくる』のを待っていた。
ロイヤル
「目標をセンターに入れてスイッチ、目標をs…」
ミライ
「それじゃあ爆煙で敵が見えなくなりますよ?」
あれ? 『左手は添えるだけ』だったっけ?
ロイヤル ( ̄へ  ̄)ムムゥ
「・・・ ・・・ ・・・
ロイヤルオーラシャワー!」
味方全員の攻撃力がアップした。
ロイヤル
「なんでか分からないけど出来た!」
コウテイ
「危ない!」
私は『けも技』をなんとか出したい、という気持ちが強すぎて、注意を怠っていた。
いつの間にかセルリアンが目の前にいて、触腕を振りかぶる。
💥
間に割り込んだコウテイが、セルリアンの攻撃を食らってしまう。
ロイヤル
「❗ コウテイ!」
コウテイ
「おっと…」
ノックバックはさせられたものの、それほどのダメージではなかったらしく、少しよろける程度で済んだ。
・・・ように見えたのだが...?
イワビー「コウテイ!」(^-) (^-)
コウテイ「あ…」
コウテイは体勢を立て直せず、そのまま画面左端までフラフラと・・・
そしてバスに頭をぶつけてしまう。
コウテイ
「いった! 今のメチャクチャ痛っ!」
ロイヤル
「大丈夫!?」
自分からぶつかりに行ったように見えたが、気のせい・・・だよね?蹲 ってしまった。
コウテイは頭を押さえながら、その場に
???余所見 してんなよ!」
「
ロイヤル
「誰!?
って、なんで自転車!?」
ミライ
「ダイアウルフさん!」
ダイア
「ダイヤモンドヘヴィアターック!」
ぱっかーん! ぱっかーん! ぱっかーん!
ダイアウルフは律儀に自転車を停めると、尺の都合で『けも技』早々に発動し、殲滅 することに成功した。
セルリアンを
ジェーン「状況終了!」 欠
てってれ~
経験値(ry
ロイヤル
「・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「あたしは先を急いでっから
じゃあな!」
お礼を言う暇も与えず、ダイアウルフは去って行った。
ロイヤル
「あ... 自転車」
ミライ
「あとで私が『としょかん』に運んでおきます」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ロイヤル
「そうだ。 コウテイ、大丈夫!?」
我に返った私がコウテイの元に駆け寄ろうと思った時には、頷 いている。
ジェーンが一早く近付き、何かを言い含めているところだった。
コウテイは黙って何度も
イワビーは どこに持っていたのか、スケッチブックとペンを渡している。
用意が良すぎる気もしたが、カンペ用として普段から持ち歩いているのだろう。
フルル
「大丈夫~?」 (棒)
フルルも心配そう(?)に訊く。
彼女はいつも こんな感じ、だよね?
「あ~ こりゃダメだなぁ…」
なぜかイワビーが代わりに答える。
何がダメだというのだろう。
コウテイ
<<どうやらバスに頭をぶつけた衝撃で、声が出せなくなったようだ>>
❗❓
一同に衝撃が走る。
ロイヤル庇 ったせいで」
「ご、ごめんなさい。 私を
謝りながら、同時に感心もしていた。
スケブで筆談...
台本通りなら あざとい小道具だし、アドリブにしては出来すぎている…?
コウテイ
<<私が勝手にやったことだ。 君が気にすることはない>>
コウテイは あくまで紳士的だ。
そうだ。 メンバーの言動に引っ掛かりを覚えるなんて、私の方がおかしいのだ。
きっと…
ロイヤル
「何か、私に出来ることがあれば・・・」
途端に、
コウテイの『片目』が光り、
イワビーから『圧』を感じ、
ジェーンは『どや顔』をし、
フルルは眠った。
ロイヤル
「・・・」
イワビー
「そこまで言うなら・・・」
ジェーン
「ちょうどライブが近いんだけど・・・」
コウテイ
<<私の代役としてボーカルを頼みたい>>
ロイヤル
「えー!?」
フルル
「💤」
~to be continued~
#最新話
感想はこちら
プリンセスの勧誘が力技すぎるぜ!PIPに入っちゃうんすか~?どうなっちゃうんすか~!?
ジェーンの声が宮村優子の声で再生される気がするが気のせいかな…
勧誘が強引な理由、加入するかどうかも、いずれ明かされますので。 ( ̄+ー ̄)
ジェーンの次の声優は誰にしましょうかねぇ。 ( ̄▽ ̄)
#前の話 (あらすじはトップ)
7話 ~マタダダイヤ~
ロイヤル「・・・」 (;゚~゚;)アセ
コウテイ
<<ついてはグループの改名を提案したい>>
イワビー
「どんな名前なんだ?」
<<ペンギンによるパーフェクト・パフォーマーになるプロジェクトという意味で
頭文字を取ってPPPP(ペパパプ)というのはどうだろう? >>
フルル
「可愛い~」
ジェーン
「ちょーっち長いかなあ?」
コウテイ
<< I→Pにしたのは、今回加入してくれたプリンセスの頭文字でもある。
本来ならPPPPP(ペパパププ)にしたかったのを断腸の思いで...>>
アイピーが重い…まだ加入すると決めた訳でもないのに・・・
フルル
「もしアライさんが加入したら#PPAPになるの~?」
イワビー
「入らないし、ならねえよ!」 (*`Д´)っ))
ロイヤル
「ちょっと! 私を勝手に使わないでよ!」 (*`Д´)っ))
フルル
「だって『アライさん×PPAP』の動画がなかったんだもん」
❗ 噂をすれば・・・?
ーと辺りを見回し警戒したが、乱入してくる気配は無かった。 ε-(´∀`*)ホッ
イワビー
「IをPに変えたいだけならPPP(ペンギンズ・パフォーマンス・プロジェクト=ペパプ)でいいじゃん
その他の意味は
ダブルミーニングトリプル… でもないのか。 4重の意味でってどう言えばいいんだ?」コウテイ
<<まあ、それは置いておいて・・・
だがPPP(ペパプ)はシンプルでいいな>>
フルル
「可愛い~」
ジェーン
「パーペキね!」 👌
フルル
「ぱ~ぺき~?」
ジェーン
「パーフェクト&完璧、ってことよぉん♪」
とても異論を挟む雰囲気ではなかった。
コウテイ
<<次はライブで演奏する曲についてだが・・・
しかし本来慎重派なはずのコウテイが、こんなにも ぐいぐいリーダーシップを発揮している姿を見るのは新鮮だった。
ーと同時に、声を失ったことに対する焦りは無さそうなのが疑問だった。
・・ンド』はどうだろう?>>
フルル
「どんな曲~?」
イワビー
「プリンセス、初めて会った時に歌ってたヤツを聞かせてやってくれよ」
プリンセス
「え!? ちょ…
(しかも、いつの間にかセリフの前に付く名前がロイヤル→プリンセスになってる!?)
ジェーン
「いいじゃない、サービスサービスぅ♪」
プリンセス
「あとで。 あとでね?」
そんなこんなで断る機会を失っていた。
コウテイが声を失った原因の1つが私に、というのもあったが、
心のどこかで『こんなにも必要とされてるんだ』という心地よさに もっと浸っていたい、
ーという気持ちも あったのかもしれない。
そうしてズルズルと流されるままになっていた。
しかしこのままでいいのだろうか?改竄 することになりはしないだろうか?
『初代は4人』という歴史を
かと言って、PPPには改名してもらわないと矛盾が生じる・・・気がする。
いや、そもそもタイムパラドックスが起こったとして、どんな不都合があるのか?
答えの出ない問いの中、私の気持ちは堂々巡りを続けていた・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
サーバル
「お見舞いに来たよ~」
ミライ
「お加減はいかがですか?」
助かった。
これで空気が変わるかもしれない。
カラカル
「あと、この子も・・・」
ニワトリ
「この間は助けて頂いてありがとうございました」
セルリアンに襲われていた子だ。
そして・・・
サーバル
「何するのよ!?」
起き上がって文句を言うサーバルに・・・
博士
「サーバルは耳が甘いのです」
助手
「我々が消音飛行するのは本能なのです。 お前も遺跡で爪とぎをしてツチノコに怒られてたのです」
ーと2人は悪びれる様子は無い。
涙目のサーバルの頭を撫でて「よしよし」と慰めるカラカルを
ミライは遠巻きに見ながらヨダレを垂らしていた。
プリンセス
「・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
博士
「う~む、どうにもおかしいのです」
助手
「悪いところが見当たらないのです」
PIP今はPPPか… のメンバーはハラハラしながら その様子を見守っていた。声が出ない上に原因不明と言われたらアイドルとして死活問題だろう。
コウテイ「・・・」 (;゚~゚;)アセ
コウテイも冷や汗をかいている。
サーバル
「ガオガオ病とは違うの?」
カラカル
「ああ、アプリ4章でサーバルが なったヤツね」
ミライ
「あの時は確かギンギツネさんのワクチンで治ったんですよね」
サーバル
「えーと… 『ノドナオールR』だっけ?」
博士
「何ですか? そのネーミングセンスは」
助手
「ガオナラーズQだったのです」
カラカル
「そのネーミングセンスもどうかと思うけどね」
サーバル
「センスの悪さなら負けないんだから!」 (ノ`ο´)ノ
カラカル
「なんの対抗意識よ」 (*`Д´)っ))
ミライ
「とにかく それで治せないものでしょうか?」
博士
「あれは人語を話せなくなる病気で『にゃーにゃー』とかは喋れたでしょう」
助手
「こちらは声自体が全く出ないのです」
ジェーン
「ちょーっちネタバレしちゃってるけどゴメンね~?」
イワビー
「誰に謝ってんだ!?」 (*`Д´)っ))
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
???
「話は聞かせてもらったよ」
博士「誰です?」
助手「誰なのです?」
「僕のナーバリには『声が良くなるクサ』ってのがあるんだ。
それを
プリンセス
「・・・」
ミライ
「どうしました?」
なんだかタイミングが良すぎる。
思えば、さっきの博士と助手の登場も唐突だった。
話が『トントン拍子に進む』のと『ご都合主義』は違う。
イワビー
「そう固いこと言うなよ」
博士
「公式の作ったものではないのですよ?」
助手
「素人の作った『たかがSS』なのですから大目に見るのです」
必死だ…
イワツバメ
「もちろんタダでは教えられません」
こっちはこっちで強引に話を進める・・・
博士
「条件を聞くのです」
助手
「聞くだけ聞いてやるのです」
イワツバメ
「ダイヤモンドが欲しい。
僕はお金持ちになりたい・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
まただ。 ダイヤ、ダイヤ。
こっちに来てから皆ダイヤを求めている気がする。
確かに「ダイヤモンド」は重要なキーワードのようだが、
「お話」は、そう簡単ではない気がする。
ちょっと考えさせて、と外に出てはみたものの手詰まり感は否めなかった。
「どうした? 泳げるくせに浮かない顔だな。
いや、飛べない=浮かないか...」
プリンセス
「またあなたなの?」
声を掛けてきたのは時任博士だった。
上手いこと言った、と『どや顔』しているわけでもない。
時任
「そこまで必要とされるなんて、お前の望み通りの展開じゃないのか?
それとも話が上手すぎて不安か?」
こちらの話は全く聞かず、それでいて見透かしたようなことを言う。
どうしてそこまで私のことが分かるのだろう?
ストーカーだろうか?
時任召喚 んだよ」
「言ったろ? お前のことは知っている、と。
だが、お前はオレの趣味じゃない。
オレが追っかけてるんじゃなくて、お前がオレを
プリンセス
「だから地の文を読まないでって!」
それに・・・なんだろう? その意味深なセリフは・・・?
でもそこを深く考えるのは まだイヤだったので話題を変える。
プリンセス
「あなたまでダイヤが欲しい、とか言い出すつもり?」
時任未来へお前を返してやろう 』とか言って欲しいのか?」
「ダイヤに引っ掛かりを覚えているのは お前だけだろ?
それとも『ダイヤを持ってきたら
相変わらず、顔色も声色も変えない。
せめて『 』内くらい棒読みはヤメてくれないだろうか?
時任学界 クラスでも結構やらかすんだよなぁ。
「そう言えば『1.21ジゴワット』は、元々giga→jigoというスペルミスだったらしいな。
向こうのヤツは
日本人の研究者が#イチョウ(銀杏)の学名を『Ginkyo』って書いたのに、
『Ginkgo』で登録したりな。 しかも後で指摘されても訂正しないっていう…
本当に向こうのヤツらは『過ち』ってのを認めないよな。 なんのプライドなんだか・・・」
何か恨みでもあるのだろうか?
そして その妙なトリビアは何なのだろう?
時任
「まあ、時間を止めるぐらいならオレにも出来るけどな」
プリンセス ( ゚д゚)
「え? え!?」
話の展開が急過ぎて付いていけない・・・
時任
「THE FREEZE」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ロイヤル
「・・・」
サーー さわさわ…
葉が風に吹かれて そよいでいる。
場の空気は凍った気はするが、時間は止まっていなかった…
そりゃ、少しは声を張らないと世界も応えてはくれないだろう。
ロイヤル
「そこは『THE WORLD』じゃないの?
スタンドも出てなかったし...」
時任
「ちっ ノリが悪いな」
ノリで時間は止まらないだろう。
ドッキリじゃあるまいし。
プリンセス
「何か助言をしに来てくれたんじゃないの?」
時任
「何を甘えてるんだよ。 オレはお前を助けない。
お前を助けられるのはお前だけだ」
軽薄なアロハシャツ男みたいなことを言う...
だったらこの人の存在意義は何だろう?
どんな役を与えられたというのか?
時任言霊 って知ってるか?
「
良いことも悪いことも口にすると、その通りになっちまうんだとよ。
最近では よく『フラグ』って言われてるな。
だったらネガティブな恨み言を吐くよりは、
たとえ『綺麗ごと』と言われてもポジティブなことを口にした方が、心にも体にも良いと思わないか?」
プリンセス
「・・・」
時任
「ほら、言ってたら。 早速お客さんだぜ?」👈
そう言うと私の背後を指差す。
気配を感じて振り返ると、
💎
#最新話
感想はこちら
過去の改変があるとタイムパラドックスで現在のPPPが消滅してしまったりしないのだろうか…
時間系のお話はむずかしーのだ!
時任博士も謎のノリで時を止めるし、みんなダイヤを狙っているし、ジェーンはミサトさんだし
謎のダイヤが急に現れるし…!
一体どうなっちゃうんすか~~!?心配っすねえ
アミメキリン
「タイムパラドックスも、博士の存在も、ダイヤも、ジェーンがあんななのも・・・
すべての謎は解けたわ!」
作者
「FREEZE!」
「う… 言っちゃダメなの?」
作者
「バラさないでくださーい!」
#前の話 (あらすじはトップ)
~女 の闘い~
すももも…
どろどろのゼリー状のモノが、ダイヤを下から持ち上げたかと思うと、
まるで『もののけ姫のデイダラボッチ』のように人型を取り始め・・・
プリンセス
「あ、あぁ…」
そこに立っていたのは まるで#悪魔将軍だった。
身長が3mはあり、頭頂部に先ほどのダイヤが収まっている。
プリンセス
「一体どうすれば・・・」
ふと振り返ると時任博士の姿は忽然 と消えていた。
見回してみても、辺りは開けていて隠れる場所も無いように見えた・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
向こうからサーバルたちやPPPの面々を乗せたバスが やってくる。
そのままエンカウントフラッシュが起こると、戦闘が始まった。
バトルっぽい雰囲気になってきた。
やっと作者も力を入れる気になったのだろうか?
コウテイ
<< プリンセスと一緒にぽかぽかする… プリンセスにもぽかぽかしてほしい>>
コウテイの攻撃!
ぽかぽか…
プリンセス
「そっちのポカポカかい!」 (*`Д´)っ))
フルル「💤」
イワビー「この状況で寝るなー! 死ぬぞー!」 (ノ`ο´)ノ
ジェーン「あなたは死なないわ。 私たちが守るもの」
・・・
『やっと作者も力を入れる気になったのだろうか?』
そんなふうに考えてた時期が私にもありました...
もうメチャクチャやん…
ミライ
「胴体への攻撃は効果が薄いようです。 『へし』を狙ってください!」
おお、やっとマトモな指示が。
カラカル
「OK! サーバル!」
カラカルはバレーボールのレシーバーのように体の前で両手を組み、心持ち膝を曲げる。
サーバル
「分かった!」
サーバルも2人の意図を読み、カラカルに向かって走り出す。
片足をカラカルの組んだ手に掛け、階段を登るように もう片方も空中に持ち上げる。
カラカルもそれに合わせて両腕を振り上げる。
サーバルはカラカルの手を足場にして大きくジャンプした!
カラカル
「行っけー!」
サーバルは そのまま反転してダイアリアンの『へし』目掛けて襲い掛かる。
サーバル
「うみゃみゃみゃー!」
シャッ /! シャ \ / シャー!
サーバルが爪を立て、引っ搔くが...
キン...! はじき返される。
コウテイ<<!?>>
プリンセス「それ、スケブにわざわざ書くこと!?」
ジェーン「ATフィールド!?」
プリンセス「いや、固いだけでしょ?」
イワビー「さすが硬度10だぜ」
プリンセス「↑悪魔将軍のことだって分かる読者はどれくらい居るのかしら?」
フルル「💤」
プリンセス「まだ寝てるぅ!?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
カラカル「まさか、サーバル自慢の爪でキズ1つ付かないなんて…」
サーバル「どうしよう。 こんなの初めてだよぉ」
カラカルも、着地したサーバルも戸惑っている。
それどころか・・・
すももも…
体がうねうねと蠕動 し、
みるみる内にダイヤの位置が へその辺りに移動した。
まさか・・・?
ミライ
「きっと学習してるんです!」
無敵…?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
???
「ふははは! お困りのようなのだ」
サーバル !
「その声はアライさんと... ふぇねっくぅ!?」
#ふぇねっち
#賢いふぇねじ
#ふぇねぞー
#ふぇねよぉ
#ふぇねこ❤
・
・
・
#フェネック~
#ふぇね銃…
カラカル
「いっぱいいるー!?」
フェネ
「コスプレ衣装のモモ色の生地を齧ったら、なぜか分裂できたんだナ~」
ミライ
「衣装は食べないでくださーい」
サーバル ((( ;゚Д゚)))
「銃は怖いよ!」
フレンズたちも一様に震えている。
フェネ (((´・Д・`)))gkbr
「ま~ま~ 角栄さんも言ったそうじゃないナ~ 『数は力なりナ!』ってナ~」
震えながら言っても説得力が無いし、
絶対そんな言い方はしてなかったと思う…
あと世界観・・・
ぶんっ! ----つ !
そんなことを言っているとダイアリアンの触腕が伸び、薙 ぎ払うように襲ってきた。
フェネ
「ナナナ~」
フェネックはバックステップで ひらりと体を躱したが、
残り9人は逃げ遅れ、黒っぽく変色すると消えてしまった。
フェネック
「影武者みたいなものだから仕方ないナ~」
プリンセス
「・・・」
アライ
「アライさんの時もそうだったが、きっと『色が悪かった』のだ」
プリンセス
「・・・
今、無印とMH、SS以外の全主人公を敵に回したわよ?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アライ
「とにかく変身なのだ! フェネック」
フェネ
「はいナ~」
さすがにマズいと思ったのか誤魔化すように そう言った。
フェネックが お着替えさせる。
またこの流れか・・・
ーと思ったら、今度はちゃんとバスタオルを用意していた。
<魔法少女キュアライさん、なのだ!
プリンセス
「ちょ… ちょっと!
よりによって『キュアふ。りんせす』をやっちゃうってどういうことよ!?
他にも このSSに関連しそうな青系のは居たでしょ?」
フェネ主水 』とか、かナ~?」
「あ~ 『キュアだいや
アライ
「あれは書いてもらったイラストのデザインと見比べた時に配色とかが しっくりこなかったのだ」
フェネ
「せっかく書いてもらったんだから、イメージは少しでも近い方がいいのナ~」
プリンセス
「ま、まあ、そういうことなら…」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ダイヤリアン(そろそろ ええかな?) (´・∀・`)
アライ
「お待たせなのだ、ダイヤリアン!」
プリンセス
「どっちも お行儀がいいなぁ!」
アライ
「カモン! うどん!」
アライ妖精 『うどんくん』と、パワーアップアイテム『タクト』も用意したのだ!」
「今回は
ダイヤリアン(これ、技の発動中 待たなあかんヤツやん…) (´・ω・`)
プリンセス
「いろいろとメタい…」
アライ
「行くのだ!」
アライさんは『うどんくん』をフリスビーのようにダイヤリアン目掛けて投擲 した。
プリンセス
「マスコットを投げるんかい! しかもタクトは使わんのかい!」 (*`Д´)っ))
しかし『うどんくん』は、
微動だにしないダイヤリアンの右をすり抜けると背中に回り、左をすり抜けて・・・
明後日の方向へ飛んで行ってしまった。
アライ「・・・」
フェネ「・・・」
プリンセス「・・・」
ダイヤリアン(・・・)
ブーメランにもなってなかった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アライ
「ぐにゅにゅぅ~ 必殺技を避けるなんて敵役の風上にも置けないのだ!
こうなったら・・・」
自分のノーコンを棚に上げてダイヤリアンを一方的に罵 る。
どっちが悪役なんだか...
アライ
「トルネード頭突きパーンチ! なのだ」
そう言うと『スキージャンプ』のような姿勢でダイヤリアンに向かって特攻した。
カラカル
「1話でセルリアンの攻撃を避けた時のサーバルみたい…」
サーバル
「頭突きなのにパンチ!? 全然、回転してないけど…」
ミライ
「キュアぶ3っさむが使いそう…」
極限まで体を張った攻撃は、確かに『へし』に当たった。
ーが、衝撃はゼリー状の体に吸収され・・・
バィーン!
跳ね返された。
アライ
「のだー!」
アライさんは もの凄い勢いでトルネードしながら、空の彼方へ飛んで行ってしまった。
フェネ
「アライさ~ん、どこに行くのナ~?」 …走
フェネックが追い掛けて行く。
どこも何もアライさんの意思ではないのだが...
ミライ
「サイキョーの攻撃拒絶タイプのセルリアンですね!」 ( ・`ー・´)キリッ!
プリンセス
「・・・」
ずももも…
ダイヤは背中に移動していた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
どうやら仕切り直しすることにしたようだ...
ダイアウルフ姐 さん、あれ!」
「
そこに強力な助っ人がやってきた。
カラカル「ダイアウルフ! ・・・と?」
サーバル「あ、カバ …?」
プリンセス「・・・ #お前もか!?」
思わず『お前』呼ばわりしてしまった…
ミライ
「こう見えて、カバさんはパークでも1、2を争うほど強いんですよ?
セルリアンを1人でバッタバッタと…」
カバ
「まあ。 それほどでもありませんわぁ?」
確かに、こういう ふざけ方をされると強キャラ感が薄れる…
カバ
「まずは、あのダイヤリアンをどうにかしないとね」
そう言うと・・・
カバ「か~ば~は~め~・・・
プリンセス
「え? ウソでしょ?」
両手に『気』を溜め、右腰の辺りに持ってくると、
カバ「はーーー!」
一気に突き出す。
エネルギー弾が放たれ、ダイヤリアンの左膝の辺りを撃ち抜いた。
ダイヤリアンはバランスを崩して倒れる。
サーバル
「やった!」
カバ
「これでしばらく時間稼ぎは出来るはずですわ」
カラカル
「なんで? トドメを刺しましょうよ!」
ミライ
「現状、へしを壊す手段が無い以上、深追いは禁物です。
一度退却して作戦を立てましょう」
一同は一旦 引き上げることにした。
ふと気になって振り返ると、ダイヤリアンの周りは水溜まりになっていた。
その水は意思を持っているかのように徐々に集まり、足を再形成し始めている。
・・・
あまり時間的余裕は無さそうだった…
~to be continued~
【すぺしゃるさんくす】
99902@b0782 様
#最新話
感想はこちら
っていうかマスコット(うどん)を投げるんかーい!
フェネックの分身一瞬で消えるんかーい!
かばさんプラグスーツで現れたのにエネルギー波で攻撃するんかーい!
とりあえずダイヤリアンが空気の読めるやつで助かったぜー!
おかしい・・・
気合を入れてバトルシーンを書いたはずなのに、
何故こんなにもgdgd展開になってしまうのか…
第2戦でリベンジだ! (フラグ)
#前の話 (あらすじはトップ)
~嘘~
対ダイヤリアンの作戦会議が始まった。
ミライ
「あのダイヤリアンは一体どこから・・・?」
ダイアウルフ欠片 にサンドスター・ロウが当たって姐 さんに報告したんだけど…」
「金剛山の鉱山跡地さ。
転がり出てたダイヤの
セルリアン化したところを たまたま見掛けてね。
すぐに
サーバル
「こんごーざんのこーざんあとち…?」
アナツバメ (¬д¬)キラン
カラカル
「早口言葉みたいね」
ミライ
「ロープウェイのある場所の近くですね」
ダイア
「監視してたら、ダイヤリアンが移動を始めてさ。
そしたら尾行して逐一報告しろって言うもんだから・・・
オーダーきついよなー。 ほんとフレンズ使いの荒い姉さんだよ」
カバ
「ーでも、結局見失っちゃったわけね」
ダイア
「仕方ないだろ? 乗ってきた自転車が なかなか見つからなかったんだから」
ミライ
「すいません。 私が勝手に『としょかん』に移動してしまったせいで…」
ダイア
「いや、乗り捨てた私も悪かったし...」
カバ
「わたくしも忙しいのですわ。 セルリアンがパーク各地に大量に出没して。
そろそろ1人でやることにも、体力的にも限界を感じていますのよ」
サーバル
「ありがとう、カバ。 それとダイアウルフも」
カラカル
「私たちの知らないところで頑張ってくれてたのね」
ミライ
「カバさんはお強いですからね。
でも体力の限界って…」
カバ
「私の戦闘力もピークは過ぎてますもの。
そろそろセルリアン退治は誰かに任せて、悠々自適の暮らしを考えようかと」
博士
「なんにしても今いるメンバーでは戦力不足かもしれませんね」
助手
「コウテイの声が出ないのも地味に痛いですしね」
プリンセス
「ダイヤリアン討伐に何か支障が?」
博士
「けも技を使う時には技名を言わないと、カッコよくないのです」
助手
「SSの演出上、盛り上がりに欠けることが予想されるのです」
プリンセス
「発声しないと発動できない呪文的なモノ、とかじゃないんかい!」 (*`Д´)っ))
アナツ
「だったら僕、今から『声が良くなるクサ』を取ってきます。
こうなったらダイヤと引き換えに、とか言ってる場合じゃないですから」
ダイア
「タスカル。 けど、かなり遠いよ?」
アナツ
「大丈夫。 これでも僕、飛ぶのが得意なフレンズなんです」
ミライ
「そう言えばアナツバメさんのお仲間の#アマツバメさんは鳥類最速なんでしたね」
サーバル
「あなつばめのなかまのあまつばめ…」
カラカル
「早口言葉みたいね…」 (´・∀・`)
アナツ
「とにかく行ってきます!」 ( ̄^ ̄)ゞ
ニワトリ
「カッコいい…///」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
博士
「さて、こちらも戦力を補充しておくのです」
カバ
「では、知り合いを呼びますわ。
後継者として有望な子が1人居ますの」
ミライ
「カバさんの推薦なら、さぞ お強い方なんでしょうね」
助手
「我々は『まったり浮遊部』員を招集するのです」
サーバル「弱そーな名前ぇ」
カラカル「大丈夫なのぉ?」
博士手練 れ揃いなのです」
「何を言ってるです?
勢力拡大中、というか鳥類の仲間を統合したので、なかなかの
ミライ
「雲海エリア(ホートクチホー)の猛禽類フレンズさん なんかは強そうですよね」
助手
「更に、特殊技『グループリンク』も使えるようになるのです」
プリンセス
「グループリンク? それって どんな技なの?」
博士「同種族限定の合体技です」
助手「風属性で『ふわっとストーム』というのです」
サーバル「弱そぉ」
カラカル「大丈夫ぅ?」
博士「何を言うのです」
助手「異常気象さえ招きかねない威力を持つのですよ?」
プリンセス(異常気象…?)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私にも何か出来ることは無いだろうか?
・・・❗
1つ思い付いた私は、思い切って提案してみることにした。
プリンセス
「ねえ、ミライ。 時任博士に連絡は取れない?」
場の空気が凍った・・・ような気がした。
ーが、構わず私は続ける。
プリンセス
「確かに胡散臭いし、扱いづらいヤツだけど悪い人ではないと思う。
彼なら何か助言くらいはくれるんじゃないかしら?」
ミライ
「・・・
すみません。 私は その『時任博士』という方を存じ上げません」
❓
今度はこちらの思考が凍った。
プリンセス活間 … パークの職員のはずよ?」
「え・・・?
時任
ミライは黙って首を横に振る。
彼の言う『ここの職員』という自己紹介は嘘だった…?
それに関しては確かに、鵜呑みにした私が悪かったのだろうけど・・・
いや、そもそも何かがおかしい...?
私は焦りを覚えつつも不安をなんとか押し殺し、話を続ける。
プリンセス
「ミライ、あなた見たでしょ?
そうよ! 『としょかん』で初めて彼と出会った時、あなた入り口で・・・」
ミライ
「誠に申し上げにくいんですが、私にはあなたの言ってることが理解できません」
申し訳なさそうに否定する。
それどころか、
サーバル「あそこにはプリンセス独りしか居なかったよ」
カラカル「私は『可哀想なコ』かと…」
2人も言いにくそうにしながらも同調する。 トドメに等しい言葉だった。
背筋が凍る。
『可哀想なコ』と言われたことに、ではない(ちょっとキズついたけど)。
彼の存在が実体の無い幻...いや、私自身が永い夢を見ていたのかもしれないことに・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いつも通り1時間ほど早く来て、振り付けやセリフの確認をしていたはずだが、弛 んでいる。
いつの間にか眠ってしまっていたらしい・・・
人鳥姫の公演も近いというのに
いや、だからこそ疲れていたのかもしれない。
ふと違和感を覚えた。
もう集合時間だというのに誰も来ない。
ジェーンはだいたい5分前、イワビーは大抵 時間ギリギリ、フルルは不定期(たまに遅刻)
でもコウテイだけは必ず10分前には来ていたはずなのに、だ。
ちらっと入り口のドアを見やる。
当たり前だが、隙間は無いし、マーゲイが覗いている、ということも無い。
なのに不安になった私は、建物の中を探し回る。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
隅々まで探したが、誰も居ない。
痕跡どころか、気配さえ感じない。
それどころか、パークに私独りなんじゃないか?
そんな あり得ない妄想まで浮かんでくる。
一周回ってレッスン場に居るんじゃないか、と戻ってみるが やはり誰も居ない。
ふと視界の端に姿見が映った。
なんの気なしに近付き・・・
覗き込んでみると・・・
そこに映っていたのは時任博士だった…
❗❓
私は『としょかん』の例の部屋にいた。
まるでワープしたかのようだったが、なぜか それをすんなりと受け止められている自分がいた。
目の前には時任博士が居る。
しかし初めて彼に会った時と同じシチュエーション...とは違い、彼は椅子に座っていた。
机の上には数枚のカードが散らばっている。
彼は引き出しに何かを乱雑に放り込むと、おもむろに立ち上がる。
せっかく会えたのだ。 聞きたいことは山ほどある。
プリンセス
「あなたは... あなたは一体何者なの?」
でも口から出たのは事態の解決には程遠い、それでいて純粋かつ根源的な問いだった。却 って謎の深まる答だった…
そして返ってきたのは、衝撃的かつ
時任
「オレか?
オレは・・・ お前だ」
❗❓
博士「さあ、声を掛けてやるのです」
助手「眠っていても声は聞こえるのですよ」
コウテイ「すまなかった、プリンセス」
プリンセス(私の方こそ話を聞かずにごめんなさい)
ジェーン「どうか戻ってきてください」
プリンセス(戻りたいのは やまやまなんだけど…)
イワビー「起きろ、プリンセス!」
プリンセス(いつも寝てるのはフルルでしょ?)
フルル「もう本番だよ~」
ジェーン「なんですか? それ」
フルル「慌てて起きるかと思って~」
イワビー「お前は慌てたことないだろ?」
プリンセス(フルルは相変わらずね)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
❗❓
サーバル
「気にすることないよ!
私も天井とか部屋の隅をじーっと見ちゃうクセがあって。
『霊が見えるの?』って聞かれたことあるし」
我に返った。
頭が混乱する。
どうやら白昼夢でも見ていたらしい。
カラカル
「見えないの?」
サーバル
「見えないし見たくないよ、オバケなんて。 怖いし」
私のことなんてお構いなしに、話はどんどん進んでいく。
カラカル
「じゃあ何見てるの?」
サーバル
「見てるつもりなんてなくて・・・ そうだなぁ、考え事をしてる時?」
カラカル
「あんたが考え事ぉ?」
サーバル
「さっき食べた ジャパまん美味しかったなぁとか、
明日は何味の ジャパまん食べようかなぁとか」
カラカル
「そんなことだと思った。 ってかジャパまんのことばっかじゃん!」
サーバル
「何よ! カラカルだって ぼーっとしてることあるでしょ? 何考えてるのよ!?」
カラカル
「さっきのサーバルの泣き顔、可愛かったなぁとか、
明日はどうやって からかおうかなぁとか」
サーバル
「ひどいよ!」 ><
ミライ
「相変わらず尊いですなぁ… サーカラは」 (じゅるり…)
プリンセス
「・・・」
どうやら本当に、時任博士(と私の関係性)については、全く気にしていないらしい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そうこうしているうちに、追加戦士たちがやってきた。
トキ「よろしく…」
ショウジョウトキ「私に任せなさい!」 どやぁ
博士
「みんな出払っていたのです」 orz
助手
「こんなヤツらしか居なかったのです」 orz
プリンセス(この頃の博士たちって、まだそれほど人望は厚くなかったのかしら?)
外部コンテンツ
ヒグマ「サイキョーの私に任せときなよ」
カバ
「本当に頼りにしてますわ…」 (¬д¬。)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アナツ
「ただいま戻りました!」
サーバル
「はやっ!」
カラカル
「1話内に戻ってきた、て意味なら早いのかしらね」
アナツ炙 ってください」 🌿
「どうぞ。 これを
博士
「大丈夫なのですか?」
助手
「捕まったりしないのですか?」
アナツ
「例のとは種類の違うクサなので。
本来なら『#紅茶』にした方がいいんですけど、今回は時間がないので『緑茶』で」
ミライ「こうですか?」
🌿
🔥
ダイア
「くしゃい くしゃい!」
サーバル
「そうかなぁ?」
カラカル
「あんたの鼻は飾りかぁっ!」
サーバル
「ひどいよ~ 嫌な匂いじゃないってことだよ」
カラカル
「まあ、私も嫌いな匂いじゃないけど」
ミライ
「イヌ科のフレンズさんは特に臭いに敏感ですから…」
アナツ濾 して・・・
「お湯を注いで、
出来た! キイロは用意できませんでしたけど・・・」
博士
「飲んで大丈夫なのですか?」
助手
「おどろおどろしい見た目なのです」
カラカル
「確かに青汁っぽいわよねぇ。 マズそー」
サーバル
「緑色だから『ミドリジル』じゃないの? マズそーなのは分かるけど」
カラカル
「そう言われてみればそうね。
なんで『ミドリジル』って言わないのかしら? それにしてもマズそーね」
ミライ
「確かに、日本語には緑なのに『青〇』という言葉がたくさんありますね。
なんでも『#みどり』という言葉は古代からあったそうですけど、『あを』よりも示す範囲かなり狭かったので
広範囲で便利な『青』が一般的に使われる傾向が強かったらしいですよ。
それにしてもマズそーですね」
サーバル
「へ~ そうなんだ~ マズそー」
博士
「ではマズそーに飲むのです。 コウテイ」
助手
「一気に飲むのです。 マズそー」
コウテイ ( ̄Д ̄;;
「・・・」
マズそーなミドリジルを目の前に置かれたコウテイは涙目にも見える。呷 る・・・
やがてカップを両手で掴むと,一気に
かと思いきや、ちょっとだけ口に含むと、
コウテイ
「まっずっ! うぇ… マズい!」
呑み込めずに吐き出した。
ジェーン「あ…」
イワビー「あ~」
フルル「💤」
プリンセス「シャベッタァァァーー!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コウテイ騙 すようなことをして悪かった」
「
コウテイは、他のPPPのメンバーと共に正座し、神妙な顔で謝った。
複雑な気分だった。
確かに「コウテイがウソをついていたこと」はショックだったが、
自分を曲げてまで私を必要としてくれたこと自体は嬉しかった。
そしてPPPに入らずに済む、ということに安堵を覚えると同時に、
入る必要が無くなったことに寂しさを覚えていた。
プリンセス
「別に怒ってないわ」
許す、だと上から目線っぽい気がして、そんな言い方になってしまった。
逆に気を悪くしたり、気に病まないだろうか? と心配していると、
コウテイ
「ありがとう。
・・・ この流れで言うのもどうかと思うが、改めてお願いしたい。
PPPに入ってくれないか?」
驚いた。 まったく懲 りてなかったw
確かに初代pppに私が在籍出来ていたら、という夢想したことは何度もある。
一度くらいなら・・・ 今なら、その夢を叶えても罰は当たらないかもしれない・・・
覚醒しつつあることを自覚した私は、
改めて「この世界のしくみ」について考えてみる・・・
きっと大丈夫。 そんな気がした。
プリンセス一度 だけなら」
「
コウテイ
「ありがとう!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
その後、私は作戦会議で幾つかの「気付き」を、みんなに伝えた。
ダイヤは衝撃には弱い。
つまり何か叩きつけることが出来れば。
ダイヤリアンのゼリー状の体は水だった。
異常気象について。
現有戦力と使える「技」について。
などなど…
この「ウソだらけだったけど素晴らしい世界」を守りたかった。
あまり意味は無いのかもしれないけど...
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
カラカル
「ほら、あんた。 そろそろシメなさいよ」
サーバル
「え…? えーと・・・
とにかく皆で力を合わせてがんばろー!」
一同「おーーー!」
あまり締まらなかったが、
カバさんが良い言葉でシメてくれた。
カバ
「そうですわ。 困難は群れで分け合わないといけませんものね」
ミライ
「カッコいい… ///」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私は『としょかん』に来ていた。
この世界に来て、初めて時任博士に会った部屋だ。
その彼も今は居ない。
なぜなら私が必要としていないからだ。
片隅には「自転車」が置いてある。
私は机の上に散らばっていたカードから5枚を手に取る。
そして引き出しを開ける。
大量のウォッチ付きベルトがあったので、それも手に入れる。
・・・これで準備は整った。
すべてを終わらせるために・・・
~to be continued~
#最新話
感想はこちら
やっぱりカバさんの後継者がヒグマやったんやな…ヒグマさんが若い!(?)
それにしても時任博士は一体… 時任博士はプリンセスだった!?
物語も佳境に近づいてきた感じですね~
カバ姐さん=強キャラ&世話焼き=セルリアンハンターの先輩格説、をお借りしました。
時任博士の正体は次回 明かされる予定です。
2章は佳境を迎えましたが、物語自体は まだ一山、二山あります。
気長にお待ち頂けると幸いです。