✨👑【人鳥姫】♦💫
第2章 [アプリ世代]
1話 ~セルリアン襲来~
まだ頭が混乱している。
確かコウテイと話をしていて、逃げ出して、停車中のバスに自分から突っ込んだ。
その後の記憶ははっきりとはしないが、気を失って・・・
目を覚ましたら「さばんなちほー」に居て、
サーバル・カラカル(?)・ミライさん(!?)と出会った。
分からん。
時間を巻き戻せたら、なんて願ったからだろうか?
それにしたって限度というものがあるだろう。
それも
全然分からん。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
サーバル
「なんて呼べばいいのかな?」
カラカル
「さっきあんたが『ロイアル』で、って」
ミライ
「ロイヤルですよ?」
サーバル
👈「じゃあ、ローヤルちゃんで!」
カラカル
「なんで言ったそばから変えるのよ!?」
ミライ
「なんだか、いろいろな効能がありそうな お名前ですねぇ」
なんだか『プリンセス』とは名乗りにくい雰囲気になってきた。
サーバル
「もうカラカルったら文句ばっかり… だったらアプリンちゃんで。 どう?」
ロイヤル
「ロイヤルでお願いします」
妥協するしかなかった…
カラカル
「サーバルって本当、ネーミングセンスがないんだから」 ┐(´~`)┌
サーバル
「なによー!」 ( `・3・´)
2人の口喧嘩が始まり、
ミライさんは それを温かくニコニコ… 危ない目で見ている。
どうやら『
そして、それは私の知ってる『さばんなトリオ』とは違う意味で、バランスの取れた良いチームだと分かる。
?
私の知ってる?
誰のことだったっけ…
大切な『おともだち』だったはずだが・・・ 思い出せない...
ミライ
「大丈夫ですか?」
ロイヤル
「ええ… 大丈夫よ」
それはそれで気掛かりだったが、今は目先のことだ。
現状把握と、戻る方法を・・・
・・・
私は本当に『戻りたい』のだろうか…?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
サーバル ΛΛ゛
カラカル「サーバr…? ❗」
ずもももも…
ミライ
「セルリアンですね! 総員第1種戦闘配置!」
サーバル
「よーし自慢の爪でやっつけちゃうよ! 行くよ! アプリン」
カラカル
「ぼーっとしてないで! ロイアル」
ミライ
「始めますよ? ローヤル」
ロイヤル
「せめて名前くらいは統一して!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
画面右から数体のセルリアンたちが押し寄せてくる。
ミライは画面左端にバスを乗り付けると、
「セルリアンがバスに到達する前に殲滅して下さい」
それだけ言うと、私たちは画面中央に配備された。
ロイヤル「え? え!?」
チュートリアルも無しに、いきなり実戦投入!?
どこのエヴァよ!?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
サーバル「ザシュ!」
カラカル「ザシュ!」
ぱっかーん!
一体のセルリアンが倒された。
逃げようにも右からセルリアン、左はミライの乗ったバスで塞がれている。
仕方ない。 やるしかないのか…
ロイヤル「ぺちぺち」
セルリアン -20
・・・
ロイヤル「倒せないじゃない!」
そう言えば、あっちは2人掛かりで一体のセルリアンを倒していた。
普通、最初は一撃で倒せるようなザコ敵じゃないの?
ーと、サーバルのアイコンが光り出す。
どうやら『なにか』が溜まったらしい。
サーバル模擬狩猟 サバンナクロー!」
「
ぱっかーん ぱっかーん ぱっかーん!
てってれー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ミライ
「お疲れ様」
身構えた割に、戦闘シーンは随分あっさり終わった。
ただでさえ語彙力ぅのない作者が、文章で表現するのは難しいのかもしれない。
経験値アップもドロップアイテムも無かった・・・
こっちは単に手抜きだろう。
カラカル「エンカウント率がなかなか下がらないわね」
どこのRPGの話?
サーバル「女王セルリアンも倒したのに、なかなか減らないね」
ここって、そんな殺伐とした世界観なの?
ミライ「新たな強敵ラスボスが生まれたのかもしれませんね」
フラグ発言はヤメて...
前途多難ね…
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
カラカル
「ーで、ロイヤルは これからどうするの?」
サーバル
「ナーバリア?」
ミライ
「それは、やっぱり同じペンギンさんの仲間のいる『みずべちほー』に・・・」
(--;)(;--) ふるふる
今はまだ会いたくなかった。
先延ばしにしたところで、根本的解決にはならないだろうが…
カラカル
「困ったわね」
サーバル
「どこか行きたいところとかないの?」
(としょかんに…)
ロイヤル「誰!?」
ミライ
「どうしました?」
???(分からない時はとしょかんで…)
ロイヤル(コイツ直接脳に・・・ でもそうね)
ミライ
「ロイヤルさん?」
ロイヤル
「としょかんに・・・ 行きたい」
からかる「?」
サーバル「としょかん? どこそれ」
え?
としょかんを知らない?
ロイヤル
「博士たちに相談しようかと」
2人は顔を見合わせる。
サーバル
「コノハ博士とミミちゃん助手のこと?」
カラカル
「でもそれなら『しんりんちほー』でしょ?」
そうか! この世代では・・・
ロイヤル
「カコ博士の居た『としょかん』よ!」
話に加わっていなかったミライがピクッと反応する。
ミライ
「なんのことだか分かりませんねぇ」
明らかに態度が怪しくなった。
ロイヤル
「分からないならナビをするわ。
どうしても『としょかん』に連れて行って欲しいの」
ミライ
「いえ、それはできません」
カラカル
「なんで?
連れってってあげればいいじゃない」
ミライ
「緊急時以外のフレンズへの過度の干渉は認められていません」
サーバル
「でも私たち、一緒に旅したじゃない」
ミライ
「あ、あの時は記憶喪失の園長が居たから特例で…」
こうなったら手段を選んでいる場合じゃなかった。
ロイヤル「耳しゃぶり…」
小声で耳打ちする
サーバル ΛΛ゛
ミライ「ヒッ!」
ミライ
「き… 規則は規則ですから!」
ロイヤル(しぶとい)
「カコ博士とコスプレ…」
ミライ ( ̄Д ̄;;
「分かりました。
なぜご存じなのかは分かりませんが、これ以上は口外しないよう願います。
カコ博士にまで累が及ぶのは本意ではありませんし、
もうすぐ導入される『ラッキービースト』の耳に入ると、私も職を失いかねないので」
サーバル
「やったー!」
カラカル
「なんであんたが喜ぶのよ」
ミライ
「そうですよ。 これはロイヤルさんが困っているようなので特別に…」
サーバル
「私もさんざん耳をしゃぶられたなぁ?」
ミライ ❗❓
サーバル
「いいじゃない一緒に行こうよ」
カラカル
「仕方ないわね。
ロイヤルとミライじゃ あんたの面倒見切れないでしょうしね。
付き合ってあげるわよ」
サーバル
「なにをー!?」
ミライ orz
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こうしてまた、新たな旅がはじまるのだった...
~to be continued~