けものフレンズBBS NEO

某作者のSSスレ / 55

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名無しのフレンズ 2019/02/11 (月) 14:48:09 f2808@d7aa5

#前の話 (あらすじはトップ)
👑【人姫】💫
[3話:としょかん]

かばん
「ところで『王子様』って何なんでしょう?」

博士
「おとこ、というものだそうですよ」

サーバル
「おとこってオイシイのかな?」

ボス
「サーバル、タベチャダメダヨ」

助手
「フレンズの中にはライオンやヘラジカのように『オス』の特徴を残した者はいますが、
『おとこ』は存在していませんからね」

一同
「つよそー 「いざというときは頼りになりそう 「意外にだらしなさそう~

プリンセス
「私は『仄かな想い』って言うのが気になるわね」

コウテイ「毒かな?」
ジェーン「心がぽかぽかするとか…」
フルル「パネルをずっと見つめてるんじゃないかな~」

イワビー「メタいなぁ…」

かばん「尊い…でしょうか?」
サーバル「がちなやつじゃないかなぁ?」
博士「塔が建つと聞きましたよ」
助手「あら^~とか言うものではないのですか?」

イワビー「絶対違うのが混ざってる!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

サーバル ΛΛ゛
博士「静かに! 中に誰か居るようなのです」

かばん
「博士たちにも分かるんですか?」

助手
#我々の耳もそれなりに高性能で、敵の居場所を立体的に補足出来るのです」

かばん
「ツチノコさんのピット器官みたいですね」

???「かせたち… …たら怒られ… …kな~」 
???「・・・のだ」

バタン! 
博士「誰です!? ーと聞くまでもありませんでしたね」
助手「何をしているのです? アライグマ、フェネック?」

アライ
「ん? もちろん お宝探しなのだ。 
 もともとアプリ世代の紹介文では『一山当てに行くのだ』とか言ってたのだ。
 言わばこれは原点回帰なのだ」

博士
「なに訳の分からないことを・・・」

助手
「だからと言ってドロボーの真似事は見過ごせないのです」

アライ
「博士たちこそ何を言ってるのだ?
 勇者というものは、留守の家はもちろん、住人が目の前に居ても
 タンスを開けたり、タンスを開ける権利を所有しているのだ!」

博士
「それは『げぇむ』の話ですか?」

助手
「そういうボケは『ゆきやまちほー』でするのです」

アライ
「そうは言っても、1話はおろか2話でもお呼びが掛からなかったのだ」

イワビー(これ・・・ どこでツッコんだらいいんだ?)

博士
「お前の弟子のイワビーも困っているのです」

助手
「いっそフェネックがツッコミを入れてはどうなのです?」

博士
「そうです。 ギンギツネと同じキツネ族の、お前が適任なのです」

助手
「そうなのです。 なぜもっと早くツッコまないのです!?」

フェネ
「ほら~ やっぱり怒られたじゃないか~」

イワビー
「ツッコミどころが多すぎて追い付かねぇよ!」  (*`Д´)っ))

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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  • 56
    名無しのフレンズ 2019/02/11 (月) 14:52:02 f2808@d7aa5 >> 55

    博士
    「まあ、いいのです」

    イワビー
    「いいのかよ!?」 (*`Д´)っ))

    助手
    「これから『げぇむ』を始めるのです」

    イワビー
    「結局げぇむの話かよ!?」

    博士
    「イワビー、いちいちツッコんで疲れないのですか?」

    助手
    「今からげぇむの説明をするので静かにするのです」

    イワビー (゚Д゚)ハア!?

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    ~としょかん奥の部屋前~

    博士
    「ここに『staff only』と書かれた部屋があるのです」

    助手
    「この中から『お宝』を発掘してくるのです」

    博士
    「我々のお眼鏡に叶ったお宝を一番最初に持ってきた者に褒美を取らせるのです」

    助手
    「ガラクタと判定されたモノは、お前たちが責任を持って持ち帰るのですよ」

    かばん(それって(てい)よく片付けを手伝わされてるだけなのでは・・・)

    ツチノコ「発掘と聞いて!」
    スナネコ「なにか面白そうなことをしてますね」

    かばん
    「え? ツチノコさんにスナネコさん…」

    ショウジョウトキ
    「博士たちに相談があったついでに、私たちが連れてきてあげたのよ」 (どやぁ)

    トキ
    「立て込んでるみたいだから、相談は後にしようかしら…」

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  • 57
    名無しのフレンズ 2019/02/11 (月) 14:57:34 f2808@d7aa5 >> 55

    ギイ...

    コウテイ
    「結構広いな」

    ジェーン
    「でも、思ったより片付いてますね」

    ツチノコ
    「オレ的には もっとゴチャっとしてて欲しかったな」

    スナネコ
    「奥にも部屋がありますよ?」

    プリンセス
    「ちょっと埃っぽいかしら。 フルル、窓を開けてくれる?」

    フルル「ふぁ~い」 もぐもぐ

    イワビー
    「また食ってんのかよ! しかも他人(ひと)んちのジャパリまんを勝手に!」 (*`Д´)っ))

    博士
    「・・・ 
     ここは仮の施設だったようなのです」

    助手
    「誰が使っていたかまでは分かりませんが…」

    ピピ…
    かばん「ラッキーさん?」
    サーバル「もしかして?」

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  • 58
    名無しのフレンズ 2019/02/11 (月) 15:13:39 修正 f2808@d7aa5 >> 55

    フェネ
    「ね~ アライさ~ん」

    アライ
    「なんなのだ? フェネック」

    フェネ
    「アライさんは博士たちのご褒美とお宝、どっちがいいのさ~?」

    アライ
    「うーん。 お宝は見つかるかどうか分からないのだ。 ご褒美なら確実に手に入るのだ」

    フェネ
    「ふ~ん? じゃあ、これ~。 博士たち、喜ぶんじゃないかな~」

    アライ
    「もう見つけたのか!? さすがフェネックなのだ!」

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    博士
    「・・・ 
     カコ博士の部屋だったようですね」

    サーバル
    「カコ博士は相変わらずだったね」

    助手
    「ヒトが居なくなる寸前のようですね」

    かばん
    「その割にはシリアスさが…」

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    アライ
    「見つけたのだ!」

    博士
    「早いですね」

    助手
    「大丈夫なのですか?」

    つ本

    博士
    「これは...お宝なのです!」

    助手
    「でかしたのです!」

    かばん
    「何ですか?」

    博士
    #なまずクンというヒトの著書『ナマズのミライ』なのです」

    助手
    「古今東西いろんな『りょうり』をレシピ付きで紹介している本なのです。 てっきり絶滅(ぜっぱん)したものと…」

    博士
    「いわゆる『くっくぱっどてき』なモノです」

    かばん
    「なまずクンさんと言うのは…?」

    博士
    「あの、おいしん簿の海原U山や、ミスター味っ娘の味Oのモデルになった、とも言われるヒトです」

    助手
    「原作の鯰がサンドスターでフレンズ化した後、ヒトヒトの実を食べたヒトニンゲンなのです」

    サーバル
    「早口で よく分かんないや」

    助手
    「どれだけ味覚に優れているか分かるでしょう」

    サーバル
    「すっごーい! ナマズちゃんて味の分かるフレンズなんだね」

    博士
    「メシマズなサーバルとは月とすっぽんくらい違うのです」

    助手
    「サーバルに『りょうり』なんて猫に小判なのです」

    サーバル
    「博士たちだって元肉食動物なんだから味オンチなんじゃないの!?」

    画像

    ショウジョウ「あなたはナイーブ過ぎるのよ」

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  • 59
    名無しのフレンズ 2019/02/11 (月) 15:20:19 f2808@d7aa5 >> 55

    ~部屋の中~
    博士「お宝なのです!」
    助手「でかしたのです!」

    ジェーン
    「どうやら見つけたようですね」

    ツチノコ
    「そんなのどうでもいい! それより... すごいぞ、コレは」

    プリンセス
    「なにこれ?」

    ツチノコ
    「ぱそこん、だよ。 いろんな情報がこん中に詰まってて...世界遺産認定ものだよ」

    フルル
    「早口でよく分かんない」

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    ~奥の部屋~

    スナネコ「これって…」
    イワビー「お、これは!」
    コウテイ「ウォークインクローゼット…?」

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    ~部屋の前~

    ぺらっ
    博士「これは・・・ じゅるり…」
    ぺらっ
    助手「これも美味しそうなのです。 じゅるり…」

    フェネ
    「博士たち、本を読んでばかりいないでさ~」

    アライ
    「ご褒美を寄越すのだ!」

    博士
    「決めたのです」

    助手
    「これを食べたいのです」

    かばん(まさか・・・)

    博士
    「お前たち、この食材を採ってくるのです。

    助手
    「そろそろ出来上がっているはずなのです」

    博士
    「そうすればお前たちにも、この『究極のめにゅー』を食べさせてやるのです」

    助手
    「それがお前たちへのご褒美なのです」

    画像

    フェネ(・・・ アライさんが喜んでるならいいか~)
    かばん(これ… 絶対あとで僕が作る流れだよね…)

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  • 60
    名無しのフレンズ 2019/02/11 (月) 15:24:44 f2808@d7aa5 >> 55

    アライ
    「じゃあ、早速行ってくるのだ!」

    フェネ
    「アライさ~ん、まだ場所を聞いてないよ~」

    アライ
    「おー、そうだったのだ。 ーで、どこなのだ?」

    博士
    金剛山(こんごうざん)なのです」

    助手
    「お前たちも行ったことがあるはずなのです」

    アライ・フェネック「?」

    ツチノコ
    「ほらよ、地図を出してやるよ」

    かばん
    「あれ? ここって」

    フェネ
    「なるほど~」

    アライ
    「さすがフェネック。 もう分かったのか」

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    ~部屋の中~

    イワビー「奥でこんなモノ見つけたぜ!」
    スナネコ「まんぞく…」
    コウテイ「どうだ? 使えると思わないか?」

    博士「崖の中f… …の方にあr… 気を… …dすよ?」
    助手「ここは元々、鉱… …ったそうなのです」
    かばん「ほら、ア… …んのカf… …ころ」
    サーバル「ああ、あそこ!」

    プリンセス
    「博士、助手、かばん! こっちに来てくれない?
     これの使い方を教えて欲しいの!」

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    ~部屋の前~

    博士
    「聞かなければ分からないとはポンコツだらけですね」

    助手
    「お前たちはさっさと素材集めに行くのです。 丁度いいからトキたち、送ってやるのです」

    アライ
    「分かったのだ。 Goこうざん、なのだ!」

    フェネ「・・・」

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・