ロイヤル
「ミライ!」
振り返って呼ぶ。
ミライは部屋の入り口で困ったような顔をしていた。
サーバルたちも『可哀想なコ』を見るような目で私を見ている。
私まで疑われるのは心外だが、仕方ないのかもしれない。
あんな見るからに怪しさ満点の男に相談を持ち掛ける私が、どうかしていたのだろう。
でも情報を得た今、細かいことには構っていられない。
「ダイヤよ、ダイヤモンドを探しましょう」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
外に出た。
ちゃんと筋道だった説明を出来ればいいのだが、
自分でもダイヤが どう重要なアイテムになるのか、よく分かっていない。
つまり直感だった。
ロイヤル
「何でもいいの。 ダイヤについて何か知らない?」
ミライ
「黒いダイヤなら・・・」
ロイヤル(石炭のこと、だったっけ?)
ミライ
「ここに」
ーとバスの前方に行き・・・
ロイヤル(バスの動力源は電池だったはずだけど?)
ボディの下を指差す。
ロイヤル
「まんまる、ね...って『黒いタイヤ』やん!」 (*`Д´)っ))
ミライ
「いえ、実はパンクしてまして。 直るまで待ってて欲しいんです」
ロイヤル
「・・・」
~to be continued~
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