コウテイ
「お近づきの印に、皆さんをPIPの練習見学に招待したい」
密談が終わったらしいコウテイは、そう切り出した。
冗談じゃない。
こんなところで道草を食っている場合ではないのだ。
それに これ以上PIPのメンバーと関わりを持ちたくない。 今は...
断ろう。 そう思って口を開く。
ロイヤル「悪いけど私たちはダイヤをs…
サーバル「行きたーい!」
ロイヤル
「・・・ サーバルは(空気を読まずに)マイペースを貫くフレンズなんだね!」
サーバル
「えへへ...」
ロイヤル(褒めてないわよ!)
ミライ
「ペンギンさんのフレンズの耳ってどんな味なんですかねぇ? じゅるり…」
ロイヤル
「ミライさんは(自分の欲望に)素直なフレンズなんだね!」
ミライ
「うぇへへ…」
ロイヤル(よだれ、よだれ...)
一方のカラカルは、いつもなら「迷惑でしょ?」などと言って、
騒ぐ2人を
こちらやコウテイたちの方をチラチラ見つつ、あからさまにソワソワしてる。
どうやら彼女も興味があるようだ。
コウテイ
「プリンセスも是非!」
プリンセスが公認ニックネームになりつつある…
イワビー
「そんなに急ぎの旅でもないんだろ?」
唯一 乗り気でない様子を
サーバル「ね~ 行こうよ~」
ミライ「ね~ 行きましょうよ~」
カラカル
「悪いわね。 サーバルもミライもこうなったら聞かないわ。
付き合ってあげてくれる?」
彼女たちに『断る』という選択は無いようだ。
どうしても、というなら単独行動を取るしかないが、リスクが大きい。
ダイヤの手掛かりも、今は無いに等しい。
ロイヤル
「分かったわ。 行きましょう」
折れるしかなかった。
サーバル「やったー!」
ミライ「やりましたねー!」
2人はハイタッチしながら喜んでいる。
カラカル「やれやれ」 ┐(´~`)┌
そう言う彼女もアイドルの招待を受けて、満更ではないらしい。
こうなっては仕方ない。
私は腹をくくった。
ただ気掛かりなのは・・・
また、
~to be continued~