カーテンが閉められ薄暗い部屋の中には、一人の男が佇んでいた...
ーというか手足や腰をねじ曲げた妙なポージングで立っている・・・
そこには敢えて触れずに尋ねた。
ロイヤル
「あなたは・・・ 誰?」
???(CV:子安武人)
「みりゃ分かるだろ?」
いや分からないから聞いてるんだけど。 あと、あまり知りたくもない…
???
「このパークに勤める博士だよ」
スルーされたにも関わらず、気にする風でもなくポーズを解くと、そう答えた。
ロイヤル
「名前は?」
博士
「・・・ 『
ロイヤル
「自分の名前なのに自信がないの?」
時任
「
偽名? それとも私が信用されてないだけ?
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時任と名乗った男の風貌は一言で「だらしない」だ。
ネクタイこそ着けているものの首元を緩めているし、
白衣はしわくちゃで前も開けっぴろげだ。
髪はボサボサ、無精髭。
脛毛まで見えている。
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脛毛くらい剃ればいいのに…
時任
「毎朝脛毛を剃るヤツなんていねぇよ」
ロイヤル
「地の文のボケに突っ込まないでよ!」
斬新過ぎるでしょ…
私は警戒を強めながら話を継ぐ。
ロイヤル
「あなたはここでどんな研究を?」
時任
「時間と魔法だ」
いかがわしいワードだ…
どこのフェイナルなファンタジーだろう?
博士
「げぇむの話か? 俺はドラゴンなクエスト派だし、赤魔導士でもない」
ロイヤル
「だから地の文のボケに… って詳しいじゃない!」
突っ込まれても顔色一つ変えない。
やりにくいなぁ…
ロイヤル
「どんな需要があるのよ? そこに」
時任
「絶滅した動物の時間が巻き戻せたら・・・
逆に進化の先は・・・?
それを解き明かせたら最高にハイってもんだろぉ?」
そう言えば、さっきからボケる時も真顔だ。
もちろん『キメ顔』でもない。
時任
「そもそもサンドスターでフレンズ化なんて魔法みたいなもんだ。 そう思わないか?」
それには激しく同意できるし、一応辻褄も合う。
この男を信用していいものなのだろうか?
私は まだ決めかねていた...
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