#前の話 (あらすじはトップ)
~スピーカ-の嗜好~
プリンセス(このままではマズいわ。 なんとかイニシアチブを取り返さn…)
バタン! (ドアの開く音)
リカオン「大量のボスと聞いて!」
かばん「たうぇ… ってリカオンさん」
サーバル
「なんでボスの話をしてたって分かったの?」
リカオン
「ボスマニアとして情報収集は欠かしません。
つい聞き耳を立ててしまうのは、イヌ科の本能なのかもしれませんね」
かばん
「どこかで聞いたような…」
バタン! (ドアの開く音)
ヒグマ「その能力はハンターとして使えよ!」
キンシコウ「お邪魔します」
かばん
「あ、ヒグマさんにキンシコウさんも」
ツチノコ
「また騒がしい奴らが…」
サーバル「にゃ~ 耳の良さなら私だって負けないんだからぁ!」
スナネコ「私も負けてませんよ~」
ツチノコ「お前らはどこに対抗心を燃やしてんだよ?」 (*`Д´)っ))
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かばん
「その節は すいませんでした。 中途半端で抜けちゃって」
ヒグマ
「ふん、戦闘訓練にも付いてこれないような弱っちいヤツは足手まといでしかないからな」
キンシコウ
「またそんなこと言い方して...
『作戦参謀としては見どころがあったのに、キツく当たりすぎたかな…』
ーとか言ってたじゃないですかw」
ヒグマ「おま…!」 ///
キンシコウ
「ふふ…
私も『フレンズたちの避難誘導』の仕方は参考にさせてもらってますよ。
今度、避難訓練を企画してるので、また相談に乗ってもらえます?」
かばん
「はい、分かりました」
リカオン
「僕も『効率的な見回りルート』を作ってもらって、とても助かってます」
ヒグマ
「ごほん、 ま、そういうことだから、気が向いたらいつでも戻ってこいよ」
スナネコ「照れてるんですか~?」
サーバル「私は? 私は?」
ヒグマ「お前らは要らん!」
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リカオン
「そうですか。 ボスの素体だけ、なんですか・・・」
ヒグマ
「まだその話を引っ張るのか」
リカオン
「愛らしい青を基調にしたボディー・・・
それに加えてパイレーツ型にメキシカン。 コマンダー型も捨てがたいですよね... じゅるり…」
キンシコウ「ボス好きもここまで来ると…」
ヒグマ「ヤベェ、ヤベェヨ、こいつ…」
ボス「タベナイデクダサーイ」
サーバル「リカオン、食べちゃダメだよぉ」
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リカオン
「冗談はさておき」
ヒグマ
「とてもギャグには聞こえなかったぞ…」
リカオン
「とにかくボスはすっごいんだからー!」
かばん「は、はあ…」
ヒグマ「まぁた変なスイッチ入ってんな」
キンシコウ ( ´ー`)
リカオン
「たとえばボスピーカーの高性能さだけを取ってみても・・・」
一同「・・・」
リカオン
「そもそも音とは空気の振動が… どーのこーの... スピーカーとは… あーだこーだ・・・」
サーバル「ふあぁ~」
スナネコ 💤
ボスピーカーは...
・音の再現性が高く、ネットワーク越しでも周波数(音程)の誤差は、ほぼゼロ。
・どんな大音量・強振動にも耐えられる丈夫さ。
#音響兵器にもなりうる優れた指向性
一同「・・・」
ヒグマ「お前は なんでそんな詳しいんだ?」
一同(あ…)
リカオン
「音響用語のハウリングという言葉は『遠吠え』という意味でして・・・
ヒグマ「あ、あぁ…」 (薮蛇…)
リカオン「不快な音が出ること、だと思われてますけど、
元々は共振を起こして増幅させるのが目的なんですよね」
ヒグマ「そ、そうなんだぁ…」 (マズい…)
リカオン 「ーで『共振』というのが、また…」
ヒグマ「分かりました、分かりましたから~」 (辟易…)
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~ダイヤモンドは傷つかない~
キンシコウ「では私も『ダイヤモンド』についてのトリビアを」
ヒグマ「お前までノるなよ!」
キンシコウ「組成自体は炭と同じで… どーのこーの... 最も硬いと言われて… あーだこーだ・・・」
サーバル 💤
スナネコ 💤
#ダイヤ
#硬さ
#モース硬度
かばん
「つまりダイヤが硬い、と言っても水平方向の引っ掻きキズに対してで、
垂直方向の衝撃には弱いってことだけ覚えておけば良いですね」
キンシコウ
「たった2行でまとめられてしまいました…」
かばん
「それにしても、ずいぶん詳しいんですね」
キンシコウ
「私の生まれ故郷は昔『ちうごくちほー』と呼ばれてまして、ダイヤモンド鉱山があったんですよ」
かばん
「そうなんですね」
キンシコウ
「その頃はトキさんの仲間もたくさん居たらしいですし・・・
あとアナツバメさんも同郷になりますね」
ヒグマ
「ああ、あの軟弱そうなヤツな」
かばん
「アナツバメさん?」
博士
「最近フレンズ化した者ですね」
助手
「この間、挨拶に来たのですよ」
ヒグマ
「ダイアウルフってのも最近じゃなかったか? 強いらしいじゃないか」
博士
「ヒグマが個別に興味を持つなど珍しいですね」
助手
「ヘラジカのように手合わせでも?」
ヒグマ
「今でこそ平和だが、いつ新たな脅威が起こるか分からん。 スカウトでもしようかと思ってな」
リカオン
「それなら僕が『オオカミ連盟』のよしみで声を掛けておきましたよ」
でも乗り気ではなかったですね。 嘆かわしいことです」
かばん
「オオカミ連盟?」
リカオン
「昔そういう#グループ分けがあったんですよ」
キンシコウ
「タイリクオオカミさんがリーダーで」
ヒグマ
「今では皆、すっかり牙を抜かれたイヌみたいになってるけどな」
かばん
「でも黒セルリアン戦では、僕を助けるために駆け付けてくれたんでしょ?」
ヒグマ
「確かに潜在能力は、しっかり発揮してたがな」
博士「いざという時に実力が発揮できれば、普段はどうでもいいのです」
助手「いざという時に長らしい振る舞いができれば、普段はどうでもいいのです」
ヒグマ
「ちゃっかり自己弁護に持っていきやがった…」
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かばん
「ところで皆さんの生まれ故郷は?」
一同「・・・」
かばん
「ああ、僕のことなら気にしないでください。
この間、調べてみたんですが・・・
ミトコンドリア・イブと呼ばれるDNAで遡ると『最初の女性』はアフリカに居たそうです。
それがサバンナかどうかまでは分かりませんけど、僕は そう思うことにしました。
だから僕のナーバリはサーバルちゃんの居る『さばんなちほー』にしたんです」
サーバル「かばんちゃん…」 ハート💕
博士「コレが『リア獣』というものですか…?」
助手「末永く爆発してろ、なのです…」
<これが噂の#かばんぱく宣言かぁー!
ツチノコ「口から砂 吐くわ…」
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博士
「ところでサーバルは何も要らないのですか?」
助手
「尺も充分でしょうし、そろそろ締め切りますよ?」
プリンセス(マズいわ。 出番どころかココでの収穫さえ無いまま終わってしまう…)
サーバル
「特に無いかな?
物語上の仕込みも残り少ないし、今回は主人公じゃないから気楽でいいなぁ…」
かばん「メタいよ。 サーバルちゃん…」
サーバル
「そうだ、誰か一発ギャグやってよ」
ツチノコ
「( ゚Д゚)ハァ? 話の持って行き方が強引すぎるだろ」
サーバル
「そうだなぁ… 誰にやってもらおうかなぁ~?」
ツチノコ
「だから強引だって!」
博士
「ヒグマは既に居ることだし、ヒゲじいにも来てもらったのです」
助手
「準備万端なのです」
ツチノコ
「もう燃やしてるやん!」 (*`Д´)っ))
サーバル「じゃあ、ツチノコ! 『ジャパリコインだ!』 ・・・で」
ツチノコ「やッぱり強引だ!」
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ツチノコ「スルーするな!」
ボス「サムッ」
スナネコ「ボスがフリーズしてるぅ」雑浸 けしなきゃ!」
サーバル「大変! 温泉に
博士「この火を使いますか?」
助手
「そうですね。 ヒゲじいの代わりに燃やしてみるのです」
ツチノコ「そっちのフリーズじゃねぇよ!」 (*`Д´)っ))
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