アライ
「アライさんは、この出番に賭けてるのだ!」
フェネ
「2章での見せ場はココくらいだからね~」
イワビー
「メタ都合かよ!!」 (*`Д´)っ))
アライ
「問答無用なのだ! やるのだ、フェネック! 変身なのだ!」
フェネ
「はいよ~」
ミライ
「変…身?」
ーといっても映像は あくまでイメージらしく、
現実には目を瞑ってバンザイしながらクルクル回るアライさんの服を
フェネックが着替えさせようとしている。
フェネ
「アライさ~ん、じっとしててくれるかな~」
アライ
「・・・ 了解なのだ...」
フェネックが せっせと脱がせるが、
動画中の『光るインナー』のような演出は当然ないので『つるつる』が丸見えだ。
恥ずかしくないのだろうか?
アライ ( ̄∩ ̄)
「フェネック、まだなのか?」
フェネ
「う~ん、ヒラヒラとか、リボンとかリボンとかの装飾が多いんだよね~」
一方のフェネックは着付けに悪戦苦闘している。
一体、我々は何を見せられているのだろうか?
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フェネ
「できたよ~」
アライさんはノリノリでポーズを決めるが、こちらは待たされ過ぎてgdgdだ。
サーバルに至っては居眠りしている。
ーと、エンカウントSEが流れ、画面がフラッシュすると、バトル用のものに切り替わった。
左からバス、中央にサーバル軍、右端にアラフェネが配置されている。
♪~ しかしBGMはコミカルなイベント用のものだ。
会話イベントが始まった。
アライ
「さあ、サーバル。 ダイヤの情報を寄越すのだ。
アライさんは一山当ててパークの人気者になりたいのだ。
教えないなら力づくでも奪うのだ!」
恰好は正義の戦士のはずなのに、言動は悪役そのものだ。
いいのか? それで。
サーバル
「知らないよぉ。 それより今からPIPの練習見学に行くんだから邪魔しないでよ」
こっちはこっちで(空気を読まずに)マイペースを貫いている。
ーとフェネックが何かを察し、そろそろと画面下に移動する。
ずももももも…
サーバル
「あ! アライさん、後ろ後ろ!」
アライ
「ドリフの観覧者(子供)みたいに気を逸らそうったって、そうはいかない…
~♪
コミカルなBGMが唐突に終わる。
アライ
「・・・のだ?」
アライさんが振り返ると、セルリアンが大量に右から画面に入ってきた。
アライ
「のだー!」
逃げ遅れたアライさんは・・・
プチっ❗
セルリアンに踏み潰されてしまった…
♪~ バトル用BGMに切り替わる
ミライ
「第一種戦闘配置!」
サーバルたちは戦闘モードに入る。
セルリアン軍の向こう側では、どこぞの『ネコ&ネズミのアニメ』みたいに
ペラペラになってしまったアライさんをフェネックが丁寧に丸めている。
そして筒状になったペライさんを小脇に抱えると、画面右端から退場した。
フェネ
「またね~」
シュール過ぎる光景にツッコミを入れたかったが、
『今そこにある危機』に対処するのが先決だ。
コウテイ
「カリスマ・ストレート・ブレイク!」
ぱっかーん ぱっかーん!
てってれ~
だが、バトルシーン自体は
相変わらず、経験値もドロップアイテムも無かった。
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