コウテイ
「
コウテイは、他のPPPのメンバーと共に正座し、神妙な顔で謝った。
複雑な気分だった。
確かに「コウテイがウソをついていたこと」はショックだったが、
自分を曲げてまで私を必要としてくれたこと自体は嬉しかった。
そしてPPPに入らずに済む、ということに安堵を覚えると同時に、
入る必要が無くなったことに寂しさを覚えていた。
プリンセス
「別に怒ってないわ」
許す、だと上から目線っぽい気がして、そんな言い方になってしまった。
逆に気を悪くしたり、気に病まないだろうか? と心配していると、
コウテイ
「ありがとう。
・・・ この流れで言うのもどうかと思うが、改めてお願いしたい。
PPPに入ってくれないか?」
驚いた。 まったく
確かに初代pppに私が在籍出来ていたら、という夢想したことは何度もある。
一度くらいなら・・・ 今なら、その夢を叶えても罰は当たらないかもしれない・・・
覚醒しつつあることを自覚した私は、
改めて「この世界のしくみ」について考えてみる・・・
きっと大丈夫。 そんな気がした。
プリンセス
「
コウテイ
「ありがとう!」
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その後、私は作戦会議で幾つかの「気付き」を、みんなに伝えた。
ダイヤは衝撃には弱い。
つまり何か叩きつけることが出来れば。
ダイヤリアンのゼリー状の体は水だった。
異常気象について。
現有戦力と使える「技」について。
などなど…
この「ウソだらけだったけど素晴らしい世界」を守りたかった。
あまり意味は無いのかもしれないけど...
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