けものフレンズBBS NEO

某作者のSSスレ / 203

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名無しのフレンズ 2019/05/11 (土) 14:55:57 b652b@d7aa5 >> 196

コウテイ
(だま)すようなことをして悪かった」

コウテイは、他のPPPのメンバーと共に正座し、神妙な顔で謝った。

複雑な気分だった。
確かに「コウテイがウソをついていたこと」はショックだったが、
自分を曲げてまで私を必要としてくれたこと自体は嬉しかった。

そしてPPPに入らずに済む、ということに安堵を覚えると同時に、
入る必要が無くなったことに寂しさを覚えていた。

プリンセス
「別に怒ってないわ」

許す、だと上から目線っぽい気がして、そんな言い方になってしまった。
逆に気を悪くしたり、気に病まないだろうか? と心配していると、 

コウテイ
「ありがとう。
 ・・・ この流れで言うのもどうかと思うが、改めてお願いしたい。 
 PPPに入ってくれないか?」

驚いた。 まったく()りてなかったw

確かに初代pppに私が在籍出来ていたら、という夢想したことは何度もある。
一度くらいなら・・・ 今なら、その夢を叶えても罰は当たらないかもしれない・・・

覚醒しつつあることを自覚した私は、
改めて「この世界のしくみ」について考えてみる・・・
きっと大丈夫。 そんな気がした。

プリンセス
一度(ワンステージ)だけなら」

コウテイ
「ありがとう!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

その後、私は作戦会議で幾つかの「気付き」を、みんなに伝えた。

ダイヤは衝撃には弱い。
つまり何か叩きつけることが出来れば。
ダイヤリアンのゼリー状の体は水だった。
異常気象について。
現有戦力と使える「技」について。
などなど…

この「ウソだらけだったけど素晴らしい世界」を守りたかった。
あまり意味は無いのかもしれないけど...

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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