自転車道場

フレームの精度と適正サイズ

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abbuさん
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JAMIS CODA NEOというバイクの購入を検討しているのですが、
サイズ選びで悩んでおり、相談させていだきたく存じます。
メーカ製品紹介URL:https://www.jamis-japan.com/coda-neo.html

身長は173cm、いわゆる日本人体型なのですが、適正サイズは17インチでしょうか。それとも19インチでしょうか。バイクの用途としては、キャリアを装着しての自転車旅や舗装路メインのロングライド、林道のサイクリング、通勤などを予定しています。

また、浅学なのですが、このバイクはフォワードジオメトリという最近のMTBに似たジオメトリで、舗装路メインのロングライドには不向きなのでしょうか(兄弟車種にSEQUELというバイクがあり、ショップでは
アーバン/グラベルバイクと紹介されていることが多いように思います)。

最新のMTBに乗ったことがないので想像ができないのですが、ステム長さが40mm(17インチ)なのでクイックなハンドリングだがホイールベースは長めなので安定性はある??

なお、ハンドルバーは握る位置を変えられるJONES BIKEのH LOOP BARやSURLYのモロコバーに変えようと考えています。以上、ご教授のほどよろしくお願いいたします。

ディープインパクト
作成: 2024/09/10 (火) 09:50:34
最終更新: 2024/09/22 (日) 20:15:17
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57
ディープインパクト 2024/09/10 (火) 10:48:14

 クオリア44さん
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更に参考として、今買えばフレーム単体で75万円くらいするアメリカンハンドメイドの最高峰、インディペンダント ファブリケーションの製作責任者の署名付きで納品されるステンレスフレームの仕上げがコレです。(私が買った時は半値近くだったけど)

つまり,自転車業界の最高だとされる溶接の代表的なモノです。

自転車のフレームは、0,7mm厚のパイプを曲面同士で突き合わせで、残留応力が極力残らない様に溶接する必要があるので、おそらくはキレイに溶け込んだ様に溶接するのは不可能だと思います。

まあ,私は溶接はやった事は無いんだけど、溶接部をキレイに見せるために溶接部に真鍮をロウ付けして盛ってからヤスリがけする手法が有るくらいだから、因みにその仕上げのフレームも私は持ってるけど、優先されるべき要素が自転車のフレームは特別だと考えられます。

因みに、サイクルベースあさひ、のオリジナルブランドの自転車のフレーム溶接を見ると面白いと思います。

あり得ないくらいに酷い仕上げなので。

58
ディープインパクト 2024/09/10 (火) 10:49:01 修正

 abbuさん
やすりおさん
ご心配いただきありがとうございます。
やすりおさんもシェファードにお乗りになられているのですね。

ご提示いただいた写真の溶接部には特に溶接欠陥は見受けらず、問題ないと思います。

溶接線にある凹凸の有無は、材質や溶接方法によって異なるもので、凹凸がある=品質が悪いではないのでご安心ください(厳密に言うと凹凸の大きさなどの要素もありますが)。
SURLYの場合、SCM材をTigという方法で溶接しているのですが、鋼材のTig溶接では溶接線が平滑になることが特徴です。
一方、アルミはその性質上、同じ溶接方法を用いても凹凸が現れやすいです。

問題は、強度低下に繋がりうる溶接欠陥(SURLY的にはきず?)があることですね…。

クオリア44さん
そんなに高価なフレームをお持ちとは…!私ならもったいなくて乗れません笑
>残留応力が極力残らない様に溶接する必要があるので、おそらくはキレイに溶け込んだ様に溶接するのは不可能だと思います。
通常、薄物でも残留応力と熱変形を除去するために歪み取りを行うのですが…。
自転車では違うのでしょうかね?すごく適当?

実物は見たことがありませんが、溶接が難しいチタンのバイクを作っているMOOTSやSEVEN CYCLESは溶接が綺麗なイメージです。十分に融合しているように思えます。あちらはアーク溶接のようですが。薄物のチタンは腕のある職人でないと溶接できないでしょうね。

設計脚長より実脚長が不足しているならば明らかに問題では…。設計の詳細や思想は知りようがありませんが。
溶接部の板厚を厚くするなどの対策もできそうですがね。重くなるからとやらない?

>溶接部をキレイに見せるために溶接部に真鍮をロウ付けして盛ってからヤスリがけする手法が有るくらい
設計を満足している脚長があれば、成形しても何も問題はないと思います。
むしろ、僅かでも応力集中が避けられるかもしれないですし。

>優先されるべき要素が自転車のフレームは特別だと考えられます。
自動車でも自転車でも、安全性<金・見た目だとしたらダメですよね…。
実際のところどうなんでしょう。あさひのものは酷いということですし、
フレームが折れて大事故が起きたという話も聞いたことがありますので
業界全体がボロボロ??

なんだか、エンドユーザに専門知識をもつ人は少ないと侮ってか、適当に作っているのではないかと疑ってしまいます。

やすりおさんに見せていただいた写真を見る限り、ビード幅や余盛高さが均一となっており、シェファードの溶接に問題はなさそうですね。
今も同じ工場・溶接工で作られているかはわかりませんが笑

これらのチタンフレームは溶接が綺麗で良いですね
これならだいたいの溶接外観検査で合格と判定されるのではないでしょうか。
https://www.bespokecycling.com/build-gallery/moots-routt-45-with-mavichttps://forums.thepaceline.net/showthread.php?t=209456

59
ディープインパクト 2024/09/10 (火) 10:50:43

クオリア44さん
達人とされるビルダーさんが製作するフレームは、様々な配慮とスキルの蓄積により、溶接が終わった時点で残留応力が限り無くゼロになる様に仕上がっています。

その確認の為に完成したフレームのパイプを切断しても、切断面が残留応力でズレる事が殆ど無いそうです。残留応力があると走行性能にマイナスの影響が出るそうなので、ここは拘って作られてると自転車雑誌の特集で読みました。

さて現在のソコソコ高級なアルミフレームは、溶接部分が非常にキレイでスムーズです。

溶接部を盛ってからベルトサンダーで切削加工してキレイな外見に仕上げているから。

チタンフレームは殆どの場合、無塗装で仕上げられるので、おそらくは同様に溶接時から切削加工を前提にした作業工程でキレイにしていると思われます。

私の持ってる現在じゃ非常に珍しい6ー4チタンのリンスキーも非常にキレイに見えます。

現在では、チタンフレームの存在意義、商品価値は、その質感が殆ど全てと言っても過言じゃないので、まあ溶接部はキレイにするのが当然でしょう。高額で売れるのでいくらでも手間をかけられるし。セブンなんか主力商品はフレームに装飾の彫金が入ってるし。

つまり、そういうプレミアム商品以外、必要以上に溶接の外見に拘る意味は無いと思うのです。キレイに見えるよりは残留応力が無い事が優先して製造されてる筈ですし、キレイに見えても残留応力が多く残ってる可能性も有るし。

60
ディープインパクト 2024/09/10 (火) 10:51:10

abbuさん  

>チタンフレームは殆どの場合、無塗装で仕上げられるので、おそらくは同様に溶接時から切削加工を前提にした作業工程でキレイにしていると思われます。

想像がつかないのですが、切削とは何を指していますか?
前述したmootsやsevenの溶接ビードには研削跡はありません。
パイプの開先のこと?

>現在では、チタンフレームの存在意義、商品価値は、その質感が殆ど全てと言っても過言じゃないので、まあ溶接部はキレイにするのが当然でしょう。

>つまり、そういうプレミアム商品以外、必要以上に溶接の外見に拘る意味は無いと思うのです。キレイに見えるよりは残留応力が無い事が優先して製造されてる筈ですし、キレイに見えても残留応力が多く残ってる可能性も有るし。

溶接は、目視による外観検査で、ある程度の良否が判定できます。
それは外見という意味ではなく、品質の良否です。外観と外見は別です。
私は別に外見にこだわっているのではなく、品質・安全性を懸念しているわけです。
端的に言ってしまえば、綺麗な仕上がりの溶接線≒高品質なのですが、技術競技会で優勝できるレベルの過剰品質は求めていません。
安全性を求められる製品において、通常、NGとなるような溶接欠陥と推考されるきずがあって大丈夫なのかなと。
品質の高い低いと判定基準未達(これがわからないので何とも言えませんが)とは全く別のものです。

残留応力の大小は、溶接速度や歪取りの有無によって異なります。
よって、外見と残留応力の大小は相関関係にありません。

この話はこの辺で終わりにします。
ここは自転車の掲示板で溶接や品質に関する講習会ではないので笑

61
ディープインパクト 2024/09/10 (火) 10:51:40

 やすりおさん
自転車における溶接って、よっぽど劣悪な自転車を除けば、
左右対称性を高める為の精度と、鑑賞に耐える自転車ではあれば見た目だと思っているのですがいろんな見方があって面白いですね。

今まで溶接面って全く気にしていなかったのですが、鉄系?の高級自転車見るとき、よく見てみます。
しかしクオリア44さんのコレクションはすごいですね!

では失礼します。

62
ディープインパクト 2024/09/10 (火) 10:52:45

 tour-neyさん
画像1画像2
ママチャリ。ダウンチューブ上面溶け込みが甘いのを確認 クロモリロードバイクの溶接跡
溶接ネタを引っ張って申し訳ないのですが…相談です。
ママチャリ購入を考えており、スチールフレームでの溶接も、お手本溶接跡の画像に近ければ良いのでしょうか?画像添付します。ママチャリ(ハイテン)とロード(クロモリ)です。急ぎではないので、時間あれば宜しくお願いいたします。車体価格は当時、1.4万円と12万円です。

63
ディープインパクト 2024/09/10 (火) 10:53:56

abbuさん
やすりおさん
自転車は実用品であり趣味品でもあるので、外見も重要な要素ではあると思うのですが、それはあくまでも安全という前提があっての話だと考えています。
溶接線に限った話をすれば、「外見が悪いが品質が良い」というのは成り立たないと言っても過言ではないと考えています。
経験上、溶接線がぐちゃぐちゃだけどしっかり接合されている、というモノは見たことが無いですね笑
熱変形についても、綺麗な溶接線であれば適切な速度で溶接されていると推考されるので、溶接線が綺麗だけど熱変形が大きい!ということも考えにくいです。

先述の説明と重なってしまいますが、高級なsevenやmootsと同じくらいに仕上げろ!と過剰品質を求めているわけではなく、それ以前に溶接欠陥があるけど良いの?と疑問を呈したかったんです。
といっても、sevenやmootsくらいの溶接ができる人は日本の工場にはたくさんいて、達人級のスキルとは正直思わないのですが。
アジアの工場という点を鑑みてokとしています笑
私も海外工場の作業員の管理には困りましたので。こんなものかなと笑

tour-neyさん
前述のmootsやsevenのように溶接線が「((((((((((((((((」と均一の間隔と幅、高さになっているとGoodというイメージで大丈夫です!ちなみに(((はビードといいます。
(((((((の横に凹みや溝があるのは×です。典型的な溶接欠陥で、強度が弱くなったり応力集中が発生しやすくなったりします。
⇒surlyにはこれがあったんですよね。ディスクブレーキキャリパーの台座部分に。
 応力がかかる部分がそれで良いの?と思った次第です。

((( (( ( (((と間隔がまばらなのも好ましくないですが、目をつぶれる範囲かなと思います。

白色のフレームは必要十分の品質かと思います。
黒色のママチャリは、脚長不足やビード不揃いが認められます。これも強度低下などに繋がりうる典型的な溶接欠陥です。

上でチタンの溶接をアークと言っていますがTigですね。何か思い違いをしてました。訂正します。
Tigは溶け込みが浅い分熱変形が比較的起こりにくく、肉厚の薄いパイプの溶接では十分なので用いられているのでしょうね。そして他の溶接方法と比べて工数を短縮できます。

今日、シェファードシティを見てきました。
グリーンが展示してありました。ダウンチューブの下側にもダボ穴がありましたね。ツーリングバイク??
それをフロントフォークに付けてほしかったな~と思いました笑
フロントラックを付けようとしたら他の方法でも取り付けられると思いますけど。
候補のブルーが置いてなかったのが残念でした。
慎重?な性格なので、このショップで買っていいものかと一旦持ち帰ってきました笑

ヘッドチューブとダウンチューブの接合部に大きなアンダカットという溶接欠陥が3箇所ほどありましたが、もうこういうものだと深くは考えないようにしました笑

塗装も塗膜が厚めで綺麗でした~。

64
ディープインパクト 2024/09/10 (火) 10:54:34

tour-neyさん
abbuさん、
早速ありがとうございます。とても参考になります。
>黒色のママチャリは、脚長不足やビード不揃いが認められます
なんかアンダーカットについて調べましたが、それに似たような…模様。奥が深い。ビード解説もありがとうございます、よく観察するキッカケになりました。

>ヘッドチューブとダウンチューブの接合部に大きなアンダカットという溶接欠陥が3箇所ほどありましたが、もうこういうものだと深くは考えないようにしました笑
すみません、そこまで見れてなかったと思います(汗)

65
ディープインパクト 2024/09/10 (火) 10:55:12

 abbuさん
自転車の屋台骨となるフレームの溶接は、安全上とても重要な役割を担っていると思います。
「溶接?硬い金属同士がくっついているんだから頑丈でしょ?」と思いたくなりますが、実際はそうではありません。
下手な人が溶接すると、溶けた溶接棒が母材の上に乗っかっているだけということが多々あります(溶け込み不良、オーバーラップ等)。
一見、表面が平滑で上手に溶接されているように見えますが、ただ溶けた棒材がたらーっと母材を伝っているだけです。

こういった場合、衝撃や荷重を加えると簡単に破断します。溶接部が剥がれるようなイメージです。フレームが破断すれば重大な事故に繋がる恐れがあります。

フレームの出来/不出来は寸法精度はもちろんのこと、溶接も重要な要素ではないでしょうか。
(寸法精度というのも測定が難しそうですね。特に幾何公差は三次元測定機などがない厳しいような)

私は、これだと気に入って買ったフレームが雑に作られていたら嫌な気持ちになります。
SURLYがまさにこれで、その未熟な企業姿勢も含めて熱が冷めました。

自動/半自動溶接の製品ならば抜き取り検査でもOKだと思いますが、手動で溶接している製品ならば全数、全線検査すべきだと思います。検査員でなくとも作業者自身が作業後にチェックすべきです。作ったはいいけどちゃんと出来てるかはわからない、では困ります。

66
ディープインパクト 2024/09/10 (火) 10:55:33

tour-neyさん
確かに溶接は重要だと感じます。だからあえて突っ込んで聞いてみました。予想以上に有意義なコメントで、感謝します。

ただ現実として、強度テストはしているのに、明らかに溶接出来てないよね?という箇所を見ます。でも破断した例は稀ですし、ラグが抜ける例の方が見ます。(自分の目で確認した範囲)

所詮人力の負荷では、高が知れてるのだろうか…とふと考えてしまいます…なんか悲しくなります。というか私のママチャリフレームも溶接不良見つけただけにショック。これでもママチャリ最高峰と自負してたけど(汗)

これから学んだ部分を活かして、ちょっと溶接跡を見るのが楽しみです。

67
ディープインパクト 2024/09/10 (火) 10:56:03

abbuさん
強度試験って全数対象なんですかね?抜き取りだったり代表1台だけだったりしそうです。
チャンピョンデータ取って終わりって可能性もありそうです。
誤魔化そうと思えばいくらでも出来ると思うので。

安全率をとって設計してるはずなので、脚長が多少不足していても今のところ実用上の問題はないのかもしれませんが、品質的にはアウトという考え方をすべきです。
といっても、自転車に加わる荷重や衝撃って結構大きいと思います。
別な話ですが、somaはフレームが破断してしまったということでステーを追加したことがあったと思います。

私も自分が気に入って買ったフレームに多数の溶接欠陥を見つけたときはかなりショックでした。

>溶接跡が綺麗でも溶接強度?が出ているかどうかは別と聞きます。
→これは考えにくいです。考えられるのは一見綺麗に見えているだけとか、全体的に脚長が不足しているとか、目視では確認しにくい割れなどの溶接欠陥があるとか、溶接棒の種類や溶接条件が不適切とかですね。目視での発見が難しいきずは非破壊検査という方法で検査します。現状を鑑みると自転車でそれを実施しているとは思えませんが。

>溶接に拘りが無いということは要素の一つではありますがフレームの精度や部品の選定、組み立てにも拘りが無いのではないかと疑う要因になります。
→そうですよね。重要な部分が蔑ろになっているのに他の部分がちゃんとしているはずがない、と考えます。
フレームの溶接の場合、拘り以前に基本の部分なので。ラグは実用<趣味性ですが。

68
ディープインパクト 2024/09/10 (火) 10:56:37

クオリア44さん
コストが10倍以上かけられる80万円もするチタンフレームの溶接はキレイ、と言っても、殆どの人には無縁の話です。比較しても意味がない。

まあ私はそのクラスのフレームを安い内にいくつか入手していますが、
そして、自転車のフレームの溶接部からの破断なんて稀な話ですし。

ただ、チタンフレームは乗り込むと経年劣化で必ず溶接部が破断すると言われていて、報告例が山ほどあります。なので、チタンフレームの溶接がキレイ、というのは,私は大した価値が無いと思っています。

あとね、ロウ付けによるラグ接合が自転車で好まれる意味の多くは、溶接よりもずっと残留応力を減らすのが容易だからです。

溶接で残留応力を限りなくゼロにするには非常な手間とスキル、コストが必要なので、上等な溶接フレームはパイプの選択肢が無限大なのもあって、上等なラグ接合よりもずっと高額です。

69
ディープインパクト 2024/09/10 (火) 10:57:03

 abbuさん
チタンとの比較なんて話してましたっけ??
チタンフレームは無塗装で溶接線がわかりやすかったから例として出しただけです。
価格や素材に限らず、安全に関わることなので"十分な"品質を確保してほしいと思います。
何度も述べていますが、自転車メーカの設計詳細や品質基準が不明なので何とも言えませんが。

>チタンフレームは乗り込むと経年劣化で必ず溶接部が破断する
経年劣化とは具体的に何を指していますか?降伏点を超えるような繰り返し荷重が加わって破断するなら溶接とかいうより設計の問題では。メーカ想定外の乗り方で50年間乗ったとかいうなら話は別かもしれないけど。

>自転車のフレームの溶接部からの破断なんて稀な話ですし。
だからと言って放っておいていい、問題ないとは言えないと思うんですよ。
飛行機関係や自動車関係のメーカで働いている方がこういう思考だったら怖くないですか?笑
飛行機はたまにしか墜落事故しないから問題ないとか、このホイールはたぶん折れないだろうとか笑
各メーカはその「稀」な事故をなくせるように日々頑張っています。
そして自転車メーカもそうあるべきでは?と思います。頑張っての現状ならばもっと頑張らなければなりません笑

>チタンフレームの溶接がキレイ、というのは,私は大した価値が無いと思っています。
上記のとおりチタンフレームは例です。あと、価値の有無についてはそれで別に良いと思います。
私もいちユーザとして意見を述べているだけなので。ただ、経験と知識から疑問に思っただけで。
別に勝敗を決するわけでも、何かが変わるわけでもないので勘違いしないようお願いします笑

フレームの溶接品質は安全性に直結しているはずですので、私は大切だと思います。
勘違いしているようですが、先述のとおり外観良好の溶接線≒高品質ですので、見た目が良くて満足するとかいう話はしていません。繰り返しますが外観と外見は意味が違います。

残留応力については、不明点が多いので言及しません。
たしかにラグ接合の方が残留応力は小さいでしょうね。融点が低いので。
ただし、正しくは「減らすのが容易」なのではなく「小さい」ですね。意味が違ってきます。

>溶接で残留応力を限りなくゼロにするには非常な手間とスキル、コストが必要なので、
そうなんですかね?どの程度まで熱変形を抑えるかなど自転車のフレームのことはよく知りませんが。
高級ハンドメイドフレームのラグ溶接の製造工程の動画を見たことがありますが、ラグ接合の方が手間がかかりそうな印象でした。
切断したりハンドツールで削ったりヤスリや紙ヤスリで磨いたりで。

私はクオリア44さんのように高級品を持ってないので、正直、高級品の話はどうでもいいです笑

続けてしまいましたが本当にこの辺で終わりにします!
道場の皆さまには色々とご教授いただけましたので、少しでもその恩返しになったり、自転車選びの新たな一要素になったりすれば嬉しいです。

70
ディープインパクト 2024/09/10 (火) 10:58:21

 クオリア44さん
多分、ハイエンドに於いてはラグ接合よりも溶接フレームの方がずっと高額である理由が分からない人が多いと思うので、一応説明しておくと、まず、現在の高性能金属フレームに使用される大径パイプに対応するラグは殆ど存在しないので、自動的にハイエンド金属フレームは溶接接合になり、高額になる。

一応、ラグ自体を外注の特注で少数製造も出来て、実際にケルビムさんとかがやってるけど、デタラメに高額になる。稀な例。

次に、高級金属フレームは基本的にオーダーだし、仮にカタログモデルでも受注発注で製造されるので、オーダーと大して変わらない。
そして、様々なサイズの最適化されたジオメトリーのフレームを作るのに、0.7mmくらいの極薄パイプを複雑に接合するのに、まず突き合わせを超精密に曲面同士が3次元的に繋がる様にカットしなくちゃいけないが、どう考えても簡単じゃない。作業がテンプレ化していないので、フレーム一本ごとに計算、加工する必要がある。

設計支援ソフトとソレとリンクするマシニングセンターが無いと無理。こんな設備、間違いなく数千万円かかるし、実際に動かすまでに大変な調整も必要だろう事は容易に想像出来る。

この設備の償却がどれだけ大変か。私の持ってるアメリカ最大工房のインディペンダント ファブリケーションのフレームも、こうして作られてる。

それでも、おそらくは、もっとアナログ的な手法で乗り切る方法も無いではないだろうが、手間が遥かに膨大だろうし、それは直接コストに繋がるので、やっぱり非常に高額になる。

そして、溶接作業の準備で、超精密なオリジナルのジグを作る、或いは作ってもらう必要がある。簡単じゃない。

そして何より、こういう薄い高級パイプの溶接自体、非常に難しい。達人は残留応力をほぼゼロで作業出来るそうだが、こんな職人がそうそう居る訳じゃなく、工賃が高額なのも当然。養成も容易じゃないし。

という訳で、ラグ接合と溶接を選べるフレームビルダーさんの価格表でも、溶接の方がずっと高額になっている。

因みに、ラグを手作業で削って美しく加工するビルダーさんもいて、非常な手間をかけている場合もあるのだが、ケルビムさんいわく、こんな作業に膨大な時間をかけるのはバカバカしい、フレームの本質的な価値とは関係無い、としてベルトサンダーで効率的にやってるけど、仕上がりは十分以上にキレイ。私もフォークだけオーダーした事あるけど。
画像1
うん、やっぱり金属ハイエンドフレームの製作には、CADと同期させたマシニングセンターを使ってた。

実は直感による確信が有ったんで、ちゃんと確認していなかったんですね。
まあ、どう考えても正しいと思っていたんですが。

71
ディープインパクト 2024/09/14 (土) 11:34:55

 ピロ吉.comさん  ロードバイクCAAD9のサイズについて

自転車道場の皆様、いつも大変有益な情報をありがとうございます。
自分は信州在住で季節も暖かくなってきて、ロードバイクに乗りたい!と思いサイズの相談にやって参りました。
今は昨年の夏に購入したミストラルでサイクリングを楽しんでおります。

本題ですが、現状欲しいと思っているのはズバリキャノンデールのCAAD9です(古いな!)
当然新品などなく、中古品を探しているところです。
ピンポイントでこちらを選んだのは最後のハンドメイドインUSAに惹かれてなんですが…
身長174cm(股下78cm)なんですがメーカーのサイズ表からすると52サイズとなりますが、
今のミストラルは48サイズに乗っておりそれと比較すると
ミストラルはシートチューブ長48、トップチューブ長545で
CAAD9の52サイズはシートチューブ長50、トップチューブ長535になっており、
シートチューブ長48だと50サイズだし、トップチューブ長545だと54サイズだし
どこの部分を重要視すれば良いのかわからなくなり相談させて頂いた次第です。
50、52、54どれが良いのでしょうか??

後は別のツッコミとして中古品はやめておけという意見もありますでしょうか?
ただ今のロードバイクはディスクブレーキばかりになっており、リムブレーキとなると
中古品になってしまうのですが…中古品についての注意点などあれば教えて頂きたいと思います。

72
ディープインパクト 2024/09/14 (土) 11:35:56

tukubamonさん
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CAAD9であれば私の出番ですね。2008年から15年乗っていますので。
サイズは好みあるでしょうが私は172cmで54乗っています。ジオメトリーが一番美しいのと、若い頃は175cmあったのでそのサイズでした。ちなみにミストラルも520乗ってます。
なので54が良いとは思いますが、現実的には良い中古は手に入らないですよ。わざわざCAAD9にこだわる理由も無いのではと思います。

73
ディープインパクト 2024/09/14 (土) 11:36:18

鶏 泰造さん
調整幅はハンドルのリーチよりシート高のほうが圧倒的に大きいので、調整幅の少ないほう(トップ長)を重視して選んだほうが良いです。

たいていのクロスバイクは、ロードバイクに較べてトップ長が15~25mmぐらい長くできています。クロスはバーハンドルが前提なので、ロードと同じトップ長で作ると「上ハン固定」になってしまい、ちょっとスピードを出そうと思った時など前傾が取りにくくなるからです。ですからミストラルの48とCAAD9の52は、適正身長はほぼ同じだと思います。

ロードでトップ545mmだと、110mmぐらいのステムを付けて身長180cmぐらいの人が乗るイメージかな。

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ディープインパクト 2024/09/14 (土) 11:36:35

ピロ吉.comさん
tukubamonさん
ありがとうございます。CAAD9超ベテランですね!愛車の写真色合いも鮮やかで羨ましいです。身長も自分と近いので54も良さそうですね。乗っていてサイズ感の大きさに不便を感じた事はないですか?以前どこかの書き込みで「自転車は小は大を兼ねる」というのを見た事があって気になっておりました。
CAAD9の良い中古はやっぱあまりないですかね。ヤフオクやメルカリだと画像判断になるので博打にもなってしまいます…

鶏 泰造さん
ありがとうございます。トップチューブを重要視した方が良いんですね。参考になります。クロスバイクより短めのトップチューブを選ぶとなると適正身長通りの52ですね。50だと逆に小さすぎですか?以前「自転車は小は大を兼ねる」というのを見た事があり、サイズ選びもわからなくなってしまいました。

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ディープインパクト 2024/09/14 (土) 11:37:23

CAAD9を選ぶとは通ですね。キャノンの全盛時頂点のロードバイク、キャノンデールはアルミフレームの王者でカーボンは冴えませんがアルミはピカイチでした。とにかく走る!草レースでキャノンアルミで優勝する人よく見ました。かかる(伸びる)ロードバイク。
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サイズについては48、50、52、54が乗れます。その中でベストを選ぶと50か52かなと思いますが走り方で好みがわかれます。僕みたいな競輪=短距離スプリント、最高速重視派なら50、マルチ自在タイプなら52、ジオメトリ表のシートアングルが走りを左右します。スプリント重視なら最低74.5度は欲しい、74度だと反応が物足りないかもです。

しかしキャノンのアルミは反応がいいので通常のフレームより融通が利きます。ジオメトリの黄金比を求めるならtukubamonさんの言うように54です。tukubamonさんのキャノン美しい!身長172cmのtukubamonさんがこのサドル高とステム長さで乗られるのなら54の美しさ黄金比を選択するのもありです。シートアングル73.5は僕的には物足りませんが年とると、こっちの方が乗りやすくなる可能性も大きいのでメリットもあります。

 普通のフレームなら73.5なんてモサッとして「俊敏に動け」とか思うかもしれませんが、CAAD9はたぶん、そういう不満はかなり少ないです。75度の競輪ピスト乗ってる人には感じるかもしれませんがミストラル乗られていて不満がないなら問題ないと思います。

 中古は出物が少ないのでサイズを選べる贅沢は言えないので範囲を広くとらえていった方がいいです。管理が適切ならアルミフレームは10年でも乗れます、今ヤフオクを見てみましたが、2台買ってもいいかレベルのが出てました。(僕の独断と偏見の意見)写真だけの判断なので実物はどんなものかわかりませんから、買うなら自己責任のギャンブルだと考えて買ってね。
 参考例として
1.兵庫から出品されている59800円のサイズ54黒、これ写真1枚しかありませんが、整備がとても丁寧、たぶん愛情もって扱われてた感じがする。部品構成も4500ティアグラセット、実物みてセンター狂いなどチェック必要ですが、たぶん乗れるんじゃないかなと思う。手渡し希望と書かれているので実物見て致命的な故障などあればキャンセルすればいいと思う(ヤフオクって現場キャンセルってできるのかな?)僕が狙うならこれかな?

2.もうひとつは緑のリクイガスモデル サイズ:50、ただ65000円は高いかな。サドルも合わない人はいらんし、まあフレームは写真からは使えそうに見えます(狂いなどは実物チェックしないとわかりませんが)以上現在出ている物で2点感想を書きました。

 10年落ちの中古なので、なかなかいい物と出会うのは難しいと思いますが、ぜひいい物を手に入れてください。CAAD9は名車です。がんばって!

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ディープインパクト 2024/09/14 (土) 11:37:52

ピロ吉.comさん
道場長さま
ありがとうございます。
ジオメトリーの黄金比がCAAD9は54なんですね!
選択肢としては50、52、54で探してみようと思います。道場長様がチェックして頂いた、兵庫出品のものは、手渡しだったので、長野県からなのでちと厳しいくて却下しておりました。二つ目のフレームのみのだとパーツを揃えるのと、自分で組んだ事がないので…過去の落札を見ていると全く出てこないわけではないようなので、気長にサイズと一致するのを探そうと思います。今メルカリだとリクイガスのデュラエースのものが14万オーバーで出ていました(笑)デュラエースが付いていると流石に値がはりますね。コンポはどうなんでしょう?最低でも105?アルテグラが付いてるものもたまに見かけます。ティアグラで十分なんでしょうか?

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ディープインパクト 2024/09/14 (土) 11:38:16

一般論ですがデュラは極限まで軽量化のため材料を削り、そのため耐久性が悪くなってます。レース用の部品というのはレースだけ持てばいいので耐久性は考慮していません。なので中古を買うならティアグラやクラリスみたいな汎用品の方が耐久性はあり使える可能性が高いです。しかし初期性能が低い物は中古でも低く、新品時の性能が高かった物を選んだ方がいいです。ティアグラなら4500シリーズ(4700は僕なら絶対買わない)

 自転車部品は可動部品は消耗品なので新品買いましょう。たとえばチェーンリングやスプロケ、チェーンなどは絶対新品。ブレーキシューの中古を買う人はまずいないでしょう、チェーンやスプロケはブレーキシューより交換頻度の高い消耗品です、注意してお金をドブ捨てしないように。 ただ未使用ずっと倉庫保管みたいなものも稀にあります、中古は状態が千差万別、ケースバイケースで目利きするしかありません。デュラは値段高いわりに耐久性なく中古品はリスク大きいです。そもそもデュラ使う人は走行距離半端ない人も多い。値段が安い105、ティアグラ、soraあたりの走行少ない美品が狙い目かな(以上僕の独断と偏見の意見、信用しないで最後は自分の頭で判断してね)最近ろくな新製品ないので中古買うしか手がないというのも悲しい現実です。

78
ディープインパクト 2024/09/14 (土) 11:38:33

鶏 泰造さん
>50だと逆に小さすぎですか?
 50と52ではトップ長は10mmしか違わないので、ステムで調整できる範囲です。50なら100~110mm、52なら90~100mmぐらいになるんじゃないかな?

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ディープインパクト 2024/09/14 (土) 11:39:26

 サイレンス・スズカさん
画像1画像2
CAAD9のサイズ52です。 ホイールはカンパのユーラス

面白いスレッドですね。私も混ぜてください。
お久しぶりです、サイレンススズカです。
初めまして ピロ吉.comさん。
CAAD9が欲しいとはまたセンスのいいもの好きな方ですね。^^
というわけで、ジオメトリーに関してですが、
当方、身長174センチ、股下79センチです。ほぼ ピロ吉.comと一緒ですね。
そして、そんな私のCAAD9のサイズは52です。
50と54のCAADを乗り比べたことがあるのですが、一番ドンピシャだったのは52ですね。
まるでオートクチュールのスーツを着こなしているかのようなフィット具合。
ハンドリングやダンシングなど全てが自分の意志とシンクロするのです。
これが50とか54だとずれがあるんですよね。まあ、ステムを交換してまでセッティングは煮詰めてないのですが………自分にとってはトップチューブ53.5cmのステムが9cmってのが鉄板なので。
興味があるなら乗ってみますか?

80
ディープインパクト 2024/09/14 (土) 11:39:51

CAAD9といえばサイレンス・スズカさんとすぐ浮かびましたが、忙しい時期なのでお呼びしませんでした。僕が赤枠で50と52を囲んだのはこのどちらかがイチオシという意味です。僕はもう少し体格大きいですが、もし選ぶなら50か52です。シート角が74度でギリ、73はちょっと無理かなという感じ。僕的には絶対譲れない最低ライン。

 でも実際に乗ってみないと、このあたりよくわかりません。キャノンアルミの俊敏さは体験済みなので73.5度でも十分かなという期待もあります。CAAD9は最後のスレッドBBでキャノンの最高傑作。このあとBB30とかプレスに移行しキャノンの転落が始まった。プレスBBでフレームの質もおかしくなった、同時にノルマ押し売りひどくなり金儲け主義でゴミ部品多用するようにもなり、良心的な自転車屋は離れていった。どうしてCAAD9の後継出さなかったんだろう。最近スレッドBBに戻したピナレロみたいな勇気ある決断はできないのかな?。CAAD9にユーラス入れてサイレンス・スズカさん乗ったらカーボンバイクぶっちぎりですね。最強アルミバイク!

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ディープインパクト 2024/09/14 (土) 11:40:12

ピロ吉.comさん
鶏 泰造さん
ありがとうございます。トップ長は実際乗ってみてシビアな調整が必要そうですね。

サイレンス・スズカさん
はじめまして。こんなど素人の相談に興味を持って頂きありがとうございます。50、54と乗り比べた結果の52はめちゃ説得力ありますね!身長、股下などほぼ同じなのでなおさら!52で絞って探してみようと思います。

興味があるなら乗ってみますか?
そんな嬉しいお言葉ありがとうございます。非常に乗ってみたいですが、自分にはおこがましいです。

道場長様
ありがとうございます。サイレンス・スズカさんと体型がほぼ一緒で50、54とも乗り比べた結果52を選んでらっしゃるので52に絞って探してみようと思います。先程コンポでティアグラは4500シリーズをおすすめして頂きましたが、105にもおすすめシリーズ、ダメなシリーズがあるんでしょうか?