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tour-neyさん
小杉むさしさん、お疲れ様です!
上手に長距離走れて羨ましいです。坂の攻める方法、レッスンしてほしい位ですw本当にお疲れ様でした!
小杉むさしさん パリ - ブレスト - パリの準備
まだ半年以上先ですんでかなり気が早いですが、プレレジストレーションがはじまったので、必要以上に神経質な僕はいろいろと準備をはじめました。あはは。フィリピン在住の僕が怖いのは寒さです。8月のイベントなので真夏なんですが、最高気温が25度くらいだそうで、僕にとってはこの25度がもしかしたら寒い(笑) で、最低気温は朝方の8度くらいらしいのですが、これは未経験ゾーンです。
最低気温の中を走るためにいくつかウエアを買ったのですが、当然ながらフィリピンでは気温8度の中で試す機会もありません。アドバイスをいただけないでしょうか。
こんなウエアで走ろうと思っています。
長袖のジャージ。夏用のペラペラのやつ。ふだんフィリピンで着ているものです。長袖なのは防寒ではなくて日焼けによるやけど防止のためです。
夏用のビブショーツ。ふつうのヒザ上丈のやつです。
ニーウォーマー。カステリのハイテク素材のやつで雨をはじきます。くるぶしの上くらいまでの長さがあり、素肌の露出はくつしたとこのニーウォーマーのあいだの10cmくらい。お気に入りです。10cmとはいえ気温8度だと素肌の露出まずいですかね。
http://www.intermax.co.jp/products/castelli/16579.html
メッシュのウールの半そでのシャツ。メリノウールという素材でスケスケ。昼間はこれをジャージの下に着ておけば、フィリピンの気温になれた僕でも寒くはないんじゃないかなあという。一度フィリピンで着てみましたけど、暑くてすぐ脱ぎました。
https://www.rapha.cc/jp/ja/shop/merino-mesh-base-layer-short-sleeve/product/MBL03SSBLK
メッシュでないウールの半そでのシャツ。上のシャツと同じ素材でメッシュじゃないもの。ポケットに入れておいて夜寒くなったらこれを重ね着しようかなという。
雨カッパ。ゴアテックス製なのに伸縮性があります。カステリのハイテク系ウエアは実際にかなり高性能でお気に入りです。オススメできます。内緒ですがこれを通販で買ったときに、なぜか品物が届いた後で代金が返金されました。こんな高いウエアがタダ(笑)
http://www.intermax.co.jp/products/castelli/18029.html
雨カッパのズボン。一応モンベルのゴアテックスのものを持っているんですが、フィリピンの気温だと必要ないことがわかり、結局一度しか使ってません。ポケットに入れると邪魔だしフランスにも7対3くらいの確率で持っていかないつもり。持っていくべきかなあ。
反射ベスト。後ろから見ると反射素材の範囲がやたら広い。自転車用なのでまあまあ自転車ウエアっぽいフィットです。もっと自転車っぽいピタピタフィットの反射ベストをご存知でしたらぜひ教えてください。
https://www.amazon.co.jp/dp/B01HI6R90C/
くつした。防水でしかも汗蒸れしない透湿性があります。お気に入りです。フィリピンの気温だとこのくつしたがあればシューズカバーはいらないんですが、フランスの気温8度ではシューズカバーで足の防寒もしたほうがいいでしょうか。朝方雨でも降ったらやだなあ。
https://www.amazon.co.jp/dp/B01LY2J60V/
手袋は3種類持っていきます。メリノウールの薄いやつ。指きりの普通の夏用の自転車用手袋。ゴアテックスの雨天用手袋。寒い時間帯は3枚重ねしようと思ってます。メリノウールの薄い手袋は実はフィリピンでも特に雨天のときのお気に入りです。これを防水の手袋の下につけていると、雨水と汗でぐちゃぐちゃになりそうなときでも、さらさらのままで、しかも手も手袋も臭くならないのが助かります。丸1日以上のライドをするときに、休憩時間に手と手袋が臭いのって僕には一番のストレスなんです。
朝方の寒い時間帯を、メリノウールの下着、夏用ジャージ、ゴアテックスのカッパ、反射ベストの4枚重ねでいけるかどうかってのが気になります。ゴアテックスのカッパは軽くて透湿性が高いのがウリだからペラペラだし、反射ベストも安物でペラペラなので、防風性なんかはありません。
どうでしょう。8度の中いけますかね。アームカバーでも足したら多少違うかな。ネックカバーというか筒型のバンダナみたいなもので顔から首をかくすものは持って行くつもりです。
タイヤの話なんですが「タイヤ&チューブ」のスレッドががみつけられない。なんとなく去年僕が自分で立てたような気がするんですけど。話題のコンチネンタルGP5000を300kmブルベで試しました。PBPもこれでいきます。
別に特徴のないタイヤだと思います。まあこれは悪いってことじゃなくて、パンクもしなかったし、トレッドも削れていないし、傷もつかなかったので、ビットリアコルサG+のトレッドがすぐに傷だらけになるのに比べると、ずっとましです。
特に気になるところがないというのは、すべてが合格点ということかもしれません。積極的にこれはいいと他人に言うほどじゃないけど、好きなタイヤがないならこれでいいんじゃないですかね。という感じ。
GP4000とはなにが違うのかわかりません。柔らかくて節操なくポンポン跳ねるビットリアのタイヤに慣れた僕には、GP4000の23cは硬くて乗れない。GP4000の25cはオッケーで、今回試したGP5000の28cで「文句なし。別に好きじゃないけどw」という感じです。
GP5000はCLとTLが出てますが、僕はクリンチャーを選びました。
去年1年間チューブレスタイヤをマビック、IRC、Hutchinsonと3種類使い、チューブレスが段違いに高性能なのはわかっていましたが、パンクからのリカバリーにやや不安が残るのと、エア持ちの悪さから、ウチでは今は気合を入れてストラバのタイムを狙いに行く時だけ使う決戦タイヤという位置付けになってます。
特に「なんかエア持ちが悪いなあ」という時に、リムなのかリムテープなのか、タイヤのトレッドの穴なのか、トレッドと内側のレイヤーの間を空気が通っちゃってるのか、横からもれてるのか、バルブの嵌り方がわるいのか、原因が分かりにくいのがイラつきます。普段はいいんだけど、年に1度でもこんな「何で漏れてんだ?どこだ?」ってことがあったらもうイラついてやってられません。特に自転車に乗る日は早起きなのに、前夜にタイヤ交換とかじゃまくさいし。
こんな???を抱えて何百キロも走るのは無理だなあ。チューブ入れ替えたらすべてが済むクリンチャーでいいやっというのが、取り敢えず今の結論です。チューブレスはまた画期的な新製品が出るまでは、決戦用に年に2回ぐらい使うだけかな。マビックのロードUSTタイヤは信じられないほどグリップのいいタイヤで、転がりも軽い。スピードメーターを見なくてもくだりのスピードが上がっているのがわかるくらいでした。とにかく高性能なタイヤでした。扱いが面倒なだけで。
ってことでGP5000はクリンチャーを選びました。28cで240グラムしかありません。これって普通に23cの重さです。23cの重量にこだわりのある方もぜひ試してみたらどうかなあと思います。28cの異様な転がりの軽さって別世界です。まあやっぱ幅も厚みも23cとはちがうので、ダイレクト感とかが違うんですかね。
そーいえば唯一気になったのは音です。音量は小さいですけど、気に障る音です「サーーーーー」っていうノイズ。小さい音なのにイラつく。ただこれってカーボンリムに反響しているだけなのかもしれないので、僕が気にしすぎなのかも。
チューブは思い切って飛び道具を試してみました。Tubolitoというメーカーのチューブ。ブチルゴムでもラテックスでもありません。さわった感じは海で遊ぶときに持っていくビーチボールなんかの素材やスマホのケースのTPUに似てます。28c対応で42g。しかも40mmのリムでも空気入れの口金が届く60mmのバルブつきでこの重さ。これはGP5000よりも違いがわかりやすかったです。普通の100グラムくらいあるチューブから変えると、前後で100グラム以上軽くなっちゃうんで。
パンクしまくるかもなあと思い、サドルバッグには100gのぶあついブチルチューブを2本とパンク修理キットを入れて走りましたが、結局パンクはしませんでした。しかもラテックスチューブのようにエアもちが悪いこともありません。300キロブルベの朝に4barちょうど入れて、翌日帰宅してチェックしたら空気入れのゲージで見る限り減っているように見えません。もしかしたらブチルより持つかもなあ。
万能で弱点なしのチューブですけど値段がネックです。たしか1本4000円くらいしました。
それから副次的な特徴ですが、たたむとものすごく小さくなります。普通のチューブの1/3もありません。いままでサドルバッグの中で一番大きいのがスペアのチューブでしたが、これに変えるとサドルバッグの中がスカスカです。これもかなり助かります。
そうそうパンクはしないらしいということがわかったので、今後はスペアもこのチューブにすることにしました。パンク修理キットもブチル用が使えず専用のものになっちゃったりとかお金がかかるけど、100グラム軽いホイールに買い換えると、何十万もかかることを考えたらまあ安いかな。あはは。
ブレストには行ったことがないので知っている範囲で情報を書きます。
フランスは寒いです、特に北側は寒い、ダンケルクとかカレーなどドーバー海峡の海は冷たく、この影響で気温も低いです。あと晴れません、ロンドンと同じ、オホーツクの空と海みたいな灰色。
気温は稚内くらい。
フランスでも南部のマルセイユとかカンヌとかは暖かいですけど、8度といっても日本の8度より寒い。空気が乾燥していて体感温度はかなり低いです、北海道と同じ。
たぶん半そででは厳しい、薄い長袖とタイツ、それにウインドブレーカーあれば、後は根性で!
ドイツとかオランダとかの人は寒さに異常に強く、半そで半パンで走ってたりしますけど、札幌で生足見せて真冬にスカートで歩いている北のお姉様方と同じで、よそ者は真似しない方がいいです。冷えると膝と、足指、手の指が痛くなってくる。
フィリピンの気温は予想つかないのですけど雨も結構降るので、タイヤはグリップ性能がいいものをお薦めします。フィリピンの道路は過酷みたいなのでフィリピンで大丈夫なら耐えるだろうと思いますが、日本より路面は荒いです。
シューズカバーは靴下はけば必要ないです。
あと夜もかなり暗いです(フィリピンに比較すれば、もしかして明るい??日本明るすぎ!)交差点がロータリー式で信号がなくて、夜だと無茶苦茶なスピードで突っ込んでいったりするので、現地の切れた集団についていく時は交差点気をつけてください。あとレストランでワイン水みたいに飲んで走ってる人もいるので(フランスってワイン飲んで走っても違反じゃないのか??)まっすぐ走ってない人には関わらない方がいいです。
とにかく、どれだけきっちり食事をとれるかが勝負に影響するので、きっちり食べれる時は暖かいスープと暖かい食事を食べてモチベーションをあげましょう。現地の人が食事食べていけとか言ってくれることもあるけど、フランス語よくわからないと、疲れて眠ることもあるので、カマンベールチーズだけ奪ってすぐ出発するという機転が必要です。でも小杉むさしさんならフランス語でもエスペラントでもどんと来いでしょう。フランスの人って話長いので気をつけて。
タイヤ&チューブスレッド
https://zawazawa.jp/dojo/topic/49
小杉むさしさんの書き込みはタイヤ&チューブスレッド前半かな。
>28c対応で42g。しかも40mmのリムでも空気入れの口金が届く60mmのバルブつきでこの重さ
驚異的なチューブですね。4000円も高すぎ!そのチューブあったらチューブレスタイヤ必要ないかも??
パリ - ブレスト - パリ、北のインディさんが完走されているので追加情報あれば、よろしくお願いします。
skogenさん
ディープさんが書かれている海の温度は一般的は説明とは逆です。日本人視点だと、北ヨーロッパは緯度が高い割には暖かいのですが、それはメキシコ湾流のお陰です。Gulf streamが無いと、あの高緯度地域に人は住めません。
日本で走っている人だと、8度ぐらいの気温なら、ジャージのポケットに入るぐらいの薄いウィンドブレーク素材の自転車用アウターと長袖のサイクルジャージとインナーで調整できます。
自転車用というのが大事で、風は入り込まないけれど、体からの熱が抜けるような作り、具体的には体の前面はウィンドブレーク、背中は熱や汗が抜けるような作りになっていると良いです。
比較的低い気温での移動で大事なことは風が体温を奪うことです。下りでスピードが出ている時の体感気温は10度近く低くなります。特に風が入るととても寒いので、風を通さない工夫が必要です。日本の冬用で売られているウェアでも、縫い目の隙間から入る空気で凍えます。
氷点下20度を下回る地域で暮らしたことがありますが、風が吹くと恐怖を感じます。風はあっという間に体温を奪います。風や空気の出入りが熱を奪う感覚は暖かいところの人が実感するのは難いかなって思います。(ですが、気温30度以上でも自転車で元気に走れるのは理屈は同じなんですよね。気流が体温を奪うので、夏でも自転車で走ることができます)
とは言え、8度だと雨が降らなければそこまで心配しなくて良いとは思います。
あと、末端(手足)が冷える人と、そうで無い人でウェアとか対策が変わると思います。私は末端が冷えるのは辛いので、袖までウィンドブレーク素材のウェアで無いと寒い時(5度以下)は厳しいです。もちろん、体幹が冷えると走れなくなるので、そこはしっかり断熱・保温します。
もし、手足などの末端が冷える場合は、日本の大発明品「使い捨てカイロ」を準備すると良いです。手首・足首用、足先用などいろんな種類があります。
USTホイールですが、装着して最初の頃は空気の抜けが早く、朝から夕方まで走るような時は不安を覚えました。
今はなぜか抜けがなくなり、ブチルチューブ並になっています。シーラントの乾燥状態ですかね。
ホイールはコースとか走り方に合わせて使い分けていて、タイヤの交換頻度は1年以上です。距離走る人だと、シーラントが落ち着くのを待つ、なんて悠長なことは言ってられないですね。
チューブレスタイヤはとても気に入ってますが、トラブルについては経験値をもっと積み上げないと何とも言えません。
でも、パンクしたこと無いし、気分でタイヤ交換する程度なので、経験値が上がらない。^^;
うーむ。。。さん
世界地図を見れば分かりますが、東京の緯度はアフリカ北端くらいで、稚内が南仏、ドーバー海峡がサハリン中部。なので夏にイギリスに行くと昼の長さにびっくりします。(そして冬の夜の長さに絶望する) 西欧はそれこそメキシコ湾流のお陰で暖かいですが、東に行くとやっぱり寒い。
白人はそういう環境で適応した人種なので寒さにはめっぽう強いですね。数年前の元旦にフィンランドのヘルシンキに行った時のある日、比較的暖かく0℃近辺の日がありました。そしたらTシャツホットパンツに生足のおねーちゃんが湧いて出てきて目の保養になったし(但し少数派)、海では海水浴している人たちも、噂に違わず大勢いました。まあ海中の水温は凍らない限り下限はたかが知れていますが・・とはいえ比熱の関係でガンガン体温は奪いますけどね。。。それに対抗すべく白人には褐色脂肪細胞が多いとか。ウルトラデブが多いのもそのせいか?? シベリアのキツネなんか体の脂分も低温でも固まりにくく-80度まで耐えられるそうで。何分耐えられるかは知らないけど。血液はどうなんだろう?
なお先天的なものとしてそうやって獲得し遺伝子上に刻み込んだ能力以外にも、特に幼少の頃に獲得した耐環境能力もあるそうです。フィンランド人は耐寒能力を獲得させるために、ベビーカーに乗せ、顔を露出させた赤ちゃんを外に放置します。もちろん親はすぐ近くにいてだべってますけど。TVで知っていた知識とは言え、我らガイジンには虐待にしか見えない。。。結構衝撃です。代わりに汗腺が発達しないので奴らは暑さに弱い。見てろ、東京オリンピック!
逆に、今年の正月にベトナムに行って、日本人ならTシャツでも余裕なくらい暖かかったですが、なぜかベトナム人の多くがダウンジャケットを着てました。我々ならゆでだこになります。
雑談になりましたが、寒さ・暑さ対策は、同じ人種、同じ成育環境で育った人でないと、話が合わないし、ある意味命の危険を招く可能性もあります。
skogenさん
#融点の高低の説明が逆だったので、削除して修正版。
waterflyの防水・透湿の靴下を5度以下で履いてみましたが、暖かくは無かったので、あまり使ってません。たぶん血の巡りが悪いのでしょう。寒い時は足先用のシューズカバーと靴下に貼り付けるカイロを使ってます。空気の流れを遮るのは保温に効果があるので、寒さが苦手なら、邪魔にならない大きさのトーウォーマーを準備すると良いと思います。例えば、カステリのトーウォーマー シューズカバー。エアロ効果もある(たぶん ^^;)。
https://www.amazon.co.jp/dp/B07HNVCWP3
寒冷地適応の話。
昔、脂肪の特性を調べてたことがありますが、寒冷地の生き物は融点が低い不飽和脂肪酸が多くなることが分かっています。血液の固まり難さとも関係しています。
不飽和脂肪酸の一部は必須脂肪酸ですが、植物系の油とか魚の脂肪をバランス良く採ることが大事で、オメガバランスと呼ばれてます。
オメガバランスは広報はされてますが、日本ではあまり浸透していないように思います。一方で、「♪♪♪魚、サカナ、さかな~、さかなを食べ~ると、頭、アタマ、あたま~、あたまが良く~なる♪♪♪」のお陰で、EPA, DHAを摂ろうって宣伝は浸透してますね。^^;
あと、コーカサス人種が寒冷に強いのか(人種として寒冷地に適応しているのか)、真相は良くわからないのですが、北ヨーロッパの人たちは寒さ慣れしてるのは間違いないですね。また、高緯度地域に住んでいる人たちは太陽光を浴びたがる傾向が強いようです。
でも、寒いときの防寒はしっかりするんですよね。-10℃とかになってくると、薄着は命に関わるので、外出時の服装はしっかり教育されてます。なので、痩せ我慢で薄着している訳では無さそうです。ラテンは分からない。
北のインディーさん
小杉むさしさんはPBPに出られますか!
どうもお久しぶりです。北のインディーです。
一応前回参加&完走者なのでアドバイスは可能ですよ。
前回はほとんど雨が降らなかったので、雨が降りまくるようなコンディションに関してはわかりませんが。
外でも色々書いたりしているので、それを転記させてもらいますね。
PBPは皆さんも御存知のとおり獲得標高は1%程度ですがひたすら丘陵地帯をはしるupdownが続くコースです。それなりの走力は必要になりますが、自分の当時のスペックを出します。まず前回PBPに参加したのはブルベ三年目でした。それまでに一度に走った最長距離は800km程度でした。ただ、PBPの年は気合が入っており、PBPまでにダブルSR+αくらいブルベには参加していました。
PBPのコースは所謂激坂は無いので6%くらいまでの坂にある程度強くなっている(特に2·3%をそれほど失速せず走れるとベスト)と安心感があると思います。エントリーですが悩むのがカテゴリーと出走時間になるかと思います。カテゴリーは80時間、84時間、90時間があります。前回は80時間が15時スタートで15分(たしか)毎にスタートしていき、次が90時間で21時までスタートが続きました。84時間は翌朝スタートでした。
80時間組はガチな人向けで600を30時間切れる人には良いかと思います。ただ、10時間差に泣く事があるので走力に自信がある人にしかおすすめしません。メリットは早い時間のスタートなのでPCが空いている、速いパックが多いので速く走れる、等かと思います。デメリットは10時間差に泣く可能性があることでしょうか。
90時間組はとにかく人が多いです。前回の経験から言うと90時間の早い時間帯スタートが一番良さそうです。自分は90時間の一番遅い時間の21時スタートにしていたのですが、いくつか問題がありました。
まずスタート前に会場で食事の予約をしていたのですが、何故か90時間組の途中で食事がなくなる事態が発生しました。勿論返金無しでした。あと当日はホテルをチェックアウトしているかと思いますが21時は流石に時間が空き過ぎでした。また道中は兎に角人が多く、各PCでチェック、食事、トイレでは毎回長蛇の列に並ぶことになり、各PCで1~2時間時間を使っていました。さらにサマータイムや緯度の関係でPBP時期は22時過ぎまで明るいのですが、遅い時間ほど明るい時間に走れる時間が減ってしまいます。そういった点からも早い時間のほうが望ましかったです。
一方一番遅い時間帯で良かった点は時間管理が大変しやすかった点です。90時間グルーブのタイムスケジュールは一番遅い組に合わせて出されていたので間違えずにすみました。大したことない話に思えるかもしれませんが、長距離走ったり眠かったりすると簡単な計算すら間違えるので馬鹿にできません。
また一番遅い組なので人は抜かしたい放題でした。
84時間組はスタート時間帯的には最高でしたが、時間が空くせいでスタートの華やかさが欠けたり、PCの食事が無かったりといった問題があるようです。ただ、自分は400km手前で84時間組に追いつかれていました。初めて参加される方はよほど走力に自身が無ければ90時間がおすすめで、スタート時間は明るい時間帯に長く走れる時間帯(前回なら早い時間帯)がおすすめです。
御存知の通りフランスは遠いです。安く済ませようとすると乗り換えありになりますが、ロストバゲージの危険性や移動の疲れが大きくなるのでお勧めはしません。可能なら直通便が良いです。更に言えばビジネスクラスがおすすめです。前回は成田発のJALの直通便を使用しましたがラッキーなことに行きはアップグレードでビジネスクラスに乗れましたがすごく快適で疲れが全然違いました。早めにフランス入りされない場合はスタートの2日前に現地入りかと思いますが(前日車検のため)、時差や興奮で思ったより寝れないので飛行機での移動時の疲れを減らすことも大切です。
あと海外輪行ですが投げられたり重ねられたりは普通にされますのでOS-500は強くおすすめしません。シャルルドゴール空港では箱が重なった状態で係員が持ってきました。ペラペラの輪行袋だと流石に丁寧に扱ってくれるという話もありますが、万が一にもバイクが破損していたら目も当てられません。なので箱で行きました。海外輪行の際には航空会社によって荷物のサイズが決まっています。そのサイズを超えると超過料金が片道10000~20000円ほどかかります。三辺の和が203cm以内の航空会社が多いですが、輪行用のそのサイズの箱は一万円ほどします。自分は結局ネットの情報を基にプラスチックダンボールで箱を自作しました。そんなに大変な作業では無いですが慣れていないので苦労しました。
ちなみに自作の箱でフランスと台湾に行きました。で、203cmの箱ですが結構小さいです。自分は身長173cmなので小さめのサイズのバイクですがギリギリでした。203cmの箱にバイクを入れる際の注意点ですが、ディレイラー、ペダルは勿論外しますし、サドルとハンドルも外さないと無理です。またPBPの際はクランクまでは外しませんでしたが外したほうが入れやすいです。
輪行箱にバイク以外もいろいろ入れたくなりますが、あまり入れると箱が変形して縮尺が変わりサイズオーバーしてしまいます。詰め過ぎ注意です。エイカーの外付けの車輪も使いました。ちょっとした移動では良かったです。
前回はドロップバッグを利用しましたが、こちらに関しても良かった点、悪かった点がありました。
ドロップバッグは約400kmと800kmで通過するルディアックでした。ドロップバッグはツアー会社?のグッドウィルがまとめてやってくれますので、それを利用したほうが良いです。メリットは日本グループの荷物をまとめてくれるのでどこにあるか分かりやすい&人がついてくれる&ホテルのあたりまで回収してくれた(終了後は届けてくれないので3kmくらい持って走りました)。前回はベルサイユで何箇所か車で回ってきてドロップバッグを回収してくれましたが来年はどうなるかわかりません。グッドウィルのドロップバッグは結構大きかったです。
確か入れたものは着替え×2、補給食(羊羹を一杯)、予備の電池、ライトの予備、等でした。
要らなかったものは補給食です。PC毎に食事はありますしPowerBarなども売っています。他には日中なら道中の商店でお菓子なども買えました。だからドロップバッグに補給食を入れる必要はありません。人によってはどうしても米を食べたいなどあればα米をいれるのはよいかもしれません。
あと往復のルディアックのみ長時間の休憩を取るつもりでしたので着替えは2セットでしたが1080km地点のPCでも仮眠をとりましたのでもう一セット欲しかったです。電池は多分PCで売っていますから必要なかったかもしれません。ライトは売っていたりいなかったりだからあっても良いと思います。ちなみにライトトラブルは次のPCまでに解決出来なければ失格だったはずです。
あとあれば良かったものはタオルや石鹸やシャンプーです。PCでシャワーを浴びれるとこは結構ありましたがタオルはペーパータオル3枚くらい、石鹸は置いてあるものを使うという微妙な感じでしたから持参したほうが安心です。ルディアック以外でシャワーを浴びるならドロップバッグではなく持ち歩いても良いかもしれません。ちなみにタオルやシャンプーは販売していなかったです。
次に服装についてです。日中は25℃を超えるくらい暑くなる日もありましたが夜は一桁まで気温が下がりました。なので防寒具は必須です。前回は最終日は雨でしたがそれ以外は天気が良かったですが、天気がずっと悪いと相当きついかと思います。勿論レインウエアは持っていきましょう。
反射ベストは規定が厳しいので現地でもらうやつが良いです。反射ベストは日中は着ていなくても大丈夫です。
ライトですが一杯参加者がいるとはいえ途中からバラけますしルディアック以降はセンターラインがない場所もありましたから明るいライトがあったほうが良いです。ただ、後半は参加者同士すれ違いますので眩しすぎると目潰しになるから上方向の光は気をつけてください。
2015の時は明るいライトではなくvolt300×2で一番ランタイムの長い50ルーメンで走っていましたが危険なので明るいライトにしましょう。
GPSは無くても行けなくもないですが、迷子の集団ができることもあるので注意が必要です。矢印看板で案内はありますが、モラルの低い参加者が持っていってしまいなくなることがあります。で、GPSの注意点ですがetrex30だと日本から移動すると衛星をキャッチするまでにかなり時間がかかります。フランスについたあとにGPSを使う際には早めにキャリブレーションしましょう(ホテルの位置が分からなくなり大変苦労しました)。
胸ベルトのハートレートモニターを使っていましたが、帰りのルディアックで皮膚が爛れていたので外しました。長時間使用する際は気をつけましょう。
バックはモンベルのフロントバック、suewのリアバックとハンドルのところにも小さなバックをつけていました。装備は人それぞれなんでもっと軽装でも良いと思いますが、これくらい重装備でも完走できます。
補給食ですがはじめの通過チェックまでが一番距離が空いており、時間帯的にも補給し辛いので130km走れる補給食をとりあえず積んでおけば良いです。自分はカロリーメイト的なお菓子を15本くらい持っていたのですが、スタートのテンションあげあげのせいで飛ばしてしまいます通過チェックまでに食べきってしまい大変でした。
ボトルは2本体制で一本は途中までは粉末のスポーツドリンクでもう一つは水にウーロン茶のティーバッグをいれて活用していました。これはおすすめです。
スポーツドリンクの粉末は途中で持っていったものは使い切りましたが、PCに粉末は売っています。ただ、味は日本と異なり、買ったものはミルクティー風味でした。あと個人的にとても重要なアイテムとして小瓶に入れた塩コショウがありました。
PBPの食事は悪名名高いですが、自分の見解では地元のおばちゃんが地元の料理を提供している感じです。で、一番の問題は普通の地元の料理なんで塩分がスポーツマン向けではなく全然足りません。たしか小分けされた塩などは置いてありましたが、瓶に入ったマイ塩コショウがあれば食事に満足できる可能性大幅アップです。醤油は液体だから持ち運びのハードルが高いです。
前回途中で調子が悪くなった人の一部には塩分喪失に補充が追いついて居なかった人もいたと思います。
水分ですが自販機はありません。カフェなどではジュースやカフェオレやアルコールはありますがPCだとトイレの水道の水が一番一般的でした。食事コーナーには水なども売っていましたが外人たちはトイレで水を汲むスタイルで自分もそれをしていました。体調不良にはならなかったです。
PBPの食事について。
まず会場でのスタート前の食事は提供されないし返金もされない可能性があるので強くお勧めしません。ただスタートの街の規模によっては必須になるかもしれませんが・・・。
で、走行中の食事ですが基本的にPCや通過チェックにある食堂になります。勿論道中にカフェやバー、レストランもありますが大きな街にしかないですし日中しかやっていないことがほとんどです。スーパーも2件ほどコース上にありましたが(コースも変更があるだろうから参考にならないかもしれませんが)少ないです。自販機はたしか無かったです。
パン屋さんはよかったですが2件くらいしか見かけなかったです。日本のようなコンビニはありません。
以上の理由からPCや通過チェックの食堂を利用することになりますがいくつか問題がありました。まず高いです。大学の食堂など似た形式で列にならんで食べたいものがあるコーナーで好きなものを選ぶ形式になりますが、3品くらいで10ユーロを越えます。がっつり食べようとすると20ユーロくらいになります。来年の
PBPの際にどれくらいのレートかわかりませんが1ユーロ=130円くらいとすると一食で1000円以上かかります。たしかカードは使用できなかったので現金はしっかり持ち歩きましょう。
一品あたりの量はそれなりに多いですが、味も問題があります。個人的な感想はかなりの薄味です。うっすらとバターでソテーしたような味付けのものもありました。あきらかに運動中向けの味付けではないので塩は持参した方が絶対にいいです。イタリア人もバターソテーのインゲン豆は一口食べて「味がしない」と言っていたくらいです(食べたときのゼスチャーより推測)。
あとは時間がかかります。参加者が大勢利用しますが、レジが遅いです。ボランティアがやっているので文句は言えませんが、レジで長蛇の列が出来ます。PCの食堂を利用すると食事で30-40分くらいかかる印象でした。あとはPCによっては軽食コーナーがあるところもあります。パン系のメニューを扱っているところが多いですがフランパンにチーズとハムが挟まっているものが2-3ユーロくらいですがボリュームがありお勧めです。ただフランスパンなので顎が疲れます。サンドイッチ系は基本的にフランスパンに具材が挟まっているタイプです。他にもソーセージが挟まったタイプのものもありましたが、こちらも美味しかったです。サンドイッチは比較的リーズナブルなのでお勧めですが顎と相談です。
他にもPCで普通の菓子パンを扱っている場所もありましたが、4個くらい選んだら10ユーロ越えました。
食事は一食最低でも10ユーロくらいかかると計算したほうが良いでしょう。
自分はPC以外の食事はブレストでPCの食堂があまりに込んでいたのでPCを出てすぐにあったハンバーガーショップに行きましたが、混んでおり店員が処理においつかず結局一時間くらいかかりました。値段も安くなかったです。
2回パン屋さんへは行きましたが、これは両方ともよかったです。是非道中にパン屋さんがあったら寄ってみてください。スーパーもよりましたが、スーパーで売っているサンドイッチはまずいことで有名なので、バケットは美味しいですが、このサンドイッチはやめた方が良いです。
カフェやバーには寄らなかったのでわかりません。
基本現金しか使えないことを考えると200-300ユーロは現金で持った方がいいかもしれないですね。
PBP中のペースと睡眠に関して
1200自体初めてでしたので極力借金は背負わないつもりで走りました。一説によるとゴールタイムが間に合えば完走認定されるそうなので、それを信じるなら借金を背負いながら走るのもよいかと思います。
当初はルディアック(430/780km)のみで睡眠をとるつもりでした。実際は430/780/1080の三回睡眠をとりました。
日本からPBPに参加すると時差はどうしても無視できません。飛行機は12時間くらいですし、睡眠に苦しめられる人は少なく無いです。理想は早めにフランス入りして時差ボケを無くすことですが、なかなか厳しいです。もし可能なら飛行機の中からリズムを変えていったほうが良いでしょう。またスタート時間が夕方〜夜というのも難しいです。金に余裕があればスタート当日もホテルをとっておき、ギリギリまでホテルで休んでからスタート地点に行くと良いですが、フランスのホテルは安くないのでスタート朝にチェックアウトしてベルサイユ宮殿の庭の芝生で寝てましたがあまり休めなかったです。早めにスタート会場に行きましたが、騒がしかったりテンションが上がってしまってあまり休めませんでした。で21時スタートでしたが22時過ぎまでは緯度やサマータイムのおかげで明るいです。
序盤は抑えていくつもりですがテンションが上がりすぎて初めの通過チェックの130km地点まではアベが25km/hを超えるようなペースで走ってしまいました。通過チェックで補給しましたが、混んでいて一時間半くらい過ごしてしまいました。で、ここからPC1までは80kmくらいですが眠くなります。6時くらいから少しづつ明るくなっていきますが、この時間帯がまずつらくなります。
たしかPC1に6時くらいに着きましたが、ここでは食堂の床で仮眠を取る人が多数いました。
PC1からPC2に向かう途中で日が昇り暖かくなりましたが、すごく眠くなってしまいました。道中に日本人参加者を見つけて話しかけて50kmくらいおしゃべりしながら走って眠気はよくなりしたが、かなりペースは落ちました。
PC2からPC3は40kmほどと短い区間でしたが、何を勘違いしたかこの区間は飛ばして誰にも抜かれないように走ろうなんて馬鹿な真似をしてしまいました。35kmくらい30km/hで走って参加者を抜かしまくりましたが、激しく疲れて次のPCでは床で1時間くらい仮眠してしまいました。強度は変に上げないほうが良いです。そのあとはあまりペースが上がらず22:30くらいに430km(25.5時間)のルディアックに着きました。ここでご飯、シャワー、睡眠をとりました。
睡眠ですがPCには仮眠所があります(全てのPCにあるかはわかりません)。体育館のようなところにずらっとハンモック型ベットが並べてあり、受付で利用料金を払うと何時まで寝るか時計の文字盤を示します。実際にその時間になると起こしてくれます。
毛布は一枚で暖房はたいていないので若干寒いですが、暑いよりは寝やすいです。鼾はいたるところから聞こえましたが、疲れていたのですぐねて気がついたら起こされました。時間は正確でした。
真夜中のリスタートでしたが、ここら辺から復路の方々とすれ違いました。ライトが眩しかったです。明るくなるまでは何度も眠気が来て大変でした。道端や軒先で寝ている人が多数いました。ただ、外は寒いのでよく寝れるなぁというのが正直な感想でした。
たしか12時くらいに600kmくらいにあるブレストに着いています。ブレストですが街に入ってから上りが多いです。復路に入ると皆さん気が緩むのか飛ばす人が増えます。しかし気持ちよく走るとつかれるから注意が必要です。暗くなるくらいにルディアックに戻れるかな?と思っていたのですが、ルディアックの手前のPCを出た辺りでアメリカ人に話しかけられ、お喋りしながら走ることになり、ペースが落ちて予定より1.5時間ほどルディアックへの到着が遅くなりましたが、ゆったりペースのおかげで足はかなり回復しました。
再び飯、シャワー、仮眠(この時は3時間くらい?)をとりリスタートしています。
足はよく回りましたので30km/h弱点で走っていたらロシア人が着いてきて一緒に走ることになりましたが色々大変でした。リカンベントまで登場して足は売り切れてしまいました。またルディアックの次のPCでは往路同様に食堂の床で1.5時間ほど仮眠しました。この日は結構調子がよく1080km地点には23時くらいに着き、飯、シャワー、仮眠(3時間くらい?)をとりました。ただ、この日はやや無理をしたせいでふくらはぎの辺りが痛くなっていました。寝たら良くなること期待しましたが、良くならなかったです。仮眠所で目が覚めると外は雨でした。足の痛みのせいでラスト120kmはキツかったです。ラストのPCでも眠くなり食堂の机で一時間くらい寝ました。
ベルサイユに戻るともの寂しい感じはありましたが88時間でゴールできました。
各PCで食事とトイレに行っていましたが、1-2時間くらいの滞在時間となっていました。目が覚めて元気なときは25-30km/hで走りましたが、眠い時は20km/hくらいまで落ちています。多少借金を背負っても仮眠ポイントでは寝たほうが良いです。
PBPでその他の点
まずフランス語は挨拶くらいはできたほうが良いですが、それくらいで大丈夫です。お店では挨拶しないと相手にされませんから注意してください。英語はホテルでは通じますが、お店などでは通じないことが多いです。ただ、フランス以外の国からの参加者は話せることが多いので国際交流する際に必要になります。
コース上至るところに観客がいます。スタート、ゴール辺りは拍手や声援を送ってくれます。他の場所ではキャンピングカーで見に来ている人、家の軒先に椅子を持ってきて見ている人など居ます。
こちらから挨拶して手を振ると、ニコッとして挨拶や手を振り返してくれます。あとキツイ上り坂を一気に駆け上がった際には道端の婦人から「トレビアーン」を頂き嬉しかったです。日本人は単独で走る人が多いですが、チームなどで走る人も結構います。トレインのタダ乗りは嫌がられますのでローテーションには参加しましょう。仲間と認めてくれると優しくしてくれるようです。
走る時は右側通行です。追い抜くときはインではなくアウトから抜いてください。あと速い人が来たらブロックせず端によって先に行かせないと怒られます。走り方が悪いとフランス人から怒られます。
ブルベは参加者同士の助け合いは問題ないのでタイムアウトしそうな人がいたら引いてあげたり、パンクしている人がいたら助けてあげましょう。あなたも困ったときには助けてもらえます。各PCにはメンテナンスサービスもありますが、腕はマチマチのようです。フロアポンプは借りれます。他でも書きましたがPCではPowerBarやドリンク粉末を売っています。無理に日本から補給食を持っていく必要はありません。
PCには医務室もあります。擦り剥いた時に利用しましたが、消毒や絆創膏をくれます。利用料は寄付という形になります。
フリーwifiは各PCにありました。走行中にもスマホを利用したい場合は国際スマホ、国際ポケットwifiといった手がありますが高いです。安く済ませる場合は現地でSIMカードを手に入れる方法ですが2015の時はベルサイユで探したのですが徒歩圏内の店では通話用のSIMカードしか手に入りませんでした。ショッピングセンターなどには取り扱いがあったようです。空港でも手に入るかと思いますので調べてください。
交通手段ですがベルサイユからスタート地点が変わるので詳細は割愛します。
簡単に説明しますと空港からパリ方面に電車が出ています。で、パリで乗り継ぎが必要になりましたが、期間中に一部路線が改装工事で不通となっていて地下鉄の乗り継ぎも必要で大変でした。タクシーは楽ですが高いです。あとバスもあるようですが使用していないのでよくわかりません。PBP中の荷物預かりですが、後泊も予約していれば預かってくれるところもあるしダメというところもあります。
自分は、他の参加者でご夫婦でいらっしゃって奥様が期間中もホテルを利用されている方の部屋の片隅に輪行箱を置かせていただきました。参加者同士でお金を出して一部屋シェアして荷物置き場にしていた方達もいました。宿泊先にかならず期間中荷物を預かってくれるか確認してください。
で、自分の服装の詳細ですが
タイツ、レーパン、メリノ靴下、シューズカバー、メリノ半袖アンダー、半袖ジャージ、アームウォーマー、高性能ウインドブレーカーでした。
日中暑ければウインドブレーカーは着ないでアームウォーマーは捲っていました。
逆に夜間寒いとウインドブレーカーまで着ていました。
自分は寒さに強く、また発熱しやすいタイプなのでこれで十分でしたが、夜間は走り出しは震えることはありました。
青nitroさん
北のインディーさん
貴重な体験談、非常にありがたいです。
お伺いしたいのですが、
合計の日数(移動含めた)
合計の費用(日本出立~PBPスタート~ゴール~日本帰着)
は如何程掛かりますでしょうか?
PBPいつかは参加してみたいです。
でも国内1000kmクリアできたらにしよう。
小杉むさしさん
ディープインパクトさん、Skogenさん、いろいろおもしろい話をどうもありがとうございます。
以前に稚内の緯度が48度でパリが45度だって事を知り、げっと思ってたんです。若い頃北海道に沈没していた経験があって、その時に6月1日に雪が降ったのを覚えてます。
北のインディーさんたくさんの情報をどうもありがとう。
僕は90時間の19:45スタートになりました。エントリーは早い時間の方から埋まっていってて、プレレジストレーションの日のパリ時間の0時にログインした時点で、もうあまり選択肢がない状態でした。
まあ80時間でエントリーして75時間とかでゴールするとパリが夜になっちゃうし、90時間組でも夕方のスタートだとタイムアップが午前中だから、余裕を見ると早朝ゴールです。19時とか20時とかでちょうどいいじゃないと自分に言い聞かせてます。あはは。
北のインディーさんは、僕が持っていくつもりのウエアとほぼ同じもので走られたんですね。でもその服装で北海道の人が夜は震えたってのは、僕には相当インパクトあります。やっぱ重ね着用の下着と、長袖ジャージの上にさらにアームカバーとかかな。
カステリのwebサイトを見たら、僕の雨ガッパは防風性とも五つ星でした。ジャケットはこれでいいかな。
あと、どうやらコントロールは僕の想像よりもずっと混んでるっぽいですね。 コントロールが混むってのはいろんな人が言っているので、メシも便所も道端のカフェでいいじゃんと思ってましたが、考えてみたら、当然そっちも混むだろうし、しかも北のインディーさんによれば数軒しか見なかったとか。
Googlemapで見ていくとルート上のベーカリーとかカフェが営業時間やレビューの情報つきでたくさん見つかります。2015年に比べるとこういうのがむっちゃ一般化したんで助かります。これで目星をつけとこうかなあ。
青Nitroさん
今年エントリーしちゃったらいいのに。PBPは難度1、LELが4くらいあるそうです。僕も2015年は躊躇して出なかったんですが、まだ慣れていなかった2015年に出て、酷い目にあった方が楽しかっただろなあって思います。
たくさんの条件が良い方向に合わされば(四足走法もマスター出来てないしw)
いつかはPBP、LEL行ってみたいです!
日本でも夜通し明けで走った空はとても美しいのに、フランスの夜明けはどの様な美しさか...超羨ましいですw陰ながら応援しています!!!!!!
私まずは貯金貯金。
北のインディーさん
青nitroさん、ご質問ありがとうございます。
日数ですが最低限度でしたが、
1日目 移動日 札幌ー成田ーパリーベルサイユ
2日目 車検(前日に必須)
3日目 PBP 21時スタート
4日目 PBP
5日目 PBP
6日目 PBP
7日目 PBP 13時過ぎにゴール
8日目 移動日 ベルサイユーパリー
9日目 移動日 ー成田
という感じでした。
費用は…覚えていません。飛行機はJALの成田ーシャルル・ド・ゴールの往復でこれが一番高かったです。
ホテルは安いところにしましたが、一泊一万円を超えました。食費も一食1500円以上かかりましたので30-40万円くらいだったのでは?と思います。
1000を完走せずに行きましたが、走力だけでなく時差、食事などに適応できるかの方が大切かと思いました。間違いなく若いうちのほうが完走しやすいとは思いますよ。
青nitroさん
北のインディーさん。
返信ありがとうございました。
費用もですが、9日間という日数を雇われ者が
休みを取るにはなかなかの障壁ですw
でも行ってみたいなPBP♩
一生は一度ですしね。
情報共有、誠に有難うございました!
小杉むさしさん
今朝、午前5時少し前にあまりの寒さで目が覚めてしまいました。フィリピンがこの時期こんなに寒いなんて、いったい何度なんだよ。とサイコンの電源を入れて気温を見てみると、23.6~23.8度の表示を行ったりきたりしてる。
うわあ…
僕ってこの23度とかの気温を寒いと感じる身体になってるのかあ。
PBPの時期の昼間の最高気温が25度くらいだなんてよくブログなんかでみかけますけど、日中の数時間を除いて、ほぼ1日中これより気温が低いってことね。これはまずい。ジャージの下にながそでのババシャツを2枚くらい重ね着していくしかないなこれは。
twwxさん
初めましてです。気温計がサイコンというのは面白いですね。
>最高気温が25度くらいだそうで、僕にとってはこの25度がもしかしたら寒い(笑) で、最低気温は朝方の8度くらいらしいのですが、これは未経験ゾーンです。
ウェアの話じゃなくてすいません。
真冬に毎週最初に冷水シャワー3分とかやってた頃があります(自宅に浴槽2個は無いので、冬は温水優先です)。日本で真夏に手軽な冷温環境と言えば、銭湯や温泉の水風呂です。表示されていた水温は16~18度。日本では20度はぬるいです。私は16度が好きでした。某魚の血抜き熟成の人も言っていますが水温と気温では冷え方が全然違うので、どの程度で換算(比熱?)されるのか分かりませんが、寒さは体験できると思います。(亜)熱帯は沖縄くらいしか経験ありませんが、海水温は期待できなさそうです。
サウナ等でじっくり温めた後であれば、20~30分くらいは水風呂です。
自宅の場合、浴槽の断熱・保温性能が分かりませんが、大量に保冷剤入れてみるしかないかもしれません。もちろん氷が安いならそれでも構いませんし、ペットボトルに膨張分余裕を持たせて水を凍らせるのでも。ただ人間が割と熱源なので水量や氷が少ないとすぐぬるくなるのを考慮しないといけません。ちょっといいホテル?で冷水が出るならそれもありかもしれません。
文化的に?浴槽がそもそも無いとかでしたらすいません。
週に1~2回を目安に、理想的には2か月で10回、最短2週間で3回もすれば3回目には慣れを感じる気がします(我慢できるという話)。私が冬の冷水シャワーを続けていないのは、ユニットバスでの熱めの湯の用意の面倒さと、楽しさより辛さの方が大きかったからでしょう。
あとは気温10度以下と言えば冷蔵庫なので、食品倉庫とかそういうツテがあるなら…とか?
PBPは真夏とのことで、その後の気温上昇が見込めますので、きちんと食べて運動しているならそれほど心配なさそうな気もします。私の場合寒い環境で5時間超えるようなロングライドの経験はないですが、防風していれば10度くらいでは体は温まっていきます。
最後に、冬山雪山寒冷地への対策として考慮していませんので、本格的な寒冷適応ではありません。また、あくまで素人の体験です。やるとしても、20度からやってみるなど、年齢や体の負担も考慮して無理なくやってください。不安があるなら、程度はさておき寒さを体感しておくのは意味があると思います。
北のインディーさん 御礼と報告
スタート地点の様子 6000名もの酔狂は参加者が1200km走りました。 次は2019年に開催されます。皆さんも参加してみてください。
2012年にロードバイクの購入相談に乗っていただき、BASSO VIPERを購入させていただいた北のインディーと申します。ロングライドと非常に相性の良いバイクでしたのでブルベに嵌まり、この度PBP(パリーブレストーパリ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%AA%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%AA)に参加して無事完走することが出来ました。初めての1200km、初めての海外ブルベということで緊張しましたが、流石自転車大国フランス、非常に快適かつ多くの市民の方からの応援を頂き、最高の時間を過ごすことができました。
こちらの掲示板に出会えていなければVIPERとも出会えなかったでしょうし、こんなにロードに嵌ることも無かったかと思います。半分ROMですがこれからもよろしくお願いします。
うーむ。。。さん
すごい!すごい!すごい!
よろしければもっとレポよろしく(*^^)/
北のインディーさん
ブレストまでの往路 パリ(ベルサイユ)への復路 コース上の高度。実にギザギザ。 20時スタートのタイムスケジュールになります。寝過ごすとタイムアウトに。
うーむ。。。さんのリクエストにお答えしてまずは触りの部分を。
PBPはパリ近郊のベルサイユスタート、大西洋に面するブレストまで行き、折り返し再びベルサイユに戻ってくるコースになります。総距離は1230km。道中の最高高度は350m程度と低く、大きな山脈を越えるようなルートではありません。ではほぼ平坦のルートかというとそうではありません。獲得標高は12000m弱で結構厳しいコースになります。道中ほとんど上りか下りしかありません。ただ傾斜がきついところはほとんどなく、ゆるーく上って、ゆるーく下る感じです。しかしそれも1200km続くとかなり足に来ます。
制限時間は80時間、84時間、90時間の3つがあり、それぞれスタート時間が異なり、更にその中でも15分毎のスタートになります。自分は90時間の部の一番最後の時間の20時スタートでした。ただこの時期のフランスは21時過ぎまで明るいです。道中チェックポイントが設置され、そちらで係員にカードにスタンプを押してもらいながら進みます。またそれぞれのチェックポイントには制限時間が存在します。
走者は制限時間内に走ることは勿論、食事、トイレ、休憩、睡眠を取らなければいけません。先頭集団は40時間台でゴールしますが、自分のような一般参加者は90時間をフルに使って完走を目指します。自分は88時間台で何とかゴールできました。
ぶらっくまさん
凄い~~!!憧れます。
Austerlitzさん
北のインディーさん、PBP完走、おめでとうございます!
PBP、参加資格をとるだけでも相当に大変ですよね。本当にすごいです。
1200kmの行程ですから、いろいろと大変なことがあったと思います(コースプロファイル見ただけで、僕なんか眩暈がします)。ともあれご無事の完走なによりです。
まずはしっかりと休養・回復なさって、お時間あればお話聞かせていただければと思います。
おめでとうございます!
あ、まー君&ももちゃんパパ!さんの「PBPを走ったViperの勇姿見たい」に僭越ながら一票投じさせていただきます(笑)
北のインディーさん
このインゲン豆は軽くバターでソテーした味付けでした。醤油が欲しかったです。 左上に写っているのがMy塩コショウです。 その地方の料理も食べれて美味しいものもありました。 軽食でお世話になったサンドイッチ。フランスパンで噛みごたえ十分。美味しい。
ちょっと間が空きましたが続きです。日本のブルベはコンビニをチェックポイントに指定していることが多く、食事・補給に困りませんがPBPの場合コンビニは存在せず、自販機も全然ありません。途中の街には商店はありますが、日中しか営業していないです。PUBは夜間も営業していることもありますが、閉まっていることもあります。
食事はPC(チェックポイント)に食堂と軽食コーナーがあり、そちらでほとんど済ませました。日中余裕があれば街のカフェに寄りたかったですが、一人だったこともあり夢は叶いませんでした。パン屋さんには入りましたが非常に良かったです。
物価は全体的に高く、この食事でこの値段!?というものも少なく無かったですが食べないと走れないので気にしないことにしました。PCの食事は大体10~15ユーロかかっていました。350mlのコーラが2ユーロとかしていたので高いです。
味は全体的にお上品な感じ、というか薄味でした。運動せずに食べたら美味しいのでしょうけど、汗をかいて塩分を喪失した人が食べるにはきつい味付けのものが多かったです。
事前に味が薄いことは聞いていましたので、塩コショウを持参しましたが大正解でした。
途中お腹が空いたので寄ったパン屋さん。ランドヌールで混雑してます。 ちょっと見づらいですがショーケース。非常に美味しそう。 店内にあった看板がこちら 菓子パンを買いましたが、とっても美味しかったです。PC飯以外の写真も載せておきます。途中の街のパン屋さんの写真になります。もっとこういう街のお店を利用したかったですね。
北のインディーさん
仮眠所の様子です。野戦病院とも呼ばれていたようです。 食堂の床で寝ている人たちになります。外は寒いですが、屋内は暖かい。 道端で寝てる人。たくさん見かけました。 こちらも道端で寝ている人です。外は寒いだろうに。
道中の睡眠に関してです。制限時間内に1230km走るのは勿論食事や睡眠も各自の判断でとります。道中の街の宿をとって、という方も中にはいらっしゃいましたが、多くの方はPCにある仮眠所や食堂の床、道端で寝ました。
自分は食堂の机に突っ伏して1.5時間、食堂の床で2時間、仮眠所で3+2+4時間(9時間)の合計12.5時間寝ました。途中から睡眠時間を確保するために走っていた感がありました(苦笑)。
寝なくても走りづ付けられる方が羨ましいです。
街の様子です 街の中心部には教会があります。 道中の様子になります 広大な牧草地
道中の景色になります。
広大な牧草地と町をひたすら突き進みます。ブレストでは大西洋が見れました。
牧草地は北海道に近いものがあります。
他の方の感想を見ていると景色に飽きるとありますが、たしかに似たような風景が多いです。
北のインディーさん
参加者にハイタッチを求める少年たち 途中のPCではすごい数の観客がいらっしゃいました 道中でもいっぱい応援を受けました 私設エイドにもいっぱいお世話になりました。
PBPで最も感動したのは献身的なボランティアスタッフ、異国からのランドヌールに声援を送ってくれる街の方々といった「フランス人」です。PBPが特別な大会だからかもしれませんが、あんなに多くの方から声援を貰えるなんて驚きました。できる限り多くの方に「ボンジュール」など挨拶しましたが、本当に気持ちよかったです。また行きたいと思える素晴らしい大会です。
QFXさん
北のインディーさん、PBP完走おめでとうございます。Félicitation!!
1200Km、しかも国外。航空券やホテルの手配、言葉や習慣など日本と勝手が違うし・・・
日頃の努力の結果が出ましたね。手先足先の痺れは無いですか?
次の目標はRandonneur5000表彰ですね。SR600も面白そうです。