自転車道場

ステムの話

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自転車屋レベルの整備で最もひどいのがハンドル回り、特にステムの取り付けです。
ア・ヘッドステムはフォークの固定とハンドルの固定を同時に行うため、古いスレッドタイプより格段に整備は難しくなっています。このあたりはホローテックBBも同じ。
しかし自転車をよく知らない人たちは、なんでもいいからガチガチに締めればいいと思ってBBはガチガチ、ステムもガチガチ。トルクレンチ使ってガンガン締める。
某自転車板でも、そういう3流アホ整備を薦めていて、しかもそれがGood answerになってるので知識もスキルもない人たちがGoodというレベルがよくわかります。僕ももうそういう人たちの尻ふきはやめよと思いました。
 自転車道場の人たちが自転車屋レベルのステム整備をしているとは思いませんが、復習のため過去に何度か書いていることを、もう一度書きます。

ステムのねじは締める順番があります。これを間違うとハンドルが重くなります。

自転車屋の整備した自転車は100%ハンドル重く、ステムは全部やり直し必要です。
ステムの最適解はガタが出なくて一番ハンドルが軽く回る位置。
ガタは10cmほどハンドルをあげて地面に落としてガタガタと変な音がならないこと
フロントブレーキを握って自転車を前に押しフォークがガクッと動かないこと
この2つが確認できればOK

しかし、この軽くというのは「本当の軽く」を知らない人には理解できない代物です。
僕のブレーキのレバーを握って「軽く」の考えが変わったという人が今までに何人もいました。
たとえばBBなら10回転するのが軽くです。3回で止まるのは重いです。

ではハンドルはどうか、簡単な見分け方を書きます。
★ステムの下のスペーサーが動くこと
このスペーサーが手で回らなければ「締めすぎ=重いです」
ステムの整備をチェックするには、このステム下にあるスペーサーを握って回してみてください。あなたのスペーサーは回りますか?

写真の1番の上のねじを締めすぎると、スペーサーが締まって動かなくなります。
そしてヘッドが圧迫されハンドルも動かなくなります。
そういうハンドルで200kmほど走ると手と肩が疲れます。

ではどのくらいスペーサーがクルクル動けばいいのか?
これは個体差があり一般的な解はありません。

ガタをなくして一番軽くハンドルが回転する位置。
ガタがあるとフロントブレーキかけるとフォークがガクッと動きます。
スペーサーが動き、フォークがガクッと動かないようにステムを整備してください。

言葉は簡単ですが、かなりの職人技と時間を必要とします。
自転車道場レベルのステム整備にしてね。がんばって!

ディープインパクト
作成: 2024/08/05 (月) 14:00:40
最終更新: 2024/08/21 (水) 14:19:04
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15
ディープインパクト 2024/08/05 (月) 14:10:52

 tour-neyさん
自転車屋さんだと2,3は逆になったりしますよ。
あとアンカーが飛ぶって(汗)どうなったの?怖いですね。
2,3は自転車において、唯一オーバートルクでOKなところです。ここが緩いとハンドル動くのは危ないですからね。最後に4なのは、単純にネジの緩み止め要素だと考えてます。
それだけここのネジは締め付けトルクが繊細です。

ママチャリBBの整備するとわかりますが、1/24回転でも回転が変わります。
オートバイも同じではないでしょうか。
締め付けチェックは賛成ですが、締めすぎに注意です。
毎日、オーバートルクでトップキャップ(1)締めてます。折れたこと一度もないのですが。。。

16
ディープインパクト 2024/08/05 (月) 14:11:20

1はフォークとヘッドを正常位置へ持って行くために締めます。WOタイヤのビート落としみたいな感じ。なので正常位置に入れば締まりすぎている場合はゆるめます。このあたりはケースバイケース。

1のねじでステムとフォークを固定するのではないです。2と3のねじで固定します。
2と3のねじで固定すれば1のねじは外しても困らない感じです。
スレッドステムは1のねじだけなので、これでハンドルを固定するという概念が昔から自転車整備をしてきた人たちには特に多く、それをやるとア・ヘッドステムではとても重くなるというのが理解されていません。

スペーサーが回るというのはひとつの指標です。個体差があるので中には回らないものもあるかもしれません。カーボンのスペーサーは平面の水平が出ていないこともあるので、このあたりの精度も回るか回らないかに関係してきます。ゆがんでるスペーサーもあります。
これはひとつの指標で本筋の話は、ハンドルの回転の軽さです。

しかしこの軽さについては数値で表現することはできません。個人的な感覚で重いハンドルになれている人には、本当は軽くなくても、その人は軽いと思っていることが多いです。

自転車の回転の滑らかさとか軽さというのは、比較の話なので、究極まで整備して軽くしたものと比較しない限り、自分の自転車のレベルはわかりません。

端っ子ミツルさんのハンドルもスペーサーが回らないとのことなので、僕が触れば「これ重いなあ」と整備やり直すかもしれません。本気で究極まで整備すると、ほぼ100%スペーサーは回ります、今まで自転車見させてもらってハンドル回りだけは「重いなあ、整備やり直しだ」と思うことばかりでした。

しかし軽すぎると困ることもあります。僕が旅行に使ったアブソリュートは究極に軽くしていますが、荷物をずっしり積んでガタガタの路側を走ると、このハンドルでは疲れるので、旅行中は重くしました。このあたりもケースバイケースなので、どういう走りをするかで最適な重さにすればいいと思います。

フロントブレーキを握って前に押してフォークが動かないようにがっちり固定するのが基本ですが、そこからどこまで回転を軽くするかは、本人の納得いくとこまでとしか言えません。

別にハンドル重くても走ることは可能だし、そのわずかの回転の違いのために1週間ヘッドばかりあーでもないこーでもないと触ってるのは道楽としか言えませんから、忙しい人は適当なところでやめた方がいいと思います。

ただ安全を口実にクランク1回転で止まるのとか、ホイール5秒で止まるのが、正常な整備としてまかり通ってるので、僕は安全かつ性能100%発揮にしたいなあと思っています。

◎最後に自転車でとことん締めなければいけない場所
ハンドルとステムをつなぐクランプボルト、ここはハンドルが絶対動かないように締め込みます。
それとバーエンドバーをつけている場合は、この締め付けボルトも絶対動かないように締めます。いくら締めても動くことがあるので、その時は摩擦を増大させる工夫が必要です。
ハンドルはものすごい力がかかるので、クランプはきっちり締めてください。

17
ディープインパクト 2024/08/05 (月) 14:11:46

端っ子ミツルさん
tour-neyさま
ペダルの件ではお世話になりました。現在修行中ですが我慢出来ず書き込みを^^;
ネジが飛ぶ【ネジ山が無くなる、馬鹿になる】という意味です、表現が悪かった、申し訳ありません。最小の抵抗を探る場合は緩みガタとの戦いですが、私はどうやったら壊れるか=最大トルク上限を探す場合、実際にネジ山が壊れるまで実験したりするんですね(笑)怒られそうですけど、一度トルク上限を覚えた部分は二度と壊しませんから。そこから最小トルクを探ります。道楽ですね。。。

ディープインパクトさま
なるほど、詳細ありがとうございます。どうやっても、①で固定は出来ないと感じ、ステムでフォークを固定しているイメージだったので謎が解けました。疑問だったのは誰でも、どの状況でもこの締め付け、という定義は無いと思っていたからです。私も1インチランドナーは渋めにしてます。荷物が増えるとクイックにハンドル動くと危ない。ケースバイケースですね、理解しました。
スペーサーの精度に付いては色々買って実験してみます。ありがとうございました。

18
ディープインパクト 2024/08/05 (月) 14:12:03

 tour-neyさん
端っ子ミツルさん、ありがとうございます。
ぶっ壊すのは、いい経験ですよ!(メンタルのショックを除くw)

限界を知るには必要になります。今後も頑張りましょう!
どんどん書き込みましょうよ♪待ってます。自転車は楽しまなきゃ!

ペダルの分解は簡単ですが、ベアリング無くさぬよう、トレーとか使いましょうw
お節介失礼しました。

19
ディープインパクト 2024/08/05 (月) 14:12:33

 クオリア44さん
インテグラルヘッドセットの場合には、フレームの上下のテーパー面をベアリング外周のテーパー面で挟み込んで、圧縮荷重で位置決め、固定しているので、多少なりとものプリロードが必要なので、ステム下のスペーサーが回る、と言う指標はハッキリと間違いです。

このテーパー面は、走行に伴う様々な方向の荷重によって、微細に動き、当たり面が馴染む、というか僅かずつ磨耗して、しばしばクリアランスの拡大により、ガタの発生や、ダストカバーとヘッドチューブの上側が干渉して、上側ベアリングとダストカバーの間のコンプレッションリングの追加が必要になる事が頻繁します。つまり、このテーパーの当たり面は、間違いなく走行中に僅かにせよ動き、擦れ合って、磨耗が進んでいきます。

で、必要以上に動かさない為にも、精密なベアリングの位置決めの為にも、ある程度の荷重が必要で、その場合、圧縮荷重を受け止めるスペーサーが回るのが良い訳はありません。

この、インテグラルヘッドセットのテーパー面の磨耗によるダストカバーとヘッドチューブの干渉は、私の沢山の所有車のいくつかで発生したので、間違いない現象です。

ガタが出ないギリギリで調整すると、その場では問題無くハンドルが動く様に見えても、アッと言う間にガタが出て、また、それを無駄に進行させてるのが、ギリギリ緩い調整自体だと言う事です。

20
ディープインパクト 2024/08/05 (月) 14:13:04

>ガタが出ないギリギリで調整すると、その場では問題無くハンドルが動く様に見えても、
>アッと言う間にガタが出て、また、それを無駄に進行させてるのが、ギリギリ緩い調整自体だと言う事です。
クオリア44さんありがとう。たぶん↑正論です。正論を100%わかった上で僕はマニュアル整備より芸術的なものを選んで、それを書きました。しかし、それはとても険しくて厳しい道なので真似しない方がいいです。岡本太郎は危険な道と安全な道があれば必ず危険な方を選ぶといいましたが、僕も同じポリシーです。しかし一般の方に岡本太郎と同じ道を進めとは誰もいいません。

自転車屋の整備は最も無難な安全最優先の整備です、メーカーのマニュアルも同じ。みなさんもマニュアルをよく読み、自転車屋の整備を見本に安全を最優先に整備してください。
公開の場では、こういう結論以外は書けません。これ以上は書くことがないので終わります。

21
ディープインパクト 2024/08/05 (月) 14:13:20

 16fumiさん
自分の自転車のヘッドパーツもインテグラルの物とカップアンドコーン式の物とありますが
シールドベアリングを使った回転部の締付けトルクが未だにイマイチ分かんないんですよね。
ヘッドパーツだけに限らず、これはハブやBBなんかもですけど 
カップアンドコーン式の物はある程度到達点があるんですけど
シールドベアリングだとそれが無い
構造上そこまでシビアに調節しなくても良いとは思うんですけど、調節出来ないと思うと逆に気になってしまったり

自転車整備始めた頃は、調節するのが面倒だとすら思っていたのに
今じゃ、弄ら(れ)ないと何となく気持ち悪かったりします

22
ディープインパクト 2024/08/05 (月) 14:13:43

m07035さん
今年も勉強させて頂きます。ステムの長さについて質問があります。

身長170㎝、股下78㎝でviper510に乗っています。
トップ525mm、ステム90mmでサドルを一番後ろに引いた状態です。
サドル高68cm、高低差5cmです。
自分としては、現状ではジャストポジションかなと思っています。

この状態で、ステムの長さを100mmか110mmに伸ばしたらもっと乗り易くなるでしょうか?
というのも、「ロードはステム長100mm以上でハンドリングが素直になる」「ロードは100㎜以上のステムを付けることを基本に作られている」といった事をよく耳にします。
実際、プロの選手はステム100㎜以上が多いと思います。

現状のviperのセッティングで乗りにくいといった事はありません。
ただ、もっと良くなるのならステムを伸ばしてみたいと思っています。
どうなんでしょうか??

23
ディープインパクト 2024/08/05 (月) 14:14:02

 鶏 泰造さん
よく「長いステムになるほど、同じ操作量で切れる角度が小さくなる」と言われていますが、私はむしろ、操舵系の重心位置の違いによる操舵モーメントの変化のほうが大きいのではないかと思っています。

自転車のステアリング系の重心位置は、普通は操舵軸より前にあります。だから、自転車を傾けるとハンドルが内側に切れるんですね。ステムを長くすると、ハンドルがブレーキレバーごと前に出ますから、ステアリング系の重心位置は、操舵軸から遠くなります。すると、自転車を傾けたときに生じる操舵モーメントが大きくなります。平たく言えば「ステムを長くすると、自転車を傾けたときにハンドルを切る力が大きくなる」ということです。

一方で操舵系には、ハンドルを直進に戻そうとする力も作用しています。キャスタートレール(操舵軸からタイヤ接地点までの距離)×横力によって決まる力です。同じ操舵角ならば、横力は速度が速いほど大きくなります。平たく言えば「速度が速くなるほど、ハンドルを直進に戻そうとする力が強くなる」ということですね。

両者の関係から言えるのは、「常用速度が高いほど、ステムは長くしたほうがバランスが取れる」ということです。そう考えれば、プロのステムが長めになるのも理解できると思います。

ということで、現状で違和感がないのなら、あえて変える必要はないと思いますけど、いろいろ試すのは経験値を高める上では有意義ですから、試しに変えてみてもいいんじゃないでしょうか。10mm伸ばすぐらいなら、ワイヤリングはそのままで誤魔化せると思いますけど、20mm伸ばすとなると、ワイヤー引き直し+バーテープ巻き直しになりますけど。

24
ディープインパクト 2024/08/05 (月) 14:14:24

m07035さん
鶏さん、道場長。
ステムを伸ばしても速くならないんですね。
現状の90㎜でもう暫く乗ってみます。
今は窮屈感も伸びきった感もないので、現時点でベストなんでしょうね。

25
ディープインパクト 2024/08/05 (月) 14:14:41

 skogenさん
現時点がベストかどうかは、ステムを変えてみるのが早いです。

1cm単位で長さの違うステムを試したことがありますが、最適なステム長から1cm長くなるとハンドルを遠く感じて、フォームが崩れます。結果、ペダリングで力を入れにくくなります。

26
ディープインパクト 2024/08/05 (月) 14:14:56

鶏 泰造さん
ポジションの問題なのか操舵感の問題なのかは切り分けて考えたほうがいいですけど、現状で違和感がないのにステム長を変えて速くなるかと言えば、その可能性はほとんど無いと思います(^_^;)。

27
ディープインパクト 2024/08/05 (月) 14:16:28

Austerlitzさん
m07035さん、
>「ロードは100㎜以上のステムを付けることを基本に作られている」といった事をよく耳にします。
とのこと、フレームビルダーさんのところで聞いた話ですが、「特に指定がなければステム長110mm前提で図面を引く」だそうです。

僕は身長171cm(たぶん)なのでm07035さんと身長さほど変わらずで、且つ同じViper510サイズに乗っています(Viperはトップチューブ長525mmですが、ホリゾンタル換算したら530あると思います)。

僕はサドル沼ならぬステム沼に落ちて(笑)、Viperで100~130mm、±6°~17°ステムを一通り試してみましたが、現在のところ110mm、6°に落ち着いています。120mmでも乗れますが、寒さで筋肉が硬くなっているのでちょっと短くして楽しています。で、(参考にならないと思いますが)僕がステムの長さ較べて感じたことは(比較はアヘッドステムです)、

 <ステム短い>   ←→    <ステム長い>
反応機敏・短距離向き ←→ 安定感がある・長距離向き

と感じます。

個人的には、100mmより短いステムはなんだかいちいち反応が神経症的にうるさくて煩わしく感じられるので、110mmより長いステムを使いたいです。本当は120mm以上の安定感が好みなのだな、と比較してわかりました。なので、ステム長100mm以下を強要されるトップチューブ長のフレームは、そもそも購入しないと思います(ということで、メーカーやショップの言う適正身長はまったく参考にならないと考えています)。Viperのフレームはけっこう硬さを感じるのですが、ステム長ければ衝撃もだいぶ円くなります。

もっとも、このあたり、あくまで個々人の好みの範疇なので、ご自身の用途・走ったときの楽さで選ばれるのがいいと思います。
>1cm単位で長さの違うステムを試したことがありますが、最適なステム長から1cm長くなるとハンドルを遠く感じて、フォームが崩れます。
とskogenさんが書かれていますが、ステムを換えても、ハンドル換えることでリーチ(とドロップ)は調整できます=フォームは維持できます。ステムは自転車の性格を決める大事なパーツだとすごく感じているので、僕は使いたいステム(ステム長さ)から逆算してハンドル選んでいます(なので僕はショートリーチのハンドルで乗っています)。

ただ、既にみなさま書かれていますが、ステムを延ばしても速く走れません。
速く走るのなら、もっとも出力を維持できて、かつ空気抵抗の少ないフォームを突き詰めるのがいいのでは、と愚考します。そのフォームのためにステムを延ばすのであれば、それはもちろんありですが。

ともあれ、適正・快適がいちばんです^^

#ちなみに、宮澤崇史さんの本に書いてあったことですが、ステム長が適正かどうかは、ブラケットに手を置いた状態で、ハンドルのバー部分とフロントハブの重なり具合を見るといいです。
ハンドルとフロントハブが重なるか、ハブがやや前方に見える状態が、適正なステムの長さです。

28
ディープインパクト 2024/08/05 (月) 14:16:45

m07035さん
Austerlitzさん。
詳しく教えて頂きありがとうございます。
同サイズのviperと身長も近いので非常に参考になります。

>ステム長が適正かどうかは、ブラケットに手を置いた状態で、ハンドルのバー部分とフロントハブの重なり具合を見るといいです。ハンドルとフロントハブが重なるか、ハブがやや前方に見える状態が、適正なステムの長さです。
*早速確認してみましたが、ハブが前方1~1.5㎝に見えます。

Austerlitzさん、サドルの前後位置はどうされていますか?
自分は、かなり引いています。
例えば、ステムを1㎝伸ばしたらサドルも前に1㎝出した方が良いんでしょうか?

ステムの長さですがどんどん気になってきました…。
長さ100mmを試しに買うかもしれません。

29
ディープインパクト 2024/08/05 (月) 14:17:13

 skogenさん
Austerlitzさん
ステム沼ってあるんですね。^^
8度と17度ステムを試しましたが、幸い沼には落ちずに済んでます。
その代わり、現在、サドル沼に戻っています。

短距離と長距離で分けられているのはさすが慧眼ですね。
どう違うのかは良く分からないのですが、どういう乗り方を目指すかで、具体的な調整方法は違うように感じてます。

m07035さん
基本的にはサドル位置とペダル位置は独立です。サドルの位置がペダルとの関係で先に決まり、その後にハンドル位置が決まると思います。その後、サドル位置に微調整が入ります。同時に、ハンドルのブラケット位置(ハンドルの取り付け角)の微調整も必要。ステム長は1cm単位ですが、サドル位置とハンドルの角度は微妙です。

近所に試用できるステムを置いているお店は無いでしょうか。2種類で済めば良いですが、下手すると3種類ぐらい試さないと自分に合ったステムは分からないかも知れません。自分にフィットしないステムは無駄になるので、買うのはちょっともったいない。

30
ディープインパクト 2024/08/05 (月) 14:18:44

Austerlitzさん
m07035さん、
僕のものは偏見に満ちた意見なのですが、参考になると言っていただけてうれしいです^^
>>ステム長が適正かどうかは、ブラケットに手を置いた状態で、ハンドルのバー部分とフロントハブの重なり具合を見るといいです。ハンドルとフロントハブが重なるか、ハブがやや前方に見える状態が、適正なステムの長さです。
>*早速確認してみましたが、ハブが前方1~1.5㎝に見えます。

どういうコースを走られ、どういう用途なのかは存じませんが、おそらく現状がベストかな? と感じます。100mmステムでも乗れると思いますが、ともあれ現在の90mmステムで実走されて、登りや下り、エアロフォームやリラックスポジションなどトータルで試されたほうがいいのではないかな、とも感じます(フォームでずいぶんと印象変わります)。もしも現在、フォームが窮屈、と感じられているのであれば100mmのほうがいいのかもしれませんが。

>Austerlitzさん、サドルの前後位置はどうされていますか?
僕はサドルかなり引いています。使っているサドルはConcor Light、シートポストはThomson Elite。もっとも、シートポストのオフセット次第でサドルポジションも変わってきてしまうので、あまり参考にならないかもしれません。

>例えば、ステムを1㎝伸ばしたらサドルも前に1㎝出した方が良いんでしょうか?
skogenさんも書かれていますが、基本的にサドルポジションは固定です。もちろんハンドルが遠くなることで微調整が必要な場合もあると思いますが、その場合でも数mm程度です。

ただ、3本ローラーはポジション出すのにかなり適しているなあと感じるので(バランス悪いとローラーに弾かれますよね)、3本ローラーで楽に回せるポジションならすでにもういいポジションなのでは、と思います。

>ステムの長さですがどんどん気になってきました…。
>長さ100mmを試しに買うかもしれません。
こちらもskogenさんが書かれていますが、どこかでレンタルできるといいですね。角度なども考えると、2~3種類は試したくなると思うので。
ただ、ステム、ハンドルは個人的にはとても重要なパーツなので(というか、ロードバイクで重要でないパーツなんてありませんが)、安いからといって変なメーカーのものには手を出さないほうがいいと思います(なので過去にリコール出したDedaは一切信用していません)。

いろいろと悩み、考えるのも楽しんでみてください^^
他人の意見は参考までにで、信じるのは自分の感性・感覚、これを大事にしてあげてください(なんだか偉そうですみません…)。

skogenさん
慧眼だなんて恐れ多いです。穴があったら入りたいです(汗)
>どう違うのかは良く分からないのですが、どういう乗り方を目指すかで、具体的な調整方法は違うように感じてます。

ご指摘のとおりだと思います。例えば、スプリントしたいなら短めのステムのほうが反応速いので向いているのでは、と感じます(ツールに出ているような選手のステムが長いのは、レースの速度域も高いし、ステージの距離もレースの期間も長いからだと思います。安定性重視で疲労対策しているのでは? と)。

>ステム沼ってあるんですね。^^
僕も知らなかったですが、ありました(笑)。特にViperはなにかを変えると途端に色を変えるので、変化を敏感に感じさせてくれます。じゃじゃ馬過ぎです(爆

31
ディープインパクト 2024/08/05 (月) 14:19:14

 @豆大福@さん  

m07035さん
 私もviper所有しています(身長173cm)。サイズ510でステムは120mmで落ち着いています。
最初は単純にステム長いほうがカッコイイ(笑と言う理由で110mmにしたのですが思いのほか快適で130mmまで行って120mmに戻ってきました。以後ずっと120mm
 スピード出さないで長距離、たまに峠ってな使い方なので、リッツ隊長の仰る通りだと思います。

 m07035さんも、ジャストが実はジャストじゃ無かった。なんて事になるかも知れませんよ。
ステムってそうそう壊れるものでもない(まともな物なら)ので、複数買っても良いと思いますよ。100と110とか? 価格も軽くて高いのを選ばなければソコソコで済みますし、ステムから自転車が生えた話は聞きませんので懐にも優しいw

 私は人に物を買わせたいタイプなので話7掛け位で読んでください(^^;)

32
ディープインパクト 2024/08/05 (月) 14:19:54

 m07035さん
skogenさん、リッツさん、@豆大福@さん。
結構、皆さん長めのステムを使われているんですね。
>ジャストが実はジャストじゃ無かった。なんて事になるかも知れませんよ。
現状の90㎜ステムしか殆ど経験が無いので、↑に当てはまるかもしれません…。

使用用途ですが、今は9割が3本ローラー、1割が実走です。
家庭の事情で3本ローラーは毎日乗ってもがける環境にあるのですが、実走は月2,3回しか出来ない状況です。4か月前にローラーを購入して以来、ほぼ毎日乗ってもがいています。

3本ローラーに乗って初めの頃に体験したことですが、サドルを前に出したら不安定で全然乗れなくなりました。サドルを後ろに引いて高さを下げたら、安定して乗れるようになりました。
そのポジションで今に至ります。
なので、3本ローラーに特化したポジションかもしれません…。(下ハンでしっくりくるとか、もがきやすいとか…)実走で確認する事も必要でしょうね。

>価格も軽くて高いのを選ばなければソコソコで済みますし
スポーツデポでディズナのステムが投げ売りされていたので買ってみようかと。
軽くて良い感じでしたので。

33
ディープインパクト 2024/08/05 (月) 14:20:30

 HOCTさん
ステムの取付ですが、自分は軽く手に力を入れて回すとスペーサーが回るくらいにしていました。
何の根拠もなかったのですが、ただなんとなくスペーサーが回らないくらいまで締めると
締めすぎじゃないかと思っていただけですが・・・

いつも、まず1を回していきテンションが軽くかかるところまで締付け、
その後ステム側を締付け、最後に4を10°~15°くらい回しています。
ただ、ステムは2と3を交互に少しづつ締め付けていっていました。
2から締めるのが正しかったのですね。
また勉強になりました。

34
ディープインパクト 2024/08/05 (月) 14:20:55

tukubamonさん
ステム長を考えるよりも、サドルーブラケット間で考える方が適正かと思います。ハンドル形状も色々ありますから。サドル先端からブラケットの盛り上がり部(親指と人差し指のV字が当たる場所)がサドル高×0.96が基準とか言われているようです。

日本人男性の場合、平均的股下は身長の45%だそうです。
173cmであれば約78cm
サドル高は股下×0.875とすると68cm
サドル先端ーブラケットは68×0.96で65cmと出ました。

後は年齢や柔軟性、レース志向かどうかで補正されるようですが、一応の目安になりますでしょうか?
平均的体型からかけ離れていると全くあてになりませんのであしからず。

35
ディープインパクト 2024/08/05 (月) 14:21:12

鶏 泰造さん
>結構、皆さん長めのステムを使われているんですね。
 私、90mm使ってます(^_^;)。

36
ディープインパクト 2024/08/05 (月) 14:21:56

小杉むさしさん
以前ディープインパクトさんに言われたんですが、クイックな操縦性のフレームでなければステムをかなり短くしても問題なかったです。

今乗っている新家のエクセラレースには一時期50ミリのステムをつけていましたが、特に操縦性が悪いとも思いませんでした。時速70キロくらいで10分の下りとかやってましたよ。

いまは90ミリのステムにリーチ85ミリのハンドルをつけていて、これでだいたい大丈夫なんですが、リーチ63ミリのハンドルに110ミリのステムを付けていたこともあります。見た目はこっちのほうが良かった。ハンドルのカタチがダメだったのでやめましたけど。今もたまに付けることがあります。やっぱステム長いとカッコいいw

37
ディープインパクト 2024/08/05 (月) 14:23:40

 キケボウズさん
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TREK FX3 2017モデル この視点でばしっと簡単に決められるようになりたいのですが・・・

こんばんは、ディープ・インパクトさん、常連様。
久しぶりの書き込みになります。
昨年夏にステムの件で書き込みをさせて頂きまして、それ以来いろいろと考える事が重なってしまい、スペシャライズドのアルミロードバイクは手放し、クロスバイク一本でサイクリングを楽しみながら身体を鍛えております。クロスバイクでゆっくりですがそこそこの距離を走れるようになり、サドルやハンドルの高さを変えてみたり、消耗部品を交換したりなど楽しんでおります。

今回は自転車達人の皆様にお聞きしたいのですが、ハンドルの高さを変える際にステムキャップを緩めますよね?するとハンドルそのものも左右にズレてしまいますよね。
僕の目が歪んでいるのか、一度ハンドルがズレてしまうと、今度はなかなかフロントタイヤとハンドルバーの直角が出せず、毎回時間をかけて苦しんでいます。

利目は左ですから、右目をつむって合わせて直角を出したつもりで走っても、トンネルなどへ入って視覚情報が限られてしまうと自転車がどちらかに寄ったりしてしまいます。
気持ちが悪いので、トンネルを出てすぐの広場などで今度は右目を使って調整をしてみたり・・・
まっすぐ走れるようになるまで上記の様なことを2回から3回は繰り返す必要があり、たかがハンドルの高さ調整ですが手間がかかり過ぎてしまって億劫です。

ハンドルバーの真上から、俯瞰的にタイヤとハンドルを見てみても、そうしますと今度はタイヤがどちらにも曲がっている様に見えてしまいます。
しょーもない質問ですが結構切実です。アドバイスを頂けないでしょうか。

最後に、恥ずかしながら愛車を紹介させていただきます。
大手メーカー製の初心者向けのクロスバイクで気が引けてしまいますが、お気に入りの愛車です。

38
ディープインパクト 2024/08/05 (月) 14:24:48

ハンドルは前から見た方がセンターがわかります。
写真のように5m位前から見てみましょう。画像1
これはフレームのセンターも見れます。シートチューブとヘッドチューブが完全に重なれば正常、×になるのは狂ってます。結構狂ってるフレームが多いので確かめて見てください。

新車買うときは必ず確認してフレームの狂いを見ます。狂っているフレームを買いたくはないですから。

ステム、サドルなどのセンターを出す時は必ず左目で見て、右目で見てを繰り返し、少しづつ修正してセンターを出します。そして最後は前方5mくらいから確認しセンターを出します。ア・ヘッドの場合、回転の調整が非常に難しく、ねじを締めすぎると重くなるのでセンター出しと回転調整を同時に行いますが、特殊な締め方を行います。これは実演して見せないと説明できません。

スレッドと比較すると、とても難しい整備になります。
去年、道場長社用車試乗会を京都八幡で行った時に東京から参加された方のVIPERのヘッド調整を僕が行いましたが(あまりに重かったのでやり直しました)その作業を見ていた人は、やり方わかったかもしれません、ただあの時は時間があまりなくて80%くらいの完成度で終了したので僕としては不完全な仕上げでした(20分位で終了)。微調整をしながら微分のように最適地を出していくので完璧にだすには3時間~5時間くらいかかったりします。

いつもステム触ると完成させるのに、ものすごい労力と時間が必要なので、僕はできればステムは触りたくないです。回転の軽さに納得できなくて一週間ステムばかり触ってるみたいなこともよくあります。ステムの回転の方がBBよりも自転車屋レベルの整備との差が大きく、自転車に乗ればすぐに違いがわかりますね。

とにかく、ア・ヘッドステムの整備は本当に時間がかかり難しいので、やる時は皆様も1週間くらいは触る覚悟でなさってください。以上でした。

39
ディープインパクト 2024/08/05 (月) 14:25:46

 キケボウズさん
ディープ・インパクトさん、こんばんは。
親身に答えて下さってありがとうございます。

そうですか、やはり自転車歴、整備歴が長い方でもなるべくステムは触りたくないものなのですね。
通りで簡単に角度が決まらない訳です。

早速アドバイス通りに5メートル程離れてみて、自転車を前から確認してみます。
フレームのセンターは今まで気にした事がなかったですので、曲がっていたらショックですが。
やはり、やや離れて遠目で見ることが重要なんですね。

自転車ってとても楽しい趣味でもあり素晴らしいスポーツですよね。
なるべく身体のストレスを取り去ってやって、いかに自分のパワーを無駄なく自転車に省燃費でつたえ続けられるか、みたいなものを求めて微調整やセッティングを楽しんでいます。
顔に感じる風や視界の流れるスムーズさ、手や尻や背中で感じる振動の減衰とか、肘や膝が伸びすぎずに瞬時に力を受け止めたり力を発揮できる角度を探ったりなどです。
生涯スポーツとして嗜んでいきたいですね。