自転車道場

ステムの話 / 19

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ディープインパクト 2024/08/05 (月) 14:12:33

 クオリア44さん
インテグラルヘッドセットの場合には、フレームの上下のテーパー面をベアリング外周のテーパー面で挟み込んで、圧縮荷重で位置決め、固定しているので、多少なりとものプリロードが必要なので、ステム下のスペーサーが回る、と言う指標はハッキリと間違いです。

このテーパー面は、走行に伴う様々な方向の荷重によって、微細に動き、当たり面が馴染む、というか僅かずつ磨耗して、しばしばクリアランスの拡大により、ガタの発生や、ダストカバーとヘッドチューブの上側が干渉して、上側ベアリングとダストカバーの間のコンプレッションリングの追加が必要になる事が頻繁します。つまり、このテーパーの当たり面は、間違いなく走行中に僅かにせよ動き、擦れ合って、磨耗が進んでいきます。

で、必要以上に動かさない為にも、精密なベアリングの位置決めの為にも、ある程度の荷重が必要で、その場合、圧縮荷重を受け止めるスペーサーが回るのが良い訳はありません。

この、インテグラルヘッドセットのテーパー面の磨耗によるダストカバーとヘッドチューブの干渉は、私の沢山の所有車のいくつかで発生したので、間違いない現象です。

ガタが出ないギリギリで調整すると、その場では問題無くハンドルが動く様に見えても、アッと言う間にガタが出て、また、それを無駄に進行させてるのが、ギリギリ緩い調整自体だと言う事です。

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