ヘラーマンさん
ホイールのスレッドがまとまっていなかったので立ててみました。
走り方や体重、スキルによっても感じ方が異なるのがホイールの面白いところです。
いろんな意見を出し合って役立てていきましょう。
前輪 後輪 クイック前 クイック後
・カンパニョーロZONDA-WO2014(国内正規品)
実測重量(クイックなし)
前657.5g、後928.5g(shimanoHG)、合計1,586g クイック:前55g、後59.5g
縦振れ、横ブレともに0.5mm以下で非常に優秀です。
玉あたりも最初から軽く、そのままで再調整の必要ないぐらい。
リアで110秒、フロントも120秒ぐらいは回ります。
多分リム重量は 前458g(ネット実測)後+30g付近?
アルミでそこそこリム重量があるため、カーボンラッピングのC24などと比べても剛性は十分。ダッシュの反応やダンシングでの進み具合もいいです。RS81C35とくらべてもいいです。細めのステンスポークなので乗り心地も良くバランスが素晴らしい。
リム重量はC35より重いはずなのに出だしや加速も軽く感じます。登りもリム重量を余り感じず軽い。35km/hから上の伸びや安定性はC35が上に感じますがそれほどの差はないです。C35はNitroSLだと出だしも軽く感じるのですがViperにつけると少々重く感じます。フォークなどの剛性のせいかな?よくわかりません。
弱点は、シマノと違いフリーがうるさかったり定期メンテが面倒くさいことですが・・
走行距離2500km超えたぐらいでなぜがフリーの音が劇的に静かになりました。走っているとほぼ無音で怖いぐらい。バネがゆがんでいるのかと思って分解整備してみましたけど問題なし。最近のシマノより明らかに静かです。
チップインダブルボギーさん
ホイールのラインナップ変えるなら新旧対応表ぐらい作ってほしいですね。
RS21を廃盤にするっていうのは、価格の割に品質の高いアイテムをなくして、品質落とした新商品で稼ごうというよくある手口なんでしょうか?
しおしょうゆさん
ディープ・インパクトさん
税金って16000円以上だとかかるんですね、勉強になりました。(他のサイトはどうなのかな?)
Rubino G+とRubino PRO G+はどちらが良い(耐パンク)でしょうか?
あとRS11とRS330の良いところとダメなところ教えてください!
(Ribbleでrs330、16000円になってるので)
skogenさん
シマノのホイールカタログひどいですね。(間違え探し?)
RS010が1万でカーボンクリンチャーになったら即買います(笑)
あっ、RS330の重量前後逆になってる。
鶏 泰造さん
シマノのサイトのRS010の写真、リムに「Dura Ace C24」って書いてありますね(^^;。
あまりにもお粗末。
チップインダブルボギーさん
シマノたるものが・・・
サ〇デー・モーニングだったら 喝!ですね。
しおしょうゆさん
ディープ・ インパクトさん
ワイヤービードの方がサイド硬いのですね、しっかり覚えておきます。
>RUBINO PRO3が悪いタイヤという意味ではありません。新型はさらに優秀だという意味です。
ルビノプロ3より良いタイヤ...装着が楽しみです!
あっ、今日MonotaR◯全品10パーオフだったのでロード用のALTUSとママチャリ用のST-EF510買いました。MonotaR◯いつ10パーオフするのかわからないので夜ホームページ見て焦りましたwww
skogenさん
そう言えば完成車に付いてきたRS010を持っていました。そんなに走ってませんが、私の印象では、走行感はしっかりしています。変形無く丸いリムが綺麗に進む、という点ではRS21に劣ります。
フロントホイールをフォークに装着した状態で、リムを横に押すとホイールの横方向の剛性がある程度わかりますが、RS010(ステンレススポーク 20本 ラジアル)は硬いです。RS21(ステンレススポーク 16本 ラジアル)はRS010より弱い。私が持っているホイールではレーシングゼロ(アルミスポーク 16本 ラジアル)が最も硬く、手組みホイール(スチールスポーク 32本 3クロスイタリアン)がそれに次ぎます。基本的にスポークの本数と太さ・材質が効いているのだと思います。
ちなみに、所有してる訳ではありませんが、Bora ONE(ステンレス 18本 ラジアル)やトラック用決戦ホイール(スチールスポーク 36本 4クロス)は横方向の変形に対してさらに硬いです。
このRS010は振れ取りをした時に、テンションを揃えるために全体に増し締めしています。リムの精度は高く、スポークの本数も多いので、何の苦労もなく振れが取れます。スポークを手で握った感じでは、テンションを上げているRS21より少し緩い。
リアホイールについては、ペダルからの力を伝えるロスの大小は、値段相応な感じです。
RS010のハブの回転はザラザラ感がありました。シールがきつくないので玉当たり調整だけで回転時間は合格です。
という訳で、30km/h以下で巡航、峠をゆっくり登るのなら、何の問題もなく、普通に走るホイールだと思います。
しおしょうゆさん
skogenさん
RS010のレビューありがとうございます。
Bora ONEをググってみたらすごい値段でビックリしました。(一生買えないだろうな)
RS010買おうとしましたが、たまたまRS21の中古(キズあり、走行距離短め) が1万以下で購入できたので、RS010は母のクロスバイクのホイール交換の時につけてあげたいと思います。
tukubamonさん
私もRS010の印象はそんな感じでしたね。
重いので私の使用環境ではつらい、あと高速で伸びない。
GTRに付いてきたので新車の頃に使ってみましたが、同僚のKUOTAに全然ついて行けない。同僚はSHAMALでしたが。
我慢できずRS21履かせたら生まれ変わったように伸びる。
山は重いからそれなりだけどね。。
RS21の傷の具合によりますが、シマノの場合新品手つかずでOKの事が多いです。
念のため回転のゴリ付きと、振れも見ておいた方が良いでしょう。
ほとんど走っていないと言っても、中古で出してしまう理由はあるはずですから。
rionsakurasterさん
しおしょうゆ様、はじめまして
Merlinのrs21は前か随分前から出ているんですが、日本への発送はできないとういう注意書きがでて
place orderまでいけないんです。関税もセーフ価格なのでなんとかならいかと考えていますが無理ですね
なにかいい裏技ないでしょうか?
しおしょうゆさん
rionsakurasterさん
>Merlinのrs21は前か随分前から出ているんですが、
日本への発送はできないとういう注意書きがでてplace orderまでいけないんです。
日本に発送できないんですね!間違った情報を投稿してしまいすみませんでした。
どうしても買いたいなら輸入代行サービスを使うという手もありますが、お金がかかるのであまりやりたくないですね。
次はRS220になるのかなぁ・・・
rionsakurasterさん
ああ~、やっぱりダメですか?
裏ワザみたいのあったらと思ったのですが・・・
長男夫婦にrs21いってしまたので
ホイール2セットなくてどうしようと思っていところです。
国内在庫で買うか、ちょっとギャンブルしてみようか、さてさて・・・
鶏 泰造さん
Sanaのサイトには、まだ載ってますね。
https://www.bici-sana.com/shop/51_2557.html
でもここ、サイト更新のレスポンスあまり良くないですから、注文できるかどうかはわかりませんが(^^;。
rionsakurasterさん
鶏 泰造さま
やはり国内在庫のほうが関税とか、外通のリスク考えるといいですね
国会議員も大ぴらに不倫するご時勢、ちょっと浮気しちゃおかな~なんて
へんなこと考えてます
また、情報ございましたらよろしくです、ありがとうございました
しおしょうゆさん
購入したRS21が届きました。
早速チェックしましたが、前後輪とも回転が悪かったので明日グリスアップ&玉押し調整しようと思います。フレはそこまで大きくなかったのでとりあえずスルーです。(機会があったらします)
あと数日前海外通販に初チャレンジしました。(CRCとMerlin)
MerlinでPaypalが使用できないというトラブルがありましたが、直接カード番号打ったので解決しました。でも意外と使い方がAmazonとかと変わりませんね。(もっと大変かと思ったけれども)
タイヤはルビノプロG+ 25c にしました。購入先はWiggle在庫なかったんで代わりにMerlinで買いました。(前後で5300円 送料700円)
他のパーツはCRCで買いました。購入したものはビットリアウルトラライトチューブ3本とBASILのパニアバッグとTopeak TriBagと母のクロス用のルビノG+ 28cです。(しかしビックリするほど安いですね・・・)
届いたらまたレビューします。(たぶん来週中には届くかな?)
ロードバイク
やっとルビノプロが届きました。(9日)
海外通販にしては早いほうかな?
ちなみにルビノG+は発送はしていますがまだ日本に届いていないようです。(船便?)
そして昨日タイヤつけて早速今日大阪北河内から京都木津までサイクリングしてきたので感想書きます。
タイヤ(ルビノプロG+ 25c)
6気圧で走りました。パナのグラベルキング26cよりは乗り心地が悪いですが、走ったときの爽快感がアップして気持ちよかったです。
ただ時々横に滑った感じがします。(グラフェンの特性?)
ホイール(シマノ WH-RS21 黒)玉押し調整は前輪のみです。
出だしの違いはわかりませんでしたが、25km/h以上出したときにとても軽く維持できるようになり、とても満足しています。
登りは以前より少し軽くなった程度かな?ぐらいでした。
そしてサイクリングから帰ったあとの疲れが軽くなっていたので良かったです。
今度時間があるときに後輪の玉押し調整と前後輪のフレ取りをしたいと思います。
リアディレイラー(シマノ RD-M310)
最初ギアが抜ける感覚がありましたが10kmほど走ると解消されました。
クラリスRDよりもスチャッと変速する感じでとても気持ちよく走行できました。
11-30Tなどのギア間が広いスプロケットにはちょうどいいのかもしれません。
自転車道場の皆様
いろいろと教えてくださりありがとうございました。
今年の秋はこの自転車でいろいろなところに行ってみたいと思います。
また質問するかもしれないですがその時はよろしくお願いします。
skogenさん
説明が分かりやすくなるよう、ちょっと修正。
スポークが緩んでいる可能性があるので、振れ取りをする時は、ついでにスポークテンションを上げると良いかもです。フロントはスポーク本数が少ないので、テンションを上げるのはちょっと難しい。リアはそんなに難しくない。私はそう感じました。
スポークを張ればスポークを伝わる振動が変わって、ホイールの印象ががらっと変わります。
スポークを張れば、ホイールの硬さ、剛性も上がります。
リムが変形するぐらい、ギリギリまで上げれば横剛性もちょっとだけ上がります。
おっと、説明が不足してました。
変形するぐらい張らないと横剛性は上がらない。つまり、ギリギリまで上げる意味はあんまり無いですよって意味を込めてました。
RS21のスポークを締め込んで、横剛性が上がるかなって期待してたんですが、ちょっと上がった程度でした。簡単な解析ではスポークテンションと横剛性は関係無いという結果しか出ないんですが、リムが変形するぐらい上げると、横剛性はちょっと上がるんじゃ無いかな(実は仮説)、というのが私の感想です。
でも、そういう事やるより、スポークの本数が多いとか、材質や形状が適切なホイールを買った方が良いでしょうね。
一方で、スポークを指で弾いて綺麗な共振音があまり出ない時、ホイールの共振音が聞こえる程度に増し締めすると、気持ち良く走れるホイールになるので、増し締め自体はお勧めです。
貧脚いわたさん
スポークテンションと横剛性の関係は、一部の業者が商売のために広めてるオカルトです。太いスポーク(=高い剛性)ほど高いテンションで張る必要がある、それだけです。
skogenさん
ははは、オカルトですか。。。そうかも。
実は、スポークの弾性変形の範囲内では何をどうしようが横剛性は上がらないので、オカルト理論を展開しようとしたんですが、善良なる私の良心が咎めて、理屈を捏ねるのを止めました。^^;
一方で、世の中、暇な人が居て(ってことは、私はもっと暇人)、実験までやって実証した人が居ます。
http://www.sheldonbrown.com/rinard/wheel_index.html
でも、この実験はニップルを回した回数からして、元のスポークテンションはすごく弱い。
そこで、私のオカルト理論が登場します。
それは、リムが変形し、ハトメが浮くぐらいにテンションを上げた状態になればスポークの断面積が等価的に上がり、横剛性が上がる、というものです。たぶん間違ってない(笑)。
でも、見方を換えると、リムを壊すぐらいにテンションを上げないと横剛性は上がらない訳です。しかも、わずかに剛性が上がる程度。だったら、もっと単純に、スポーク本数を増やした方が圧倒的に効果がある訳で、なんとも役立たずのオカルト理論です。
残念ではありますが、この縁側の茶飲み話で出す程度で、陽の目を見ることもなく消える仮説となる予定です(苦笑)。
貧脚いわたさん
>リムが変形し、ハトメが浮くぐらいにテンションを上げた状態になればスポークの断面積が等価的に上がり、横剛性が上がる、というものです。
ありえないと考えます。そもそも、この文章の意味するところが理解できません。「断面積が等価的に」とは何のことでしょうか?
アルミが塑性変形しても弾性率は変わりません。材料の弾性率が一定である以上、形状の変化によるほかありません。スポーク穴周辺の塑性変形によって、どこの形状がどう変化するのでしょう?
skogenさん
オカルト理論ですので、怪しい所は勘弁してもらうつもりでしたが、ダメでしたね。^^;
まず、ホイールの横方向の変形(横剛性)については、リムを横に押した時にスポークには圧縮・引張力が掛かることで長さ方向にスポークが歪み、それでリムが動くと考えます。
テンション構造のホイールの場合、スポークにはテンションが掛かっていますが、線形の弾性変形の範囲内ならテンションの大小で圧縮・引張力に対するスポークの伸張歪に差は出ません。つまり、横剛性はスポークテンションによって変化しません。
スポークテンション横剛性強化オカルト理論ではリムの変形を考えます。
この場合もリムがスポーク方向に歪む弾性変形の範囲内だと、何も新しいことは起こりません。スポークとリムの変形という2本のバネの直列接続で考えるという状況は、スポークテンションが大きくても小さくても同じですから。
変形が大きくなり、リムが花びら状にスポーク方向に変形したとします。これは形状(構造)の変化を伴うのでモデルが変わります。この構造になると、1本のスポークの長さ方向の歪が、両隣のスポークの長さ方向の歪を生じるため、バネの並列接続に相当します。つまり、バネが太くなったことと等価で、弾性係数が上がります。スポークの弾性係数が大きければホイールの横剛性は上がります。
さらに、ハトメが浮くぐらいテンションを上げた場合、ニップルはスポークの方向を向き、ブレース角が大きくなります。これもモデルが変わります。トラス構造で考えた場合、ブレース角が大きくなると(二等辺三角形の底辺が長くなることに相当)、スポークの軸方向の力(圧縮・引張力)は小さくなり、伸張歪は小さくなります。つまり、ホイールの横剛性が上がります。
というわけで、実験した訳でも、解析した訳でも無いので、オカルト理論の可能性は高いのですが、横剛性がちょっとぐらい上がっても良いかも、と考えてます。それは無視できる程度かも知れませんし、考慮していないファクターで剛性が落ちてしまうのかも知れません。なので都合が良いオカルト理論。
貧脚いわたさん
こういうことかな?
skogenさんのおっしゃることが、まったく理解できないので、図解をお願いします。横剛性の変化をもたらす形状の変化は、断面図だけで説明できるはずです。
私なりに「こういうことかな?」と想像した図を書きました。skogenさんは、リムが緑色の線のように変形するとお考えなのでしょうか? 私はピンクのほうが事実に近いと考えます。
また、http://www.sheldonbrown.com/rinard/wheel
_index.html のグラフを見ると、テンション上昇とともにわずかに剛性が下がっていることにお気づきでしょうか。これはおそらく、リムがスポークテンションによって交互に左右にねじれて、ニップルが元の位置から左右にずれているためです。たとえ緑色の線がかなり事実に近いとしても、この負の効果を打ち消す必要があります。
緑色の線のように変形するものと仮定して、どれくらいニップルは上に行けるでしょうか。もし2mm以上にもなれば、ニップル穴に亀裂が入り、どう見ても乗れるリムではなくなるはずです。仮に2mmとして、スポークの剛性の横方向の成分がどれくらい増えるかというと、1%未満です。しかもスポークの剛性であって、ホイールの剛性ではありません。このプラス分が、上記の負の効果を打ち消せるかというと、ありえないと考えます。
skogenさん
横剛性を上げるかもしれないリムの形状変化 ブレース角はちょっと変わるかも
貧脚いわたさん、ご意見ありがとうございます。
良い思考実験になってます。^^
オカルト理論なので、わざと分かり難く書いているんですが、もう少し真面目にやります、済みません。
この手の思考実験では可能性を根拠なく否定すると、何も生まれませんから、まずはホイール剛性が上がる、変わらない、下がるという考えを等しく検討の対象として出発する、というのが私の姿勢です。としても、変化するにしても僅かですから、通常は無視するような要素です。
変形はピンクの方に近いでしょうね。私もそう思います。緑の変形でブレース角が大きくなること、スポークが短くなることによる剛性アップは考えていません。
Rinardさんの実験結果のグラフで、テンションを上げると横剛性が下がるのはもちろん気付いてました(実験データを見るのは得意 ^^;)。この実験はニップルを2回転させると、テンションが抜けるという条件ですから、張りはすごく弱いと思います。なので、キンキンに張ったらどうなるのかはこの実験では分からない、というのが私の考えです。
ただ、弱いテンションで弾性変形の範囲内なのに、テンションが極く小さい場合に比べて横剛性が下がっている、というのはリム(貧脚いわたさんが書かれている通り)やフランジの形状変化、あるいはスポーク交差が横剛性に影響することを意味していると思います。
では、どのような変形を考えているのか、図にしてみました。
以下、ややくどい説明をしていますが、ご容赦を。適当に読み流して頂いて結構です。
スポークテンションをギリギリまで上げて、リムが花びら状に変形した状況を考えています。花びら状になるのは、円周が一定の円を、小さな円(スポークテンションを上げて、リムを内側に引き込んだ場合の釣り合いの点が通る円)に押し込もうとすると、長い周を曲げる必要があるからです。
この状況で点Aを押すとスポーク1には圧縮力が、スポーク2には引張力が働きます。実際にはテンションが掛かっているので、テンションが弱くなったり、強くなったりしますが、釣り合いの状態を初期状態として考え、圧縮力と引張力と表現します。
そうすると、スポーク1のニップル部分のリムの変形は緩み、スポーク0, 2のニップル部分のリムの変形はより大きくなります。
リムの変形はバネとして働きます。
スポークテンションが低い状態ではハトメがわずかに動く程度で、一つ前の書き込みの通り、この変形はスポークテンションによる変形のバネ定数をほとんど変えません。
一方で、花びら状の変形によるバネ(板バネに相当します)は左右につながっていて、これはバネの並列接続に相当します。ただ、この接続でもホイール剛性は上がりません。バネがスポークに対して直列につながっているので、同じ力が直列接続されたバネに順に掛かるだけで、変形は直列のバネが増えるほど大きくなるからです。つまり、横剛性は下がる。
バネ係数が等価的に大きくなるのは、リムの横方向への力を隣り合うスポーク(あるいは等価的なバネ)でうまく分散して、並列に受ける場合です(リムの数を増やすと横剛性が上がる理由)。
真円のリムの場合、点Aへの横方向の力は剛体と考えられるリムが受け、それをスポーク1と両隣のスポーク0, 2に圧縮・引張力として分散させています。リムの形状が花びら状に変わると、力の分散のされ方が変わります。変化の仕方は剛性を上げる方向と、下げる方向の両方があると思います。私の思考では、横剛性が上がる理由として、この形状変化しか考えることができませんでした。で、うまく形状変化すれば横剛性が「わずかに」上がる。
リムの形状変化のうち、バネの並列接続を頭において、横剛性を上げる要素を「等価的にスポークが太くなる」と表現しましたが、まぁ、分かりにく表現ですよね。これがオカルト理論の特徴の一つです。
貧脚いわたさん
skogenさんに2つお願いがあるのですが、
1:
>「うまく形状変化すれば横剛性が「わずかに」上がる」
どんな形状変化なのか、断面図で図解していただけますか? そのような変化が私には思いつかないので、それがどのくらいありそうなことなのかも想像できません。
2:
skogenさんの想像されている「ニップル穴の周囲が塑性変形して盛り上がるほど高いテンションをかけると横剛性が向上する」という現象は、いま市場に流通している大半のアルミリムについて、ほぼ確実に起こることだとお考えでしょうか?
「うまく形状変化すれば」というくだりを見ると、例外的にのみ起こり得ることだとお考えなのではないかと思えます。
skogenさん
ご意見ありがとうございます。
くどくどと長く書いてしまったので、レスが付かなければ、自分で話のオチを着けようと思ってましたが、やはりそこ(剛性が上がるかもしれない形状変化)に指摘が来ましたね。^^;
まず、横剛性が上がることは、当たり前の事だとは考えていません(理性としては)。普通に考えて上がるという結果が出せない。しかし、実体験としては、上がるんじゃないのか?と考えています。
スポークテンションが横剛性に関係するという考えは、ホイールの横剛性を実際にテストしているレポートに書かれて、その辺りが私の思考実験の出発点になっています。極端なスポークテンションは横剛性に影響する。なので、可能性としては否定できない、というのが今の私の状態です。
http://www.rouesartisanales.com/article-23159755.html
で、それがどういう形状変化、あるいは現象なのかを説明したいのですが、先に説明したところで止まっています。なので、横剛性を上げる形状変化の仕方は説明できません。なので否定も肯定もできない。
あり得るとすれば、G3組のホイールのように、スポークを張る前はリムの形状が逆花びら状になっている場合。スポークテンションを上げると、リムは真円になり、リムが円周方向に圧縮され、剛性が上がる(隣のスポークへの力が分散されやすくなる)。
おおっ!もしかしてこれが正解か?でも、普通のアルミリムじゃ無いですね。
もし、通常のリムでテンションを極端に張って、同じことが起これば、横剛性が上がりそうに思います。ですが、スポーク本数が少ないリムでテンションを上げると花びら状に変形するでしょうし、リムがスポークに引っ張られて回転方向に蛇行するので、普通に考えると横剛性には逆効果になってしまいます。
むむっ!もしかして、走り込んだアルミリムは真円度が下がっていて、テンションを上げると圧縮されて、真円度が上がるとか?でも、これは一般解じゃ無いですね。
今回の話は、別スレで「テンションを上げたら気持ち良いホイールになった、直進安定性が上がった」という2ヶ月ぐらいの私の書き込みが出発点になっていて、なんて良くなるのか、ずっと考えていました。横剛性については現実的な効果は理性としては否定的ですが、説明できないので否定ができない。
考えを深めることができ良かったです。
貧脚いわたさん
skogenさんの体験として「スポークテンションを上げたら、ヌルさが消えた」という報告をしてくださるのは大歓迎です。
ただ、「ヌルさ」を「横剛性の低さ」とイコールだと見なす根拠は何でしょうか?
横剛性というのは、相対値でよければ、かなり手軽に測定できる値です。それを、体感を語るための「ヌルい」「グワーン」「スパッ」みたいな言葉にしてしまっては、混乱の元だと思います。
横剛性については、手軽に体感を試せる実験がひとつあります。
シマノのクイックレリーズと、チタンシャフトのクイックレリーズで、乗り比べてみるのです。クイックレリーズならジャージのポケットに入るので、坂に持っていって、その場で交換することができます。
シマノのクイックレリーズと同等の横剛性を出せるチタンシャフトのクイックレリーズは、この世に存在しません。どのくらい下がるかは製品によると思うので、各自で測定してみてください(クイックレリーズのシャフトの太さは、製品によってかなり違います)。しかし、はっきりと下がることは間違いありません。
さて、横剛性の低いホイールは、「ヌルい」かどうか? これは数字ではなく体感ですので、チタンシャフトのクイックレリーズをお持ちのかたは、ぜひ試してみてください。
ではホイールの「ヌルさ」はどこから来るのか。
以下は私の想像にすぎませんが、その正体は「スポークの振動特性、特に周波数」ではないかと考えています。そもそも、ほかにガラッと変わる性質がありません…
初期の完組には、今よりもスポーク本数が少なくて太いものが多くありましたが、ほぼ絶滅し、CX-RAYのような細いスポークが全盛となりました。性能的にはおかしな話です。リムハイト50mmのカーボンリムの前輪には、18本ものスポークは不要です。シマノのような、低いアルミリムに16本のスポークは逆方向におかしいと思いますが… そのシマノでも前輪として普通に使えるわけです。初期の完組には、前輪12本というのもありました。
見た目的にも空力的にも、スポークは少ないほうがいいはずです。なぜ増えたのか。ライダーの体感が悪かったからではないか、それはスポークの振動特性に由来するものではないか?
この仮説の重大な問題は、「手軽に検証実験することができない」という点です。スポークテンションとホイールの性能を変えずに、スポークの振動特性だけを変えるのは、ちょっと無理な気がします。10本くらいホイールを組んで、うまい実験をやれば可能かもしれませんが…
私の想像はさておき、チタンシャフトのクイックレリーズさえあれば、横剛性の違いはすぐに乗り比べて体感できます。お持ちのかたはぜひお試しください。
skogenさん
私も同じような考えに落ち着いてます。
ホイール全体の共振周波数、あるいは振動の伝わり方の違い。気持ちよく走れるのは、そこの差かなって思ってます。固く締め上げたホイールは音が気持ち良い。
私自身は「ヌルい」という表現をしたことは無いと思います。ホイールの印象については、「鈍い」=ペダルにトルクを掛けた時の反応、横剛性=直進安定性と分けています。
駆動力が伝わるかどうかは「ヌルい」という表現でも良いかも知れませんが、「鈍い」の方が適切かな。普段から信号停止時とかに良くやるんですが、静止状態でブレーキを前後とも掛けて、ペダルをぐいっと踏んでペダルからリムまでの固さを確かめます。あとは走行時に加速を掛けた時の自転車の進み具合。
横剛性は「ヌルい」という感覚では無くて、直進安定性。トラックをRS21で走ったことがあるんですが、ちょっと怖かった。下手くそなので、わずかにハンドルがブレると、ラインを外します。路面抵抗が極端に高いので分かるのかも知れません。
あと、下りのハンドリングのブレも横剛性の違いを感じます。これも下手くそだからライン取りが悪いので違いが分かる。特に滑り止めのカラー舗装がしてあるところ。山道だと舗装の継ぎ目や荒れも多く、タイヤが段差で振られることも多いので、そういう時に感じる安定性。
ただ、本当に横剛性の違いかと言われると、残念ながら分かりません。リムもスポークもハブも違いますから。同じホイールでスポークを間引いて、本数を減らしたら分かるんでしょうけど。
シャフトを交換して横剛性の大小を体感するというのは面白いアイデアですね。前の書き込みで引用したrouesartisanalesの説明にはMavicのエンジニアの横剛性に関する説明が出ています。ハブからタイヤまでの力の掛かり方の簡単な図が描かれています。ライダーの出力で変わるようですが、テスト結果の数字(N/mm)はある程度以上の強さのホイールであれば、普通のライダーが気にする必要が無い数字のように読めます。
ホイールは重量がカタログ値に記載され、スポークの本数で空気抵抗の差が謳われ、ユーザは惑わされます。でも、私みたいな普通の人にはスポークの本数が多くて、硬くて精度が高くて頑丈なホイールの方が向いてるんじゃ無いのかなって最近は思ってます。