自転車道場

完組&手組ホイールスレ / 331

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ディープインパクト 2024/09/07 (土) 16:20:55

貧脚いわたさん
skogenさんの体験として「スポークテンションを上げたら、ヌルさが消えた」という報告をしてくださるのは大歓迎です。
ただ、「ヌルさ」を「横剛性の低さ」とイコールだと見なす根拠は何でしょうか?
横剛性というのは、相対値でよければ、かなり手軽に測定できる値です。それを、体感を語るための「ヌルい」「グワーン」「スパッ」みたいな言葉にしてしまっては、混乱の元だと思います。

横剛性については、手軽に体感を試せる実験がひとつあります。
シマノのクイックレリーズと、チタンシャフトのクイックレリーズで、乗り比べてみるのです。クイックレリーズならジャージのポケットに入るので、坂に持っていって、その場で交換することができます。
シマノのクイックレリーズと同等の横剛性を出せるチタンシャフトのクイックレリーズは、この世に存在しません。どのくらい下がるかは製品によると思うので、各自で測定してみてください(クイックレリーズのシャフトの太さは、製品によってかなり違います)。しかし、はっきりと下がることは間違いありません。
さて、横剛性の低いホイールは、「ヌルい」かどうか? これは数字ではなく体感ですので、チタンシャフトのクイックレリーズをお持ちのかたは、ぜひ試してみてください。

ではホイールの「ヌルさ」はどこから来るのか。
以下は私の想像にすぎませんが、その正体は「スポークの振動特性、特に周波数」ではないかと考えています。そもそも、ほかにガラッと変わる性質がありません…
初期の完組には、今よりもスポーク本数が少なくて太いものが多くありましたが、ほぼ絶滅し、CX-RAYのような細いスポークが全盛となりました。性能的にはおかしな話です。リムハイト50mmのカーボンリムの前輪には、18本ものスポークは不要です。シマノのような、低いアルミリムに16本のスポークは逆方向におかしいと思いますが… そのシマノでも前輪として普通に使えるわけです。初期の完組には、前輪12本というのもありました。
見た目的にも空力的にも、スポークは少ないほうがいいはずです。なぜ増えたのか。ライダーの体感が悪かったからではないか、それはスポークの振動特性に由来するものではないか?
この仮説の重大な問題は、「手軽に検証実験することができない」という点です。スポークテンションとホイールの性能を変えずに、スポークの振動特性だけを変えるのは、ちょっと無理な気がします。10本くらいホイールを組んで、うまい実験をやれば可能かもしれませんが…

私の想像はさておき、チタンシャフトのクイックレリーズさえあれば、横剛性の違いはすぐに乗り比べて体感できます。お持ちのかたはぜひお試しください。

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