自転車道場

ロードバイクの進化の歴史

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冨左衛門さん
以前からベテラン諸氏にお伺いしたいことがありまして。
私は去年からロード乗り始めた為、今あるものが最初から、ということになります。
STI、デュアルピボットブレーキ、軽量ヘルメット、サイコン、ビンディングペダル等々…

皆様が経験された中で、出てきた際に「これはスゴい!」と思われた話をお聞かせ頂ければ、と思います。
今、当たり前のように使っているものの有難みを感じて、自転車の歴史に振れられれば、と初心者なりに考えています。

そういえば、youtubeなどでツール・ド・フランスの動画とかを見ると、普通に選手がノーヘルでびっくりしました。

ディープインパクト
作成: 2024/09/16 (月) 12:25:42
最終更新: 2024/09/16 (月) 12:28:11
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26
ディープインパクト 2024/09/16 (月) 12:47:01

鶏 泰造さん
スギノはまだクランク作ってますよ(^^;。カシマサドルもいちおうあります。
それと、シュパーブのペダルは三ヶ島製です。

27
ディープインパクト 2024/09/16 (月) 12:47:28

 小杉むさしさん
鶏 泰造さん
おお。
全然そのあたりのこと知りませんでした。ウィキペディアとか見ちゃいました。
サンツァーの母体のメーカーはそんな何種類もパーツを作っていたわけじゃなくて、スギノとか三ヶ島が参加するカタチでシマノの「コンポーネント」に対抗していたみたいなこと書いてありますね。

カシマサドルというのは、ディープ・インパクトさんの投稿にある藤田サドルとは違うんですよね。藤田サドルはいまは廃業してるみたいですけど。

28
ディープインパクト 2024/09/16 (月) 12:47:55 修正

 泣き虫ペダルさん
私が最初にロードを組んだときには、まだ、シュパーブというというブランドはなく、その前身となるような物でした。前にも書きましたが、ホイールはNISIで、ここだけ国産ではありませんが、ハブは三信のプロエムラージでした。(スポークは忘れちゃったな)クランクはスギノマイティコンペ、ブレーキはヨシガイのグランコンペ、ハンドルステムピラーは日東、タイヤは、その時に安かったのをどんどん使っていたので、覚えていません、あとディレイラーはサンツアーサイクロン。ペダルは私はなぜか三ヶ島じゃなくて、極東のプロエースを付けていました。あとチェーンはなぜか外国のを付けていたんですが、忘れちゃいました。その当時から写真をあまり撮っていないので記憶がよみがえってきた物だけ書いています。サドルは藤田でした。

こうやって書き並べると全く統一感がないように見えますが、当時にはコンポという考え方がなかったので、みんなこんな感じでしたよ。だって、スギノのクランクにカンパや、サカエの歯が付けられたんですから。(実は私軽量化のために一度サカエの穴の開いた歯に代えて、ぐにゃぐにゃでだめだこりゃっと思いすぐにスギノの歯に戻したことがあります。

昔の少年が何でも分解して組み立てて覚えていくように、中学生の私にとって、自転車は最高のおもちゃでした。でもね中学生から高校生にかけてですから、まあ、お金なかったですから、その頃のサイスポには広告で、志木のヨシダや立川のナルシマの今月の特売品いくらというのが乗っていて、小遣いや、寺の掃除のバイトで貯めた金を持って買いに行っていました。うちの中学バイトはダメだったんだけど、もう時効って事で。今思うとよく立川から杉並まで、リム2本肩からかけて、甲州街道走って帰ってきたもんだと思います。(交通費ももったいなかったし、その当時仲間内ではどこに行くのでも自転車でしたから)
そんな私が、20年以上離れていた自転車にまた戻ってこれたのも、この道場のおかげです。本当にありがたいです。あと20年間の抜けている知識と実践がないのが悔しいかな。

寝ぼけてうっていたのでタイプミスが多かったので書き直します。

先ほどの私の書き込み、間違いがあるかも、その当時まだサンツアーじゃなく前田のサイクロンだったかも、ここら辺の部品の光具合、輝き(アルマイト仕上げとかいったかな)が大好きで、走ったら掃除走ったらあと、あちこちグリースアップしては回してみては一人でにんまりしているなんて事もありましたね。あの頃のカンパのグリースのにおいがなんだか好きで、無理して買いました。生活が自転車中心だったかもしれません。あと、どこかか一つでもカンパを使いたいなと思ってWレバーの台座をカンパ用にして、カンパのWレバーつけていました。(でもそのあと軽量化のために穴開けしてしまったのでカンパであった意味はないんですが、)この穴開けって、結構勝手にやってしまいました。今考えると恐ろしいことです。あの頃の好奇心と、時間、体力、そして今のお金(って言っても貧乏なんですけどね)おもしろいことできそうなんだけどなあ。

また、今だとできないですが、あの頃は、寝袋積んであれば、交番のおまわりさんにいって、駅前の広場のベンチで寝させてもらえましたから。23時出発、3時頃から2~3時間仮眠朝日とともに公園で顔を洗って歯を磨いて出発なんて事もやっていました。(神奈川だけはうるさくて、夜間高校生の外出禁止だと何回も追い払われましたが。)

29
ディープインパクト 2024/09/16 (月) 12:49:48

 鶏 泰造さん
泣き虫ペダルさん
 チェーンはレジナかセデスじゃないですか? あの頃は国産のチェーンは5000kmぐらいで伸びちゃいましたけど、セデスは1万kmぐらい持ちましたからね。いちばん安いセデスポーツでも国産チェーンの1.5倍ぐらいの値段でしたけど、2倍持つのでお得でした。

 私も志木のヨシダ(今のY'sROAD本店)は、よく出入りしてました。川越店が出来てからは、もっぱら川越店になっちゃいましたけど、もしかするとどこかですれ違っていたかもしれませんね。

30
ディープインパクト 2024/09/16 (月) 12:50:48

 泣き虫ペダルさん
鶏 泰造さん
僕はあの頃のヨシダやナルシマの雰囲気が好きで、(というか中学生の僕たちにも
お店の人ばかりでなく客のおっちゃん兄ちゃん達が結構いろいろと教えてくれましたから)
よく行っていたので、どこかでお会いしていたかもしれませんね。

うちの近くには今もあるF商会というのがあるのですが、僕はここが好きになれずほとんどここで買ったことがありませんでした。ただ、品物の種類は多く扱っていたので、今月のナルシマやヨシダの特売品はどんな奴かなと、実物を確かめるのにはぴったりでしたが。

あと、チェーンはそうせディス(僕らはなぜかこの小さいィを付けて読んでました。こういうところ変にこだわりな性格で、ユッチンソンとか、ユーレーの最初のHやTは発音しないんだよと、得意そうにいっていた恥ずかしい記憶もよみがえってしまいました)でした。

誰に勧められたからかは忘れてしまったのですが、「これ付けときゃ間違いないから」って言われてそうした記憶がよみがえってきました。

31
ディープインパクト 2024/09/16 (月) 12:59:38

 skogenさん
歴史でも無い、無駄な話で失礼します。シュパーブ (仏語 superbe、英語だとsuperb)とsuper B(スーパーB、台湾のsuper B precision tool社)が区別できてませんでした(汗)。洒落でsuperbをsuper B(B級グルメみたいな語感)と言ってるのかと思ってましたが、全く別物なんですね。
今は慣れましたが、自転車関係の名前ってすっと頭に入ってこないものが多いです。

ビアンキ、コルナゴ、テスタッチ、ケルビム、サーベロ、ダホン、ガノー、チネリ、ピナレロ、バッソ、デダチャイ、コラテック、オルベア、ボントレガー、トピーク、極めつけは「カンパニョーロ」

カンパニョーロはシボレー(Chevrolet)みたいに聞こえる音を日本風にカタカナにしているようですが、知らない人には変な生き物みたいに聞こえます。。。オノマトペじゃ無いって。^^; (発音で分かり難い単語は、最近はGoogle翻訳で調べることが多いです。例えば、Campagnoloと入れると、意味と発音が分かります。)あと、プロチームの名前とかスポンサー名も覚えにくいものが多いですね。慣れてない外国語は、最初は英語として認識しようとするから違和感があるんだと思います。外国語は音をカタカナに変換するので、時代と共に表記が変わるものも多いですが、自転車関係も昔と今では変わったものもあるんでしょうね。

ちょっと前のスレで、機材の話なのか、乗り方の話なのかちょっと曖昧ですが、記録の更新で自転車の進歩が何か分かるかなと思って調べてみました。いろいろなスポーツの世界記録は人や環境とそれに合わせた機材の進歩で生まれているそうです(↓のスレの真ん中あたりで古い機材ネタで書いてます)。基本的には人が強くなった訳では無く、良い機材や環境ができて、それに合わせた練習をやり、記録が伸びる。

歴代世界記録や世界選手権の優勝タイムをいくつかピックアップしてみました。種目はトラック競技の1kmタイムトライアルです。1967年に68秒だったのが今は60秒まで縮んでいて、12%ぐらいの向上です。世界記録はペルヴィスの56秒代がぶっちりぎです。自転車のトラック競技の場合、環境(競技場やトラック)は大きくは変わっていないそうなので、機材の違い、つまり自転車の場合は自転車・ホイール・ウェア・ヘルメットとエアロポジションが記録を伸ばしたのでしょう。

陸上100mだとスパイクとトラックが変わり、50年で5%ぐらい記録が短縮されています。比較すると自転車の記録は伸びが大きく、機材の進歩が効いているように感じます。とは言え、記録の伸びはゆっくりで、不連続な変化は無いので、機材だけで記録が劇的に伸びるという事は無さそうです。そもそも、機材で大差が付くと、スポーツとして成立しなくなるので、規則を見直さないといけない。どの年に機材(カーボンフレームとかディスクホイールとかエアロヘルメットとか)が具体的に変わって、タイムが向上したのか気になりますが、調べるのが難しいですね。
◎世界選手権・オリンピックの優勝タイム
68.63 Niels Fredborg 1967/63.91 Pierre Trentin 1968/69.87 Niels Fredborg 1968/
68.82 Niels Fredborg 1970/66.44 Niels Fredborg 1971/66.44 Niels Fredborg 1972/
65.927 Klaus-Jurgen Grunke 1976/62.955 Lothar Thoms 1980/66.10 Fredy Schmidtke 1984/
64.499 /Aleksandr Kirichenko 1988/63.342 Jose Moreno 1992/62.712 Florian Rousseau 1996/
62.712 Shane Kelly 1996/63.156 Shane Kelly 1997/61.879 Arnaud Tournant 1998/
62.231 Arnaud Tournant 1999/61.619 Arnaud Tournant 2000/61.609 Jason Queally 2000/
62.571 Arnaud Tournant 2001/61.893 Chris Hoy 2002/61.599 Stefan Nimke 2003/
61.599 Chris Hoy 2004/60.711 Chris Hoy 2004/61.165 Theo Bos 2005/
61.361 Chris Hoy 2006/60.999 Chris Hoy 2007/61.332 Teun Mulder 2008/
60.666 Stefan Nimke 2009/60.341 Teun Mulder 2010/60.793 Stefan Nimke 2011/
60.082 Stefan Nimke 2012/60.221 Francois Pervis 2013/59.385 Francois Pervis 2014/
60.207 Francois Pervis 2015/60.042 Joachim EILERS 2016

◎歴代世界記録
71.6 ROGER GAIGNARD 20.11.1954/70.2 ROGER GAIGNARD 28.11.1954/
69.6 RUDI ALTIG 13.11.1959/68.74 L. CLAESGES 24.11.1963
66.76 PATRICK SERCU 12.12.1964/66.157 ALEXANDRE PANFILOV 13.6.1980
65.582 URS FREULER 17.6.1980/62.955 LOTHAR THOMS 22.7.1980
62.823 MARTIN VINNICOMBE 19.3.1989/62.576 ALEXANDRE KIRITCHENKO 2.8.1989
62.091 MAIK MALCHOW 28.8.1986/61.945 JOSE ANTONIO ESCUREDO 15.9.1995
60.613 SHANE KELLY 26.9.1995/60.148 ARNAUD TOURNANT 16.6.2000
58.875 ARNAUD TOURNANT 10.10.2001/56.303 FRANCOIS PERVIS 7.12.2013
http://www.uci.ch/mm/Document/News/News/16/60/64/2016.11.10_Historiquedesrecords_ME_TP_Neutral.PDF

32
ディープインパクト 2024/09/16 (月) 13:00:13

 tukubamonさん
>ホンダは情熱をなくし金儲け企業に成り下がったと断定できます。
まぁ仕方がない面もありますよ。

企業として存続できなければ、いくら良い商品を提供しても、倒産するしかないわけですから。
プリンス自動車なんて、高級車、高性能車ばかりを追求して倒産。
競輪がなければ三ヶ島も日東も危ないでしょう。

海外生産はコストを考えれば仕方がない。
日本の労働は非効率的でどうしようもないのですが、経営側が解決できないから、生産拠点を海外に置くしかない。
トランプ大統領の様に、雇用に目を向けてくれる政治家が日本に一人もいないのもどうしようもないけどね。

33
ディープインパクト 2024/09/16 (月) 13:00:29

 鶏 泰造さん
このスレ見て思い出したんですけど、シマノはなんで11速になっても、105やアルテにホビーライダー向けのスプロケを出さないんですかねぇ。11Tトップなんて、使い道ないんだけどなぁ。12-28Tを買おうと思ったらデュラしかないなんて、ホビーライダーのニーズを知らないんじゃないでしょうか?

こんな状態だから、11速にはまるで魅力を感じないんですよね。

ちなみに今は、6700の12-25Tと、6600ジュニアと6700を組み合わせた13-28Tを行き先に合わせて交換しながら使っています。投資額は16,000円ぐらいだから、デュラのスプロケと大して変わらん(泣)。

34
ディープインパクト 2024/09/16 (月) 13:00:56

 skogenさん
そうですよね、12-28Tを売って欲しい。なんで売らないんでしょう?

トップ11Tが前提でリアエンドが作られているフレームに、12Tスタートのカセットは合わない可能性があるから?完成車に付ける11-28Tや11-32T以外を提供するのはコスト的に無駄?でも、12-25Tは売っているんですよねぇ。不思議。

自転車の進化に話を戻すと、11速ってほんとに必要なんですかね?それって自転車の進化?

トラック競技の記録を調べて思ったんですが、あちらは変速機が無く、少しずつ機材が変わって、特に空力の進歩が大きく、記録がゆっくりと伸びている。ロードだと変速機が付いていて、変速機の差が完成車の主要なグレードの差になってます。では、多段化で何が良くなったのか?客観的に比較できるデータが無い。

現在のSTIから遡って、ちょっと昔のフリクション式、さらにディレイラーが発明される前のクイックを緩めて変速するやつ、そういう大きな機構の変化は進化と言えそうですが、6速とか7速以降の多段化って進化と言えるのか疑問になっちゃいました。

別スレの自爆自転車の話でも感じましたが、古き良き時代の自転車や自転車屋さんは減っているように思います。適応が進みすぎて、進化が停滞し、隘路に迷い込んだ生物って、環境が変わると絶滅するんですよね。自転車という種はいま、大量絶滅に向かってるのかも?(大げさ、でも真面目 ^^;)

35
ディープインパクト 2024/09/16 (月) 13:01:15

 鶏 泰造さん
ビギナー向けの完成車にこそ、11Tトップなんか必要ないですよ(^^;。

ギヤ枚数が記録に与える影響って、どの程度なんでしょうかね。

ラルプ・デュエズの登坂記録は、1997年にパンターニが出した37分35秒がまだ破られていませんね。当時はデュラの7700だったから9速です。

モン・バントゥーも2002年にイバン=マヨが出した45分47秒が最速(次点が94年のパンターニによる46分ちょうど)ですから、9~10速時代の記録ですね。

でも最近は、ケイデンスで登って下りでアタックなんてこともあるから、ワイドレシオ化は求められているのでしょう。そうなるとステップ比が大きくなりすぎないように、間を埋める必然性に迫られ、11枚ぐらいないと足りなくなるのかも。

36
ディープインパクト 2024/09/16 (月) 13:01:33

 貧脚いわたさん
90年代の記録はEPOによるドーピングの産物です。

集団スタートのロードレースでは、機材による優劣なんて、タイヤとメカトラ以外は誤差です。
今エアロがまた流行っていますが、アームストロングは触覚つきのシマノで触覚なしのカンパを蹴散らしました。

37
ディープインパクト 2024/09/16 (月) 13:01:58

 小杉むさしさん
自動車っぽい発想かもしれないけど、燃費のいい回転数で走るためには歯数の選択肢が多い方が有利だよねえ。現実にはどうか知らないけど。

ラルプデュエズの記録が破られないのは、スカイみたいな強いチームが無駄に速く走らずに確実に総合優勝するっていう方針で、大名行列やってるせいだと思う。

ラルプデュエズみたいなリスクのあるステージだと、総合上位が飛び出そうとしない限りアタックかかっても黙認で、無理にスピード上げて追ったりしないし、ぶっちぎりでステージ優勝ねらったりもしない。

ラスト5分で総合上位がちょろと競って終わり。しかもその時点でステージ優勝はカミカゼアタックした若手に決まってるっていう。

まあ昔よりも選手の能力が高いレベルで拮抗してるから差がつかないのかな。

38
ディープインパクト 2024/09/16 (月) 13:02:12

skogenさん
多段化が自転車の進化なのか、って愚問だったようですね。
遺伝子発現レベル、せいぜいエピジェネぐらいの違いみたいですね。

自動車との比較は分かりやすいですね。
たぶん、比較として意味がありそうなのは内燃機関はギアが必須で、電気自動車のモーターはギアが無いこと。人はどっちに近いんでしょうね。

何ヶ月かに一度やって来る11T追放の誘惑で、疑り深くなっている私は、多段化で効率が良いケイデンスで走れますよってのは、もしかしたらコンポメーカーによる陰謀・洗脳じゃ無いかって思い始めてます。^^;

39
ディープインパクト 2024/09/16 (月) 13:02:30

 鶏 泰造さん
>人はどっちに近いんでしょうね。
 筋肉の特性は「電気モーター型」ですね。伸展速度が遅いほど力が出ます。

 ただし電気モーターも「変速機がいらない」というわけではないんですよね。レクサスのハイブリッドなんか、200km/h超えてもモーターアシストできるように、2段切り替えの変速機つけてるのがあります。日産リーフは変速機がないから、80kW(109馬力)あるのに最高速は約145km/hと軽自動車並みです。

 人間の場合、ややこしいのは、ある程度のトルクを出した時点から無酸素運動領域に入ってしまうことでしょう。遅いほどトルクが出ると言っても、重いギヤを力で踏んでいると、あっという間に乳酸が溜まってアウトです。そこをうまいことマネージメントするには、多段化は必須ということになりますが、問題は「一体どこまで?」ということではないでしょうか(振り出しに戻る)。

40
ディープインパクト 2024/09/16 (月) 13:02:48

 貧脚いわたさん
全日本選手権の序盤でリアRDが故障して、53×11と39×11だけで完走21位に食い込んだ人もいます。
http://roppongiexpress.bikejournal.jp/?p=1327
ギアが2枚3枚増えたところで、体脂肪100gよりも小さな差でしょう。

41
ディープインパクト 2024/09/16 (月) 13:03:14

 skogenさん
新幹線は変速機が無いと聞いたことがあるので、自動車も無いだろうと思ってたんですが、変速機が付いた車があるんですね。バッテリーで動かすような場合、エネルギー効率を考えると必要なのかな。

人のトルクバンドは広いと思ってましたが、確かに持続時間を考慮しないといませんね。何段あれば済むのか、ガソリンエンジンのマニュアル車で4段変速ぐらいで間に合ってるから、自転車もそれぐらいで十分かも。

> 53×11と39×11だけで完走21位に食い込んだ人もいます。
そういう話を書こうとしてました。もしかしたら、リアディレーラーみたいな面倒くさいの無くしちゃって、フロント3段ぐらいで済んじゃうんじゃないだろうかって。。。フロントに付けるチェーンテンショナーで十分、リアディレイラーみたいなロスも無くなる。

リアエンド幅の規格は未来永劫 120mm。リアホイールは左右対称スポーキング、安上がりで高性能・高耐久性、軽量。

基本はシングルスピードで、ギアを変えるのは坂道だけ。

時代逆行?進化と退化は同時に起こるから、意外とあり?思い付きなんで、車輪の再発明かも知れませんが。^^;

42
ディープインパクト 2024/09/16 (月) 13:03:35

 鶏 泰造さん
乗用車の場合、モーターの搭載スペースが限られますし、加速Gも電車より大きいものが要求されますから、小さいモーターに減速ギヤ入れて高回転で使うしかないんですよ。だから必然的に高速側が足りなくなるんです。

>リアディレーラーみたいな面倒くさいの無くしちゃって、
 なくすならフロントでしょう。前3枚だとQファクターが広がります(^^;。
 MTBはフロントシングル化に向かってるみたいですかど、ロードはどうなりますことやら。

43
ディープインパクト 2024/09/16 (月) 13:03:54

 tukubamonさん
確かに小型のモーターで減速させているのでしょうね。
加速は凄いけれど、最高速は255km/hというちょっと速いスポーツカー。テスラS
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/impression/736212.html

ガソリン車ならスポーツカーは300km/h超えは普通だから、高速で伸びないのは出力(モーターの大きさ)に限界があるからでしょう。

44
ディープインパクト 2024/09/16 (月) 13:04:08

 鶏 泰造さん
あまりクルマの話を引っ張るのもナンですが(^^;。

 テスラのモデルSと同程度の740馬力を出すフェラーリF12の最高速は約340km/hですね。

 電気モーターの場合、回転数の上限は逆起電力で決まっちゃうんですよ。回転数が速くなると、次の磁石との間で電気が起きて抵抗になるので、それ以上電流値を上げてもロスが増えるばかりで回転数は上がりません。だから、パワーユニット(自転車なら人間)のポテンシャルを最大限に引き出そうとすれば、どうしても多段変速機は必要になります。

 もっとも通常のEVはエコ重視で作りますから、最高速は重視されず、多段変速機は付けずにコストダウンと軽量化を図るのが一般的です。

45
ディープインパクト 2024/09/16 (月) 13:04:26

 貧脚いわたさん
自転車の場合、エンジンのパワーウェイトレシオと道の斜度の関係が難しいですね。
斜度5%(ほとんどの幹線道路は5%以下です)までしか登らないと決めたら、一般人でも34×25で間に合う。が、乗鞍を登るぞ! となったら、ギア比を半分に落とさないと厳しいです。現在のロードバイクのコンポでは無理ですが…
トッププロのレースでも、ミラノ・サンレモやパリ・ルーベみたいなド平坦のレースでは、インナーは不要でしょう。
かつてロードバイクからTTバイクが独立したように、いつか山岳バイクが独立するかもしれませんね。

46
ディープインパクト 2024/09/16 (月) 13:04:43

 skogenさん
昨日、久しぶりに300mの丘を登ってきました。
寒いので速く登れませんでしたが、それでも変速機の有り難さを実感。^^;

平均で5.5%の登りを傾斜と体力に合わせて変速して、8段を使いました。
5分ぐらいだと重いギアでも走れますが、それ以上はきつい。

下りでもう一枚重いギア、登りがきついともう一枚軽いギアを使います。なので、私に必要なのはフロントシングルだと10速、フロントダブルだと7速ってことかな。

47
ディープインパクト 2024/09/16 (月) 13:05:02

 鶏 泰造さん
>フロントダブルだと7速ってことかな。
 11速のギヤピッチで7速を作れば、130mmのエンド幅でディスクブレーキ入れて、おちょこ量がほとんどゼロになったりして(笑)。

48
ディープインパクト 2024/09/16 (月) 13:05:26

 tour-neyさん
お久し振りです~(^o^)/
現状では進化してるとは言い難いですね。結局、半生以上経過して分かることが多いと思います。

言うならば、8.9速部品は軒並み廃盤で、上質なコンポが減っていることと、値上げでしょうか。所謂簡素化?
上位機種は買わないと不明ですが、(高性能という意味の)飛び道具が出たら、レースが独占状態になると思うので。上位機種は平行線ということかも?

CS-HG51(現行は50)の11-32tのM501と、Viperの11-28t(11速)は偉大な差が有りました。ギアの繋がりがぁ!((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
...というのと変速スピード(病みつきになる)にびっくりするだけですねw

49
ディープインパクト 2024/09/16 (月) 13:05:47

 鶏 泰造さん
私の周囲の評判でも、5800→R7000や6800→R8000は、「費用対効果に見合うほどの性能差は無い」という意見が多いですね。

ディスクブレーキとかチューブレスタイヤは使ってみたいけど、フレームやらホイールやら替える必要があるので、なかなか手が出ません(^_^;)。

50
ディープインパクト 2024/09/16 (月) 14:36:16 修正

自転車と女たちの世紀(革命は車輪に乗って)
画像1
500ページ近くある本。自転車の歴史と人権、民主主義、6日間レース、ツールドフランス、ジロデイタリアと女性の関係、知らないことばっかり、自転車が人類の歴史を変えたのがよくわかる。
 たとえばヒットラーは自転車嫌いでドイツ国内で自転車を禁止し占領地でも反自転車法を作り自転車を禁止、市民はレジスタンスに自転車を使い抵抗した。燃料が不足してくると占領地で自転車を没収しオランダでは国内にあった400万台の自転車のうち200万台を没収(パクり)1945年の連合軍オランダ解放の時、ドイツ兵はオランダの自転車をパクってドイツ本国へ逃げた。その恨みは戦後何十年も続き、ワールドカップでオランダがドイツと対戦した時、「我々の自転車を返せ!」とドイツチームに罵声を浴びせた。
 自転車は占領地の飢饉を防ぐ役割も担っていた。ドイツが自転車を没収したため食料を調達できなくなった市民は飢饉になり1943年44年にオランダでは大飢饉が発生。

 第2の性を書いたボーヴォワールはドイツ軍占領下のパリで生きるために自転車の乗り方を覚え自転車を使ってドイツ軍にレジスタンスをした。1940年から自転車に乗り出したボーヴォワールは自転車を自由へのマシンと呼び、占領下のパリで生き抜くための足として使った。

 自転車は1867年にパリでペダルを前輪につけただるま型自転車が作られ、ペニーファージング車として流行した。当時木や鉄のリムそのままで走ったり、ゴムの塊のタイヤしかなく乗り心地は最悪、しかし自転車レースは盛んに開催されだるま型自転車は普及した。この時代、女性たちはコルセットとヴィクトリア調ロングドレス(地面を引きずり歩く)で、その服装ではとても自転車に乗れない。女性が自転車に乗るのは「子どもが産めなくなる」「あばずれ」とレッテルを貼られ法律で禁止された(今のアフガニスタンやイスラムの国のように)女性たちはズボンやブルマで乗った。
 女らしさとは家庭で閉じこもり家族の面倒を見ること、自転車に乗る女性の絵は「手におえないあばずれ女」を象徴していた。ニュージーランドの女性参政権論者ケイドシェパードは1893年に世界初の普通選挙制をニュージーランドに作った、その時ニュージー初の女性サイクリングクラブも設立した。
 19世紀後半から20世紀中頃の自動車が普及するまでは自転車が富裕層の足として使われ各地にサイクリングクラブが設立された。クラブ会員になるのは名誉で今のライオンズクラブのような組織だった。しかし女性は締め出されメンバーは男性に限るクラブばかりだった。そこで女性たちは女性だけのサイクリングクラブを立ち上げた。女性が自転車に乗るのは様々な男尊女卑の習慣、歴史との戦いであり並大抵ではない、現在ツールドフランスもジロデイタリアも女性は参加できない規則がある。昔6日間レースで男性より圧倒的に強い女性選手がいた、当時の男性最速プロ選手より速くレースではぶっちぎりだった。しかし歴史ある自転車レースには女性だからと出場できなかった。そこで正式ではなくオブザーバーとしてゲスト参加し驚異的な成績を残した。
 ジロデイタリアにも長い歴史の中で一人だけ女性が参加し完走している、この女性は正式招待された選手。これは戦時中で男性選手が徴兵され少なくなったという特殊要因があったけど出場させてみると「女性は過酷なロードレースは走れないや男性より劣る」という先入観はすべて吹き飛び互角に勝負した。

 世界を回れ!
 2012年12月イタリア人女性サイクリスト ジュリアナ・バーニングが152日間世界一周のギネス記録を打ち立てた。彼女の世界一周も女性だからとスポンサーがなく途中で何度もあきらめかけ、最後はクラウドファンディングで支援されゴールを達成した。
 しかし驚くべきはそれより100年以上前の1894年に世界一周をしたアニーという女性がいたこと。当時の自転車は20kg以上あり今より部品も悪かった。アニーの挑戦は女性が自転車で世界一周できるかという賭が発端とされている、19世紀終わりは世界一周ブームで気球による80日間世界一周や様々な物を使った世界一周チャレンジが行われた。アニーは日本の横浜にも来ている。
 
「女性はひとりで旅行はできない、危ない、やめとけ」今でも自転車旅行を女性が一人ですると言えば必ず言われる。僕が日本一周した時に会った女性ソロサイクリストは真っ黒に日焼けし、外観は小僧で、実際に話するまで絶対女性だとはわからなかった。髪を長くすると引っ張られたり、自動車にあおられたりするので短く切ってると言ってた。

 この本を読むと女性が自転車に乗るというのは「社会の常識との戦いなんだ」とリアルにわかる。僕も小学生の時に競輪の服を着て走ってると罵声を浴びせられたり、自動車に幅寄せされたり、店に寄ると「出て行け」と言われたり、競輪は恨まれてるんだなあと思うことがあった。昔は競走用自転車は競輪選手しか乗っていなかった。ピストで走る=競輪選手、小学生でも関係ない。僕の場合は記念競輪の上下ウェアで走ってたのでプロと思われてもおかしくない。そういう経験もあるので女性が自転車乗るだけで「あばずれ」と言われたり差別されたりした時の怒りは少しわかる。世の中にはクソみたいなしきたりを強制し弱者を踏みつける奴がいる。自転車乗る女性は最大の被害者。

 ツールドフランスの優勝賞金は2億から5億、それに対して女性版ツールの優勝賞金は20万から100万円、ロードの世界は男女格差が100倍位ある。ツールは最も保守的な男尊女卑運営をしている。それに対してMTB競技は男女の格差がなく賞金は同じだそうです。(MTBの世界はよく知らない)競輪も男女の賞金格差はあるけどツールほどひどくない、自転車競技で女性が獲得できる賞金で言えば一番いい方じゃないかなと思う。(競輪は結構民主的??)

 世界で女性が自転車に乗る国は民主国家で人権が守られている国、日本の女性の地位は世界120番ですから・・「民主度を見るには街で女性が自転車乗ってるかどうかを見ればいい」また暇な時に読んで見て。