僕は基本的な部分を記載しますので詳細は自分で経験積みながら現場判断で応用拡大していってくれればいいです。大事なのは130mm←→135mmは相互に使えるという情報。
僕の経験から言うと、この変換でハブ軸交換が必要になったことはないです。
長すぎる場合はサンダーで削ればいいです。フレームのエンド幅も大小あるので軸とエンドの重なり具合を見て最適値を出せばいいです。
このハブ軸幅変更は通常のハブでも一番重いギアにするとチェーンがフレームに当たったりする場合、そこに隙間を作るために左を減らし右を増やすということをします。プルミーノは9速とかにするとフレームが干渉しやすくなるので僕は左右2mm+ーしています。こういう時にこのハブ軸変更の術が使えます。
タイヤの振れ取りについて
ホイールの振れを完璧にとってもタイヤが振れていれば結局乗ると同じことになります。3本ローラーに乗ればガタンガタンと音が出ます。氷の上を滑るように走っていくにはタイヤの振れもきちんと取りましょう。
https://youtu.be/SCBci4bjwgs
自転車整備でもっとも難しいのは「空気入れ」ですが、タイヤの振れ取りも最高難易度の難しさがあります。ゴムは一度伸ばしてしまうと元には戻らないので新品タイヤを入れる時に壊すかどうかが勝負です。ただ品質の悪いタイヤは新品時から均一ではなく振れが出ていて、こういうの当たった時は潔く捨てるしかありません。
ゴムはできるだけ引っ張らずに自然な状態で入れましょう。
そして必要以上に高圧にせず、ゴムを伸ばさないようにして寿命を延ばしましょう。
タイヤの横に記載のMAX空気圧にすればゴムはすぐ伸び劣化します。23cと書いているのにどうみても28cくらいの幅でパンパン、乗っていれば手は腱鞘炎になるし、お尻は痛いしデメリットしかありません。しかし低圧にするとリム打ちパンクが起こり、リム打ちパンクを防止しながら最高の乗り心地になる空気圧を探って空気を入れるのが匠の技、空気圧はペダリングや乗り方も関係してくるので自転車のすべての技術をマスターしないと「空気入れ」をマスターできません。
空気圧計見るものいいですが、計器より人間の感覚の方が優秀なのでタイヤ握れば「これでOK」とわかるように修行積んでください。
自転車整備は強さより安全を確保できる必要最低限の弱さはどこかを探る整備が必要です。トルクレンチに頼ってカーボンのハンドルを割ったり、シートポストを割った人を何人も見てきましたが自分の指先を信じていれば、ミシッと感覚がきた時にやめただろうに「トルクの数値が足りないから」と最後の割るところまでやってます。自転車整備には「余分に」は害しかなく、最適値は1点。余分には「壊れるか重くなるか寿命が短く」なる原因になります。
タイヤなんて、どう入れても同じだろ!とド素人は思います、僕は競輪から自転車入門ました。競輪のタイヤは薄くてペラペラで少し引っ張ると新品のままゴミ箱行き。振取り台を使い振れが出ないように調整しながらタイヤを入れます。下手な時はリムセメントがベタベタつき服も手もムチャクチャ。わたし下手ですと外観でわかる。普通のチューブラータイヤでも何も考えずに引っ張って入れてると縦横振れまくります。また200g以下のぺらぺらのタイヤは靴でこすってもサイドが破れるのでタイヤカバーをして空中に吊って保管します。デリケートで扱いが難しく値段が1本1万円。いい加減にやってると師匠の鉄拳が飛んでくる。車輪には命がかかっています。その整備で70kmでもがけるか?命預けられますか?
僕が最初に経験したのは競輪タイヤの整備だったので、タイヤ扱う時はピリピリ緊張します。クリンチャーでもコルサSCのような軽いレース志向のタイヤは競輪タイヤと同じように引っ張らずに丁寧にタイヤを入れないと振れが出ます。ゴムは一度伸ばすと戻らないので新品タイヤを入れる時が勝負。ママチャリの太いタイヤでもタイヤの入れ方次第で振れが出たり完成度に差が出ます。ひどいタイヤの入れ方しているママチャリをきちんとタイヤ入れ直してあげると、走行が軽くなったと喜ばれます。自転車はそういうちょっとした丁寧な作業と愛の積み重ねで変わります。
タイヤの振れは土台のホイールの振れを完璧に取ってなければわかりません、地面が斜めの基礎の上に家を建てても家の水平はわかりません。すべての自転車整備の土台はホイールです。
だから「ホイール組めない人間が自転車整備できるというな」とは名言。
まず完璧なホイールを組む技術を身につけてね。
タイヤ入れも真剣勝負で完璧にこなしてください。愛情かけた部品は長持ちしますよ。
高鍋玲人さん
ディープ・インパクトさん ホイール道場有難うございます
手組初なので、非常にためになります
質問です、リア初組に挑戦を考えておりますがリムホールは24・28・32のいずれかの選択で、どれを選べば、各工程で問題が起きにくいでしょうか?
考えているリムは高品質超軽量406/451リムをkinlin nbr 16/20インチリム自転車リム16/20/24/28穴バイクリム3248円 285g 24Hまでしかない(この場合ハブはR13shimanoタイプ 3917円)と20 インチ 451 バイク用折りたたみ自転車二重層アルミ合金自転車リム 20/24/28/32/36 穴を P8/v2442円 423g 28・32がOK(この場合sianoフリーハブから選択)上記リムはスポークホールにオフセットが無いようです(見た限りでは)
24・28・32→32です。手組は32か36、24、28はまともな強度は出ません。
20とか24なんていうのは完組のように全部のバランスを最適化して最初から専用部品を用意している時にのみできます。
自転車では軽いというのは善ですが、壊れる時は悪になります。まず強度、壊れない頑丈さ、その次に重量が軽いというのが入ってきます。強度を落として軽量化している部品はゴミと同じ。
買うときは安全をまず最優先に考えてね。
>RS400を2セット購入、別用途でRS300を1セット買ったのですが軸を手で回したところTX500やTY500の方が軽く回ります。
自転車の部品は購入状態の比較は意味がありません。自分で最適化して整備した状態で比較した結果が本当の実力。それ単なる整備ミスです。
>不要な情報みたいなので消しておきます。
不要かどうかは後に続く読者が判断するので、できれば消さずに残しておいてください。
あと軸が数百円という意味がよくわかりません。
基本ハブはクイックのパイプ軸を使います。パイプと棒軸では強度に雲泥の差がありナットタイプの棒軸は折れます。僕は手組でナットタイプのハブ使用を勧めたことはありません。自転車のホイールはクイックが基本。ナットタイプのものであっても手組するならクイックハブに変更してクイックのホイールを使った方が安全です。
クイックの軸は数ミリでもフレームリアエンドの外側より出た場合、クイックをいくら締めても締まらなくなります。その場合リアエンド内に収まるように出た部分をサンダーで削ります。この作業をやらなければホイール固定は不可能で使えません。
ハブの軸長を合わせる時はクイックを締め込んで締まるようにフレームのエンド幅内にクイック軸がくるくらいの長さにします、長すぎても短すぎても使えません。130mmのクイック軸を5mmワッシャを足した場合でも、フレームエンドから飛び出すことも足りなくなることもないです。sのまま使えます。逆に135mmクイックの軸長は長すぎるので切断して調整が必要になります。
切断も調整もサンダー使わないと大変。金ノコでやすりで人力でやってもいいけど時間も筋肉も使います。
高鍋玲人さん
ディープ・インパクトさん有難うございます
32・36了解です、調べ直ししますm(__)m
取り合えず451 32Hアルミフレーム423g高さ25mm手配中です1本、中国からですから2週間ぐらい?
さて現車のリアは普通にボルト締めですクイックレリーズ化は可能なのでしょうか?
探してみたら、ボス抜き作業が必要なのですね
http://xbike.weblog.cloud/custom/post-1295
今の自分には出来無いのでフリー化は見送ります失礼しました
ディープ・インパクトさんが星スポークを勧められていたので
おそらく20インチ451に必要と成るであろう194~197mm(これが規格なのかな?)調べて見ました
星スポーク36本#14-195 スターブライトBK ブラック ニップル付き 5300円・・・高級品だとおもう(14は1.4mmってことかな?)
https://amzn.to/39C10Vw
何度も組付け練習するのに安いの使ってもいいのかな?(それともニップルだけ替え用意すればいいのかな)SENQI自転車スチールスポーク80mm-290mm 銅キャップ付き 36本 195mm 197mmも有りましたよ 1480円(直径2mm・・・径の差はどんな影響が有るのだろう)
https://amzn.to/3cK1qvl
Freahap 自転車スチールスポーク キャップ付き 自転車スポーク スポーク ステンレススチール 36本入り 自転車パーツ ニップル付き スポークキャップ 一般車 スチール 自転車用 ホイールスポーク 軽快車 バイク用 マウンテン自転車 195mm 1680円
https://amzn.to/3cGqFOV
蛇足ですがRMS-01は直径1.3mmでした
tukubamonさん
星スポークのブラックはチタン電着塗装で高くなってます。普通のスターブライトなら半額くらいです。
道場長が勧めるのは理由があって、組んで見ればわかりますが星スポークは滑らかにニップルが回り、きちんと気持ちよく張れます。
DTやsapimもそうなのかもしれませんが、価格と見合う性能。アジア産のギシギシしながら回すのとはわけが違う。スポークテンション上げたら振れ取りもわずかで済むくらい精度が高い。
太さは#14で2.0mm、#15で1.8mm。普通の自転車でよく使われるのはこの2サイズ。まれに#13の2.3mm使っているものもあります。
長さは26インチや700cを中心に販売しているので既製品は無いかもしれませんね。小径車専門店ならあるのかも。なので、長さが決まったらカットオーダーして注文するのが一般的。
今時スポークカットしてくれる店はほとんど無いからネットで探すしかないです。群馬のタキザワサイクルならカットオーダーしてくれますよ。
ギアントさん
OLD135mm→130mmの際、軸カットしました。
ホームセンターで販売しているボルト(ユニクロメッキ)の5倍くらい大変だった記憶があります。固かったです。ネジ山は簡単に潰れないらしく、ナットはスルスル入っていきます。疲れました。
高鍋玲人さん
tukubamonさん お返事ありがとうございます
なるほど星スポークには素晴らしいメリットがあるのですね
調べていて思ったのですがスターブライトとCPはどう違うのでしょう?
星スポーク 真鍮ニップル シルバー 外径14、穴13番 #14×13 14X13BR(72個入り) 759円
https://amzn.to/3woNGxw
星スポーク36本#14-196 CP ニップル付 2644円
https://amzn.to/39DFEqU
星スポーク36本#14-198 CP ニップル付き 2664円
https://amzn.to/3rMyO8L
星スポーク36本#14-206 CP ニップル付き 2664円
https://amzn.to/3rFXHTG
星スポーク36本#14-205 スターブライトBK ブラック ニップル付き 5191円
https://amzn.to/3mfPV1G
星スポーク36本#13-194 スターブライト ニップル付き 3370円
https://amzn.to/3ujm3EA
tukubamonさん
clome plating(クロームメッキ)の略らしいですよ。
ステンレススポークはSUS304でスターブライトはSUS430。SUS304に比べ錆には弱いが安くて粘りのある素材だそうです。錆防止のためCP処理されているのでしょうね。
私も一つ勉強になりました。
高鍋玲人さん
tukubamonさん ありがとうございます
そういう違いがあるのですね、価格はCPの方が安いですけど
どちらがいいのでしょう?
tukubamonさん
それは自分で判断するしか無いです
私は競輪のスポークがスターブライトなのと、ロングライド用に組みたかったのでスターブライトにしました。錆びたら次にステンレスにすれば良いし。でも多分、組み直すならバデットにすると思う。
幸い室内保管のホイールはもとより、風雨しのげるだけの自転車置き場のママチャリも錆はありません。
高鍋玲人さん
tukubamonさん お返事ありがとうございます
自分で判断^^そうですね、パーツの見られる自転車屋さんが近くに無いもので><
秋葉原のヨドバシにパーツのコーナー有るかしら?
なんか近くのサイクルベースあさひは、弄ることより新しいの買えって雰囲気で
話変わって、#14・15でネジ径は一緒なのでしょうか?それともリムによる?
初心者質問ですみません
tukubamonさん
ヨドバシの自転車コーナーもパーツコーナーはありますよ。もちろんスポークは売ってません。
秋葉原へ行くなら御徒町のワイズロードアサゾーの方が圧倒的にパーツはあります。例えると秋葉原の電子部品店みたいな感じ。ごちゃごちゃになってます。
ハブ単体も売っているのでスポークもあるかも。
ニップルのネジ径は同じです。
高鍋玲人さん
tukubamonさん お返事ありがとうございます
>御徒町のワイズロードアサゾー
( ..)φメモメモ パーツが豊富
ネジ径は同じなのですね良かった^^;
見切り発車ですが、451 32Hリム発注しました
安かったので2本にしようかとも思いましたが中華なので当たり外れ考え
当初の目的通りリア用に一本です
バデッド調べましたが私の用途では必要なさそうなので
普通の星スポークで行きたいと考えております
tukubamonさん
ハブは11速にすることがなければRS300で良いのでは?
32Hなら他にも色々ある。選び放題だけど、値段と性能を考えたらRS300で十分と思います。
11速ハブで組むのはハードル高いですよ。スポークのテンション差が大きい。まぁ形にはなると思いますが。私は700cですが10速ハブでオフセットリムにヨンロクで組んでRS21並みに組めたと自負しています。1000本上がった峠で使ってもタイムは変わりませんでしたから。私は最初はピストハブ2本、次いでママチャリ2本組んでからリヤホイール組みました。先の4本はスポーク長もテンションも左右差が無く簡単に組めましたから良い修行でした。
ここの掲示板でも経験に基づいた書き込みは良いですか、ネットに書いてあります等聞きかじりだけで人に指導する書き込みも散見されます。実際11速ハブを組んだことある人が何人いるのでしょうか。新人だと言われたことを鵜呑みにしがちですが、自分にとって必要なものを適切な情報で判断して導入した方が良いです。それも修行です。
参考までにハブの性能はシマノだと大きな差は無いです。国内生産の7403ハブと最安値R501のハブだと値段で10倍以上の差はありますか、回転時間は10倍も差はありません。精々20%。
差があるのは耐久性と回す感触。これはDURAならではの証
iyanさん
完成形 前輪 後輪 自転車
高鍋玲人さんはじめまして。かなり不安をお持ちのようなので、6年ほど前に、ここで皆さんに教えてもらいながら初めて組んだ、20inch 451 のホイルの写真を上げます。部材の選択は情報も多く、簡単に決まりましたが、最後まで悩んで答えが出なかったのがスポーク長でした。本来は2~3種類の長さが必要ですが、正確な長さがわからなかったので切ってもらうこともできず、とりあえず近そうなワンサイズで組みました。
スポークの交差はややこしいですが、何度でもやり直しが利くので気楽に考えてました。振れ取りは失敗しないように、かなり緩い状態で縦、横とも振れをとり、その状態を維持しながら慎重にテンションを上げていきました。ゆっくりやれば意外と簡単にプラマイ0.2mmくらいには収まりました。後輪は想像していた以上に左右のテンションを変えないとセンターには来ませんでした。
ALEXRIM R390 32H
Shimano FH-4600 32H、HB-4600 32H
星 #14 ステンレススポーク208mm、ニップルは付属のもの
上記の組み合わせ限定になりますが、前輪は+2mm、後輪は+2mmと-1mmでニップルに合うと思います。
ただ、私は初めてだったのでコスト削減重視ですべて208mmで組みました。星スポークは72本で1セットで安かったです。6年経ちましたが問題は出ていません。
うーむ。。。さん
ディープさんがいつも使っているスポークって、NSJ認定のものですか?
のむラボさんでは、NSJ認定のものでは知る限り大丈夫だったようです。
スポークの材料の成分については、鉄鋼メーカーが大幅な品質あるいは成分の変更する可能性はあり、鉄はロットが大きいのでスポークメーカーがそれを変えられないことはあると思います。
とはいえ、ユーザーに対する直接的な責任を負うのはスポークメーカーであり、もし鉄の成分が変わって従来と異なる品質や性能になっている場合には伝える必要はあると思いますし、
のむラボさんの星に対する怒りは、品質というよりも、品質の変化に気付き指摘した時の対応が嘘まみれで誠意が無かったからだと理解しています。
そういや私が一番最初に組んだホイールは星スポークでしたが、その後DTに移りました。何でだったか(というか初ホイール手組がMTBで、星のスポークを使ったことすら)失念していたのですが、当時の仲間内のメーリングリストに投稿していたのをたまたま発掘したら、星のニップルの偏心でした。真ん中からズレているのがたくさんあったとボヤいてました。ネットを検索すると星のニップルの偏心の例は幾つも見つかるのに、自分の事例を完全に忘れてました(笑)
2008年の話ですが、のむラボさん事件も前職の時の話のようですから、時期的には被っているのかも知れませんね。
久々にホイールを組んでみたくなりましたが、次は星のスポークを使ってみるかな。ってこれ以上ホイ-r (以下略)
tukubamonさん
9年も前の記事が参考なるとは思えませんが。
星もSUS304の弱点克服のためウイングスター出してます。SUS304の弱点は引張りやしなりが無く、経年破断することですが、ウィングスターはそれを改善しているとのこと。
私が700Cオフセットリムにヨンロクで組んだ時のテンションはフリー側110kgf、反フリー側80kgfで組みました。テンション差は約80%
昔の記憶ですが、シマノのc24ホイールのスポークテンションはフリー側100-140kgf。反フリー側60-100kgfだったかと思います。
シマノのリヤホイールは組み方を工夫していないので、テンション差はフリー側の60%くらいになる計算。それをヨンロクで80%まで近づけることができた事になる。
これが意味があるかはわかりませんが、組むのにさほど苦労せず組めました。
左右6本組ならテンション差はヨンロク以上に広がると思うので参考まで。
スポーク長はオフセットリムを使わないのであれば2mmくらい変わると思います
手組ホイールはまずハブの整備を完璧にしないと組めません。ハブがガタがある状態で振れを0.1mmなどに追い込めるわけがありません、ハブのガタで動いてるのかホイールが振れてるのかわかりません。
1.ハブの玉軸調整を完璧に
2.その後振れ取り
自転車屋の整備したものでハブが完璧に整備されたものは99%ありません。自分でやるしかありません。覚悟決めてやりましょう。
グリスをどのくらい使うみたいな質問があるので写真アップします。たっぷり隙間無くベアリングを包んでください。しかしはみ出たグリスは泥を付着させるのできれいに拭き取りましょう。使ってて出てくるグリスもきれいに拭き取りましょう。自転車整備は掃除から!
うーむ。。。さん
正しいケーブル長さを買うのが最善では有りますが、なかなかそうも言っていられない事情があります。きちんと計算したつもりでも誤差が出るし、あちこち実績のある情報を仕入れたつもりでも誤差があるし、マイナス誤差があると使いようが無いので日和って+1~2mmとか買うと、計算が正しかったらその分長くなり、元が+誤差だと余計に長くなる。そうして素人のくせして数百本の不良在庫の山が出来るわけです。1本500円のCX-RAYがホイール1セット分3万円。それが丸々余ると、見ているだけで悲しくなります。
それなら作った方が安い!と、切って使ったことはあります。
スポークを切るのは結構ハードです。品質の高いステンレススポークは硬いので。専用のスポークカッターを買うのがベストでは有りますが、番線カッターや自転車用のケーブルカッターでももちろん切れます。ただそういう工具で切ると、工具も傷むし、仕上がりも良くない。
切り口は汚いので、整える必要があります。グラインダーなどで整えるのが良いでしょうが、ディープさんの指摘通り熱を持って品質が変わるのは怖いので、気をつけましょう。切り口を整えるだけなら極めて局所的でしょうからそんなに心配はしませんが、カッターを使わず電動グラインダーで一気に何ミリも削ると熱を持つ可能性はありますので。私がやったときには、ニップルを付けて削りました。それでスポークやネジ山を守る、指を守る、そしてスポークの熱をニップルに逃がすという効果を狙いました。熱については意味あるかは怪しいですが。ネジ山を整える前に切り口を整えるには、切る前にニップルを通しておいて下さい。だいたいはネジ山を整えなくてもニップルは通りますが、時々山が傷んでいるものも有るので。なおこのニップルをガイドにして長さを定めることも出来ます。
切り口のネジ山は整える必要があります。さらに切った後はネジ山が短いので、その分を作る必要があります。スポークのネジ山はねじ切りではなく、転造で作ります。で、プロなら業務用電動ねじ切り器でガンガン作れますが、素人が買えるのはせいぜいHOZANの手動の工具ですが、あまり深いネジ山は作れません。それこそ鉄とかなら出来るでしょうが、CX-RAYにはオリジナルのような深くてシャープなネジ山は出来ず、ちょっとなまくらな感じ。一応ニップルを問題なく通すことは出来て、ホイールも組めて、今のところ問題はありませんが、同じ強度かは怪しい気がします。
そういえば以前紹介した、ツーリング途中でスポークが緩んだホイールなので、このせいかもしれないと今気付きました。
ただ、このネジ山転造はめちゃくちゃ疲れます。
以上、ディープさんのおっしゃる通り、可能な限りはきちんとした長さを買うべきです。ただ、一応そういうものを作る世界もあるということで。
あと補足。ツーリングに出かける際に予備スポークを持つ人はいらしゃいますかね。普通に予備を用意すると、前輪、後輪右、後輪左の3種類のスポークを持つ必要があります。場合によっては1-2種類で済むかも知れませんが。でも、ネジ山転造機があれば、一番長いスポークにネジ山を追加すれば、兼用出来る範囲が広まります。私の場合には標準のスポークでは兼用は難しかったのですが、ネジ山を伸ばすことで1種類に収めることが出来ました。普段使いでそういうものを使うことはお勧め出来ませんが、予備として携帯し、帰宅後本格修理する前提なら許容範囲かも。
先ほどの書き出し、もちろんケーブルでは無くスポークです。。
>自車のホイールばらしの際、締める時と同じく面で緩めて行けばよいでしょうか?
私は面で緩めるようにしています。1/4回転くらいずつ順々に。どんな素人でもプロに勝てるところは、いくらでも時間をかけていいところです。私には技術がない分、時間をかけて丁寧にするようにしています。一気に一部だけ緩めると、リムが曲がります。それを最小化するためですね。
1本を一気に緩めるのは要するにスポークが切れた状態を作ることになります。特にスポークの少ない完組ではポテチになるホイールもあるし、リムにとっては大きすぎる負荷だと思います。それでも32Hや36Hなら問題が起きることも少ないですが、アルミに負荷を掛けないに越したことはありません。
jade04さん
>自分は1/8回で一周、1/4回で1周、1/2回とゆるめていきます。
>やり方が合ってるかどうかは分かりませんw
このあたり各人の試行錯誤だと思いますが、実際には手応え次第、リムのゆがみ具合ですよね。Ambrosio Nemesisをばらした時にはそんな感じでした。
今時のリムはそれより丈夫なので、少しずつ雑になってきた感じですww
高鍋玲人さん、
>90度ずつですか、180度対角と考えてました有難うございます
については、明記して無くてすみません。1/4回転ずつというのはニップルを緩めるときに回す量の方でした。
一本緩めた時次にどこを緩めるか、という観点では最近は隣のスポークにしています。
昔は確かにバランスを取るように180度逆のスポークを緩めるとかしていましたが、面倒だし場所を間違えるし時間が掛かるので。。一方、何度もやっているうちに、少しずつ緩めるのなら隣のスポークでも大丈夫っぽいと分かってきたので。
>また、表裏同時に緩めていくでよろしいでしょうか
隣のスポークなので、必然的に表裏同時になりますね。