うーむ。。。さん
正しいケーブル長さを買うのが最善では有りますが、なかなかそうも言っていられない事情があります。きちんと計算したつもりでも誤差が出るし、あちこち実績のある情報を仕入れたつもりでも誤差があるし、マイナス誤差があると使いようが無いので日和って+1~2mmとか買うと、計算が正しかったらその分長くなり、元が+誤差だと余計に長くなる。そうして素人のくせして数百本の不良在庫の山が出来るわけです。1本500円のCX-RAYがホイール1セット分3万円。それが丸々余ると、見ているだけで悲しくなります。
それなら作った方が安い!と、切って使ったことはあります。
スポークを切るのは結構ハードです。品質の高いステンレススポークは硬いので。専用のスポークカッターを買うのがベストでは有りますが、番線カッターや自転車用のケーブルカッターでももちろん切れます。ただそういう工具で切ると、工具も傷むし、仕上がりも良くない。
切り口は汚いので、整える必要があります。グラインダーなどで整えるのが良いでしょうが、ディープさんの指摘通り熱を持って品質が変わるのは怖いので、気をつけましょう。切り口を整えるだけなら極めて局所的でしょうからそんなに心配はしませんが、カッターを使わず電動グラインダーで一気に何ミリも削ると熱を持つ可能性はありますので。私がやったときには、ニップルを付けて削りました。それでスポークやネジ山を守る、指を守る、そしてスポークの熱をニップルに逃がすという効果を狙いました。熱については意味あるかは怪しいですが。ネジ山を整える前に切り口を整えるには、切る前にニップルを通しておいて下さい。だいたいはネジ山を整えなくてもニップルは通りますが、時々山が傷んでいるものも有るので。なおこのニップルをガイドにして長さを定めることも出来ます。
切り口のネジ山は整える必要があります。さらに切った後はネジ山が短いので、その分を作る必要があります。スポークのネジ山はねじ切りではなく、転造で作ります。で、プロなら業務用電動ねじ切り器でガンガン作れますが、素人が買えるのはせいぜいHOZANの手動の工具ですが、あまり深いネジ山は作れません。それこそ鉄とかなら出来るでしょうが、CX-RAYにはオリジナルのような深くてシャープなネジ山は出来ず、ちょっとなまくらな感じ。一応ニップルを問題なく通すことは出来て、ホイールも組めて、今のところ問題はありませんが、同じ強度かは怪しい気がします。
そういえば以前紹介した、ツーリング途中でスポークが緩んだホイールなので、このせいかもしれないと今気付きました。
ただ、このネジ山転造はめちゃくちゃ疲れます。
以上、ディープさんのおっしゃる通り、可能な限りはきちんとした長さを買うべきです。ただ、一応そういうものを作る世界もあるということで。
あと補足。ツーリングに出かける際に予備スポークを持つ人はいらしゃいますかね。普通に予備を用意すると、前輪、後輪右、後輪左の3種類のスポークを持つ必要があります。場合によっては1-2種類で済むかも知れませんが。でも、ネジ山転造機があれば、一番長いスポークにネジ山を追加すれば、兼用出来る範囲が広まります。私の場合には標準のスポークでは兼用は難しかったのですが、ネジ山を伸ばすことで1種類に収めることが出来ました。普段使いでそういうものを使うことはお勧め出来ませんが、予備として携帯し、帰宅後本格修理する前提なら許容範囲かも。
先ほどの書き出し、もちろんケーブルでは無くスポークです。。
>自車のホイールばらしの際、締める時と同じく面で緩めて行けばよいでしょうか?
私は面で緩めるようにしています。1/4回転くらいずつ順々に。どんな素人でもプロに勝てるところは、いくらでも時間をかけていいところです。私には技術がない分、時間をかけて丁寧にするようにしています。一気に一部だけ緩めると、リムが曲がります。それを最小化するためですね。
1本を一気に緩めるのは要するにスポークが切れた状態を作ることになります。特にスポークの少ない完組ではポテチになるホイールもあるし、リムにとっては大きすぎる負荷だと思います。それでも32Hや36Hなら問題が起きることも少ないですが、アルミに負荷を掛けないに越したことはありません。
jade04さん
>自分は1/8回で一周、1/4回で1周、1/2回とゆるめていきます。
>やり方が合ってるかどうかは分かりませんw
このあたり各人の試行錯誤だと思いますが、実際には手応え次第、リムのゆがみ具合ですよね。Ambrosio Nemesisをばらした時にはそんな感じでした。
今時のリムはそれより丈夫なので、少しずつ雑になってきた感じですww
高鍋玲人さん、
>90度ずつですか、180度対角と考えてました有難うございます
については、明記して無くてすみません。1/4回転ずつというのはニップルを緩めるときに回す量の方でした。
一本緩めた時次にどこを緩めるか、という観点では最近は隣のスポークにしています。
昔は確かにバランスを取るように180度逆のスポークを緩めるとかしていましたが、面倒だし場所を間違えるし時間が掛かるので。。一方、何度もやっているうちに、少しずつ緩めるのなら隣のスポークでも大丈夫っぽいと分かってきたので。
>また、表裏同時に緩めていくでよろしいでしょうか
隣のスポークなので、必然的に表裏同時になりますね。