sugsug2021さん これは、ハブ軸の異常?
ご無沙汰しております。以前、プルミーノ改修でお世話になった、sugsug2021です。
リアホイールを空回転させるとブオンブオンと音と振動が出ており、ホイールのブレかなと思い振れ取り台で点検しましたが、異常はありませんでした。プルミーノへホイールを再度セットしてみると、やはりブオンブオンと唸ります。じっくり眺めてみると、画像のようにスプロケットがくねくね歪むのが確認できました。
https://youtu.be/gwZYBNRYP70
そこで、もともと付いていた純正のハブ+ホイールへ戻しても同じ現象が出るのか確認したところノーマルでも症状を確認することができました。軸が悪いなら、スポークもばらして、全て組み直しかと思ったのですが、原因が良く分かりません。これは、軸が悪いのでしょうか?
ディーエス。さん
僕は去年の真夏にシャーシグリース(ちょうど1)試しました。
ウレアグリースより回転で15秒くらい伸びましたが、走行距離400キロくらいで、僕の未熟な整備のせいかもですが、グリスが半分以下に流れてました。
気温38度の日も走っていて、主に真昼間に走ってました。
今はhttps://www.az-oil.jp/azo209.cgi?seicd=AZ806
試してます。硬さはウレアと同じぐらいです。
僕はウレア3本目ですけど、硬さの違いはまだわかりません。(最初から後期型だったかも。)
https://www.az-oil.jp/azo209.cgi?seicd=KY784
名前に惹かれてこれ試しましたが、マーガリンみたいに硬かったです。
車のエンジンオイルみたいに、冬と夏でグリスの硬さを変えてみるのも面白いかなと思ってます。
主客転倒で回転時間を延ばすことが目的ではなく、ハブの回転を軽くしてベアリングや軸受けを良好な状態にすることが目的です。
僕が120秒を基準にするのは時間をのばすことが目的ではなく、そのくらい回れば玉軸の調整はベストになっているという指標です。タイムだけ伸ばすことが目的ならグリスを抜けばいくらでも回ります。またグリスではなくミシン油だけで回せば5分回るでしょう。だけどそういうことやるとハブが痛みます。
グリスは一年くらいは交換したくありません。だからあんまりサラサラのものを使うのは、やめた方がいいです。回転時間を少し延ばすより、部品の保護を優先すべき。グリスは使う量を減らした方が回転時間は延びます、しかしグリスの量が少ないと部品の保護は落ちます。
どちらを優先するかといえば部品の保護です。だから僕はグリスをたっぷり塗ってます。
何が本当の目的かを考えて整備してください。それとレースで100分の1秒を競ってるわけでもないんですから、あんまり高価なグリスを使うのもどうかと思います。AZウレアグリスくらいの価格で、いいものがあればと思います。
ケンメルクスさん
ヘラマンタイトンさん 85PSI=5.8BAR 信じられない数字です。5.8BARが低圧ではないのですか?
おかしいな~。なんかへんだな~。
体重は70kgですがIRCだと最低7.0BARです。これ以下だとタイヤがつぶれて重くてパンクしているみたいに感じます。ユッチンソンは違うのかな?
ヘラーマンさん
ケンメルクスさん内容がかけ離れてきたのでレスを
「タイヤ&チューブ」スレッドに移行しました。
https://zawazawa.jp/dojo/topic/49
よろしくお願いします。
まー君&ももちゃんパパ!さん
RS81-C35のハブタマ当たりが渋いので(フロント90秒 リア70秒)
調整しようと、堅く締められていて、全然外れる気配無し・・・・・。
ただ今ワイン漬けならず油漬け中。
アルテ6800ホイールやRS81オーナーの方、堅くないですか?
ナマケモノ&4足走法を達成するには不可欠なのです。(訳、四足走法時に休みたい)
RS21やR501のハブのほうが、回転もいいし、整備もしやすいよ~。
ケンメルクスさん
まー君&ももちゃんパパ!さんWH-6800使っています。
>全然外れる気配無し・・・・・。
M5のアーレンキーで最初外す時は確かに硬かったですね。でも外れますよ。
>RS21やR501のハブのほうが、回転もいいし、整備もしやすいよ~。
RS21は持ってないけど6800はデジタルアジャストシステムで私にとってはものすごく分かりやすくて調整が簡単でしたけどね。
購入時は確かフロントリアともに50秒程度だったと記憶しています。
300km程度走ったところでAZウレアグリスをたっぷりつけて調整いてその後500km程度ですが、フロント130秒、リア90秒くらいで、とてもよく回る良いホイールです。頑張ってください
まー君&ももちゃんパパ!さん こんばんは大変失礼な質問をします。もし間違っていたらごめんなさい。
どうしても外れないのがおかしいと思って、もしかしたらと思うことが一つあります。
5ミリのアーレンキーは2本持っていますよね。
ホイールの左右両側に差し込んでますよね?1本だけじゃないですよね?
もし2本使っていたら御免なさい!!!
まー君&ももちゃんパパ!さん
RS81-C35 玉あたり調整
ケンメルクスさん
<もし2本使っていたら御免なさい!!!
2本使ってたんですが、一本は携帯用使ってて、力が入らなかったようです。ご心配おかけしました。
おかげさまで、RS81-C35 無事 グリスアップ、調整を先ほど終えました。
フロント120秒 リア70秒(←リア変化なし涙)しばらく試走を兼ねて、様子見ようと思います。
デジタルアジャストシステム、アナログな僕には難しかったです。(笑)
僕が整備したホイール。RS-21 ゾンダ RS81-C35の中で調整の楽な順番は、
ゾンダ>RS-21>RS81-C35になります。
デジタルアジャスト回しながら調整ができないので、指でガタ確認しながら調整が難しい。
RS81はC35はリムとスポークはデュラと同等、でこのハブ使ったのは、シマノの戦略なのか?
レール上をまっすぐ進む良いホイールなので気に入っています。
ケンメルクスさん
>デジタルアジャスト回しながら調整ができないので、指でガタ確認しながら調整が難しい。
指でガタ確認しながら調整が難しい。「難しい」ではなくて「出来ない」と思いますが。。。
玉押しを調整していったんクイックもはめてホークに止めてハンドルを体重に思いきり掛けてがたを確認してました。最初はホイールだけでガタを確認してましたが、120秒回ったので喜んでいたら、ハンドルを体重に思いきり掛けた時にガタすごかったので最初からやり直しました。注意してください。
ZONDAはホークに止めたまま玉押しの調整ができるのですね。
でも私が考えるに、ZONDAで5分でできることがデジタルで1時間掛かる程度の違いなので不自由は感じません。そりゃ早いことに越したことはないでしょうけど。
RS21はクイックを通したまま調整できるのでしょうか?
まー君&ももちゃんパパ!さん
リア玉13個+1個発見 1個だけサイズ小さい
RS81オーナーの皆さんに質問です。昨日気になってたことをを一つ。
リアハブのフリー側の玉が13個(デーラーマニュアル)のはずが14個入っており、そのうちの1個が小さかったのです。なんでだろう??
「ほかの玉が外れてた。」と突込みを自分に入れ、4か所(F.R)確認しましたが、ちゃんと有る。
14個入れて回したらガタがない。13個ではガタがでる。
4.75㎜ 3.94㎜ 14個入れた状態 13個の状態・・・隙間が空いてる。
玉はスチールボール3/16なので4.7625㎜
実寸は4.75㎜なので許容内 14個目のの小さい球が3.94㎜
14個入れた状態は、綺麗に隙間が埋まり、13個の状態は隙間があります。
連投すみません。やっとシマノに電話つながった。確認したところ、13個で間違いないです。隙間はわざとあけているらしいです。ガタをなくすため、比較的しっかり締めてください。
で早速13個で再チャレンジ、しっかり締めて、40秒、うーん。やり直し(涙)
1個の残りは販売店へお問い合わせくださいとのこと。
でカンザキは開封してないとのこと。残りの1個はどこから来た?
ケンメルクスさん
>残りの1個はどこから来た?
落語の落ちみたいな話ですね。
新品より300kmほど走ってからの方が良い様ですよ。
まー君&ももちゃんパパ!さん
>RS21はクイックを通したまま調整できるのでしょうか?
出来ます。ケンメルクスさん、ママチャリハブと同じでシンプルなんですよ。カップ&コーンなめらかです。ママチャリハブタマ押ししてみればわかると思います。
デジタルはざらつき感ありますね。
道場長は、ママチャリメンテが基本、といいますが、まさしくその通りだなと思います。
人間の五感は、数値上より、シビアに感じます。
>新品より300kmほど走ってからの方が良い様ですよ。
ケンメルクスさん有難うございます。さっそく試走してきます。
(せっかくの休みが半日つぶれた・・・・・・ぶつぶつ)
ケンメルクスさん
指で動かなくなるまで座間を右回りで回します。ほんのちょっと左に回して緩めます。
再度右に回して、硬くなる位置を確認しておきます。確認できたら左に10度位、ほんのちょっとだけ緩めます。私の体験では、デジタルアジャストシステムの調整範囲はとても狭いです。
最初は90度とか180度位ゆるめて120秒くらいまわって喜んでましたけど、ハンドルに体重掛けたらガタガタでした。ホークにホイールを嵌めて、リムを持って左右に振ってみたら動かなかったので大丈夫だと思っていたら、ハンドルに体重乗せたら、ガタガタでした。
必ず緩めたら体重掛けて確認するとわかりますが、45度でもガタガタです。
ほんの少し緩めるだけしかできません。
参考になれば幸いです。
まー君&ももちゃんパパ!さん
ただ今、河川敷で虫爆弾を受けながら疾走してきました。(早く風呂入りたい!!)
帰ってきて、ケンメルクスさん 書き込み参考にさせていただきました。
>指で動かなくなるまで座間を右回りで回します。
>ほんのちょっと左に回して緩めます。
>再度右に回して、硬くなる位置を確認しておきます。
>確認できたら左に10度位、ほんのちょっとだけ緩めます。
これをもとに調整。2~3回やり直して、フロント120秒、リア70秒まで持ってきました。(ガタなし)
指で感覚鈍らせるのはベアリングについているゴムですね。(これに騙されました。)
当たりが出るまでもうチョイ走らないとだめですね。
ケンメルクスさんの方法は、参考になります。有難うございました。
ケンメルクスさん
>2~3回やり直して、フロント120秒、リア70秒まで持ってきました。(ガタなし)
要領が分かれば、簡単だと思うんですけどまだムズイですか?
やってみて分かったと思いますが、10度でも90度でも180度でも回転秒数はほとんど変わりません。
想像ですが、結構多くの人がガタガタで走っているような気がします。
シマノはやばいので「締めてください」にしていると思います。
ほんのちょこっと10度だけ緩めるって初めての時はなかなか分からないですよね。
ヘラーマンさん
>想像ですが、結構多くの人がガタガタで走っているような気がします。
それは逆ですよ、ほとんどのひとは、シマノの調整のままかお店調整で使ってるので、締めすぎでしょう。ショップだと後からガタが出るとこまるので、キツめにしますけど、それは仕方ないです。私でも店やってたらそうします。
ガタガタで走ってる人は、調整初めてとか初心者の人に多いです。
あと、ZONDAの場合は構造上締める側は問題ないですけど、緩める側は玉押し緩めても走って負荷かけるまで緩まないので注意が必要です。
kapa_さん
誠に勝手ながらマメ爺さんの書き込みをこちらに転載させて頂きます。
ハブのグリスアップに関し、私見を書きます。走行時のハブの状態を想像してください。
片輪に40Kg程度の荷重がかかっており、当然発熱します。この熱でグリスがオイル状になり、潤滑の主要な役目を果たします。よって、液化したときに、油膜が切れない事が一番重要だと思います。ほとんど荷重がかかっていない時の回転時間は、大して意味は無いと思います。
もし計測するなら、一定時間走行後に行えば、少しは意味があるかもしれません。デュラハブは、玉受けの仕上げが良好で、玉も真球度の高いものを使っているため、新品時から滑らかに回ります。一方、下位モデルは、はじめはゴリゴリ感があります。これを同じ120秒以上でくくるのは無理があります。下位モデルでも、良好に使い込めば、滑らかに回るようにはなります。
グリス交換で、まず重要なのは、古いグリスの完全な除去です。少しでも残っていると、金属の研磨粉がペースト状に残っており、新たなグリスに研磨材を加えて使う事となります。私は、日曜大工用途で、以前からAZウレアグリスを持っていますが、ハブに使った事はありません。透明感が高く、グリスの変色・異物の混入が見分けにくいからです。
ポマード的な感触は嫌いなので、黄色みのある白い不透明なグリスを使っています。昔のカンパグリスに近い感触です。製品名は公開しませんが、20年以上使っていて問題は感じません。「ホイールは120秒以上回ること」と言うのは、ディープ・ インパクトさんが、納得出来る整備をした時のホイールは、120秒以上回る。と言う事で、私も異論はありません。ただし、逆は真では無く、Aさんが整備したホイールが120秒以上回れば、ディープ・ インパクトさんが、納得出来る整備をした時のホイールと同じレベルに仕上がっているとは限りません。少し前に、中古車を買った方が、買ったままの状態で、前輪は180秒回ったと書いていました。
気になるのは、120秒回す事が目的になり、グリスが少なすぎるorベテランが見れば玉の調整でガタがある、と判断する様な整備をしていなければ良いなという事です。ここは、「ガタが無く、ゴリゴリしない位置」としか言い様がありません。私は、50年以上前からハブの整備を自分で行っていますが、虫食い等の不具合は起きていません。最適な整備であったかは自信ありませんが、これで十分だと思っています。なお、分からないのは、走行中のハブの状態です。走行中に最適なように整備出来ているのかについては、全く自信ありません。
マメ爺さん
>片輪に40Kg程度の荷重がかかっており、当然発熱します。
微量でも摩擦抵抗があるのであれば発熱はしますが、そのエネルギーはそれほど大きいものでしょうか?
私の経験ではハブが熱くなっていたという事は無いのでそこは疑問です。
今度、走行後にハブを触って確認してみます。
>この熱でグリスがオイル状になり、潤滑の主要な役目を果たします。
実はグリスを鉄板の上に置き、裏から火であぶった事があります。
(何でやったのかは覚えてませんww)
煮凝りのように溶けたり崩れたりはしませんので、種類によるかも知れませんがオイル状にはならないと思います。
上記の事は情報としてお伝えしただけで、特に他意はありません。
これが事実であろうと、なかろうと、空転時間に意味があるかないかが重要です。
ただ、我々素人が空転時間と負荷が掛かった時の摩擦抵抗の関係を調べるのは不可能ですので結論としては「素人には証明出来ない」となります。
個人的に「どこどこの自転車屋は、空転時間には意味が無いと言ってるがどうなんだ?」と聞かれた事がありますが、そういった方には
「そもそも空転でろくに回らないハブが、負荷が掛かって回るとは思えない」
とお答えしてます。
120秒が必要かどうかは別として、すぐには止まらないのは絶対条件です。
>同じ120秒以上でくくるのは無理があります。
それぞれの条件がありますので、全てが120秒と捉えると無理があるのは同意します。
実際、私の整備でママチャリの前ハブでは7分程度の空転を確認していますが、20インチ406では100秒もいかないホイールもあります。
ただ、個別に回答ではより多くの人に伝える事が出来ませんし、実践しなければ分かりませんので一つの基準だと考えてます。
これがあったおかげで、クロスバイクを初めて買った初日にホイールを確認して自転車屋が整備した30秒くらいで止まるWH-R501を放置せずに済みました。
(当時、半年前にはRDのケーブル調整ねじの存在すら知らなかったので、120秒など無謀な事は考えずハブを痛めないという目的で60秒目標にしました)
>気になるのは、120秒回す事が目的になり、グリスが少なすぎるorベテランが見れば玉の調整でガタがある、と判断する様な整備をしていなければ良いなという事です。
これも無視出来ない問題ですが、整備方法を書いているスレにはきちんと書いてあるにも関わらず、読んでいないのか理解していないのかとんでもない事をする人がいます。
そこまで配慮して書かずにいると、今度はちゃんと読んでる人の利益を損なう事になります。
どっぢを優先すべきかというと、私は後者を優先します。
そして理解してなかったり、技術レべルが足りないと感じる人には自転車屋さんで見て貰ってくださいとお願いしてます。
(音沙汰が無くなり、ブログも更新されてないあの人は生きてるだろうか・・・)
>ここは、「ガタが無く、ゴリゴリしない位置」としか言い様がありません。
私が表現すると「ガタが絶対出ないギリギリ狙い」になります。
ロックナット締めると状態が変わるし、クイック締めても変わります(ナット式は変わらない)からメチャクチャめんどくさいですが・・・
懸念されてるガタの最終確認は、フレームに取付てからリム掴んでガシガシ揺らして確認します。(少しづつ回転させて6~8か所くらい)
目安はないと分かりにくいです。
一番大事なのはハブの状態に興味持ってもらうこと。
そういった意味で120秒というのはとても効果を発揮していると思います。
基準として目指してベストを尽くせば届かなくても良いですし、120秒を超えたら超えたでいっちょどこまでいけるかやってみようと更なるベスト尽くすと思います。
マメ爺さんが自分でやって問題ないと感じているなら、120秒いかなくてもそれで良いと思います。
自転車屋さんの整備(もしくはメーカー整備そのまま?)というのは、酷い状態である事が結構あって放置してれば虫食いになりますし、走ってて違和感を感じるほどキツク締まってる事もあります。
venomoさん
ハブに限らず自転車で使われる全てのネジは振動で緩むし、ベアリングは摩耗によってガタは出るもんです。あまり気負い込んで調整せずに、こまめにチェックするだけでいいと思ってます。
カンパニョーロやDTなどの主要なメーカーもおよそ2000kmでの調整を推奨してますし、我々一般人からすると3ヶ月とか半年に一回バラしてやればいい状態を維持できるかと。
いくら最初に追い込んでもそのまま1年放置だと確実にガタが出るし水も入って錆びたり、ベアリングに砂等のゴミが入ったりします。中古のハブ買って最初にやるのは全バラシですが、クリス・キングとかの良いハブであっても乱暴なオーナーに当たるとベアリングの中が砂だらけ、泥だらけです。いかによいパーツでも3か月に一回のメンテすらできないユーザーに当たると災難。MTB好きのアメリカ人は特に雑です。
合格基準の空転時間がどうであれ、こまめに「古いグリスとゴミを洗い流してから新しいグリスを入れること」は一番大事なポイントだと同意します!マメな整備に一票。
tukubamonさん
グリスを火で炙る実験に意味があるのかは分かりません。自転車で最も高温になるのはブレーキです。
ディスクブレーキのフールドの沸点は200℃以上で、自動車だと車体が重いので事故はありますが、自転車でベーパーロックを起こしたという事は聞きません。
ベアリングが回転することで熱を持つのは事実で、上位モデルに使われているセラミックベアリングは熱による膨張や変形を防ぐとされています。自転車でそこまで必要かと言うと疑問ですが、レースならコンマ数秒の差を求めて必要なのかも。
グリスの耐熱温度は
カルシウムグリス150℃
リチウムグリス180℃
ウレアグリス230℃
だったと記憶しています。メーカーにより変わるかもしれません。
自転車に使われるカルシウムグリス(シマノプレミアムもカルシウムベースとされる)が150℃くらいまで。ハブが熱を持っても150℃も超えることは無い。と思われます。
ウレアグリスが使われるのは粘稠度もあるので、耐熱温度はオーバースペックで必要無いとは言えません。ただ、粘稠度はカルシウムやリチウムもウレアと同等の稠度2度とされていますけどね。
回転時間120秒は必要条件であり、絶対条件では無いと私は思います。
つまり、自転車整備をするなら120秒はクリアすべき事で、120秒クリアできなければ失格と言うわけではない。そもそも小径ホイール等は条件が不利ですから。
まぁ、ロードホイールなら確実に越さないと。
ママチャリ26インチなら超すように真剣に整備しましょう。くらい?
ホイールの回転性能は確実に差が出ますから、整備のし甲斐がありますね。よく回るホイールが出来上がったときに嬉しさはひとしお。でも、すぐにガタが出るとガッカリさ倍増。。
整備には基準があった方が目標になるので、いろいろ実験して道場基準を決めました。
僕がやった実験
下り坂でペダルを止め引力だけで下り最高速度と到達距離を計測
60秒回転ホイールと120秒回転ホイールでは明確な差が出ました。
120秒回転ホイールと240秒回転ホイールには明確な差はありませんでした。
到達距離についても同じでした。
60秒と120秒回る自転車では走行すると明確な差が出ます。
120秒と240秒の自転車では差は出ません。この結果から120秒を基準にするのがいいと思いました。
クランク10回転について
自転車屋が整備したクランクはMAX3回転くらいです。その自転車を使って実験しました。
まず3回転の自転車で走行してもらいます(5人に体験走行してもらいました)
そのクランクを10回転するように整備しなおして、また走行してもらいました。
そして意見を聞くと、まるで別の自転車に乗ってる、ものすごく軽くなった。全員からそういう感想が聞けました。同じように5回転のクランクと比較し、7回転でも実験しましたが、10回転以上になると明確に軽く感じるという意見が多かった。1~3回転は明確に重い。5~7は微妙だけど10回転と比較すると重い、8回転を超えると10回転と差は感じない。なのでギリギリ8回転が合格ラインですが、目標としては10回転がきりがいいので10回転を基準にしました。
集団でペダルを止めて走行すると、僕の自転車は前に出て行きます。下り坂ではグングン速度が上がるので集団に合わせるにはブレーキをかけるしかなくなります。今までロングライドなど様々なイベントで走行しましたが、自然落下状態で走らせると僕の自転車は勝手に前に出て行きます。ホイールの回転整備ができていない自転車が多いなあと実感します。
ホイールの回転時間計測についての条件
特に決めてませんが、基本は走行する時と同じ条件で計測します。前後ホイールを自転車に取り付け走れる状態で計測、120秒を超えれば合格。リアホイールの場合はハブだけでなくカセットフリーの抵抗もあるので120秒クリアするにはフリーの整備も必要です(といってもミシン油をドバッと差すだけですが)
タイヤをつけて重くした方が回転時間は延びます、MTBの重いタイヤだと5分回ったりします。なので僕はタイヤを外してリムだけの状態で計測していましたが、そういう細かいことを煩雑に決めるより走行状態で計測してくださいの方が簡単なので今はそうしています。ホイール組んだ時は振取台で設置したまま計測していますが、自分自身の整備の合格ラインを見るのが目的なので細かいことは気にしないで、どんな状態でもだいたい120秒回ればOKです。
通常のママチャリホイールは新車時は10秒で止まります。マイパラス501の購入時は5秒で止まりました。振れも5mm以上が普通。世の中で販売されている新車はそんなものです。もうひとつ走行に大きく影響するものはチェーンです。チェーンを少し整備するだけで自転車の走行はとても軽くなります。そのためには競輪の整備技術が必要です。決戦ピストの整備ができない人はママチャリを完璧に整備することはできません。チェーンの話はスレ違いで長くなるのでやめます。
120秒10回転を達成すれば自転車はとても軽く走ります。ぜひ体験してみてください。
(参考ビデオ)
マイパラスM501前輪
https://youtu.be/fKFuLfWCHFA
RS21フロントホイール
https://youtu.be/dXWrrk_nN_E
rs21リアホイール回転時間計測
https://youtu.be/sjbhpkHKSwg
カンパ ユーラス前輪回転時間 振取台で計測すれば伸びます。
https://youtu.be/lDplH70HNZU
カンパ ユーラス後輪回転時間
https://youtu.be/fCTgcHKSxII
僕は今までに500個以上はハブの分解整備をやってますが、グリスが熱で変形したり焼けたりしたものは見たことはありません。自転車で使う玉軸受用鋼球 クローム球(SUJ-2)のG3ベアリングが、わずか100kgくらいの荷重と時速100kmくらいの動きで何か影響が出るとは考えられません。
ベアリングの等級
http://www.pluto.dti.ne.jp/~funabe/grade.html
通常のまともなハブのベアリングはG3が使われていますが、ジョイテックなどのケタ落ちハブは、これG3かなあと?思うひどい球が存在します。軸受けもひどい状態になってますけど・・まあそういう3流ハブを使わない限り、熱変形などは考慮の必要はないです。
グリスは僕は昔からずっとカンパグリスを使っていました、カンパグリスが廃盤になり使えなくなってからAZウレアグリスとであい、これをずっと使っています。その間も様々なグリスを実験的に使いましたがカンパを超えるものはなくAZウレアグリスにであい、やっとカンパ同等グリスに出会ったと感動しました。AZウレアグリスは一番初期の頃は(写真1)カンパそっくりの色と肌触りで使った感触も同じでした。ロットによって変わるのか購入する度に少し違うものが届き、今年春に買ったものは写真2です。これは従来より透明感が増しています。AZホワイトグリスを柔らかくした感じです。これはこれで十分な性能があり、自転車で使って問題が出たことはありません。
シマノのデュラグリスは一番最初の頃は白色のクリームみたいな感触でした。量が少ないのに値段が高く、カンパのような大容量パックもなかったので、少し使ってみましたが「これはダメだ」とすぐやめた。シマノは工具も油も性能が悪く値段が高いので使いたい物はなかったです。現在のデュラグリスは緑ですがネバネバして抵抗が大きく重いので、新品部品につけられているものはすぐにきれいに拭き取りAZウレアグリスに交換しています。
僕が50年自転車整備をしてきてAZウレアグリスはカンパグリスに並ぶ優秀なグリスだと思います。
>ハブに限らず自転車で使われる全てのネジは振動で緩むし、ベアリングは摩耗によってガタは出るもんです。
それは整備ミスです。完璧に整備したものは振動で緩むことはないし、ベアリングもちょっとやそっとでは摩耗なんてありません。G3ベアリングはそんな品質ではないです。
僕は1万km~3万km走行で分解掃除していますが、今まで一度もネジが緩んだことはなくベアリングの摩耗もありません。緩む時は一番最初の整備段階で緩むレベルの整備をしています。僕も整備を理解していない時はよく緩んでいました。真剣勝負でやってなかった。甘い整備をするとそうなります。変速なども一度完璧に調整追い込めば、1万km走ったくらいで不具合が出たりはしません。僕が変速調整に1週間かかる、ステム調整に1週間かかる、ハブ軸調整に1日かかるというのは決して盛った話ではなく、本当に仕上げるのなら、どうしてもそれだけの時間がかかってしまうのです。しかしそうやって完璧に仕上げたものは簡単に不具合が出たりはしません。
ベアリングもG3日本製は簡単には摩耗しません。10万kmは最低でも持ちます。
自転車は整備を完璧に行いメンテナンスをきちんとすれば人間より長寿命です。きっちり整備して長くつきあってね。
kapa_さん
マメ爺さん
加熱実験の時は5mmくらいの鉄板に乗せて、隣に水滴を垂らして水が沸騰するまでを確認しました。
(さっき思い出した)
缶詰のフタにグリス乗っけて炙ってみると確かに溶け出しますね。情報が正確ではありませんでした。
申し訳ありません。炙って溶けるか溶けないかという話は、炙っても溶けなかったらハブの抵抗で出る熱くらいでは溶けないだろうというお話です。(炙って溶けちゃうとなんの意味も無い話になってしまいます。)>tukubamonさん
ついでなので、グリス並べた写真付けておきます・
自転車道場入門で書いた通り、ウレアの400gはちょっと別物です。硬めで粘りも少ないです。
最近は効果があるか無いか分からないけど、高圧剤入りを使用しています。
鶏 泰造さん
グリスって「スポンジに油を含ませたような状態」になっているので、温度が上がっても潤滑性能が高まるわけではないし、炙ってもスポンジから油が染み出すだけで、柔らかくはなりませんよ(^^;。
スポンジにあたるのは「増ちょう剤」と言って、基本は固体です。「リチウムグリス」とか「カルシウムグリス」とか言いますが、これが増ちょう剤の種類を表しており、「水に強い」とか「高温に強い」などの性質は、増ちょう剤でほぼ決まります。
潤滑性を司るのは、そこに含ませる潤滑油と添加剤です。潤滑油は、スポンジ状になった増ちょう剤の隙間に浸透しているようなかたちで保持されています。で、鋼球が転がると、スポンジが絞られて油が染み出すような感じで潤滑が行われます。しばらく使っていると、シールの隙間から油が滲み出てくることがありますが、あれは繰り返し荷重を受けた増ちょう剤が劣化して、網目構造が破壊され、油が保持できなくなるからです。
空転時の抵抗は、潤滑成分より増ちょう剤の粘度のほうが影響しますから、ちょう度の低いグリスを使えば、空転時間は長くなります。(硬いスポンジのほうが絞るのに力が必要なのと同じ)
玉当たりの調整に関しては、私が自転車の整備を始めた40数年前は「少しゴロゴロした手応えが感じられるくらい」とされていましたが、それは「一定の予圧をかけたほうが、荷重がかかった際にも鋼球の仕事が均等に近くなり、支持剛性や耐久性が高まる」という理由からで、自転車のベアリングサイズは荷重に対して十分な余裕がありますから、予圧はゼロでも実用上は問題ありません。
ホンダのエンジニアだったふじいのりあきさんが「ロードバイクの科学」という本で書いていましたが、ガタがあるところまで緩めて使ってみたけど耐久性に問題なかったとのこと。また、QRを締め込むとシャフトが縮むので、それを見込んでわずかなガタを残して調整する方法もあるということも書いてありました。
私も試してみましたが、さすがに車体に取り付けた状態でガタがあると、旋回に入った際にホイールがヨレる感じがわずかにしたので、現在は「ガタなしゴロなし」か、「QRを締めたらガタが出ない」というのを指標に調整しています。
kapa_さん
鶏 泰造さん
>炙ってもスポンジから油が染み出すだけで、柔らかくはなりませんよ(^^;。
先にも書きましたが、炙っても溶けないものはハブ軸の摩擦熱程度では・・・の意味で使用しました。
ちょっと誤解を招きかねない例で、マメ爺さんも巻き込んでしまって申し訳ないです。
情報として書くと、炙っていくと使用範囲をはるかに超えた過度な温度に達するのかで増ちょう剤が溶けるのか形状を保っていられないのか液状にはなります。
また、マメ爺さんの仰る通り冷えると再びグリス化します。
(使用に耐えられる性能を発揮できるかは別で、使用温度を超えると極端に劣化が進むらしいです)
実際の自転車には関係ない情報でした。
>鋼球が転がると、スポンジが絞られて油が染み出すような感じで潤滑が行われます。
勉強になります。
グリス状のまま潤滑されるのだと勝手に想像してました。
> 空転時の抵抗は、潤滑成分より増ちょう剤の粘度のほうが影響しますから、ちょう度の低いグリスを使えば、空転時間は長くなります。
空転時はグリスの抵抗が馬鹿になりませんね。
私のママチャリタイヤが7分回るのも、初期状態だと外からベアリングの玉が覗けるほどシール性が低いのが大きな要因だと思ってます。(今はグリスで埋まってます)
ちなみに調整直後はタイヤ無し3分、タイヤ装着で3分半でした。
また、ハブのグレードが上がって回転が滑らかなのに空転ではそれほど回らないものもあります。(確かヘラーマンさんも、特定のハブでそんな事を言ってたと思います)
>自転車のベアリングサイズは荷重に対して十分な余裕がありますから、予圧はゼロでも実用上は問題ありません。
マメ爺さん同様にここ数年の疑問がスッキリ解決しました。
ここまでギリギリ狙って調整すると、もっと荷重が掛かるであろう実走ではどうなんだろうと思いながらやってましたが、実際には問題ないのは確認出来てましたが理屈の上ではベアリングに余裕があるというのが分かって安心出来ました。
技術的なアドバイスいつもありがとうございます。
今後もよろしくお願いします。
鶏 泰造さん
マメ爺さん・kapaさん
お役に立ててよかったです。
まるで見てきたような書き方をしてしまいましたが、鼻垂れ小僧の時代にベアリング屋さんや油脂屋さんから教わったことの受け売りです(^^;。
たいていのボールベアリングは毎分数千〜数万回転で使用することを考えていますが、自転車は4倍のギヤをケイデンス150で回しても600回転にしかなりませんから、使用条件としてはぜんぜん楽なんですよね。むしろ外で使用するので、グリスに雨水やダストが侵入することのほうが、寿命を左右する要因になります。
あとボールベアリングは基本的に転がり接触なので、潤滑油の役目は摩擦抵抗の低減というより、金属間に油膜を形成して直接接触を防ぐというほうが主ではないかと思います。
白い不死鳥さん 玉押し調整で部分的にゴリが残る
R500のリアのハブ軸の玉押し調整で部分的にゴリというかザラザラしたところが残ってしまいます。
ネットで調べてハブ軸が曲がっているのかなと思ったのですが、他に考えられることはあるでしょうか。
特に回転が渋いとかガタがあるということはありません。
ベアリングや受けの部分に虫食い等も見当たりません。
関係があるのかわからないのですが、自転車を引っ繰り返してペダルを回して離した際、
チェーンの圧力がなくなってホイールが空転状態になるとスプロケットがウネウネと歪んで見えます。
調べてみるとフリーの精度が低いからと書かれていました。
このあたりが関係しているのでしょうか。よろしくお願いします。
そのリアホイール何秒回ります??
>特に回転が渋いとかガタがあるということはありません。
>ベアリングや受けの部分に虫食い等も見当たりません。
なら120秒回るなら気にしなくていいです。
>部分的にゴリというかザラザラしたところ
イメージわかりません。軸調整不足(整備ミス)?追い込めば直ると思うけど。
グリス足りなかったりして・・・。