自転車道場

自転車屋レベルのBB整備

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自転車屋レベルのひどい整備は山ほどあるんですけど、特にひどいのはBBです。

僕はだいたい年10回くらいはBBを分解掃除しています。雨乗ったりすると、砂や泥が入ってすぐ音が鳴り出すので、そうなったらBB分解掃除するしか無音になりませんから、すぐやります。泥や砂続く時は週3回やったりする時もあります。1回の作業時間は10分以内なので、たいした手間ではありません。

過去に僕が書いたBB交換の奥義を見てる人は僕のBB交換手順を御存知だと思いますが、ユーチューブみていると、こういうBB交換をメーカーが推奨しています。
https://www.youtube.com/watch?v=CiwgB9daXWU

RITEWAYってアホかド素人??
こういうの真似している人も多いみたい。
https://www.youtube.com/watch?v=1HL1bBd8VLM

こういう間違った整備している人って、みなさんクランク何回転するかっていう確認をしません。最後に何回転するか確認しないと整備結果がわからないでしょう。上の整備では、たぶん2~3回転で止まると思う。

僕は分解掃除した後は必ず何回転するか確かめます。こうやって。
https://www.youtube.com/watch?v=y6ntPnpLhEI

トルクレンチで何キロとか余計なことばかりやって一番走行時に重要な何回転するかを確かめないのが3流自転車屋レベルの特徴、自転車の整備を何のためにやるのかという根本的思想が間違ってます。

それは使っている工具にも出ていて上のRITEWAYで出ている片側開きのBB工具はゴミ。絶対使ってはいけない工具です。BBは非常に微妙な力加減で締めます、だから必ずメガネレンチのように円を全部つかむ工具でやります。
 工具見ればどのくらいの整備しているかわかるので、もし、みなさんのまわりで片側開きBB工具使っている人がいたら、そういう人には絶対自転車触らせないことです。

 たぶんホローテックBBってガチガチに締め込めばいいと勘違いしている3流自転車屋レベルの整備で壊されます。その人のクランク回して見て下さい、3回くらいで止まるでしょう。

僕はBB30やプレスBBの自転車には乗りません、プレス式はだいたい3回着脱すればゆるんできて寿命です。最初に書いたように僕なんか音鳴り起こればすぐBB分解掃除して無音にしていますから、下手すれば一週間で3回着脱分解掃除することがあります。1週間でフレームおだぶつみたいなのは御免です。

僕は自転車は無音でないと気に入らないので、ちょっと極端かもしれませんけど、BBの音鳴りは少し走れば必ず出ますから、よくプレスの人乗れるなあと思います。ミシミシ、ギッタン、バッコン鳴っても気にしないのかな?

ハンマでたたいてクランク入れろだの、クランクシャフトにグリスぬれだの(こういう砂で汚れる場所はグリスはねじ以外は使ってはダメ、下手な人ほど油使いまくった整備をします)。デタラメの3流整備に惑わされず、100%性能を発揮できる整備を目指してね。

 自転車道場基準ではクランクは10回転、前後ホイールは120秒、それ以下の場合は整備したとは言いません、自転車屋レベルのふざけた整備で満足せず、真剣勝負でビシッと決めてください。

ディープインパクト
作成: 2024/07/26 (金) 23:25:47
最終更新: 2024/08/21 (水) 14:22:28
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20
ディープインパクト 2024/07/26 (金) 23:40:21

鶏 泰造さん
>この泥よけプラスチックってのはどのパーツでしょうか?

 取扱説明書の「インナーカバー」がそうですね。昔は「ウォーターシーフ」なんて呼びましたけど。
>現状、5回転程でして
 新品でシマノ純正グリスのままで5回転なら、悪い整備ではないですよ。

21
ディープインパクト 2024/07/26 (金) 23:40:44

焚き火が好きさん
鶏 泰造さん
泥よけプラスチックは真ん中の筒状のパーツだったんですね。ありがとうございます。買った時に右側BBにくっついていたので分かりませんでした。とりあえずグリスはそのままなので次回整備時にウレアグリスを入れて滑らかな回転を目指そうと思います。しかし道場に書かれている通り、自転車屋の整備は締め過ぎですよね。外すのに苦労しました。整備は自分でやるものだと再認識しました。

22
ディープインパクト 2024/07/26 (金) 23:41:12

鶏 泰造さん
カップ&コーンの時代は、BB(特に右)は、走っているうちに緩む場所の定番だったんですよ。
だから当時を知っている人は、BBは力の限り締めるものだと思っている人が多いんです(笑)。

実は私も初めてホローテックBBの締め付けトルクを見たとき、「まじ? こんな少ないトルクでいいの?」って不安になりましたが(^^;、案外緩まないので(両側からクランクで挟んでるから?)、加減して締めるようになりました。

23
ディープインパクト 2024/07/26 (金) 23:41:36

ドラクエ大好きさん
ディープ・ インパクトさん に質問します
本日ギザ YC-307BB ボトムブラケットレンチが届いたので早速BBR60を外してグリスアップしたら、うそみたいに回転が軽くなり驚いたのですが、ひとつ質問があります

3.取り付け編で
 e.左クランクをはめ、取り付けボルトをつけ、締めて寄せBBに接触させずに止めます。

今日はこの通りにやりましたが、取り付けボルトをつけて回りきるまでまわさなくても大丈夫なのですか?
クランクを手で力を入れて押してみたけど、がたは無いようですが一応心配なので質問しました

24
ディープインパクト 2024/07/26 (金) 23:42:03

>クランクを手で力を入れて押してみたけど、がたは無い
で完了です。これとても微妙でコピー用紙一枚はさんで締めるとか、bbによっても最適値が異なります。しかしガタがなくて軽く回るなら、それで十分です。あとはどこまで回るかみたいな道楽の整備なので気にしないでください。

一応、道場最低基準は10回転、できなければ5~10回転回ってればいいです。

25
ディープインパクト 2024/07/26 (金) 23:42:23

HOCTさん
道場長、皆さまこんばんは。
いつもお世話になっています。

新車購入後、初めてチェーンを外して空回しをしてみたのですが、
思い切り回しても3回転くらいしか回らなかったため、
ホローテッククランクの締めつけ具合を調整して、なんとか5回転は回るようになりました。

ただし、思い切り回して5回転です。
道場レベルは最低5回転とのことですが、それは軽く回しても5回転以上回らないと駄目でしょうか?

26
ディープインパクト 2024/07/26 (金) 23:42:43

自分が納得できるなら5回転でいいんじゃないでしょうか。シマノのグリスが置き換わっていけば、もう少し回るようになっていくと思います。

BBを手で締めただけで何回転しますか??手で締めただけで10回転するなら、まだちょっと締めすぎかな

27
ディープインパクト 2024/07/26 (金) 23:43:06

 HOCTさん
道場長
早速のコメントありがとうございます。

いまはまだホローテックBBを外す工具を持っていないのですが、工具を入手したらBBを緩めてみて何回転するのか試してみる予定です。
次の目標は、7回転以上です。

ちなみに、グリスが置き換わるとはどのようなことでしょうか?
素人丸出しで申し訳ありませんが、よろしくお願いします。

28
ディープインパクト 2024/07/26 (金) 23:44:22

このスレの上の方に書いています。再録します。↓
画像1画像2
*****************************************
僕のホローテックBB整備の奥義  BB片側通しの術→着脱は必ずBBを片側づつ行います。

1.外す時編
 a.左クランクの六角ねじ2本外し、脱落防止の爪、ワッシャも外します。
 b.クランク取り付けボルトを外します。
 c.引っ張って左クランクを抜きます。
 d.左側BBを外します。*工具でグルグル回してクランクを抜く前に外します。
 e.右側クランクを引っ張って抜きます。
 f.右側BBを外します。

2.お掃除準備編
 a.左クランクのねじ、ワッシャ、爪、ボルト、割れのすきまなどをきれいにお掃除。
 b.BBをきれいにボロで拭いてお掃除。
 c.フレーム側のBB部分をきれいに拭いてお掃除。
 d.フレーム側のBBねじ部分にAZウレアグリスを軽くつけます、
 e.BBの裏側すき間(写真赤丸部分)にAZウレアグリスを指で押し込みます。
 f.左クランクのねじにAZウレアグリスをつけます。
 g.BB、フレームのはみ出た必要のないAZウレアグリスをきれいに拭き取ります。

3.取り付け編
 a.右側BB&泥よけプラスチックをフレームへ取り付けます。
 b.ホローテッククランクを右側BBへ通し、クランクを回転させ軽く回るか確認
 c.抵抗がある時は右側BBを調整しなおして整備しなおし最適な力で締めます。
  *シマノの場合この調整はシビアではないので普通に締めた位でOK
 d.左側BBをホローテッククランクの出ている棒へ通し、回しながらBBのところまで持ってきて、ねじ込んでいきます。最初手で締め、硬くなったら工具を使い締めます。クランクを回転させながら軽く回転しガタが出ない最適位置を確認しながら締めます。
  *調整はカップ&コーンBBよりシビアで、熟練と修行が必要な作業です。
 e.左クランクをはめ、取り付けボルトをつけ、締めて寄せBBに接触させずに止めます。

 f.脱落防止爪を付け、2本の六角ボルトが平行になるように交互に少しづつ締めます。
  *このボルトはよく飛び左クランクをゴミにします。しかし強く締めないとクランクが動くので、ねじを飛ばさないように動かない強度まで慎重に締めましょう。
  
 以上で終了。作業時間は10分以内。
******************************************
この書き込みの2ーeBBの裏側すき間(写真赤丸部分)にAZウレアグリスを指で押し込みます。
の作業でAZウレアグリスを入れておくと走ってれば、シマノのグリスと入れ替わっていくという意味です。シマノのグリスは重くて硬いので回りません。以上でした。

29
ディープインパクト 2024/07/26 (金) 23:45:11

 HOCTさん
道場長
おはようございます。
ご返信いただき、ありがとうございます。
グリスが置き換わるの意味はわかりました。
また、手順の紹介もありがとうございます!
非常にわかりやすいです。
元々、自転車用の工具を持っていないため、少しずつ買い足している状況です。
ホローテックBB用の工具を入手したら早速試してみようと思います。
ちなみに、ホローテックBB用の工具ですがこちら↓でよろしいでしょうか?
シマノ TL-FC36
https://www.amazon.co.jp/dp/B001HYQHXW/
また、あわせてクロスバイク(評判の悪い2017年モデルのR3です・・・)のメンテナンスも始めようと思い、
クランク抜きとBB抜きの工具も同時に購入しようと思っています。
こちらもおすすめの製品がありましたら、ぜひ教えていただけないでしょうか。
なお、過去スレにカセット式のBBは長期使用が可能で、
またコスパの関係で交換が基本と書いていた記憶がありますので、
外してフレーム側の汚れたグリスを拭き取ったり、BB本体の砂や埃を清掃するだけでよいですか?
何度もすみませんが、どうぞよろしくお願いします。

30
ディープインパクト 2024/07/26 (金) 23:45:44

チップインダブルボギーさん
>e.BBの裏側すき間(写真赤丸部分)にAZウレアグリスを指で押し込みます。

道場長様
これなんですが、前から気になっていたのですが
この機会にうかがいます。

裏側からウレアグリスを指で押し込むようにしておりますと、確かに隙間の部分にはグリスが充填されておりますが、
それがベアリングまで到達しているのかどうか今一つ不安があります。
更にグリスを押し込もうとしても横に広がるだけで、奥に前進しているようには感じられません。
グリスを行きわたらせるための、何かコツのようなものがあるのでしょうか。

31
ディープインパクト 2024/07/26 (金) 23:46:10

鶏 泰造さん
HOCTさん
 右ワンは逆ネジ(ペダルを踏む方向で緩む)なのと、曲げて入れちゃわないように(手で2回転入らなければ曲がってる)注意して下さい。径の割にピッチの小さいネジ(BBとペダル)は、曲がって入りやすいです。

32
ディープインパクト 2024/07/26 (金) 23:46:52

イライアスさん
チップインダブルボギーさん
>裏側からウレアグリスを指で押し込むようにしておりますと、確かに隙間の部分にはグリスが充填されておりますが、
>それがベアリングまで到達しているのかどうか今一つ不安があります。

これ、全く考える必要はないというか、ベアリング内部に行き渡らせる目的ではないと思っています。
おそらく構造上シールドベアリング内部には届いていないと思われます。

なぜなら、ウレアグリスを塗りこんだものと塗らずに整備したものを比べてみても、塗らなくてはみ出てきたデュラグリスを拭き取っていくだけで同じように10回転できるようになるから。

ではなぜ、ウレアグリスを刷り込むのか?

ホローテックBBには、シールドベアリングに樹脂カバーがついていますが、これとBBケースやシールドベアリングとの隙間に、ベトベトのデュラグリスがついているからで、これが異物混入や防水を兼ねているわけですが、この抵抗が大きい。

この部位のグリスを早く入れ替えるためと、抜けたままにしていると水や異物が入りやすくBBの寿命が短くなるからで、気になるなら刷り込み整備した捨てる前のBBのシールドベアリングを分解してみるといいと思います。

33
ディープインパクト 2024/07/26 (金) 23:48:15

2017のR3は昔に比べてゴミ部品が減ってますね。スペック表アップします。
画像1
https://www.giant.co.jp/giant16/bike_datail.php?p_id=00000124

>BBセット VP BC73 110.5-68mm
>ギアクランク PROWHEEL SWIFT 28/38/48T 165mm(XS)、170mm(S、M)
しかしギアクランクは昔と同じ、これクセの強い部品で触らぬ神に祟りなしです。BBはトリプル車はミストラルのように122mm入っているのが普通ですが、R3は110mm。競輪ピスト並の軸長です。このBBでトリプルでライン出るのが、R3純正ギアクランク以外ありません。昔のR3はひとつ部品交換するとフレーム以外の全部品交換しないと2度とまともに走れませんでした。

このR3はそこまではいかないかもしれませんが、BB周辺を触るとクランク交換くらいは最低必要になってくるかもしれません。R3は改造しだすと泥沼にはまり、部品代でミストラル2台買えたりするので道楽でやるならいいですが、お金気にしたりするなら、よく考えてやってね。

ホローテックBBのウレアグリス入れ替えについて
僕の整備方法は試行錯誤の結果みつけた方法を書いているだけなので、原理とかはわかりません。シールをめくって入れ替えるという方法もありますが僕は破壊せず、できるだけ楽にをモットーにしているので今の方法になっています。もっといい整備方法があれば、みなさんも書き込みお願いします。自転車道場も毎日進化する!
整備結果はみなさんが確認しやすいようにビデオで報告してくだされば助かります。
https://youtu.be/y6ntPnpLhEI
ホローテックBBも僕が一石を投じるまでは「誰が整備しても同じ」とか「3回転が標準」とか言ってる人ばかりでしたが、上のビデオのような僕のクランクの動きを見せてから少し変わってきたと思います。少なくとも自転車道場では3回転が標準と思っている人はいないでしょう。
自転車屋と同じように何も考えずに力任せに締め込んで終わりだと3回転が普通です。

きちんと整備されて一番喜んでいるのは、馬鹿力整備で酷使されてる自転車たちですね。「やめてくれぇ」と自転車の悲鳴が聞こえてきます。自転車が喜ぶ整備してあげてね。

34
ディープインパクト 2024/07/26 (金) 23:49:54

 HOCTさん
鶏 泰造さん
ご無沙汰しています。
RDの時には、いろいろとアドバイスありがとうございました。
BBを触る際には、十分に気を付けます!

道場長
返信ありがとうございます。
自分のR3は、ゴミ部品が減ったと聞いてちょっぴり嬉しい気分です。
この部分↓の解釈ですが・・・

BBが寿命を迎えても、基本的にR3の純正部品からは変更しない方がよいという意味になりますか?
清掃等のメンテナンスで触るのはOKでしょうか?
>BBセット VP BC73 110.5-68mm
>ギアクランク PROWHEEL SWIFT 28/38/48T 165mm(XS)、170mm(S、M)
しかしギアクランクは昔と同じ、これクセの強い部品で触らぬ神に祟りなしです。BBはトリプル車はミストラルのように122mm入っているのが普通ですが、R3は110mm。競輪ピスト並の軸長です。このBBでトリプルでライン出るのが、R3純正ギアクランク以外ありません。昔のR3はひとつ部品交換するとフレーム以外の全部品交換しないと2度とまともに走れませんでした。

>このR3はそこまではいかないかもしれませんが、BB周辺を触るとクランク交換くらいは最低必要に>なってくるかもしれません。
まさしくこの記述の通りです!
自分もビデオを見て、現状との違いに愕然となり、行動を起こした一人です。

>ホローテックBBも僕が一石を投じるまでは「誰が整備しても同じ」とか「3回転が標準」とか言っ>てる人ばかりでしたが、上のビデオのような僕のクランクの動きを見せてから少し変わってきたと>思います。少なくとも自転車道場では3回転が標準と思っている人はいないでしょう。
>自転車屋と同じように何も考えずに力任せに締め込んで終わりだと3回転が普通です。

35
ディープインパクト 2024/07/26 (金) 23:50:16

>BBが寿命を迎えても、基本的にR3の純正部品からは変更しない方がよい。
110mmのシマノBBへの交換なら大丈夫です。しかし113mmでも不具合でたと記憶しています。
僕のR3はスラムRDとシフターだったので、ひとつシマノに交換すると全然動かない状態になりました。R3って恐ろしい自転車だなあと思い知りました。結局10万ほど使ってフレーム捨てた。
このGIANT純正クランクはアルミ品質悪いので外す時に丁寧にやらないと、ねじが飛んで最終奥義「クランク裏側ハンマたたき外しの術」を使うしかなくなるので気をつけてね。

>清掃等のメンテナンスで触るのはOKでしょうか?
ボロでふいたりきれいにするのは、どんどんやってください。

36
ディープインパクト 2024/07/26 (金) 23:50:54

 鶏 泰造さん
シマノのBB、カートリッジベアリングではありますが、シールドベアリングでは無く開放式です。内側のグリスを拭き取れば、ベアリング玉が見えますよ。ですから、内側からグリスを押し込んでいけば、ベアリングに届きます。デュラグリスより稠度の低いグリスを押し込めば、稠度調整油がデュラグリスにも浸透して柔らかくなります。それを繰り返していれば、そのうち押し込んだグリスに入れ替わります。

37
ディープインパクト 2024/07/26 (金) 23:51:41

イライアスさん  

鶏 泰造さん
>シマノのBB、カートリッジベアリングではありますが、シールドベアリングでは無く開放式です。
どの型番のBBが開放式でしょうか?
BB-7900
BB-6700
BB-5700

すべて両側にシールされたベアリングで、裏からはシールが見えるだけでベアリング球は見えません。
他にBB-4500もありますが、これはカップの構造が違っていて内側が盛り上がっているため、全く見えなくなっています。回転はすごく重いですがその分、シールド性が高くなっています。

あとデュラグレードのBB86もありますが、これも分解してみれば両側シールされたベアリングで、刷り込まなくても抜けてくれば10回転します。

これだけシール性に気を使っているシマノが、耐久性を落としてまで開放にするとは思えないのですが・・
まあ僕が言いたいのは、ベアリング内部までの入れ替わりを気にしなくても10回転なら
ここの奥義の通りに整備をきっちりやれば大丈夫ということです。

38
ディープインパクト 2024/07/26 (金) 23:52:04

鶏 泰造さん
私の使ってるBB(確か6700)は開放式です。この動画を見ると、5700も開放式のようです。
(長いので5分から見て下さい)
https://www.youtube.com/watch?v=dHKWa7bvDzI

39
ディープインパクト 2024/07/26 (金) 23:52:23

 HOCTさん
道場長
おはようございます。返信ありがとうございました。

エスケープクランクの件は、了解いたしました。
作業の際は慎重に進めます。

今回も、いろいろ勉強になりました。
ご教示ありがとうございました。

40
ディープインパクト 2024/07/26 (金) 23:52:55

 イライアスさん
本当ですね。動画を見る限りは裏側は開放タイプですね。
僕のBB-6700,BB-7900,BB-5700は全部シールされています。
ロットによって使われているベアリングが違うのかもしれませんね。

両側シールタイプのBB-7900はすごい耐久性でどこまで使えるのっていうぐらい回転がかわりません。
しかし、この動画の整備はやってはいけないダメ整備なので、参考にする人いないか心配です。

41
ディープインパクト 2024/07/26 (金) 23:53:58

tukubamonさん
画像1
BB5600分解
シマノのBBはクランクがセットできるカバーがあって、その下にベアリングのダストカバーがあって、それを外すとベアリングが見えます。開放式?

ここまで分解するのが良くないのかもしれませんが、構造はこうなっています。
カバーは精密ドライバー等はがし工具で外れます。

42
ディープインパクト 2024/07/26 (金) 23:55:27

今手持ちで新品6700は2個あります。過去に5個買って、友人のも含めると12個くらいは触ってグリス交換しています。裏側の構造はどれも同じでした。tukubamonさんが分解した5600も1個手持ちがあります、これも裏側は6700と同じです。6600も同じだったと記憶しています。
画像1画像2画像3
なのでグリス裏側から押し込んで軽くしました。
僕の見た物は全部構造は同じでしたけど、シマノは時々デザイン変更したりするので、裏側も塞いでいるのがあるのかもしれません。その場合は裏側からグリス押し込むのは無理ですね。

何もしないで10回転するなら、整備しなくてもいいと思います。僕のとこに来た自転車は全て何もしないで(自転車屋整備で)1~3回転で止まり、1年以上乗っても同じ状態で、乗るとクランクがクソ重いのが誰でも実感できるような状態でした。僕が整備して回転を軽くしてあげたら「同じ自転車とは思えない」と大喜びして帰っていきました。

自転車屋も最初からそういう自転車にしてあげればいいのになあと思いますが(現実は厳しいです)

43
ディープインパクト 2024/07/26 (金) 23:57:04

 skogenさん
上の方に書き込んでますが、2年ほど前、ホローテックBBの軸受ベアリング(以下、BB)の回転調整を試して、その後、掃除も兼ねて何度か整備しました。その際、考えた理屈があります。

この整備の本質は、一部の人(多数かも?)が考えているようなものでは無いと考えています。でも、検証が甘いので、そういう可能性がある、ぐらいで読んで下さい。

簡単にまとめると、

  1. グリスの摺り込みで回転抵抗が減るのは、ベアリングカバーの摩擦抵抗です。
  2. BBの締め込みで回転が渋くなるのは、BBシェルのネジ切り精度(中心軸が揃っているかどうか)に依存しています。
    注:2が正しいとして、自由回転数を優先し、BBの締め込みを緩くするとガタが出ます。回転系のガタは厳禁です。

1についてはイライアスさんの考えと同じです。緩いグリスを入れるとベアリングカバーの摩擦抵抗が減ります(理屈では、ベアリングそのものの回転抵抗は摩擦抵抗よりも小さく、グリスの粘性による抵抗も小さいです)。グリスアップによる回転抵抗の低下は1W程度で、これが無負荷時のクランクの主要な回転抵抗です。

2はBBシェルの精度の問題だと考えています。クランクシャフトと左右のBBの中心軸がわずかにずれていて、BBを強く締め込むとフレーム側のBBシェルののネジ切り精度に依存して、左右のBBの中心軸がわずかにずれる。そこにクランクシャフトを挿入すると、結果として、ベアリングが回転軸に対して垂直方向に押し付けられ、回転抵抗となる(荷重が掛かった状態と同じになる)。

2年前に整備した時、BBのどこが変形するのか分かりませんでした。その後、BBの整備をする際に、左右のBBを片側ずつ締め込んだり、緩めたりして、クランクシャフトの出し入れのし易さ、クランクの回転のスムーズさを感じると、BBシェルの精度が関係している、なんかそんな感じがしてます。

BBを緩やかに締め込むと、BBはBBシェル内でわずかに動くので、回転は良くなりますが、ハブ軸と同じようにガタが出る可能性があります。せっかくの高剛性ホローテッククランクでガタが出ては本末転倒です。中心軸が揃う絶妙な締め込みポイントを探せば、そこで回転が良くなるような感じがします。

44
ディープインパクト 2024/07/26 (金) 23:58:01

ぜひskogenさんが解明して理論化してください。
そのための僕の経験したデータを書きます。
20台の自転車にホローテックBBを取り付けました。それぞれ別の新品BB、6700が15個、残りは4500、5600、6600などです。

20台とも締め込むと回転が悪くなりました。1~3回転、20台の自転車は全てフレームは別で、BB を緩めて適正な位置に整備をやり直すと回転は軽くなりました(7~10回転)。

ホロ-テックBBは手で回すくらいの緩いトルクでもガタは出ません。
元々ベアリングが左右のパーツ内に固定されて入っていて、単体部品でガタはありません。そこでもしガタが出るとしたらベアリングの隙間ではなくBBのねじとフレームのねじのかみ合わせ部分のガタになります。よほどフレームの仕上げが悪いものでない限り、このねじのかみ合わせにガタが出ることはありません。スクエアBBのガタはベアリングの玉軸押さえの隙間で出てきます。ホロ-テックBBとは大きく異なっています。

以上が僕の経験です。どうして締め込む力によって軽くなったり重くなったりするのか?この謎を解いてください。