岡流斗さん書き込みありがとうございます。
>一番走行時に重要な事は安全です。
僕も常日頃それは書いています。過去ログ読んでもらえばよくわかるのでぜひ見てください。
岡流斗さんの考えるトルクレンチを使ったBB整備の正しいやり方について、具体的手順、使用工具(詳細な型番、実際に買えるリンク付きでおねがいします)トルクの具体的数値(左、右)などを教えていただけませんでしょうか。
硬く締まって回転しないクランクは抵抗が大きく負荷がかかっています。抵抗の少ない回転の場合より、部品にとっては悪い環境だと思いますが、それについてはどう思われますか?
自転車の場合、トルクレンチの測定限界以下の力で整備することが多くあり、たとえばカーボンのシートピラーやハンドルの場合、トルクレンチで締めると割ることが結構あります。
トルクレンチは最小値の測定限界がアバウトで信頼性が低いと感じますが、岡流斗さんは自転車整備でトルクレンチを使うデメリットについてはどう思いますか?
以上、抽象的な話ではなくて具体的数値と具体的工具名を記載し教えてください。よろしくお願いします。
ひとつ補足します。
ぶっこみジャパニーズ11 2018年4月放送
http://www.tbs.co.jp/bukkomi-japanese/
というテレビ番組の中で天ぷらの達人が外国人に「天ぷらの奥義」を教えるシーンがあり、天ぷらで一番大事なのは油の「温度管理」、達人は衣を玉にして油に放り込み、それが揚がってくる状態で温度を確認していました。番組スタッフが温度計は使わないのですかと聞くと「温度計は温度が正確に出ないから使わない」と達人が答える。
必ず玉を放り込んで、その揚がってくる状態を見て温度を把握する。
自転車整備をトルクレンチでやるというのは温度計使って天ぷらあげるのと同じで最高の状態に仕上げるには、トルクレンチの精度では信頼できません。人間の手先の感覚で仕上げるしかありません。
もちろん温度計使って天ぷらを揚げることもできます、なのでトルクレンチ使って自転車整備することもできます。それはどこまでの完成度を求めるかという問題なので個人が自由に選択すればと思います。僕の場合は3回転のクランクはダメで10回転が最低ラインなので「温度計を使った天ぷらは作らない」というだけです。
走行時に重要な事は安全とうのは当たり前の前提で「天ぷら油に水を入れるな」みたいな話です。整備、改造というのはやる前より安全にするもので危険になるなら何もしない方がましです。安全を確保した上でどこまで性能をアップできるか、それが自転車道場の整備です。