小杉むさしさん パリ - ブレスト - パリの準備
まだ半年以上先ですんでかなり気が早いですが、プレレジストレーションがはじまったので、必要以上に神経質な僕はいろいろと準備をはじめました。あはは。フィリピン在住の僕が怖いのは寒さです。8月のイベントなので真夏なんですが、最高気温が25度くらいだそうで、僕にとってはこの25度がもしかしたら寒い(笑) で、最低気温は朝方の8度くらいらしいのですが、これは未経験ゾーンです。
最低気温の中を走るためにいくつかウエアを買ったのですが、当然ながらフィリピンでは気温8度の中で試す機会もありません。アドバイスをいただけないでしょうか。
こんなウエアで走ろうと思っています。
長袖のジャージ。夏用のペラペラのやつ。ふだんフィリピンで着ているものです。長袖なのは防寒ではなくて日焼けによるやけど防止のためです。
夏用のビブショーツ。ふつうのヒザ上丈のやつです。
ニーウォーマー。カステリのハイテク素材のやつで雨をはじきます。くるぶしの上くらいまでの長さがあり、素肌の露出はくつしたとこのニーウォーマーのあいだの10cmくらい。お気に入りです。10cmとはいえ気温8度だと素肌の露出まずいですかね。
http://www.intermax.co.jp/products/castelli/16579.htmlメッシュのウールの半そでのシャツ。メリノウールという素材でスケスケ。昼間はこれをジャージの下に着ておけば、フィリピンの気温になれた僕でも寒くはないんじゃないかなあという。一度フィリピンで着てみましたけど、暑くてすぐ脱ぎました。
https://www.rapha.cc/jp/ja/shop/merino-mesh-base-layer-short-sleeve/product/MBL03SSBLKメッシュでないウールの半そでのシャツ。上のシャツと同じ素材でメッシュじゃないもの。ポケットに入れておいて夜寒くなったらこれを重ね着しようかなという。
雨カッパ。ゴアテックス製なのに伸縮性があります。カステリのハイテク系ウエアは実際にかなり高性能でお気に入りです。オススメできます。内緒ですがこれを通販で買ったときに、なぜか品物が届いた後で代金が返金されました。こんな高いウエアがタダ(笑)
http://www.intermax.co.jp/products/castelli/18029.html雨カッパのズボン。一応モンベルのゴアテックスのものを持っているんですが、フィリピンの気温だと必要ないことがわかり、結局一度しか使ってません。ポケットに入れると邪魔だしフランスにも7対3くらいの確率で持っていかないつもり。持っていくべきかなあ。
反射ベスト。後ろから見ると反射素材の範囲がやたら広い。自転車用なのでまあまあ自転車ウエアっぽいフィットです。もっと自転車っぽいピタピタフィットの反射ベストをご存知でしたらぜひ教えてください。
https://www.amazon.co.jp/dp/B01HI6R90C/くつした。防水でしかも汗蒸れしない透湿性があります。お気に入りです。フィリピンの気温だとこのくつしたがあればシューズカバーはいらないんですが、フランスの気温8度ではシューズカバーで足の防寒もしたほうがいいでしょうか。朝方雨でも降ったらやだなあ。
https://www.amazon.co.jp/dp/B01LY2J60V/手袋は3種類持っていきます。メリノウールの薄いやつ。指きりの普通の夏用の自転車用手袋。ゴアテックスの雨天用手袋。寒い時間帯は3枚重ねしようと思ってます。メリノウールの薄い手袋は実はフィリピンでも特に雨天のときのお気に入りです。これを防水の手袋の下につけていると、雨水と汗でぐちゃぐちゃになりそうなときでも、さらさらのままで、しかも手も手袋も臭くならないのが助かります。丸1日以上のライドをするときに、休憩時間に手と手袋が臭いのって僕には一番のストレスなんです。
朝方の寒い時間帯を、メリノウールの下着、夏用ジャージ、ゴアテックスのカッパ、反射ベストの4枚重ねでいけるかどうかってのが気になります。ゴアテックスのカッパは軽くて透湿性が高いのがウリだからペラペラだし、反射ベストも安物でペラペラなので、防風性なんかはありません。
どうでしょう。8度の中いけますかね。アームカバーでも足したら多少違うかな。ネックカバーというか筒型のバンダナみたいなもので顔から首をかくすものは持って行くつもりです。
タイヤの話なんですが「タイヤ&チューブ」のスレッドががみつけられない。なんとなく去年僕が自分で立てたような気がするんですけど。話題のコンチネンタルGP5000を300kmブルベで試しました。PBPもこれでいきます。
別に特徴のないタイヤだと思います。まあこれは悪いってことじゃなくて、パンクもしなかったし、トレッドも削れていないし、傷もつかなかったので、ビットリアコルサG+のトレッドがすぐに傷だらけになるのに比べると、ずっとましです。
特に気になるところがないというのは、すべてが合格点ということかもしれません。積極的にこれはいいと他人に言うほどじゃないけど、好きなタイヤがないならこれでいいんじゃないですかね。という感じ。
GP4000とはなにが違うのかわかりません。柔らかくて節操なくポンポン跳ねるビットリアのタイヤに慣れた僕には、GP4000の23cは硬くて乗れない。GP4000の25cはオッケーで、今回試したGP5000の28cで「文句なし。別に好きじゃないけどw」という感じです。
GP5000はCLとTLが出てますが、僕はクリンチャーを選びました。
去年1年間チューブレスタイヤをマビック、IRC、Hutchinsonと3種類使い、チューブレスが段違いに高性能なのはわかっていましたが、パンクからのリカバリーにやや不安が残るのと、エア持ちの悪さから、ウチでは今は気合を入れてストラバのタイムを狙いに行く時だけ使う決戦タイヤという位置付けになってます。
特に「なんかエア持ちが悪いなあ」という時に、リムなのかリムテープなのか、タイヤのトレッドの穴なのか、トレッドと内側のレイヤーの間を空気が通っちゃってるのか、横からもれてるのか、バルブの嵌り方がわるいのか、原因が分かりにくいのがイラつきます。普段はいいんだけど、年に1度でもこんな「何で漏れてんだ?どこだ?」ってことがあったらもうイラついてやってられません。特に自転車に乗る日は早起きなのに、前夜にタイヤ交換とかじゃまくさいし。
こんな???を抱えて何百キロも走るのは無理だなあ。チューブ入れ替えたらすべてが済むクリンチャーでいいやっというのが、取り敢えず今の結論です。チューブレスはまた画期的な新製品が出るまでは、決戦用に年に2回ぐらい使うだけかな。マビックのロードUSTタイヤは信じられないほどグリップのいいタイヤで、転がりも軽い。スピードメーターを見なくてもくだりのスピードが上がっているのがわかるくらいでした。とにかく高性能なタイヤでした。扱いが面倒なだけで。
ってことでGP5000はクリンチャーを選びました。28cで240グラムしかありません。これって普通に23cの重さです。23cの重量にこだわりのある方もぜひ試してみたらどうかなあと思います。28cの異様な転がりの軽さって別世界です。まあやっぱ幅も厚みも23cとはちがうので、ダイレクト感とかが違うんですかね。
そーいえば唯一気になったのは音です。音量は小さいですけど、気に障る音です「サーーーーー」っていうノイズ。小さい音なのにイラつく。ただこれってカーボンリムに反響しているだけなのかもしれないので、僕が気にしすぎなのかも。
チューブは思い切って飛び道具を試してみました。Tubolitoというメーカーのチューブ。ブチルゴムでもラテックスでもありません。さわった感じは海で遊ぶときに持っていくビーチボールなんかの素材やスマホのケースのTPUに似てます。28c対応で42g。しかも40mmのリムでも空気入れの口金が届く60mmのバルブつきでこの重さ。これはGP5000よりも違いがわかりやすかったです。普通の100グラムくらいあるチューブから変えると、前後で100グラム以上軽くなっちゃうんで。
パンクしまくるかもなあと思い、サドルバッグには100gのぶあついブチルチューブを2本とパンク修理キットを入れて走りましたが、結局パンクはしませんでした。しかもラテックスチューブのようにエアもちが悪いこともありません。300キロブルベの朝に4barちょうど入れて、翌日帰宅してチェックしたら空気入れのゲージで見る限り減っているように見えません。もしかしたらブチルより持つかもなあ。
万能で弱点なしのチューブですけど値段がネックです。たしか1本4000円くらいしました。
それから副次的な特徴ですが、たたむとものすごく小さくなります。普通のチューブの1/3もありません。いままでサドルバッグの中で一番大きいのがスペアのチューブでしたが、これに変えるとサドルバッグの中がスカスカです。これもかなり助かります。
そうそうパンクはしないらしいということがわかったので、今後はスペアもこのチューブにすることにしました。パンク修理キットもブチル用が使えず専用のものになっちゃったりとかお金がかかるけど、100グラム軽いホイールに買い換えると、何十万もかかることを考えたらまあ安いかな。あはは。