自転車道場

パリ・ブレスト・パリ / 18

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ディープインパクト 2024/09/13 (金) 09:09:52

 北のインディーさん
小杉むさしさんはPBPに出られますか!
どうもお久しぶりです。北のインディーです。

一応前回参加&完走者なのでアドバイスは可能ですよ。
前回はほとんど雨が降らなかったので、雨が降りまくるようなコンディションに関してはわかりませんが。
外でも色々書いたりしているので、それを転記させてもらいますね。

PBPは皆さんも御存知のとおり獲得標高は1%程度ですがひたすら丘陵地帯をはしるupdownが続くコースです。それなりの走力は必要になりますが、自分の当時のスペックを出します。まず前回PBPに参加したのはブルベ三年目でした。それまでに一度に走った最長距離は800km程度でした。ただ、PBPの年は気合が入っており、PBPまでにダブルSR+αくらいブルベには参加していました。

PBPのコースは所謂激坂は無いので6%くらいまでの坂にある程度強くなっている(特に2·3%をそれほど失速せず走れるとベスト)と安心感があると思います。エントリーですが悩むのがカテゴリーと出走時間になるかと思います。カテゴリーは80時間、84時間、90時間があります。前回は80時間が15時スタートで15分(たしか)毎にスタートしていき、次が90時間で21時までスタートが続きました。84時間は翌朝スタートでした。

80時間組はガチな人向けで600を30時間切れる人には良いかと思います。ただ、10時間差に泣く事があるので走力に自信がある人にしかおすすめしません。メリットは早い時間のスタートなのでPCが空いている、速いパックが多いので速く走れる、等かと思います。デメリットは10時間差に泣く可能性があることでしょうか。

90時間組はとにかく人が多いです。前回の経験から言うと90時間の早い時間帯スタートが一番良さそうです。自分は90時間の一番遅い時間の21時スタートにしていたのですが、いくつか問題がありました。
まずスタート前に会場で食事の予約をしていたのですが、何故か90時間組の途中で食事がなくなる事態が発生しました。勿論返金無しでした。あと当日はホテルをチェックアウトしているかと思いますが21時は流石に時間が空き過ぎでした。また道中は兎に角人が多く、各PCでチェック、食事、トイレでは毎回長蛇の列に並ぶことになり、各PCで1~2時間時間を使っていました。さらにサマータイムや緯度の関係でPBP時期は22時過ぎまで明るいのですが、遅い時間ほど明るい時間に走れる時間が減ってしまいます。そういった点からも早い時間のほうが望ましかったです。

一方一番遅い時間帯で良かった点は時間管理が大変しやすかった点です。90時間グルーブのタイムスケジュールは一番遅い組に合わせて出されていたので間違えずにすみました。大したことない話に思えるかもしれませんが、長距離走ったり眠かったりすると簡単な計算すら間違えるので馬鹿にできません。
また一番遅い組なので人は抜かしたい放題でした。

84時間組はスタート時間帯的には最高でしたが、時間が空くせいでスタートの華やかさが欠けたり、PCの食事が無かったりといった問題があるようです。ただ、自分は400km手前で84時間組に追いつかれていました。初めて参加される方はよほど走力に自身が無ければ90時間がおすすめで、スタート時間は明るい時間帯に長く走れる時間帯(前回なら早い時間帯)がおすすめです。

御存知の通りフランスは遠いです。安く済ませようとすると乗り換えありになりますが、ロストバゲージの危険性や移動の疲れが大きくなるのでお勧めはしません。可能なら直通便が良いです。更に言えばビジネスクラスがおすすめです。前回は成田発のJALの直通便を使用しましたがラッキーなことに行きはアップグレードでビジネスクラスに乗れましたがすごく快適で疲れが全然違いました。早めにフランス入りされない場合はスタートの2日前に現地入りかと思いますが(前日車検のため)、時差や興奮で思ったより寝れないので飛行機での移動時の疲れを減らすことも大切です。

あと海外輪行ですが投げられたり重ねられたりは普通にされますのでOS-500は強くおすすめしません。シャルルドゴール空港では箱が重なった状態で係員が持ってきました。ペラペラの輪行袋だと流石に丁寧に扱ってくれるという話もありますが、万が一にもバイクが破損していたら目も当てられません。なので箱で行きました。海外輪行の際には航空会社によって荷物のサイズが決まっています。そのサイズを超えると超過料金が片道10000~20000円ほどかかります。三辺の和が203cm以内の航空会社が多いですが、輪行用のそのサイズの箱は一万円ほどします。自分は結局ネットの情報を基にプラスチックダンボールで箱を自作しました。そんなに大変な作業では無いですが慣れていないので苦労しました。

ちなみに自作の箱でフランスと台湾に行きました。で、203cmの箱ですが結構小さいです。自分は身長173cmなので小さめのサイズのバイクですがギリギリでした。203cmの箱にバイクを入れる際の注意点ですが、ディレイラー、ペダルは勿論外しますし、サドルとハンドルも外さないと無理です。またPBPの際はクランクまでは外しませんでしたが外したほうが入れやすいです。
輪行箱にバイク以外もいろいろ入れたくなりますが、あまり入れると箱が変形して縮尺が変わりサイズオーバーしてしまいます。詰め過ぎ注意です。エイカーの外付けの車輪も使いました。ちょっとした移動では良かったです。

前回はドロップバッグを利用しましたが、こちらに関しても良かった点、悪かった点がありました。
ドロップバッグは約400kmと800kmで通過するルディアックでした。ドロップバッグはツアー会社?のグッドウィルがまとめてやってくれますので、それを利用したほうが良いです。メリットは日本グループの荷物をまとめてくれるのでどこにあるか分かりやすい&人がついてくれる&ホテルのあたりまで回収してくれた(終了後は届けてくれないので3kmくらい持って走りました)。前回はベルサイユで何箇所か車で回ってきてドロップバッグを回収してくれましたが来年はどうなるかわかりません。グッドウィルのドロップバッグは結構大きかったです。

確か入れたものは着替え×2、補給食(羊羹を一杯)、予備の電池、ライトの予備、等でした。
要らなかったものは補給食です。PC毎に食事はありますしPowerBarなども売っています。他には日中なら道中の商店でお菓子なども買えました。だからドロップバッグに補給食を入れる必要はありません。人によってはどうしても米を食べたいなどあればα米をいれるのはよいかもしれません。
あと往復のルディアックのみ長時間の休憩を取るつもりでしたので着替えは2セットでしたが1080km地点のPCでも仮眠をとりましたのでもう一セット欲しかったです。電池は多分PCで売っていますから必要なかったかもしれません。ライトは売っていたりいなかったりだからあっても良いと思います。ちなみにライトトラブルは次のPCまでに解決出来なければ失格だったはずです。

あとあれば良かったものはタオルや石鹸やシャンプーです。PCでシャワーを浴びれるとこは結構ありましたがタオルはペーパータオル3枚くらい、石鹸は置いてあるものを使うという微妙な感じでしたから持参したほうが安心です。ルディアック以外でシャワーを浴びるならドロップバッグではなく持ち歩いても良いかもしれません。ちなみにタオルやシャンプーは販売していなかったです。

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