自転車の部品の中で、年に何度か分解掃除が必要な部品がブレーキです。
ブレーキには砂や泥などが付着しやすく、付着すると動かなくなります。そういったものを全部きれいに掃除しましょう。
またブレーキは組み方によって動きの軽さが全く変わります。
自転車屋が整備した自転車で絶対やり直しが必要なのがブレーキ関係で、自転車屋レベルの整備と一流決戦整備との差がもっとも大きく出るのがブレーキです。
自転車屋ってどうしてあんなにクソ重くて効きが悪いブレーキ整備しかできないのか、いつも不思議です。ブレーキが軽く動かないと走行時の速度調整がうまくできません。また握るたびに疲れます。信頼できないブレーキほど乗ってて恐怖なものはありません。ぜひみなさまも、ブレーキを完璧に整備して楽に軽く自転車で走ってください。
今回キャリパーブレーキの整備方法を書きます。
使ったのはティアグラ4500
1.完全に分解し汚れを拭き取る。
写真1のようにブレーキのパーツをすべて分解して隙間に入った泥や砂などを取り除きます。
ブレーキの構造は簡単で使用工具は10mm12mmメガネレンチと2mm、4mm、5mmアーレンキー、それにプラスドライバーです。
2.組み上げ
拭き取ったあとは元に戻すだけです。この時注意する点を2枚目写真に書きました。
ブレーキ本体の3枚の部品を横に平行に隙間も均等になるように、ナットを締める時に調整します。そして最後の平行を微妙に調整するのがDのねじです。ブレーキ本体を手で握って開け閉めしてみれば軽さが変化するのがわかります。もっとも軽くなったところが、そのブレーキの最終整備点です。×の写真のような状態だと重いです(自転車屋はもっと重いことも多いけど)
通常新品で買ったままだと平行が狂っていて重いことがあります。きちんと整備すれば驚くほど軽くなりますから、その部品の100%性能を発揮した最高点をよく覚えておくと、何度も分解掃除する時に、この動きはダメだなあとわかるようになります。
わかるようになった後に自転車屋に並んでいる自転車のブレーキを握ってみれば、なんじゃこれ、全部やり直しやろ!と思うかもしれません。そこまで整備できたら合格です。がんばって!
*注意点 ブレーキには油は使いません。よく自転車屋が油をねじのところに差しますが、その場ごまかしの3流整備で、その油が原因になって動かなくなります。ブレーキに油差してる時点で自転車屋レベル、そういう低いごまかしレベルの整備していると、本当の芸術的動きへ持って行くことはできません。僕としてはごまかしではなく一流の限界性能を発揮できる整備を目指して欲しいと願っています。
真田まるさん
① ② ③
註文した自転車来たのですが・・
ブレーキ調整すると左だけ後ろ側に隙間がでます。
今までは並行に出来てたのですが、今回初めて。
(シューはリムと平行が当たり前と認識してました。)
調性で直りますか?販売元はブレーキ鳴きを防止するためで、並行にしても良いですよ、と
宜しくお願いします。
IMG_4288[1] IMG_4289[1]
再質問で次のように返事がきました。
ホイールとフレームの相性によるものなので、全ての自転車がそうとは限りません。
此方の商品に付きましては、特に音鳴りが鳴るとお客様から指摘され、このような対応をさせて頂いております。
ブレーキの調整は、ブレーキのスペーサーを回しても調整は出来ません。
ブレーキシューの後ろに段ボールの切れ端を挟み込みながら調整すると、うまく調整出来ると思います。
画像では、こんな感じです。
>シューはリムと平行が当たり前と認識してました。
それで正解です。
>調性で直りますか?
はい。
>ブレーキシューの後ろに段ボールの切れ端を挟み込みながら調整
こういう都市伝説みたいな話は信用しないこと
左右のブレーキシューのねじをゆるめて、自由に動く状態にして、ブレーキレバーを軽く握り、シューの面とリムの面をぴったしつくようにして、ねじを軽く締めます。シューはXYZ3方向へ動きます、平面ではなく立体として面と面をぴったしつけましょう。シューのゴム上をリム側面の上限にセットしましょう。
平行出してシューをセットできたら、ねじをしっかり締めましょう。
最後に写真赤丸のねじを締めたりゆるめたりして左右のシューとリムの隙間を同じくらいに調整しましょう。センターを出すといいます。以上です。がんばって!
真田まるさん
ディープさん
要領はわかりました。実行してみます。
ありがとうございました。
Navratilovaさん
皆様こんばんは
格安20インチ自転車のブレーキを、ママチャリ形からデュアルキャリパー
ブレーキに、交換したいのですが、ディメンション90mm相当品は、TEKTRO
900Aしか見つかりません。TEKTROはあまり評判がよろしくないので、他に
おすすめのブレーキありますか。
よろしくお願いします。
チップインダブルボギーさん
小径車での事例ではないので参考になるかどうかわかりませんが、
テクトロの800A、900Aは26インチママチャリの700c化のときにリアのブレーキに使用します。
もとのシューは頼りないのが付いてますが、ブレーキシューとリム面との間隔の調整で、シューがリム面に当たってからある程度握りこんだ状態で制動力がピークになるようにすればそれなりに効きます。
それでも満足できない場合はシューの交換(R55Cの3か4)という手があります。
私はシューの交換まではやってません。
フロントがVブレーキなのでリアがテクトロ800Aの組み合わせで使用上の不満は無いからです。
Navratilovaさん
チップインダブルボギーさんおはようございます。
質問が適切な表現でなく申し訳ありませんでした。
対象の格安20インチ自転車なんですが、前ブレーキのディメンションが
74mm位あれば届きます。リアはバンドブレーキからデュアルキャリパー
ブレーキ+DIA COMPEプレートに変えようとしています。
リアについては、20”タイヤ(406)の高さが高いのと、フェンダーとその
固定台座がついているので、ディメンションは90mm位必要なのです。
TEKTRO900Aだとクリアできそうなのですが、他のメーカーで剛性の心配
ないものはないかと探しています。
馬蹄錠の台座は、自転車にVブレーキ台座がついていない自転車にには
取り付けられないのと、キャリパーブレーキ自体も馬蹄錠の台座には、
取り付けられないと理解しているのですが、間違っていたら教えてください。
アドバイスありがとうございました。
チップインダブルボギーさん
Navratilovaさん
私の書き方が悪く、誤解を生じてしまったようです。
趣旨としましては、テクトロ800A/900Aはショートリーチのダブルピボットキャリパーブレーキには効きの点で敵いませんが、使用条件とセッティング次第でじゅうぶんな制動力が得られる。
それでも不足ならシューをシマノのR55C3かR55C4に交換するという次の一手がある。
というものです。
「フロントがVブレーキなので」というのは、使用条件として、ショートリーチには劣るものの、フロントのVブレーキと合わせれば700c化したママチャリに使用しても制動力に不満はなかったということを書いたつもりでした。
NavratilovaさんにVブレーキ化を薦めたわけではありません。
ちなみに、Vブレーキ装着にあたりましてはフォークの交換で対処しました。馬蹄形台座は使用しておりません。
テクトロ以外のお薦めはという問いに、テクトロで十分という内容ですので、
ご質問の趣旨に沿わない回答なのが、そもそも・・・なのかもしれません。
後ろはアルミ板2枚ではさんで普通のブレーキ使うか、ピスト用リアブレーキ使うかですね。
リア用 アルミ ブレーキプレート ブラック BR-BA-OT02¥999
https://www.amazon.co.jp/dp/B088FFS82C/
ダイアコンペ 後輪用(ピストバイク用ブレーキセット)¥6,490
https://www.amazon.co.jp/dp/B008KNEIHU/
そのままで行くなら僕の知る限りテクトロ900Aしかありません。他に選択の余地ないです。
アルミ板2枚がベスト解だと思います。
前はこれか↓競輪用、でもテクトロ800も性能は変わらないのでテクトロ800でいいでしょ。
DIACOMPE DL800 キャリパーブレーキ フロント用¥2,440
https://www.amazon.co.jp/dp/B008BP6N66/
DIA COMPE BRS101 トラックブレーキセット フロント楕円フォーク用
https://www.amazon.co.jp/dp/B07DPZZJ4J/
Navratilovaさん
チップインダブルボギーさん
> 趣旨としましては、テクトロ800A/900Aは(中略)使用条件と
> セッティング次第でじゅうぶんな制動力が得られる。
> それでも不足ならシューをシマノのR55C3かR55C4に交換する
> という次の一手がある。
(中略)
> テクトロで十分という内容です
私の読解力不足でお手数をおかけしました。
900Aは駄目だと決めつけておりましたので、大変有益な情報を教えて
いただきました。
> Vブレーキ化を薦めたわけではありません。
これは、了解しておりました。
馬蹄形台座の記述は、 メガニウム584さん への返信でした。
ディープ・ インパクトさん
結論になりますが、フロントはテクトロ800A、リアはテクトロ900A
+アルミプレート(プラスドードー)で進めます。
(テクトロ900Aのアーチサイズ(=ディメンション)は、DIACOMPE
DL800より余裕があるので安心)
ご存知とは思いますが、amazonのカスタマー Q&Aにプレート寸法の
記述がありましたので、コピーしておきます。
プレートの寸法(縦横厚さ穴位置)を教えて下さい
回答:縦45mm 窪み部36mm 横約85mm 厚さ約4mm
穴の中心位置はおおよそですが、窪み部から12mm 窪んでいない側からは24mm
横からは42.5mmの位置です
投稿者: chikuro、投稿日: 2021/06/12
DIA COMPE BRS101の取り付け方法には、興味をひきました。後学
のため少し調べてみます。
皆様、どうもありがとうございました。
はちまきおうじさん ジェイクルーレバーをメインブレーキにしたいのですが
こんにちは、何時も分からない事があった時最後にこちらの皆さんの書込みを参考に勉強させてもらっています。とても助かります。
経験に基づいた答えで本当に勉強になります。
この度書込みさせて頂き、お聞きしたい事があります。
ブルホーンハンドルで古いクロスバイクに乗っており、最近カンチブレーキからvブレーキに交換し、制動力に感動しました。
そこでもっと快適にしようと思い、Dixnaのジェイクルーレバーを購入しどのハンドル位置からもブレーキ操作をしようと思いました。
いざ装着してみるとまるでもとのカンチブレーキの様なフィーリングになってしまいました。
ワイヤーはロード用を購入しタイコは嵌る様に削りました。
改善するには、アウターワイヤーのアソビを極力無くせば良いでしょうか?
御教示頂ければ、幸いです。
宜しくお願い致します。
tour-neyさん
>改善するには、アウターワイヤーのアソビを極力無くせば良いでしょうか?
結論から言うとその通りです。原因はワイヤーの取り回しや長さもありますが、付けてない時に問題無ければ、ほぼ排除して良いでしょう。(ワイヤーの長さ等は現状維持という前提)
どうしても補助ブレーキレバーは、どうしてもフィーリングや制動性力が下がります。
レバーを介する時に、アウターワイヤーを一旦切断していて抵抗が増えること、そもそもレバーの剛性が低くてたわむ等が考えられます。
でもその欠点を認めて、活用する人も居ます。
上ハンドルを握り、ユッタリ走る上に、キャンプ等の長距離走行。(うーむさん、すみません丸パクリします)
>ブルホーンハンドルで古いクロスバイクに乗っており、最近カンチブレーキからvブレーキに交換
どちらかというとこっちが怖い。
重たくて頑丈な国産フレームなら良いのですが、ブレーキが強過ぎて、フォークやフレームが破断したないといいのですが……
すみません、訂正。
アウターワイヤーの遊びを減らすではなく、インナーワイヤーです。つまりブレーキの遊びを狭くする、ということです。
うーむ。。。さん
tour-neyさんに呼ばれましたー。
これってジェイクルーレバーっていう名前もあるんですね。インラインレバーとか補助ブレーキレバーとか言ってました。
私はツーリングバイクにこれを使っていますが、設定は超絶難しかったです。初めての設置ならトライアンドエラーで実作業が数10時間とか、試走を重ねて完成するまで数ヶ月になってもおかしくないです。私が唯一自転車をお願いしている高名なメカさんも非常に難しいと言ってたのでやっぱり難しいんだと思います。
機能するだけであればそりゃ誰でも出来ますが、このレバーとメインのレバーの両方が、利用者の体格に合った場所に適切に設置した上で、適切にフィーリング良く効くようにするのは難しい。ケーブルの途中に割り込む形になるので、取り回しに制限が出る。その他諸々。
私の場合にはフロントバッグとの干渉でどうしてもジェイクルーレバー周辺のケーブルにストレスが掛かってしまい困難を極め、解決出来なかったので結局ハンドルも変えた。とりあえず満足度60点(一応普通に使える)に持っていくのに3ヶ月掛かりました。まぁ海外通販のハンドル入荷待ちが長かったけど。。。とはいえ、まだレバーの設置場所に問題はあるのですが。
ロードバイク初心者の時、まさにこのDixnaのを使ってましたが、その時には装着の難しさがそこまでとは気付かなかったんですよね。
自分の胸に手を当てながら、装着が簡単だという人がいる場合、その理由を考えるに以下の理由の掛け合わせかと思います。
・フロントバッグなどハンドル回りに干渉するものがない<=影響大。ライトに注意。
・幸運に恵まれうまくフィットした
・ジェイクルーレバー関係なく、ケーブル長すぎ
・問題に気付いていない/目標が低い
・体に自転車を合わせるのではなく、自転車に体を合わせた
(そうすればめちゃくちゃ簡単になる!)
作業の留意点ですが
・インナー、アウター共にガタをなくすのは常にブレーキ設定作業の大前提です。
・ジェイクルーレバーの周りのケーブルの曲がりを最小限にするような配置を心がけて下さい。ブレーキを掛けていないとき、メインのレバーを使用したとき、ジェイクルーレバーを使用したとき、それぞれの条件で確認して下さい。
・通常のレバーとの違いは、アウターケーブルが積極的に動くことです。これを考慮してケーブル取り回しを考えて下さい。
・ケーブルの取り回しは実走すると変わってくるので、注意して下さい。整備台上だと作業上都合がいいところに押し込みがちですが、、、
・アウターのエンドキャップが必要か不要かきちんと見極めて下さい。エンドキャップがはまるところには必ず使って下さい。アウターケーブルの適切な末端処理の影響も通常より大きくなります。
で、はちまきおうじさんがジェイクルーレバーをメインにしたいという理由を文面から察するに、いずれ使わなくなるのかなぁと感じました。
私が使う理由は「旅車」ならでは。景色を愛でるために上半身を高く保つとブラケットに届かないですが、その時の急ブレーキ対応のためで、このレバーでブレーキを掛けたことはまだ練習以外ないです。保険的装備です。
フラットバーとドロップバーでフレームサイズが違いますが、そのせいでフラットバーのブレーキよりもジェイクルーレバーのほうが近いんですよね。そのせいでブレーキを掛けた時の重心はジェイクルーレバーの時の方が高く不安定な感じがするので、余裕が有る限りメインのレバーを使う方がいいです。どうしてもフラット部分のブレーキを主に使いたいならフラットバー+バーエンドバーの方がお勧め出来ます。
クオリア44さん
インラインのアウターケーブル前後を、出来るだけスムーズに曲がる用にバーテープの巻き込みまでの露出を多めに、そして長めに設定すると、かなりマシになります。
感触が良くないのは、ケーブルの摺動抵抗が大きいのと、ブレーキ操作でアウターケーブルが動き、内部でインナーが不規則に動くからです。
アウターに変なテンションをかけず、ゆったり取り回せば、レバーストロークによる感触の 感覚に馴染まない変化が抑えられる。
レバーのトコロでインナーが強く曲げられ、摺動抵抗が増すのも原因なので、ソコにケーブルグリスを多めに塗るのも、多少は良くなります。
はちまきおうじさん
こんにちは、tour-ney様。
ご回答頂き、ありがとうございます。
ワイヤーの取り回しをタイトにすれば良いと言う事でしょうか。
そうする事により、アウターも短くなりそれによってインナーも張れる(アソビが無くなる)と言うで事ですかね。
前ブレーキについては分かるのですが(このブレーキレバーの動作がレバー操作でインナーワイヤーでは無くアウターを押してアウターごとvブレーキのレバーを押している様なので)、リアブレーキはアウターワイヤーが分割式なのに動作するんでしょうか?
こちらもレバーからフレーム迄の間の取り回しをタイトにすれば改善に繋がるんでしょうか。
今迄はシマノのブレーキレバーを使用していましたが、コチラはインナーを直に引っ張っていたので理解出来ましたが…
申し訳ありません、また質問してしまいまして。
出来ればご回答頂けたら、助かります。
宜しくお願い致します。
因みに貰った愛車は、GT All teraの恐らく20年前のモデルだと思います。
こんばんは、クオリア44様。
ご回答頂き、ありがとうございます。
幸運ですか(汗)
なるほど、納得出来なくもないですね。
私自身のキッカケは先日自転車通勤時に何の躊躇も無く脇道からママチャリが飛び出して来て、フルブレーキを掛けたらカンチブレーキのワイヤーが外れてしまったんです。
それからブレーキの見直しを考えて、vブレーキの換装となりました。換装したときのvブレーキの制動力に感動しました。
それから更に自分のブルホーンハンドル(前からハンドルはブルホーンでした。)でも快適に走れる様にっと考えていたところで、ジェイクルーレバーを見つけました。ネットでの事前調査では概ね問題なく使えて今回相談させて頂いた使い方をしている方々もおり、快適になりました、問題なく付きました、何て書いてあったもので何の不安もなく装着・現在に至っております。
おはようございます、jade04様。
ご回答頂き、ありがとうございます。
また、本当に皆様真剣に相談に乗っていただき感謝致します。
教えて頂いたスレッド拝見致しました。
とても勉強になりました。
確かに動作が本来違う(メインブレーキとしての機構)
とは違う(逆の動き)のでレバー側にタイコ、レバー土台にアウターと言う取り付けは理に適っているかもしれません。ただし、レバー側にアウターがくる事になるので取り回し方を工夫しないと難しそうではありますが。
私自身もブレーキ自体を軽んじている訳ではありません。ただ自分の乗り方に対して向上(ブレーキポイントが1部分だけで無く、他のポジションでも使える様に)出来ないかなと思いこのレバーの装着を考えました。
もちろんやってみてダメでしたら、元に戻すつもりです。止まれないのは、自分自身怖いですから。
tour-neyさん
正面から。右側のケーブルは少し短めかも…
返信遅れました。
うーむ。。。さんの返信は読まれましたか?そこにワイヤーの長さの最適化の答えがありますよ。私はこれ以上の分かりやすい説明は少ないと思います。
一応、画像添付します。
補助ブレーキレバーを付ければもっと難しくなります。頑張ってください!
はちまきおうじさん
こんにちは、tour-ney様。
引き続きアドバイス頂き、ありがとうございます。
昨日再度調整を試してみました。
アウターワイヤーの遊びを無くす為にカットしようと改めて観察してみましたが、インナーワイヤーを引くのでは無くアウターワイヤーを押してブレーキを作動させる為どうしても上手くいかないですね。
インナーを引く場合には引き終わり?の様に限界が明らかにわかるのに対して、アウターワイヤーを押しての場合は力が逃げてしまい何処までも引けてしまう感じで上手くいきませんでした。
逆に付ける方法も考えましたが、実際レバーの内側にアウターワイヤーがくる事になりシフト操作がワイヤーで阻害されてしまいます。
結果、メインブレーキに置き換えるのは無理なようです。
うーむ。。。さん
はちまきおうじさん
>アウターワイヤーの遊びを無くす為にカットしようと改めて観察してみましたが、インナーワイヤーを引くのでは無くアウターワイヤーを押してブレーキを作動させる為どうしても上手くいかないですね。
>インナーを引く場合には引き終わり?の様に限界が明らかにわかるのに対して、アウターワイヤーを押しての場合は力が逃げてしまい何処までも引けてしまう感じで上手くいきませんでした。
ケーブル引きのブレーキはアウターとインナーの相対的な動きであるのはジェイクルーレバーでもその他のブレーキでも変わりません。逃げる感覚がある場合には、どこかしら設定が甘い部分が有るはずです。
とはいえ確かに感覚としては分かります。先に「アウターが積極的に動く」という表現をした理由の一つがこれです。補助ブレーキレバーで特徴的にこれが発生するのは恐らくアウターケーブルが動いて曲率が変わるなどの影響で実効長が微細に変動するせいではないかと思います。そして、その影響を最小化するケーブリングが必要なところに難しさがあります。
「どこまでも引けてしまう」という表現がどのレベルか正確な所はわかりませんが、とはいえ私がその表現を読むと想定したものより大きく
・まだブレーキレバーやケーブルの設置に良くないところがある
・ジェイクルーレバーを動かすことによる実効ケーブル長の変動がより大きい設置をしている(最適でない動きをしている)
ことが予想され、私が時間をかけたのはそのトライアンドエラーが非常に面倒だったからです。調整中に5mm単位でアウターケーブルを切っていったらやっぱりケーブルが短くなりすぎた、で、新しいケーブルにすることもありましたし。
作業の手順を書いてみると
①,自分の体に自転車に備える部品(フレーム、ステム、ハンドルバー)を選定する。
②,メインとなるSTIレバーをきちんと設置する。ケーブルはまだ。
③,フロントバッグを設置する。
④,ジェイクルーレバーをすぐ握れ、かつフロントバッグと干渉しない場所に設置する
⑤,STIとジェイクルーレバーのアウターを設置し、インナーケーブルを通してブレーキがスムーズか確認する。
⑥,ジェイクルーレバーとSTIの配線が最適で無かった場合、最適でない理由を確認し、どちらかを調整する
最適になったら、今度は
⑦,ジェイクルーレバーとフレームのアウター受けのケーブルを配線する。
⑧,同様にスムーズな動きを確認する。
フロントとリアのケーブルが交差すると思いますが、その時次第でアウターが動いて干渉します。どうなっても問題ないように設置。
この段階で、フロントバッグとアウターが干渉してしまい、レバーの設置場所を変える必要が出てくるかも知れません。そうすると④に戻ってやりなおし。ハンドルを買い直した私は①からやり直し。
そこまできて、スムーズな動きにできれば、あとはブレーキキャリパー側のアウターの設置と確認です。以後、ジェイクルーレバーは関係ありません。
上記以外に、私の旅車では、リアのブレーキについてだけはジェイクルーレバーとフレームの間に、ブレーキ調整のためのインラインアジャスターを噛ませています。これもブレーキ的には余計なもので、フィーリング悪化方向に向かう原因です。
これを噛ませている理由は、リアキャリアを付けるとリアブレーキ周りが混雑し指やアーレンキーが届かず、ブレーキ調整するにはキャリアを外す必要があるためです。これも旅車ならではですから、あまり関係ないかも知れません。フロントはすぐキャリパに触れるのでインラインアジャスターを付けていません。
あと、ケーブルを短くするのは、あとのチューニングにした方がいいです。
いろいろ書いた通りデメリットが多い製品を工夫しながらメリットを活かして使う製品です。ケーブルの長さの最適化の重要度も通常より下がります。
今となって考えると長さの最適化は妥協して少し長めにした方がレバー周辺の窮屈さを緩和できたのかなと。
ここまで書いてジェイクルーレバーを調べてみましたが、Dixnaの固有名詞っぽいですね笑 以後は補助レバーということにします。
僕は自転車道場始めた10年前から一貫して「補助レバーはブレーキ性能を落とすので使わない方がいい」と言っています。新車でついていたら、真っ先に外します。
ブレーキの途中に何か挟むと、そこは弱体化しワイヤーが切れたり、異物がはさまって固定して動かなかったり、必ずトラブルの原因になります。ブレーキを握った時にワイヤーが切れたり、タイコが飛んだりした時の恐怖は半端ないです。
ブレーキは使わないで走るのが一番安全です。効かないブレーキも困りますが効きすぎるブレーキも危ないです。速度コントロールのできる何段階もブレーキの効き量を変化させられるブレーキがベスト。補助ブレーキは効かないか効きすぎるかのどちらかしか出来ません。また補助ブレーキを使うことでワイヤーが劣化し、本体のメインブレーキにも危険が及びます。
1.ブレーキを使わず展開を先読みし自然に(風など)止まるのがベスト
2.メインブレーキで速度をコントロールし走り続けるのがベター
3.ブレーキに頼り、腕力で止まるのはノーマル
4.補助ブレーキをはさみ、ワイヤーを劣化させ腕力でねじふせようと走るのはワースト
1、2で走行中は自転車はコントロールできますが、3、4になると危険を運で回避するみたいなヤバイ走りに近づきます。安全に走りたいなら補助ブレーキはやめた方がいいです。
はちまきおうじさん
おはようございます、皆様。
何時も本当に、ありがとうございます。
うーむ様、親身にご返答頂き誠にありがとうございます。ジェイクルーレバー改め補助レバーですが、私は本来の使い方をせずに補助レバーだけで(補助では無く主体として)使用出来ないかと思ったんです。つまりブレーキを操作するのは補助レバーだけとなります。
最初webで調べたところ、こんな使い方してる方々がいましたので何とか出来るかなと思っていました。
ところが実際に補助レバーを設置してみたら当初の思惑とは全く異なり悩んだ挙げ句に、皆様にお知恵をお借り出来ないかと思い相談させて頂きました。
皆様が自分事の様に向き合って頂いたお陰で、色々と分かってきました。
いつまでも引ける感覚、良く分かります。
元がカンチブレーキだったので、正にそのフィーリングでした。それをvブレーキに換装した時に、違いが分かりました。
本題の話ですが今、補助レバーでの制動は効く事は効くのですがレバーを引き切っても手応えが無い状態なんです。
塾長様、注意喚起ありがとうございます。
現在この状態なので乗ってはおりません。
自分が安心出来なければ、乗る事は無いです。
クオリア44さん
そもそもの話、インラインレバーの制動力は限界がある、とは言うものの、それは構造的弱点という要素と、部品として出来が悪い、という要素の二つがあり、そのレバーは間違いなく安物の粗悪品の部類です。
TRPやケーンクリーク(製造はテクトロでTRPと同じだが、プレミアムブランドのTRPと同格の性能がある)の製品に交換すれば、かなりマシになります。剛性と精度が違う。
最後の悪あがきに試してみる価値はあります。TRPで海外通販のCRCで5300円です。多分、日本じゃ入手し難い。
TRPのレバーはシクロクロスでも使用されるレーシングパーツです。
私も昔買った事があるが、詳細な記憶は忘れたけど、そこそこ良かった印象は残ってる。
うーむ。。。さん
はちまきおうじさん
こんなのを目指していたのでしょうか?
http://ysroad.co.jp/nagoya-crossbikekan/2018/11/09/21005
補助レバーをメインで使うつもりなら、元々はクロスバイクとのことですので、その時のブレーキレバーに戻すのは如何でしょう?そのレバーがいまお使いのブルホーンで使えるかは現物次第ですが。
補助レバーもきちんと設置し、メンテし続ける前提であれば、利用できないわけではないと思います。そこにメリットを見いだせないディープさんの言うことはごもっともである一方、ちょっとのメリットを見いだしている私は10台ある一台だけで使っています。ただ使うには余計に根性がいるので細かく書きました。
でもやっぱりフラットバー部分のブレーキをメインで使うのであれば、補助レバーではなく、きちんとしたレバーを使うに越したことありません。
私もカンチは四半世紀前まで使っており、Vブレーキに交換したらカンチに戻ることはありませんでした。で、上でレバーを戻す提案をしましたが、昔と同じならカンチとVでレバー比が違うはずです。場合によってはコンバーターでレバー比を変更しているものも有ります。戻すにせよ新たに買うにせよ、仕様を合わせるに越したことありません。正しい組合せになるよう要調査です。
(私はカンチ用STIでVを引いていましたが、特に困った印象はありませんでしたが・・・それを他人に勧めることはしません)
私はクロスバイク系には詳しくないですが、詳しい構成を記載すれば皆さんからアドバイスを頂けるかと思います。
はちまきおうじさん
皆様こんにちは。
本当に色々なアドバイス頂き、誠にありがとうございました。やはり経験値の高さ、情報量には頭が下がりっぱなしです。勉強になります。知識も広がりました。レバーひとつとっても、まだまだ知らないものがあるんですね。
補助ブレーキレバーですが、アドバイス頂き自分でも調べて引き量についてはやはり無視できない事を理解しました。そこで自分なりの答えを出しました。当初の目的を踏襲する為レバーは、元に戻し(シマノのV対応レバー)て補助的に使える様にレバーをつけてみました。
当然ブレーキはキッチリ使えます。補助レバーでの使用は効きはしますが、フィーリングはまだまだ完璧とはいきませんでした。
tour-neyさん
おぉ…キレイな自転車。いいね(≧∇≦)b
ブレーキレバーを延長する方法ですね。最初より良いと思います。お疲れ様です!
うーむ。。。さん
はちまきおうじさん
こんなレバー有るんですね。なんていう製品ですか?
使用上の注意もありそうですから、特にパニックブレーキのときにはご注意下さい。
全然関係ない話ですが、バーテープの巻き方、めちゃくちゃ上手ですね。
見習いたいです。。。
通常のドロップハンドルだと、長さの問題でここまで密には巻けないですかね。
はちまきおうじさん
おはようございます、tour-ney様。
何時もアドバイス、ありがとうございます。
そう言って貰えると、嬉しいです(笑)
うーん。。。様。
何時もありがとうございます。
実はここで皆様に相談している間に、先走って購入したダイアコンペのギドネットレバー(次の手段として中古品を入手しましたが、皆様のアドバイスを聞いてこちらも駄目だと思い知りました)を切断してシマノのレバーにボルト止めしてます。
製作時、現車合わせしてなくあくまで大体の想像で作った為に角度と張り出した長さが長く(汗)皆様が指摘してくれているパニックブレーキ時には正規の制動力が発揮出来ないかなと思っています。
塾長様、何時もありがとうございます。
言葉の重みに本当に気が引き締まります。
私自身はスピードを出すと言うよりはポタリング程度の乗り方をしているので以前に書いて頂いた方がいらっしゃった様にチョット便利になるかなっと思って始めた今回の事でした。なので大丈夫だとおもってましたが(補助だと頭で理解)、あると使ってしまうのお言葉に改めて考えさせられました。
大事な事ですね。実はまだ実走してないんです。ですので実走した上で再考してみようと思っています。
因みに今回バーテープを何度も巻いたり剥がしたりしていたので、集中力が落ちてました(笑)