うーむ。。。さん
tour-neyさんに呼ばれましたー。
これってジェイクルーレバーっていう名前もあるんですね。インラインレバーとか補助ブレーキレバーとか言ってました。
私はツーリングバイクにこれを使っていますが、設定は超絶難しかったです。初めての設置ならトライアンドエラーで実作業が数10時間とか、試走を重ねて完成するまで数ヶ月になってもおかしくないです。私が唯一自転車をお願いしている高名なメカさんも非常に難しいと言ってたのでやっぱり難しいんだと思います。
機能するだけであればそりゃ誰でも出来ますが、このレバーとメインのレバーの両方が、利用者の体格に合った場所に適切に設置した上で、適切にフィーリング良く効くようにするのは難しい。ケーブルの途中に割り込む形になるので、取り回しに制限が出る。その他諸々。
私の場合にはフロントバッグとの干渉でどうしてもジェイクルーレバー周辺のケーブルにストレスが掛かってしまい困難を極め、解決出来なかったので結局ハンドルも変えた。とりあえず満足度60点(一応普通に使える)に持っていくのに3ヶ月掛かりました。まぁ海外通販のハンドル入荷待ちが長かったけど。。。とはいえ、まだレバーの設置場所に問題はあるのですが。
ロードバイク初心者の時、まさにこのDixnaのを使ってましたが、その時には装着の難しさがそこまでとは気付かなかったんですよね。
自分の胸に手を当てながら、装着が簡単だという人がいる場合、その理由を考えるに以下の理由の掛け合わせかと思います。
・フロントバッグなどハンドル回りに干渉するものがない<=影響大。ライトに注意。
・幸運に恵まれうまくフィットした
・ジェイクルーレバー関係なく、ケーブル長すぎ
・問題に気付いていない/目標が低い
・体に自転車を合わせるのではなく、自転車に体を合わせた
(そうすればめちゃくちゃ簡単になる!)
作業の留意点ですが
・インナー、アウター共にガタをなくすのは常にブレーキ設定作業の大前提です。
・ジェイクルーレバーの周りのケーブルの曲がりを最小限にするような配置を心がけて下さい。ブレーキを掛けていないとき、メインのレバーを使用したとき、ジェイクルーレバーを使用したとき、それぞれの条件で確認して下さい。
・通常のレバーとの違いは、アウターケーブルが積極的に動くことです。これを考慮してケーブル取り回しを考えて下さい。
・ケーブルの取り回しは実走すると変わってくるので、注意して下さい。整備台上だと作業上都合がいいところに押し込みがちですが、、、
・アウターのエンドキャップが必要か不要かきちんと見極めて下さい。エンドキャップがはまるところには必ず使って下さい。アウターケーブルの適切な末端処理の影響も通常より大きくなります。
で、はちまきおうじさんがジェイクルーレバーをメインにしたいという理由を文面から察するに、いずれ使わなくなるのかなぁと感じました。
私が使う理由は「旅車」ならでは。景色を愛でるために上半身を高く保つとブラケットに届かないですが、その時の急ブレーキ対応のためで、このレバーでブレーキを掛けたことはまだ練習以外ないです。保険的装備です。
フラットバーとドロップバーでフレームサイズが違いますが、そのせいでフラットバーのブレーキよりもジェイクルーレバーのほうが近いんですよね。そのせいでブレーキを掛けた時の重心はジェイクルーレバーの時の方が高く不安定な感じがするので、余裕が有る限りメインのレバーを使う方がいいです。どうしてもフラット部分のブレーキを主に使いたいならフラットバー+バーエンドバーの方がお勧め出来ます。