ヘラーマンさん
1本目 2本目 5ヶ月目のサイドの状態
Hutchinsonで、最上位グレードのチューブレスタイヤATOM Galactikです。メーカー曰く、同社のプロ用チューブラーより20%転がり抵抗が低いとのこと。
カンパユーラス2WayFitに装着
これぐらい走行感が軽いと、乗っていてかなり楽しいです。
銘柄:Hutchinson ATOM Galactik(23C)
購入価格:\4,046/1本(CRC安すぎて代理店からのクレームか現在取り扱い中止?)
実測重量:平均241.5g(チューブレスでこの重量は軽い!)
乗り心地:必要十分にいいです。OpenCorsaSC2&ラテックスとくらべても同等かそれ以上です。ただしVeloflexMaster&ラテックスにはしなやかさで負ける感じ。このタイヤ70psi以上だと非常に転がりが軽いです。しかし、私の好みの乗り心地にするためには、前60psi後65psi程度まで落とす必要があり、この状態だとOpenCorsaSC2&ラテックスと大差ないです。
総合評価:
完全なスリックタイヤで実測で21.3mmと非常に細いです。これやVeloflex Master20cに慣れると、OpenCorsaSC2(実測23.7mm)はかなり太くクロスバイクのタイヤに見えます。
このタイヤの装着はめちゃめちゃキツく、タイヤ装着の熟練した人でもレバー無しで入れるのは困難です。上手な人ならレバー使えば5分とかかりませんので、素直にレバー使うほうがいいです。正常に装着できれば空気抜けは殆ど無く、24時間で2%以下と優秀です。
※カンパの2Wayで使う上での注意点(シマノはコア一体型なので問題ありません)
バルブコアが外れるタイプでコアが緩みやすく、コアが緩んでいて空気が抜ける事があります。空気を入れていると緩んでくるので定期的な増し締めが必要。
グリップはOpenCorsaSC2ほどしっかりした感じではありませんが、タイトなヘアピンコーナーでかなり倒しこんでも問題なく、私のレベルでは十分です。また、限界時の滑り出しが分かりやすくコントロールがし易いです。ウェット路面はルビノプロにはかないませんが、危険に感じることはありませんでした。
転がりは非常に軽く、空気圧によってはOpenCorsaSC2を超えるのではないかと思えるほどです。ただ、チューブレスとしては超軽量なので耐久性は低めで、走行距離1300km、室内保管5ヶ月でサイドに細かなヒビが入ってきました。でもトレッド面の傷はほとんどないので、耐パンク性能は悪くなさそうです。SC2はパンクはしませんが思いの外、切り傷がつきやすい感じで500km程度走っただけでトレッドに切り傷が数箇所できました。でも今の摩耗具合からだとリアタイヤで5000kmぐらいなら持ちそうです。
今回、かなりの期待をしてチューブレスを導入したのですが、装着の手間まで考慮するとまずまずといったところでしょうか?でも走行感は結構気に入っているので、クリンチャーのSC2かMaster、チューブレスのGalactikで使い分けします。
性能的には、WOのオープンチューブラー&ラテックスと比べると好みの差程度ですが、装着のしにくささえクリアすれば管理面や安心感もあり、チューブレスホイールを所持している人は一度は試してみて欲しいタイヤです。1本4000円前後なら迷わず買っていいタイヤだと思います。
ただ、このクラスのタイヤを使ってしまうと、GP-4000sにすら戻れなくなるので注意してください。