うーむ。。。さん
以前このネタが出た時調べてみたり、タイヤの専門家に会う機会があったときに聞いてみたことがあります。
タイヤの補強材は永らくカーボンブラックが使われ、現在でも当然の如く使われていますが、物性的には既にシリカのほうが多くの場面で上回っているようです。
ただ、シリカは(といってもたんなるSiO2でなくいろんな添加物や加工技術込みでの話のようですが)バリエーションがあり特性も異なり、全てにおいてカーボンブラックを代替することは難しいそうで、使用量は大幅に減ったとしても、まだカーボンブラックは広く使われているようです。
難しいのは、「カーボンブラックは黒すぎて、少しでも使うとタイヤは黒くなる」とのこと。なので自動車用タイヤのゴムは今も昔も黒いまんまであまり変わらなく見えますが、昔の方がより黒かったのかも知れません。
逆にカラータイヤにするには「カーボンブラックを全く使わないこと」が求められるので、結局現在でもカラータイヤの性能は黒いタイヤより何らかの形で劣るようです。特に問題になるのが耐候性のようで、カラータイヤにすると劣化が看過できないらしく、雨ざらし天日干しが当然で要求性能が高い自動車用タイヤはまだ黒しかないようで。反面、自転車用、特にスポーツサイクル用タイヤは常識的に室内保管なので、ある程度耐候性は許容出来るようですので、そのあたりContinental GP4000など高性能タイヤでもカラータイヤを出せたのかも知れません。でもあのカラーもなんか汚くくすんでいたので、ほんっっっの微量は入れていたのではないかなと推測してます。
耐候性以外でもいろんな性能に影響があるかと思いますが、当然にグリップなどにも影響があるでしょうね。単にシリカとカーボンブラックの優劣を決められるものではなく、高性能シリカならカーボンブラックを上回るが安価なものだと果てしなく・・・(以後略)なのかも知れません。カーボンブラックなんてやっっすいでしょうから。。。