花背峠マップ 鞍馬寺の階段の前を走り抜ける 冬の花背峠は雪が多いが,こんな雪でもサイクリストに出会う!
京都北山シリーズ
■4.1 花背峠
独り占め度:★
景色 :★
筋トレ :★★
心肺トレ :★★★
獲得標高 :500m
斜度 :8.8%
標高794mと京都の中では標高が高く,坂は長めなので心肺の持久力に効きます。
どちらかというと序盤が傾斜がきついので序盤飛ばすとしんどいため,前半は押さえて後半に向けて体力を温存して登りましょう。
源義経ゆかりの鞍馬寺の前の道を通るので観光客も多く路面もピカピカに舗装されていて京都一走りやすい坂と言っても過言ではないでしょう。鞍馬寺の前には焼き芋やうどん・そば等のお店があるのでお腹がすいたら立ち寄ってみてください。
花背峠の奥には「花背山の家」というキャンプ場があり私は小学生の頃,冬の遠足で泊まってスキーやったりかまくら作ったりして遊んでました。そんな京都の子供にはなじみ深い土地です。
人気スポットだけあって雪でシャーベット状の路面でも必ずサイクリストに出会います。雪のわだちを自転車担いで談笑しながら歩いて登る,そんな峠です。
この道は生活道路にもなっており,近隣の芹生峠よりも交通量が多い分,雪解けは早い。舗装がきれいなため,雪の下に陥没とかは無いので比較的安心して走れます。
夏も杉林の木漏れ日の中を涼しく走れるので,季節を選ばず走れるいい峠です。
芹生峠マップ 貴船神社には観光客が多いが,貴船神社より先は観光客もほぼゼロ 芹生峠の景色 芹生峠横の谷底。眺めが良い
京都北山シリーズ
■4.2 芹生峠
独り占め度:★★★★
景色 :★★
筋トレ :★★★
心肺トレ :★★
獲得標高 :362m
斜度 :10.6%
貴船神社の奥にある芹生峠はあまり人気が無い穴場の峠です。
人気が無い最大の理由はおそらく路面の舗装がやや悪いから。アスファルトは割れてでこぼこ,じめじめして泥まみれです。
といってもダートや林道と比較すると全然マシ。ビビらず行ってみてください。
芹生峠も鴨川の源流の一つを眺めながら登るコースなので,ちょっとした渓谷のような地形があって眺めもいいです。個人的には眺望は花背峠より芹生峠の方が好きかな。
坂の長さは花背峠(獲得500m)よりも短く獲得標高は360mです。
でも斜度はやや急なので心肺トレというより筋トレに近い。後半の最後の登りきりまで斜度がきついので筋持久力が試される名コースです。序盤で脚が売り切れるとやっかいなのは善峯寺(獲得標高450m)に似てますね。
花背峠・芹生峠は頂上を超えると裏に抜けることができ,裏花背峠・裏芹生峠はどちらも表よりも裏の方が斜度はゆるやかで楽です。ぐるっと回ると獲得標高1000mぐらいになる快適なコースなので春・秋にはオススメ。