venomoさん
三鈷寺マップ(善峯寺後半の途中から枝分かれします) 警告文 形式は京都一望出来て綺麗だが とても登れる気がしない。押しても大変
京都西山の続きです。
■2.4 三鈷寺
独り占め度:★
景色 :★★★
筋トレ :★★★★★
心肺トレ :★
獲得標高 :95m
斜度 :23.7%
斜度京都一の坂を紹介するのを忘れていたので追加します。
三鈷寺は京都西山の善峯寺の裏山にあるお寺で紅葉の季節の景色は絶品。
ただし,STRAVA上の最大斜度230%という驚異的な坂を下らないとアクセスできない辺鄙なところにあります。
2020年11月15日(紅葉シーズン)にはロードバイクで死亡事故も起きていて初見では絶対に下ってはいけない命取りの坂。
コースは善峯寺の正門を超える地点(標高400mぐらい)までヒルクライムした後,三鈷寺に向かって標高差100mほど下っていきます。この参道はお寺の入口なのでコンクリートの路面の上の落ち葉は掃除してくれていて綺麗です。
しかし,斜度が斜度なので坂の下が良く見えない。ブレーキかけても前転しそうなので下りて歩くのがベスト。(西山ヒルクライムのポスターでも急坂ですよと警告文が・・・ほんとはMTBで来ないといけない坂です。MTBなら怖くはない程度の斜度。)
私も登ろうとしてみましたが開始5秒で足つきして断念。登れそうで登れない長坂古道とは違い,三鈷寺は「こんなの登れるわけないやろ!」という坂。
坂が好きな人は案内するので怖いもの見たさで来てみてください。ただし,下りも登りも歩きでお願いします。
マルコストロングさん
紹介ありがとうございます。聞いたことある名前の山でいつかはチャレンジしたいと思っていたところでした。まずは脚力鍛えてスタート地点まで体力温存してたどり着かないといけませんね。高槻~茨木~箕面あたりは坂も山もいっぱいあって遊び甲斐がありそうです。少しずつ東の方から攻略してみます。
嵐山から北西に行くこと15分で六丁峠 峠往復インターバル
■4 六丁峠 (保津峡への入り口)
独り占め度:★
景色 :★★ 保津峡の方を見下ろせます。紅葉のシーズンがオススメ
筋トレ :★★★★
心肺トレ :★ 短いので心肺には効かない
獲得標高 :片道100m 峠を超えて往復200mの獲得標高でちょうどよい
斜度 :10.5%
小学生の頃から数えきれないほど登っている地元のトレーニングコースの紹介です。
六丁峠の最大のメリットは坂が短いこと。最大19%の斜度も筋肉への刺激にちょうどいいし,片道100mの獲得標高も疲れが溜まらないのでちょうどいい。
さらに冬はこの「低さ」が幸いしてインターバル走をいくらやっても全く身体が冷えないのがいい。ダウンヒルの時間が1分程度なので冷える前に次の登りになるし指先も全く痛くない。
私は寒い日には六丁峠にこもってひたすら往復しています。
往復の獲得標高が200mなので5往復すれば1000mアップ(距離20km),10往復すれば2000mアップ(距離40km) 気温5度以下でも身体も冷えずひたすら筋トレできて幸せな気持ちになる坂です。
こんな地味で短い坂ですが意外にグローバルで外人観光客がたくさん来ます。恐らくJR保津峡駅から嵐山まで歩いているんでしょう。
この前も10往復の途中でデンマーク人夫婦に声かけられて
「ヨナス・ヴィンゲゴー知ってるか?」
「ああ,もちろん知ってる。ヴィンゲゴーは超人だな。」
「今年,ツールで3勝目上げるよ!ヴィンゲゴーほどじゃないけどお前もそこそこ強いしがんばれ(お世辞)」
みたいな和気あいあいとヒルクラしながら談笑してました。ちょっとまったりしすぎ?
京都の近くにお住まいの方は冬場のコンディショニングに使ってみてください。
花背峠マップ 鞍馬寺の階段の前を走り抜ける 冬の花背峠は雪が多いが,こんな雪でもサイクリストに出会う!
京都北山シリーズ
■4.1 花背峠
独り占め度:★
景色 :★
筋トレ :★★
心肺トレ :★★★
獲得標高 :500m
斜度 :8.8%
標高794mと京都の中では標高が高く,坂は長めなので心肺の持久力に効きます。
どちらかというと序盤が傾斜がきついので序盤飛ばすとしんどいため,前半は押さえて後半に向けて体力を温存して登りましょう。
源義経ゆかりの鞍馬寺の前の道を通るので観光客も多く路面もピカピカに舗装されていて京都一走りやすい坂と言っても過言ではないでしょう。鞍馬寺の前には焼き芋やうどん・そば等のお店があるのでお腹がすいたら立ち寄ってみてください。
花背峠の奥には「花背山の家」というキャンプ場があり私は小学生の頃,冬の遠足で泊まってスキーやったりかまくら作ったりして遊んでました。そんな京都の子供にはなじみ深い土地です。
人気スポットだけあって雪でシャーベット状の路面でも必ずサイクリストに出会います。雪のわだちを自転車担いで談笑しながら歩いて登る,そんな峠です。
この道は生活道路にもなっており,近隣の芹生峠よりも交通量が多い分,雪解けは早い。舗装がきれいなため,雪の下に陥没とかは無いので比較的安心して走れます。
夏も杉林の木漏れ日の中を涼しく走れるので,季節を選ばず走れるいい峠です。
芹生峠マップ 貴船神社には観光客が多いが,貴船神社より先は観光客もほぼゼロ 芹生峠の景色 芹生峠横の谷底。眺めが良い
京都北山シリーズ
■4.2 芹生峠
独り占め度:★★★★
景色 :★★
筋トレ :★★★
心肺トレ :★★
獲得標高 :362m
斜度 :10.6%
貴船神社の奥にある芹生峠はあまり人気が無い穴場の峠です。
人気が無い最大の理由はおそらく路面の舗装がやや悪いから。アスファルトは割れてでこぼこ,じめじめして泥まみれです。
といってもダートや林道と比較すると全然マシ。ビビらず行ってみてください。
芹生峠も鴨川の源流の一つを眺めながら登るコースなので,ちょっとした渓谷のような地形があって眺めもいいです。個人的には眺望は花背峠より芹生峠の方が好きかな。
坂の長さは花背峠(獲得500m)よりも短く獲得標高は360mです。
でも斜度はやや急なので心肺トレというより筋トレに近い。後半の最後の登りきりまで斜度がきついので筋持久力が試される名コースです。序盤で脚が売り切れるとやっかいなのは善峯寺(獲得標高450m)に似てますね。
花背峠・芹生峠は頂上を超えると裏に抜けることができ,裏花背峠・裏芹生峠はどちらも表よりも裏の方が斜度はゆるやかで楽です。ぐるっと回ると獲得標高1000mぐらいになる快適なコースなので春・秋にはオススメ。
venomoさん
鴨川の源流マップ 途中はドライな舗装林道 登っていくと雪が増えていき 最後は完全に未舗装ダート。でも北山杉の管理道路なので砂利舗装されてて走れる。
京都北山シリーズ
■4.3 鴨川の源流(祖父谷川遡上ルート,府道61号)
独り占め度:★★★★★
景色 :★★
筋トレ :★★★
心肺トレ :★★★★
獲得標高 :409m
斜度 :6.2%
上賀茂神社の上流の雲ケ畑を抜けて府道61号線を登るルートです。
単なる林道で峠名も無いので呼び名がややこしいですが,雲ケ畑から西の持越峠に行かずに真っ直ぐ北に抜けて行き止まりまで突っ走るルートがこれです。
雲ケ畑のあたりって斜度が5%ぐらいの緩やかなアップダウンが続く道でヒルクライム感は薄いのですが,雲ケ畑を抜けて林道に入ると斜度10%に突入。尻上がりに斜度が上がっていく感じが走ってて面白いです。
最後の1km-2kmはアスファルト舗装も無くなって砂利舗装の林道になってます。
景色が刻々と変わるので走ってて飽きません。
砂利がゴロゴロなのですが砂利のサイズが2cm程度と小さいので,25c幅ならロードタイヤでも問題なく走れます。
でも下りは斜度10%の砂利なので制動はいまいち。ゆっくり下ってください。
冬の京都北山を走るとブレーキシューはべらぼうに減ります。たぶん雪と泥が混じるのがよくない。
1回で0.5mm-1mmぐらいシューが摩耗してフォークもシートステーもタイヤも摩耗粉でドロドロになるので帰ったら中性洗剤でリムもシューも洗ってください。シューを洗ってやると急に制動が良くなるので次回のライドが気持ちいいですよ。