鶏 泰造さん
8s以下のチェーンピンと、9速以上のコネクティングピンを観察すれば分かると思うのですが、前者がほぼ寸胴であるのに対し、後者は末端が太くなっています。これは、チェーンからの飛び出しが少なくても抜けにくくするための工夫ですが、その太い部分がプレートの穴を通過する際に、穴の周りに大きなストレスがかかります。
普通に入っているピンも両端がかしめてありますが、抜くときにカシメが割れてリンク側にストレスがかからないようにしているくらいですから、やはり何度も繰り返さないほうがいいのでしょう。同じところで切ってもピンが再利用できるわけではないし、わざわざやるメリットはないでしょうね。
プレートの穴にストレスがかかって切れた例です(8s)。
最近は8sチェーンにもコネクティングピンが付いてくるので、誤解なきよう書いておきますが、「8sは大丈夫」なのではなくて、「8sでもコネクティングピンのところでは切るべきではない」です。
8sはコネクティングピンがなくても繋げるというだけで(そもそも9sが出てくるまでは、コネクティングピン自体が世の中に存在しなかった)、コネクティングピンを使えば8sでも起きることは同じですから。
通報 ...