Austerlitzさん
やすりおさんの
>皆さんのお話を聞いているとフレーム製造時の精度/重心のお話とフレーム毎のインプレッションが混在して書かれており頭の中がなかなか整理できません。と感じられるのは僕の書き込みが余計だったせいかもしれませんね。すみませんでした。
みなさんの書き込みである程度は納得されているご様子ですし、精度と重心についてはへラーマンさんがとてもわかりやすくまとめておられますが、このスレッドタイトルの『フレーム精度』について、道場長はじめみなさんの書き込みを総合してあくまで僕個人の考察を補足までに――
へラーマンさん記
「・フレーム精度=外観で計測及び判断できる各部の数値で狂いが大きければ返品交換可能
・重心=フレームの重量(重心?)バランスで狂っていても精度が問題なければまず返品交換できないもの」
☆ カーボンフレームの精度と重心はイコールではない
・精度が出ていないフレームは論外として、精度が出ていたとしても重心が出ているとは限らない
☆ へラーマンさんの書かれているように、生産国ではなく、メーカー(と販売店?)にフレーム精度は依存する傾向がある
・僕はY'sロードで、フレームセンターの狂った(少し離れたところから見て、ヘッドチューブとシートチューブ、フロントホイールとリアホイールが崩れて同一線上にない)ピナレロ Dogma F8を確認しています。
あと、タイトリスタさんが書かれていますが、
>至高のバイクとは、バイクの精度も重要ですが、ジオメトリーから起因する操舵性と、前後バランスからくる安定性がライダーと高次元でマッチングした時に現れるものだと私は理解しました
というのは、僕もほぼ同じ理解でいます。ですが、フレーム精度、スケルトン(ジオメトリ)、チューブの選定(カーボンの選定)、芯が出ているかどうかが根本にはあると考えます。
そう、skogenさんの
>皆さんの書き込みを見て分かりましたが、「重心」という表現は本来の物理用語とは異なるようですね
という言葉ですが、仰るとおりだと思います。ただ、僕個人の感じ方としては、表現として的確なのはやはりどこまでも『重心』かなと思います。あるいはフレームの『芯』と(便宜的に)使い分けるのもありかもしれませんが。
やすりおさんが
>VENTAやGarneau Gennix R1の場合、製造欠陥による重心のずれが仮に多少あったとしても良い走りをしそうなものですがやっぱり極端に悪くなりそうなものなのでしょうか?
と書かれていますが、極端には悪くはならないのでは、と予想します。VENTAやGENNIX R1なら、どの個体であってもある程度のレベルにあると思います。ただ、そのなかで重心が出ているかどうかは、実際に乗って、一体感感じるかどうか、でしか判断できない博打になるかもしれません(いわゆる高級ブランドのハイエンドのバイク試乗しても、芯の出ていないバイクってたくさんあります)。
僕はどんなバイクでも装備品でバランス狂うのがすごく嫌いなので、ハンドルバッグは論外、サドルバッグ、シートバッグ(サドルパック)もできるだけ使いたくないです。空気入れもツールケースに入る大きさのもので運用しています。
>自分は、結局どうすればよい?何を選べば良い?フレーム買い?完成車?カーボン?クロモリ?それとも整備力をあげる?
と書かれていますが、走るペンギンさんの仰られるように整備スキル上げるのはとても大事です。その上で、いちばんの近道はまず『本物』を知ることだと思います。例えばViperのような本物を、自分にあったサイズのものを、きちんと本物の整備しじっくり乗って自分のポジション、乗り方を知ることが大事かな、と愚考します。『本物』を基準に設定すると、善し悪しが見えてくると思います。
たとえどのようなスーパーバイクを持っていたとしても、自分のポジションや走りのスタイル、好みが理解できていないと勿体ないです(と、僕ごときが偉そうに語ってしまって申し訳ありません…。へラーマンさんや道場長とは違って、僕はぜんぜん技量なく、バイクに助けてもらっています)。
個人的には、乗り心地、走りの軽さ、反応、運動性能がとても高いところで次元がとれているGENNIX R1かそれに似たカーボンバイクだったら乗り続けたいと思いますが、手に入らないのであればクロモリがいいかなと(やはり)思ってしまいます。最近、Columbus SLXも復刻したみたいですし。
マリリンさんの所有しておられるCinelliのSuper Corsaは、試乗させていただきましたが最高です。Viperよりもずっと格上。Super Corsaのスケルトンが、個人的にはフレームの黄金比だと感じます。
(って、最後はスレッドタイトルから離れてしまいました…。申し訳ありません)