クオリア44さん
えーと、何か誤解がある様ですが、とりあえず お答えします。
私もコーナーでは単独で落車した事はありません。ホビーレースでの落車の原因の大半は、先行車の斜行によるホイールの接触で、雨天以外はコーナーでスリップダウンする人は稀です。で、路面の良いサーキットならば、相当深くバンク出来るのではないか?という疑問については、その事自体を目的とするならば、単独走行で、上体を起こし気味にして車体だけを深く寝かすリーンアウトで、多分、出来ますが、速く走れません。速く安全に走る為には、逆に出来るだけ車体を寝かさない様にします。
コーナー内側に上体だけ車体よりも寝かすリーンアウトで、フロントに出来るだけ大きな舵角を付けて、車体を深くバンクさせない様にして、可能な限りペダリングを止めない方が速く走れます。
で、スリップダウンの時には前兆が有るか?というのについては、スリップダウンした事は無いんですが、その前兆の状態は何度も経験しています。
荒れた路面だと、突然リアが横に流れる事もありますが、そうでない場合は、リアのタイヤがコーナリングの横Gでヨレる挙動が出ます。ただ、コレはナローリムに23cの場合で、ワイドリムに25cだと、全然ヨレる事は無くて、突然 滑り出すのですが、ソコまで追い込める条件が揃う事は稀です。
なので、限界の挙動が分かり易く出るナローリムの方が逆に安心して高速コーナリングがし易く思うので、私はナローリムの方が好きです。因みに、ワイドリムに23cを履かせると、このヨレが出にくくなり、コーナーでの安定感は増しますが、滑る時の挙動は前兆が薄いものになります。
最速のコーナリングは、コーナー入り口の倒し込みでペダリングの動作にシンクロさせてフェイントモーションをかまして一気に車体を倒し込み、コーナリングの入り口から立ち上がりまでペダリングを止めないで、加速し続ける事ですが、路面がうねっていたりすると、ペダリングでペダルが接地しちゃうので、一瞬だけペダルを止めて深くバンクさせますが、この時はスリップしやすいので、常にスリップする事をイメージして用意しておきます。
両方のペダルと サドルにも十分な荷重を残しておいた方がタイヤがコーナリング滑り出す感触が感知しやすく、本当に滑った時は、瞬間的に反応して、上体だけコーナー内側に倒し、車体を起こし気味にしてタイヤのグリップの回復をはかります。
コーナリングは体重移動によって行うのが良い、とされていますが、正確にはタイヤの荷重コントロールを体重移動によって行う、ですね。