自転車道場

フレームの精度と適正サイズ / 151

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ディープインパクト 2024/09/22 (日) 18:25:17

クオリア44さん
私の記述について、少し誤解があるようなので、ちょっと補足しておきます。

私が自転車のコントロールでハンドル操作も重要なポイント、と書いたのは、別にハンドルを進行方向に切る操作じゃなくて、腰で車体を倒しこむ時に、一瞬だけ進行方向とは逆に僅かだけハンドルを切るフェイントモーションの一環としての操作の事ですね。

腰でコーナリングをするという事の先にある技術の事で、コーナー入り口で鋭く向きを変えられる人は、必ず この操作をしています。それが意図的にせよ無意識にせよ、必ずそうしてます。この一瞬だけハンドルを進行方向と逆に切る操作と、体重移動をシンクロさせると、下りコーナーでもアウトに膨らんで曲がり切れない恐怖を回避出来ます。

また、この操作はコーナリング中にも状況に応じて行います。車体を一瞬だけ起こしてフェイントモーションを入れると、ソコで再び鋭く曲がる事が出来ます。コーナーの出口を見てコーナリングに沿って滑っていく様に曲がる、という基本の先にある技術です。下手にやると危険なので、注意が必要です。

あとポジションセッティングで特性が激変する、というのは、サドルの先端がBBの垂直線を越えそうなくらいの前乗りセッティングにして、20度ステムとかで落差を大きく取る様な領域の特殊な場合の話ですね。

車体の特性というよりも、人が乗る自転車というシステムにはおいて、こういう先鋭的なセッティングをすると、前述のフェイントモーションの操作の具合がかなり変わるので、主に人の方の都合で結果的に走行特性が変わっちゃうのです。なので、フェイントモーションを使いこなせない人には無関係の記述かもしれないですね。

因みに、コーナーの入り口の操作で、コーナリングの8割くらいは決まっちゃいます。
車体をバンクさせてコーナリングしてる最中は、出来る事はあんまりありません。
前述のコーナリングの最中にもフェイントモーションを状況によって行う、というのは、コーナーの入り口の操作を何度も行うのと同じです。

ホビーレースとかでも、集団走行は自分だけ鋭く曲がっても仕方ないので、かなり速い人でもフェイントモーションでのコーナリングが出来ない人も珍しくありません。

ただ、本当に速い人は、みんな出来ます。まあ、私が総合的に速いという意味じゃないですけど。
色々と誤解され易い記述だったかも知れませんね。

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