Austerlitzさん
へラーマンさん、道場長の仰るカーボンフレームの「重心」(あるいは芯)、とても興味深く拝読しています。僕もハイエンドメーカーのカーボンバイクをいくつか試乗しましたが、ほんの数100M走っただけで、「もう乗りたくない」と感じることが多かったです(多い、というかほとんど)。理由は言語化できずにいたのですが『重心』という言葉になるほど、と膝を打ちました(おそらく他にも要素はあるのでしょうけれど)。でも、重心のでていないフレームであっても、多少は修正できると道場長が仰っていて、ちょっと安心しました。
>たぶんリッツさんも重心のセンターがでている、いいフレーム当たったんだと思います。レビューみて確信。とのこと、もしそうだったと仮定してですが。
Garneau Gennix R1の安定性、運動性能はちょっと半端ないです。コーナー含む下りからすぐに登り、というシチュエーションで、イメージどおりのライントレースできるのは当たり前で、危険回避のための咄嗟のライン変更でさえ(まるで最初からそのつもりだったよとでも言うように)涼しい顔してこなしてしまいます。加減速も実にスムーズ、シームレスで、1~2km/h単位での速度の出し入れもできてしまいます(フレームによりますが、入力幅が5km/h~10km/h単位という大雑把なフレームも多いです)。
手放し走行も行ってみました。~12km/hだとやや不安定ですが(僕のスキルのせいかも)、15km/h程度なら安定していて、1時間くらいなら手放しで乗れそうな感じでした。これだけの運動性能と安定性、コントロール性は、クロモリ(CRNやViper)ではちょっと及ばない領域です(もっとも、CRNだと20kmくらい手放しして乗っていたことありますがw)。
>この芸術的な走りを知らない人は何台カーボンフレームを買っても、本当の意味の完璧な整備はできません。まず頂点を知ることが大事。
結局のところ、これに尽きてしまうのかな、と思います。
一度いいものを知ってしまうと、(よくも悪くも)もう悪いものには戻れません。
Garneau GENNIX R1の走りって、「いままで乗っていたのはなんだったんだ」と思うくらいに他のバイクと異なっていて、大きな衝撃を受けました。芸術的、というのはこういうことをもしかしたら指すのかもしれません。本当に、世界がひっくり返りました。
思うに、重心とは左右(横)だけでなくて、上下(縦)も含めての話だと感じます。
ねじれ、しなりなど含めて、へラーマンさんの仰る、
>自分の最高の整備して、無心で自転車乗って最高に気持ちいいのがどのフレームかというだけで判断してもいいのではないでしょうか?
がすべてだな、と思います。僕も、手元に残している、残したい自転車って、その基準だけでしかありません。