クオリア44さん
確実に言えるのは、僅かにでも迷う要素があるのなら、その商品を買うのはヤメときましょう、と言う事です。ロードバイクのビジネスは、完全なブランドビジネスです。特に外観から その精度をふくむ特性が一切 検証出来ないカーボンフレームは、そのブランドイメージを信用、信頼して買うしかないので、ブランディングをコントロールしてる企業との勝負という側面が強い、消費者にとってはギャンブルでもあります。
つまり、逆に言えば、自転車メーカーの経営者の立場、視点を想像力を働かせて、様々な直接の利害関係の無いバイアスのかかっていないだろう情報を集めて考えれば、真実の在り方に近付く事が出来ます。
また、直接その商品に触れた人の「印象」も貴重な情報には違いありませんが、メーカーの非常に分かりやすい真実を捻じ曲げて企業の利益向上を図る印象操作にコロッと引っかかる人物の商品に対する「印象」は、私としては全く信用出来ません。
見事に企業経営者の目論見にハマっているだけ、としか思えないのです。
インターネットの世界では、この様な利益追求の為に情報を隠し、捻じ曲げ、捏造する企業経営者の目論見を粉砕するのを正義とする文化があって、例えば「ロードバイク ・ 生産国・ カーボンフレーム」とかのキーワードで検索すれば、真相を暴いてると信じられる記事が複数 見つかり、真実の輪郭が見えてきます。
でも、恐らくは、本当に人生をかけたギャンブルである会社経営をヒリヒリした緊張感の中で経験しないと、自転車メーカーの立場で物事を考えて真実に迫る事は出来ない様な気もします。
あと、やっぱり、検証不能で一切の根拠が示せないことを自分だけが分かる、みたいに言うのは絶対に無理があります。まあ、ロードバイクは決して安い買い物じゃないですが、例えば結婚とか就職とか、人生のおける大ごと程、勢いで決めなくちゃいけないので、こういうのは気分が一番大事とも言えます。
現在のカーボンフレームの生産体制は、有名ブランドに供給する中国、台湾の何十社の企業の競合によって、昔よりも相当に安くなりつつも安定した品質を実現してると思われ、どれでもそれなりに良く出来てて、高価なカーボンを使えない価格帯の製品でも、どれでも大丈夫と言う気もします。
ま、コストパフォーマンスだけで考えるならば、通販専門ブランドのキャニオンの完成車が突出して優れています。オマケで付け加えるならば、私はカーボンフレームの精度なんて全然、気にしませんけれども、実は本気でソレに執着するのであれば、素人でも厳密に検証するのは、無理という訳ではありません。
日本では全く一般的じゃないけれど、ヨーロッパやアメリカでは、素人が自転車フレーム制作を楽しむという文化があり、アマチュア向けの比較的に廉価な定盤、測定器が複数のメーカーから販売されています。
クロモリフレームの制作の為の商品ですが、カーボンフレームの精度の検証に使えない訳はありません。
現地語で検索すれば、必ず販売サイトが見つかるので、自分で輸入業者を手配すれば、入手出来ます。
手配の方法もインターネットで検索すれば簡単に分かります。
まあ、多分、実際に個人輸入した人は殆どいないでしょうけれど。