自転車道場

ママチャリの整備 / 233

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ディープインパクト 2024/07/26 (金) 11:19:23 >> 227

 skogenさん
金属疲労を表現する曲線は横軸が応力を加えた回数で、対数で表現されます(なぜ対数的に変化するのか、物理的には面白い問題だったりします。これ私の趣味の世界 ^^;)。

フレームに掛かる力を半分にすると寿命が倍になる、というのが算数的な感覚だと思いますが、そうはなりません。横軸が対数なので、大きな力が掛かると10回で破断するものが、力を何分の1かに下げるだけで寿命が100倍に増えたりします。視点を変えると、適切な力に設定しないと、寿命が桁違いに縮む事もある。

ブレーキで制動する回数は、フレームが荷重で変形する回数に比べて桁違いに少ない。だからと言って無視できないのが疲労限界の怖いところですね。

直感は裏切られることも多いのですが、対数的な変化は人の感覚と近いところもあります。なので、算数で考えるんじゃ無くて、皮膚感覚で捉えるのは正しいかも知れません。一方で、経験が正しく蓄積できて無ければ、きちんと理詰めで考えないといけません(やはり、直感は裏切られることは多い)。

クオリア44さんの直感の通りですが、言い方を変えると、応力を適切に設定しないととっても危険という事になります。なので、力が繰り返し掛かるところは確実な設計が必要。
以上、ウンチク

> 広い面積で圧力を分散して荷重を受け止める構造じゃない形状のモノに、ネジの締め込みによるプレートとフレームの変形による僅かな面積での密着による固定で捻る様な荷重をかけるのは、嫌なのです。

私が見たことがある何台かのピストは、シートステーとアルミプレートの間に接触面積を上げるための工夫がされていました。直接、プレートをフレームに取り付けると塗装が剥がれます。

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