自転車道場

タイヤ&チューブスレッド / 160

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ディープインパクト 2024/08/18 (日) 23:51:31

 skogenさん
25cのルビノプロ3を買ったので走る前にちょっと考えてみました。Wiggleで2263円でした。

良く言われるのはエアボリュームの差。タイヤ断面積から考えて15%ぐらいの体積アップですね。乗り心地が良くなる?なんで?理由が分からない。乗り心地や走行感が良くなるかどうか、状況に依存するので一概には言えないんじゃ無いかと。想像ではこの程度のエアボリュームの影響はマイナーなんじゃ無いかって思います(ただし、次に述べる空気圧が同じ場合)。

次は接地面積。
通常、太いタイヤは接地面積が大きいので空気圧を下げることができます。実際、28c以上がメインのタイヤと23cがメインのタイヤは最大空気圧の設定が異なります。ルビノプロ3もタイヤに刻印された指定空気圧は23cは7-10barですが、25cは7-9barとなります。

しかし、23cに近い空気圧で25cに乗る人が多いんじゃ無いかと思います。ここ重要だと思いました。

同じ空気圧で使った場合、タイヤの接地面積は同じになります。変わるのは接地面の形状です。形状が変わると。。。。形状の効果は良く言われている事なので、説明はカッツアイ。

もし25cで空気圧を下げた場合、状況はがらりと変わります。
接地面積はやや増え、変形も増え、走行抵抗は上がる。太いタイヤは重い、という普通の変化を体験できる。ソフトになるでしょうが、乗り心地が上がるかどうかは不明です。

重さは10gぐらいアップするだけです。サイズアップの比率から考えるとこの重量増は小さいですね。25cが注目されているのでライバルの23cにできるだけ重量を近づけているのでは無いかと想像します。

以上、脳内妄想レベルの考察では、同じ空気圧で乗る場合、23cと25cは大差ない。
ただし、割愛した横方向のグリップや荒れた路面での走行感は変わるでしょうね。

期待してないタイヤ交換するの面倒だなぁ、、、25cの試し乗りは先延ばしか?
いやいや、目的はグリップ増だからやるかな。

で、20kmぐらい走ったんですが、その印象は。。。。脳内妄想はやはり妄想でした。
百聞は一見に如かず。まじめに走ったレポートは後ほど。

100kmほど走ったのでレポートします。
以下、いろいろ書いてますが、結果としては、カーブは曲がりやすくなり、荒れた路面を走りやすくなりました。25cを選ぶかどうかは路面に依存すると思います。

まず重さ。タイヤの重量差は6g程度と僅かです。

23c
kendaチューブ: 105.4g, 108.9g
Rubino Pro3 700x23c: 247.5g, 251.9g
(合計 713.7g)

25c
R’air 48mm 700x23-28c: 79.8g, 79.5g
Rubino Pro3 700x25c: 254.5g, 258.0g
(合計 671.8g)

いろいろ組み換えの都合で23cではkendaの重いチューブを使っていたので、そこはちょっと不利。ホイールはレーシングゼロ C17です。17mmのワイドリムに23cのタイヤは非推奨ですが、23cで200kmぐらい走ってから25cに交換しました。

最初、空気圧は23cと同じ6.5barで走ってみました。まず気付くのはゴムのタイヤに乗っているという事が良く分かることです(わずかなゴム鞠感でタイヤの弾性を感じる)。25cは7barぐらいまで上げても乗り心地は悪くなりません。なので、転がりが良い7barに上げて走ることにしました。

印象としては、タイヤの表面積が増えた事で、その伸縮がプラスに働いているような感じ。断面がほんの少し大きな円となり、23cよりも真円に近づくせいか車体の傾きに対して接地面の変化が小さいようで、カーブは曲がりやすくなります。

次に、期待した通りというか、大して期待して無かったというか、舗装面の荒れを感じにくくなります。これははっきりと分かる変化でした。私の住んでいるところだと、3割ぐらいは滑るように走ることができる舗装道路なんですが、残りの7割はザラザラ・ゴツゴツ、場所によってはひどく荒れたりひび割れたりの舗装面になります。そういったやや小さめの凹凸からやや大きめの荒れを感じなくなります。

ヨーロッパのような固くゴツゴツとした舗装道路の割合が多いと25cの印象は良いんじゃ無いかと思います。日本だと、、、路面が良い所ばかりを走るなら大差ないかも。

40km/h超で走る際や、30km/h超の巡航も特に問題は無く、23cと同じ疲労感なので、私の踏力だとスピードも問題なし。

峠は登りも下りも遅いですが、23cで平均約8分で下っていたコーナーが続く峠が40秒近く短縮できました。タイヤの接地感・安定感が上がったせいだと思います。登りも少し時間を短くできましたが有意な差があるかは分かりません。2本登る別の峠の下りでも時間を短くできたのでタイヤの安定感と一致しています。

ただ、下りについては私より遥かに速く下る人ばかりなので、タイヤよりも技量の差の方が大きいですね。

ゴム感があることは欠点でもある訳で、信号でのスタートは微妙に遅れる感じがします。一方で路面の荒れで発生する重心移動によるエネルギーロスが減る、そんな感じです。ですので、滑らかな舗装面ばかりを走るのなら25cのメリットは無いと思います。

以上、私の走行環境だとワイドリムに25cのタイヤを使うのは全体として良い印象で、これでしばらく走るつもりです。

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