skogenさん
そうですね。圧縮や重量に対するメリットはわずかだと思います。
ヤング率は鉄が2.7倍、比重は鉄が2.9倍。
ですから、弾性係数を揃えるとアルミの方が7%ぐらい軽くできます。わずかではありますが、このネット社会ではカタログ値がとても大事になので、わずかな数字上の軽量化のためにアルミを使うのでは無いかと思います。
空気抵抗はスポークの本数が少ない今の完組ホイールだと形状を工夫することで低減できます。スチールは細いので極端に扁平にするとデメリットがありそうです。
たぶん、アルミスポークの最大のメリットは変形し難さだと思います。断面二次モーメントが大きく出来る。で、実感としてもそう思います。縦方向(駆動力を掛けた時の変形)と横方向(コーナリング時など)のスポークの変形し難さに長所がある。
実際、スポークを触ったり、握ったり、横方向に押したりすると、キシリウムエリートとキシリウムプロは差があります。(ショップでやると怒られるので、やるなら見つからないようにこっそり、見つかったらお買上げのつもりでやって下さい ^^;)
のむラボさんのブログではアルミスポークを使ったホイールの硬さをスポークテンションで説明されてます。商売ネタなので全ては語られてないのですが、スポークテンションだけでホイールの硬さを説明するのは難しいように思います。
総合的に考えると、平地走行がメインで時速30km台で走る程度の人なら、空気抵抗やコーナリング性能ははあまり考えなくて良いので、ミドルクラスで十分。もっと速く走れる人、山登りをする人は軽量リム+アルミスポーク。
で、私は32hのオープンプロ+デュラエースハブ辺りで組むのが一番良いんじゃ無いかと思ってます。高級パーツを使ったホイールで、回転も抜群で、リムもそこそこ軽くて頑丈で高精度。スポークの本数が多いので剛性は高いし、スピード域も低いので空気抵抗も関係ない。(遅いなら剛性は不要か??? ^^;)
でも、デュラエースのロードハブって、ディスコンなので寂しい。
USTに興味はあるんですが、オープンプロUSTってリム幅が広くて適合タイヤは28c以上なんですよね。USTリムはビード溝(?)が外側へ広がる方向の強度が必要なので、ニップル穴が空いたUSTリムだと強度を保つためにリム幅を19mmと太くするしか無かった、と読んでます。(完組のUSTホイールも17mmのワイドリムで実現できたみたいだし)