僕が最初に買った自転車工具はホーザン振取り台と3本ローラーです。当時この2つを両手に持ち電車で帰ってきましたが駅の階段と駅から家まで歩いたのが超重かったです。でもこれから自転車始めるんだとワクワクしてた。だけど21世紀になり、いい振取り台売ってないなんて想像できなかったですね。50年前の工具の方が今より優秀。
ホイール組で使う部品についての説明
1.スポーク 2.リム 3.ハブ 4.ニップル
この4つの部品の中で一番完成度に影響する部品はと言うとニップルです。悪いホイールの何が悪いのか、ニップルが悪いです。だから悪いホイールを直す時、ニップルを一流品に交換すればシャキッとして改善します。ホイールはニップルが命!覚えておいてね。
700cの世界では完組ホイールが優秀で値段も安く、手組ホイールの出番はないです。ただ最近はナローリム選択のための手組という理由が出現しました。嫌な時代?。たとえばRS21は前後2万円以下ですが、同程度の手組は4万出してもむり、僕はもう手組の時代終わったと感じました。そのくらい完組は優秀で安い。(もっともシマノとカンパ以外は完組よく知りません)
完組の欠点はハブが悪いとすぐゴミになること。だから買うならシマノかカンパハブの完組を買いましょう。27インチや26インチの完組は見たことないですが、完組の種類がない大きさは選ばない方がいいです。自転車は700cを選べ!です。
ミニベロは完組が売られていますが、ハブの回転数が多く、ジョイテックやノバテックなど3流ハブはすぐに寿命がきます。完組ホイールはハブが壊れればゴミなので買うときはいいハブ選んでください。
スポークについて
カンパやフルクラムのスポークは1本3000円みたいなのがありますが、修行で使うなら高価なものより星をお薦めします、星のニップルは真鍮製で持ちます。アルミニップルは戻し無しで組めるスキルを身につけてから挑戦どうぞ。完組ホイールはアルミが多く、修正する時は壊さないように注意が必要。また手組ではL首スポークが多いですが、完組はストレートスポークが多く、スポークを固定しないとニップルを回せません(ともまわりします)。
固定工具は完成度に大きく影響し、固定が甘いとスポークをねじって壊します。ユーラスやゾンダなど高い完組は強力に張っていて、プラスチックの固定工具では歯が立たず、僕は固定に万力使ってます。モンキーとか実験したけど万力が固定強く使いやすかった。マビックキシリなどカーボンスポークのものも遊びがあると割るので注意。完組は手間かかり神経すり減るのであんまり触りたくないですね。WHR500やRS21なら手組と同じなので楽なのですが・・。
リムの話
リムは材質がアルミ、鉄、ステンレス、チタン、カーボンとあります。昔は日本製(アラヤ、UKAI)でしたが今は台湾や中国製を買うしかありません。リムは継ぎ目に段差がなく腰の折れてないものを選びましょう。マイパラス501を買った時にホイール分解して主さ計測しましたがアルミリムの精度の高さにビックリしました。9800円の自転車で、リムの値段1万円。
https://youtu.be/fKFuLfWCHFA
スポークは普通だったけどリムは一流、いい自転車はリムがいい!
ステンレスリムについて
ステンレスリムは段差はあるし腰は折れてるし粗悪品オンパレード、粗悪でも強度があるので使えますが修正は大変、振れ出たまま売られてるのが多い。ステンレスリムは27インチが多く700cは見たことがないです。まあステンは27インチというのを見ても27インチは買わない方がいいですね。
チタンリムについて
チタンは一度狂うとスポーク修正は不可能で即ゴミ。軽いので僕も競輪の決戦ホイール組みましたが一度狂うと即ゴミで寿命が短くて、すぐやめました。チタンはシマノ10シリーズやパナフレームなど悪いイメージしかないです。チタンクイックシャフトは絶対やめた方がいいです。
リムはアルミ、スポークは星のステンレス&真鍮ニップル、ハブはシマノが一押しです。お金ある人はスポークをスミス使うのもいいです。ただ組む技術の差が大きく、星をスミスにして下手な人が組んでも意味ある?と思います。できるだけ多く組んでバラして、手先でスポークの張りと全体のバランスがわかるようになり、身体でホイール組を身につけてください。スポーク握ればスキルわかりますよ!
フレームのエンドは130mmなのに135mmハブしかないとか逆の場合、130mmハブと135mmハブはどちらも相互に使えます。
やり方は2つ
ハブ幅を変更する方法とフレームのリアエンドを変更する方法。
ハブ幅変更の手順
ハブ軸途中のワッシャ幅で+-5mmを変えます。130mm→135mmなら両方に2.5mmワッシャを入れてもいいし片側に5mmワッシャを足せば135mmになります。135mm→130mmにするにはハブ軸途中のワッシャを薄いものに交換するか抜くかして合計5mmマイナスにすれば130mmになります。片側で5mm調整する時はおちょこ量が少し大きくなりますが、組み上げ手順は通常のホイール組と全く同じです。ワッシャ幅で+-調整します。
リアエンドを変更する方法
フレームの後輪を外し地面に横に置きます。135mm→130mmにするにはリアエンドを上から押さえて幅を狭くします。130mm→135mmにするにはリアエンドを引っ張って持ち上げ5mm広げます。一気に5mm動かそうとせず、1mmづつ動かす感じで少しづつ変更します。極端な馬鹿力で動かすとフレーム折れてしまうので気をつけて。アルミフレームはクロモリに比べて折れる許容範囲が狭いので5mm動かすのが限界だと思って慎重に。クロモリや鉄なら15mm位変更しても大丈夫だと思います。僕の過去の経験から、もし壊れても責任持てませんから、自己責任でやってください。
アルミの重いゴミリムには要注意。
アルミの高さがあるリムは重くて走行が苦しいです。軽いリムと比較してみれば、重すぎて捨てたくなります。知らない間は使えますが一度一流品の軽いリムを知ってしまうと苦痛しかないです。高さのあるリムはカーボン以外は使い物になりません。アルミの高さあるリムを見た目で選んで失敗しないように注意してね。