鶏 泰造さん
セットバックそのものについては、多分に慣例的なものもある思います。
現在のような一体式ピラーが現れる前は、丸パイプのピラーにバンドを巻きつけるタイプのヤグラを使っていましたから、貫通ボルトで締めるには、セットバックするしかない(セットフロントでもよかったのかも)。一体式ピラーは、それとそのまま交換できるように、20mmぐらいのセットバック量のものが出てきて、それがそのまま定着しちゃったんじゃないでしょうか。
それと、クロモリでもみなさん、いろいろやってましたよ。「ダブルバテッドの薄い部分をどっちに寄せるか」とか、「ダウンチューブだけプレーン管にする」とか、シートステーやチェーンステーも、太い方を残すか細い方を残すかでフィーリングが変わりましたし。
ファニーバイクは性能でジオメトリーを決めたとういうより、「ブルホーンバーの位置をドロップの下ハンに合わせるためにヘッドチューブを詰めた→サドル高は確保したいけど当時のピラーは150mmしかなかったからシートチューブが詰められない→結果的に逆スローピングになった」という流れではないかと思います。
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