kakip.さん
6800分解清掃
ここのコメントでの刺激を受けて、アルテグラ(6800)の分解清掃をしてみました。
まず分解して解ったのは、6800の軸受はブレーキの
クイックリリースレバー内のノッチ機構以外はすべてドライ軸受です。
テフロン系のワッシャーやチューブが軸受にすべて付いています。
軸に付いているスラストベアリングは樹脂製です。
自己潤滑性を持っていますのでドライ(無潤滑)での使用が可能です。
私は仕事柄産業機械を触るので、この手のドライ環境での機械はよく触ります。
粉塵の多い環境やオイルレス環境(食品など)はドライ軸受が採用されています。
6800のブレーキにはオイル要りません。
ただし一ヶ所だけ気になる場所がありました。
それは写真の部分のローラーです。ここだけは何もされていない。
なので仕方ないので私は家にあったフッ素パウダーをおまじないで塗っておきました。
(これはスキーのワックスですので本来の用途とは違います。)
気になる方はドライのフッ素スプレー等でも良いでしょう。
今回初めて分解しましたが、軸ボルト固定用のイモネジが
軸ボルト(M6)のネジ山を潰してくれていました。最悪レベルです。
シマノさん・・・これダメでしょう。
修復にはタップとダイスが必要なレベルです。知らない素人が無理やりこねくり回したらネジ山死にます。
この軸だけは極力分解したくないです。ネジとネジ穴の寿命短いです。
しかし、この軸に付いているスラストベアリングは凄く汚れやすいです。
なのでドライ環境だと解ったからには、次回からこの軸だけはパーツクリーナーで
汚れを吹き飛ばす清掃にしようと思います。
あと、道場長がお教えくれた隙間が均等になるように組み付けるのですが、
6800はベアリングの玉当り調整をすると、ほぼ平行が出ました。
ただし緩ませすぎても軽くなるのですが、ガタが出てダメダメですね。
ここの調整はまだまだ修行が必要そうです。精進します。