guru-dbさん
僕はあまりむずかしく考えていません。
ただ、接触して力を伝える部分はグリップ力があった方が安全だと思っています。
タイヤと地面、手とハンドル、足とペダル、どれもしっかりとホールドしてくれるに越したことはありません。シンプルに考えてこれらの部分は表面がツルツルよりギザギザの方が安全だと思います。これを突き詰めればビンディングなどで固定する方式に行きつきます。
これとペダリングの良し悪しとは関係ないのではないでしょうか。
ビンディングを使ってもその固定力に頼っていてはダメだし、フラットペダルでも高ケイデンスで回転させることはできます。ただ、グリップ力があった方が安心できると思います。
道場長、詳しい説明ありがとうございます。
道場長の苦悩は僕も理解できます。どんな分野でも頂点を極めるくらいの実践をして初めて体得できるものであり、それは他人に説明しても伝わるものではないことも分かっております。どんなハイレベルなことでも教わる側のレベルでしか伝わらないというのが真理です。もし伝わったとすればそれは教わる側が既にそのポイントに気づけるレベルにあったからで、教えなくても直ぐに自力で到達します。「教えても伝わらず伝わる人には教える必要がない。ただ示すだけでいい。」ということになります。教育では平均値の底上げができるだけで、奥義は実戦で掴むしかないと思います。
話はそれましたが、本題に戻ります。
■僕は目的が第一で、次に自分の現在を認識し、後は達成するため必要なこと(道筋、知力、体力、気力、感性、人間関係など)を計画し実現していくのが手順だと考えています。
人それぞれ違った目的を持っていて当然で、僕も(人生の)目的は決めてます。それを達成するために必要なことはとことん追求してきましたが、必要以上のレベルまで求めることはしません。そのエネルギーは他の必要なことの追及に向け、総合的に自分の目的を達成しなければならないからです。
自分の目的に対しては8000m級の総合力が必要ですが、必要な体力・気力を充実させる方法として選んだ自転車は1000m級を達成できれば十分なのです。自転車で8000m級を追及していたら自分の目的を達成する時間が無くなりますから。。。
■しかし、自転車もいい加減な方法でやる気はありません。この道場で教わった以下の4つを肝に銘じています。
【自転車4原則】
1)自転車は自分で整備すること
2)安全第一とする
3)ペダルは回すもの
4)こけない
これを前提にし自分の自転車生活の狙いに沿った1つの結論として普段乗りはフラットペダルを選択しました。(行動のしやすさ)
自分の自転車の環境のなかで一番危険な状況は雨天の中で荒れた路面を走行するときです。ペダル立ちになり膝で衝撃を吸収しながら通過するときペダルから足を踏み外すリスクを少なくしたいのです。それ故に突起があり靴に食いつくペダル形状を選択しました。
タイヤに関しても同じで雨天時のグリップがしっかりしたものを選びたい。グリップが強すぎるタイヤはドライ路面ではスピードが出ないことは知っていますが、途中で雨に降られたときのリスクを考えると晴天時のスピードは犠牲にしてもいいと思っています。
ハンドルに関しても荒れた路面の衝撃で弾かれるリスクを少なくしたい。そのために濡れても滑らないものを採用したい。また、弾かれないハンドルの握り方も考えました。小指をハンドルに絡め薬指と親指でブラケット鷲掴みします。人差指と中指はブレーキレバーに掛けます。ちょうど竹刀を握るように小指・薬指・親指の腹でしっかりハンドルを握り、親指の先・人差指・中指はゆったりと自由に動け、いつでもブレーキ操作ができる状態にしています。(手が大きいからできる握り方ですが)
ブレーキは雨天でも効くもの。ただロックする必要がないので自分のスピードコントロールの好みに合わせた十分効果のあるものにします。
以上が自転車に関する基本的な考え方です。
まとめれば、自分が乗る環境で最も危険と思われる状況に対して自分に合ったできる限りの対策を取っておくけば安心度が高まり楽しめるという考えのもとでやっています。
もちろんレースを目指す方は天候に合わせてタイヤを変えたりビンディングペダルにしたりハードトレーニングしたりその目的に合わせて追及されればいいと思います。
しかし、自転車に対する自分の目的を明確にすることが先決で、それに基づいて決めていかなければ適切な答えは出ないのではないでしょうか。