ヘラーマンさん
guru-dbさん
>前回僕が質問したのは、先端のバラケではなくボルト締めしているところが締めすぎたためか、平たくバラケてしまったのでどうしようかと思っからです。
これは明らかに締めすぎです。つぶれるほどに締めないとこういう状況にはなりません。シフトにはブレーキワイヤーほど大きな力はかかりませんから、そんなに強く締めなくても十分です。
ブレーキワイヤーも締めすぎている人が多く、ブレーキも全力で握ってずれない程度+アルファ(火事場のクソ力でも抜けなければOK)で締めれば大丈夫で、お店でもワイヤーつぶれるほど締めてる店もあるので、注意が必要です。
バラけた場所や状態にもよりますが、ワイヤーは安いので不安なら交換した方がいいですね。
それと、変速のプロセスですが写真の通りで問題ないです。RDは下側でチェーンを脱線させますから、まずスプロケの下側から脱線し次に上側が脱線して変速完了となります。これが瞬時に行われるためショックがほとんどない状態になります。
しかし、最近のワイドなギヤ比のスプロケなどはインナーに落ちるときの歯数差が大きいのでクロスレシオのスプロケに比べると必然的にショックは大きくなります。しかし調整で気にならないぐらいには追い込めるので頑張ってください。
それと、RDの動きが悪いと、インナーの歯に乗り上げている時間が長くなり変速ショックが大きくなるので、ワイヤーの滑りの軽さやテンションも最適化してベストを目指してください。
ハイ&ローの位置やワイヤーの動き、ワイヤーテンション、STIの動き、リヤディレイラーの精度、ディレイラーハンガーの精度、チェーンの精度、Bテンションアジャストボルトの位置。
リヤの変速でも、これだけの要因がかかわってきます。9速は調整しやすかったのですが、10速はシビアです。頑張ってください。
追記です。
良く見たら、チェーンの動きが渋い時点でダメですね。正常なチェーンはすべてのコマがスムーズに動きます。もんでも直らないので新品に交換してください。5600でも7801でもどちらでもいいです。
>登り坂で失速気味でシフトするとショックがあります
これは、ロー側(軽い方)への変速ですか?それともハイ側(重い方)?
>4)チェーンを外したついでにプーリーを触っていると、ガイドプーリーが左右にズレルことを発見。テンションプーリーはずれません。
このガイドプーリーのずれはシマノの特許で、このズレで誤差を吸収するので正常です。
>6)ガックンとシフトダウンする瞬間の写真
これは上にも書いたように動きのプロセス自体は正常です。しかし、ワイヤーの動きが渋かったり、チェーンの動きが渋いと乗り上げているチェーンの区間が多くなり、変速ショックが大きくなります。多分これが原因です
私の予想では、正常なチェーンと交換すればほぼ解消されると思います。これで完全に直らなければ、シフトワイヤーの動きが渋くワイヤーの戻りが遅いのだと思います。ワイヤーの戻りが遅いと、ロー側ではスプロケに乗り上げる時間が長くなり変速ショックを引き起こし、ハイ側ではガラガラガッチャンとなかなか変速できない状態になります。
ワイヤーのスムーズさは、ワイヤーの取り回しや、アウターをどう処理しているかで変わってきます。ST-5700はシフトケーブルをハンドル内部に沿わせるので構造上、引きが重くなりがちです。またアウターワイヤー内部に、間違ってグリスを塗っていると引きが重くなるので、確認しておいた方がいいです。
ハイ側への移動はRDのバネの力だけで行われますので、シフトワイヤーのスムーズさが変速性能(変速速度)に大きく影響します。ワイヤーの長さや取り回しを最適化し、超軽くワイヤーが動くようにしてください。短すぎてRがきついのもダメですが、アウター自体も力がかかると縮むので長いのも変速性能に影響します。
アウター内部はオイルを塗る派と塗らない派に分かれると思いますが、塗るのであればサラサラ系の樹脂を痛めないオイルを内部のみに塗って、外へ出ているワイヤーはきっちり拭き取ってください。ほこりが付着すると引きが重くなり逆効果になります。グリスや粘度の高いオイルは抵抗が増え、ホコリを呼ぶので最悪です。
また、インナーワイヤーは新品時は、クレ556などの揮発性の高いオイルを染み込ませたウェスで表面の微細な金属粉を綺麗に拭き取ってから使ってください。