ヘラーマンさん
チップインダブルボギーさん>逆に大きなギアから小さなギアに移動させるとき
これはその通りで正解ですよ
大きいギヤに変速するときはワイヤーは引っ張るだけなのでワイヤーの抵抗で重いけど変則はできます。
逆に小さいギヤに変速するときにはRDのスプリングテンションのみで動くので、アウターとインナーワイヤーの抵抗が大きいと、変速速度、位置決め精度に大きく影響します。ST-5700のワイヤリングはここの抵抗が大きいので、ST-5600世代と比べて節度のないダルく遅い変速になり、これが頼りなく感じるところでしょう。
RD-5700は私も使っていましたけど、ST-6600と組み合わせるとステンワイヤーでも位置決め精度は何も問題ありませんでした。鶏 泰造さんがST-7800でポリマーコーティング使わないと精度出せなかったのはアウターが古く滑りが悪かったのかもしれません。
鶏 泰造さん、私はまだ副道場長の器じゃないですよ。
>そこで、アウターの切り口を揃え直したり、アウターにシリコンスプレーを吹いたり、アウターカップの種類を変えてみたりもしたのですが、大きな効果は無し。
すみません、アウターは色々対策されていたのですね。新品に交換もされました?
アウター内部が劣化したり内部に塗布したオイルが劣化していると、新品交換しないと改善されないことがあります。インナーがステンでもアウターはSP41をお勧めします。
でもトップ側の変速にこれだけ不満がある場合は、コーティングワイヤーは確かに効果高いと思います。ステンより動きが軽いのは間違いないですから。
私と道場長(たぶん)が不満なのは、無音状態が長く続かないことです。きっちり無音状態に整備しても200km程度でどこかに若干の音の不満が出てきます。本当にかすかなところなのですが、これを調整しても、また距離走るとおかしくなり、徐々に調整しきれなくなります。ワイヤーが変磨耗するので仕方ないのですが。これは変速しないというレベルではなくて、この状態でもお店レベルは完全にクリアーしています。へたするとST5700で追い込んだ整備よりいいかもしれません。
このあたりは変速の頻度にもよりますし、デュラのワイヤーは対磨耗性が高いのかもしれませんので、私も一度試してみたいと思います。