小杉むさしさん ディスクロード初体験中
といってもまだ乗っても組んでもいません。パーツを買い揃えているところです。ディスクロードを組んだことのない自分は、パーツを集めるだけでもそれなりに苦労しています。同じところでつまづく方がいるかもしれないので、ディスクロードのパーツにさわり始めて知ったことをいくつか書いときます。
以下、シマノのディスクロード規格フラットマウントと12mmスルーアクスルが前提です。
フレームもブレーキもフラットマウント用を買う。
デュラ、アルテ、105がフラットマウントですんで、フラットマウントでないフレームやブレーキを買うと、なにかと余計なアダプターが必要になります。ポストマウントと書いてあるのはフラットマウント 以前の規格です。ディスクローターとホイールは規格をあわせる。
シマノとカンパのローターはセンターロック式です。センターロック式のローターはセンターロック式のハブでないとつきません。本当はつくけどアダプターが必要になります。間違って6ボルト式のハブのホイールを買ってしまうと、このアダプターを使うか、スラムやシマノのMTB用の6ボルト式のローターを買わないといけなくなります。ホイールはセンターロック式を買っておくのが無難です。デュラ、アルテ、105のローターはセンターロック式です。
通販サイトではセンターロックがCL、6ボルトがINTあるいはINTERNATIONALと書いてあることがあります。
- シマノのブレーキキャリパーやブレーキレバーはブリーディング済みの場合がある
僕の手元にあるブレーキキャリパーとSTIレバーは買った時すでにブリーディング済みでした。要するにパーツ内部にオイルが詰めてある状態です。黄色いストッパーやキャップが付いてますんで、知らずに引っこ抜くとオイルが吹き出します。キャップはねじ込み式ではなく、ゴムのOリングが抵抗になって刺さってますんで、引っ張るとすっぽーんみたいな感じで抜けます。
ネット上の画像や動画を見ているとSTIの箱にオイルの瓶が入っていてブリーディング済みでない場合もあるみたいです。
- STI左とブレーキ前のセット、STI右とブレーキ後のセットの2種類が売られている
STI左右セット、ブレーキ前後セットで売られているのもたまに見ますが、多くは「STI左とブレーキ前のセット」「STI右とブレーキ後のセット」の二種類です。細かい表記をしっかり確認して買わないと、レバー一本とブレーキ一個しか届かなかったみたいなことになりかねません。
ブレーキ前とブレーキ後の違いは、ブレーキ前にはフロントフォークにブレーキキャリパーをつけるための台座が、ブレーキ後にはチェーンステーにブレーキキャリパーを固定するためのネジが付属するという点で、ブレーキキャリパー本体は同じです。
- ローターのサイズは140mmと160mm
シマノのフラットマウント ディスクブレーキ規格のローターは160mmと140mmの二種類です。このローターを2枚買うんですが、シマノの油圧ディスクブレーキのマニュアルには「160mmは制動力が強いので注意、140mmで慣れてから使ってください」みたいなことが書いてあります。そして機械式ディスクブレーキのマニュアルには「フロント140mmは非推奨」みたいなことが書いてあります。機械式の場合は160mmでないと制動力不足ってことらしいです。
フロント用のキャリパーには、1つ台座が付属してきます。油圧用と機械式用の両方買ってみたところ、両方ともそうでした。この台座は140mmと160mmのローターサイズの両方に対応しています。ひっくり返すとキャリパーの高さが変わる仕掛けになってます。
リア用のキャリパーには台座が付属して来ません。140mmのローターを使う場合には、台座なしで直接フレームにキャリパーを固定します。160mmのローターを使う場合には台座が必要で、これはキャリパーには付属して来ません。フロント用の台座とも違うものですので、別途買う必要があります。SM-MA-R160 D/Dというパーツです。
ホイールにスルーアクスルのシャフトは付属しない
クイックリリース規格のホイールにはクイックリリーススキュワーが必ず付属しますが、スルーアクスル規格のホイールを買っても、スルーアクスルのシャフトは付属しないのが普通みたい。僕が買ったのはマビックですが付いてませんでした。多くの場合はフレームの付属品みたいです。僕の場合もそうでした。ピナレロのフレームですがDTスイスのスルーアクスルシャフトが付属してました。フレームに付いてこなかったんで別途買ったという話もネット上で見ました。買って組んですぐ乗りたいみたいな場合は、シャフトが付属するのかどうか確認しとかないといけないですね。キャリパー脱落防止ピンを無くさないように注意。
マニュアルや展開図を見ずに、買ったばかりのディスクキャリパーから台座を外そうとすると、おそらく脱落防止ピンをなくします。ホッチキスの針くらいの大きさしかありません。触る前にシマノの展開図を見ておくのがおすすめ。僕は1時間かけて探しました。あはは。チェーンステーの太さによってはネジを買う必要がある。
リア用のキャリパーにはチェーンステーにキャリパーを固定するためのネジが付属してきますが、これがチェーンステーの上下の太さ25mm用のものです。チェーンステーの太さが違う場合にはネジを買う必要があります。5mm刻みで3~4種類シマノパーツリストに載ってます。
とりあえず今のところはここまで。まず前後160mmの機械式ディスクで組み、アルテグラRXのRDが発売になったら前後140mmの油圧電動で組み直すつもりです。