Austerlitzさん
道場長 仰る通りで、ディスクブレーキは、たとえば10年後にどんな立ち位置にあるのか不明瞭ですよね。
SRAMがある、といったところで、実際のシェアはほとんどシマノ。殿様、どころか将軍商売ですものね。
現時点でさえ、シマノはディスクブレーキ部品にサイレントマイナーチェンジ繰り返し、不具合多くでているのに表には出さない(シマノの公式マニュアルも予告なく改変される)。油圧ディスクに問題があった場合、組んでからでないとわからないこともあるし、レバー側の問題なのかブレーキ側の問題なのかも判然としづらい。10年後、どころか5年後にどうなっているのか、保守部品はあるのかなどけっこう怪しいと思います。
上にリンクした記事で吉本さんがぶっちゃけられていて笑ってしまったのですが、「SRAMはフロント(変速)が悪かったがゆえに、「フロントディレイラーをなくせば良い」という考えに至って、それが市場とリンクして受け入れられていった」。
https://lovecyclist.me/standard-in-disk/
フロントシングルだけでなく、電動変速が推されているのも、このせいもあるよね、と。
ワイヤーでの変速性能が低い、だから電動化。ケーブル内装は整備性最悪、だから電動化。
さらに書くと、ニーズは市場(企業)によって醸成されるものでもあり、ユーザーが求めているものとイコールではないです。メディアは論旨のすり替えをしてくるので、油断なりません。
電動変速が好きで使っているユーザーを貶める意図はないのですが、この電動変速も、どれくらいの期間部品保守するのかな、と疑問です。電動ならばソフトウェアで使用ギアを好きに設定できるはずなのに、そんなものがリリースされる気配も(もちろん)ない。そして出先でトラブルが発生したら、詰み。
<電動コンポのトラブル発生率に関するアンケート結果【Di2 / eTap / EPS】>
https://blog.cbnanashi.net/2020/01/13045
油圧ディスク、電動変速と、トラブルが起こった際には修理ではなく買い替え、このやりかたはほんとうに好きになれません。