自転車道場

ディスクブレーキロードバイク / 14

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ディープインパクト 2024/09/25 (水) 23:49:59

 Austerlitzさん
煙人さん、今年(2024年)のパリ~ニースで現世界TTチャンピオンのレムコ・エヴェネプールの乗っていたバイクは26Cの模様です。
https://www.rouleur.cc/blogs/desire-journal/remco-evenepoel-s-paris-nice-stage-winning-s-works-tarmac-sl8
エアロ推進派旗艦のスペシャライズドがスポンサーのチームで、26Cクリンチャーとラテックスチューブが選択されている、というのは興味深いです。

とはいえ、(30C以上のワイドタイヤを使用している、と報道されていても)撮影のバイクと実際にレース走るバイクとではパーツ構成異なってくる場合もあるので、一線引いて、参考程度に見ておいたほうがいいかもしれません。

個人的には、ガンナのバイクでいちばん気になったのは、身長193㎝のガンナが170㎜のクランクを使っていたことです。レムコ、タデイ・ポガチャルも最近はショートクランク使っていたりしますね。タイヤ幅もそうですが、体重、パワー、走るコースなど個人差あるのであくまで個々人が自分にあったものを選ぶのがいいのかな、と思っています。

ちゅー2003さん、マイパラス501を盗難されてしまったのでとこと、残念ですね。
マイパラス709はぼくも所有していますが、多少の傷があるくらいでは棄てないで乗り続けるかな、と思います。
>私の感想はさておき
いえいえ、ご自身の体験された感想ってものすごくためになります。Youtubeに顕著ですが、機材提供などされているチャンネル多すぎて、機材全般インプレは参考にならないです。

ぼくも油圧式ディスク、GrowtacのEqualブレーキと、それぞれ友人の所有しているバイクに試乗させてもらいましたが、リムと比較してタッチが抜群にいいとは感じませんでした。一方で、タッチが悪いとも思わなかったので、最初期に較べれば、ディスクもよくなったなあ、と思います。とはいえ、やはりコントロールの幅はリムブレーキに較べたら狭いです。ダウンヒルでの安定感はありましたが、それはどちらかというとワイドリム&ワイドタイヤの恩恵が大きいような印象です。

ディスクロードはリムロードより速いという風潮、個人的にはまったく信用していません。

レースで平均速度が上がっているといいますが、ドーピング(ランス・アームストロング)時代のほうが速いw……というのはさておいて、ツールに代表されるようにレースの距離が短くなっている、レース戦術の変化、トレーニング方法の共有化で選手の平均レベルの向上、風向きなどなど要因のある中で(現代の選手もまたドーピングをしているかもしれない)、ディスクロードに機材が変わったから、とそれだけを抜き出して断言することには無理があると考えます。

少し前に話題になった動画で、S-works Tarmac SL7とGIANT TCR PROの比較があります。
<【閲覧注意】S-works Tarmac SL7とGIANT TCR PRO比べたらとんでもない結果に。知りたくない人は見ない方が幸せかも>
https://www.youtube.com/watch?v=IcXLsrKBaVM
ディスクのS-works Tarmac SL7(150万円)よりも、リムブレーキのGIANT TCR PRO(35万円)のほうが速い、という検証結果の動画。GCNの実験でもこのような具合。
【How Much Faster Can I Make My Old Bike?
| 2013 Vs 2023 Revisited 】(古いバイクをどこまで速くできるか?| 2013年対2023年)
https://www.youtube.com/watch?v=y0tN-fuyd9Y
8㎞の平地コースではディスクロードのほうが31秒速い、ですが、比較対象がリムのハイエンドに切り替わると、

【Was This Peak Bike? We Ride A 90s SuperBike】(これがピーク・バイク? 90年代のスーパーバイクに乗る)https://www.youtube.com/watch?v=l5CILKV30uY

Pinarello Dyna(1995年のバイク) 対 Pinarello Dogma(Disc)。TTの結果は、おなじコースを走ってDogmaのほうが10秒速い。
【 This Bike Changed Cycling Forever, ButHow Fast Is It Now? 】(サイクリングを一変させたこのバイク、現在ではどれくらい速い?)https://www.youtube.com/watch?v=2JcB8xqcE5o
10年前のCerveloS3 対 現行のCanyon Aeroad。TTの結果はCanyonのほうが、5秒速い。
まあ大した差だな、という印象です・笑

とはいえ、ディスクロードとリムロードの比較も、どの実験結果を選ぶかは人それぞれです。たとえばワイヤー内装のほうが速い、というのも、どれを選ぶかで「効果なし」から「大変に効果あり」のグラデーションで好きなのを選べますwたとえば下記ブログでは、ケーブル内装の効果のあるなしを実際に試されています。
【ケーブル内装で、ヒルクライムはどれくらい速くなるのか? 富士ヒルブロンズ編】
https://tattucycling11.com/effect_of_cable_interior_vol-1
【この10年で、ロードバイクはどれくらい速くなったのか?ヒルクライム編】
https://tattucycling11.com/10years_of_progress_in_roadbikes
ほかにも、BBやハブの抵抗なんて意味がない、と言っているような人たちもいますが、実際にツールを走るようなバイクだと、ハブやBB、ペダル、ヘッドの回転もおそろしいくらいに軽く仕上げています(たとえばチェーントラブルがあったときのバイクを見れば一目瞭然です)。

ディスク化の特権のように吹聴されているワイドリム&ワイドタイヤもスルーアクスルも、別にディスクでなければ使えないわけでもなく。リムブレーキ用ワイドリムホイールもつくろうと思えばつくれて、使おうと思えば使える。現在の空力理論で試しにリムロードつくってみればいいのにね、と思います。

そもそも、バイクメーカーの宣伝文句って、いままでのモデルチェンジの度に放たれてきた宣伝文句を鵜呑みにするなら、すでに自転車はがんばって漕がずとも誰でも30㎞/hで巡行できるくらいにはなっているはず。なのに実際にはそんなことにはなっていない。自転車関連のコピーって、ダイエット商材や健康商材とほとんどおなじじゃないか、と感じています・笑

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