飛んでるNさん
わたくしNは、道場長や鶏さんからみると、ちょい下の年代になります。
小学生の頃はジュニアスポーツ車、中学生はロードマン。ロードマンはフリクションのダブルレバー前3x後5だったと記憶。その当時、少年ジャンプの広告にブリジストンレイダックの広告があって欲しい~と憧れ、高校受験合格祝いにと祖父にねだってレイダック買ってもらったのでした。1986年製。
当時、サイスポでは、新素材の特集が良く組まれるようになり、アルミ(乗り心地が良いのでトライアスロン用)、チタン(高い)、カーボン(まだまだこれから?)といった結論だったと記憶。
あといまでも印象あるのがバイオペースギア(前ギアが楕円のもの)は有効か?
とか新技術ネタが多かったような記憶があります。
シフターはSISダブルレバーですが、この当時にはSISの精度があがっていたので勝手に変速することは記憶にないです。ただし、ギア数が105で6s、ジュラエース(not デュラ)が7sになりはじめ。ギヤはUG(先っぽがひねってあるやつ)でした。シフトチェンジの時は、ペダリングのトルクをちょっと抜くことが必要でした。(STIになってから上り坂でダンシングで加速しながらギア上げるとかできて感動!)
当時にギア比は、前52/42-後13-21が標準で、男なら前53Tいっとけ。ってな雰囲気。
いま考えるとくそ重い。ケイデンスも低くトルク型な乗り方がメインだった。
当時のわたくしは52/42-13/23(のちに52/39Tに変更)を入れて、湘南海岸を爆走するオジサンたちにバカにされました。ただ今と違って変速ポイントのないスプロケは歯数を自由に組み合わせることができたので、箱根にそなえてポッケに25Tと28Tを忍ばせていたのは秘密です。
タイヤはチューブラですが、ちょうど耐パンクベルト(ケブラーシートなど)を入れたものが増え始め、それにするとパンクは半減。クレメンのFURUTA αを愛用。
ホイールは、もちろん完組ありません。金がないから、105ハブ(32H)に星プレーンスポーク、リムはMavic Special Sport(2000円以下で買えたけど、スグに振れる)。本当はリムはGP4が欲しかったけど、学生で金ない。金ないからショップで振れとってもらえないし、そもそもショップ行くとハナタレ学生が来るところじゃないよ!と門前払いされたので、自分でメンテするしかなかったです。
そういえば自転車屋では冷たくあしらわれましたが、街道では、抜きざまにポジションを指南してくれるオジサンとか、ケイデンス云々教えてくれたお兄さんとか、そういう親切な人は多かったです。
箱根の下りで思い出しました。当時、いまのような軽い発泡スチロールのヘルメットなんかあまり見なくて、競輪メットか、ボクシングの時にハメるようなやつくらいしかなく、私は後者のを使ってました。ペダルは当然、トークリップ。Lookペダルがビンディングを出し始めて、ビンディングのことを「ルック」と呼んだ記憶があります。
…思い出話になってしまいました。
わたくしなりの21世紀の進化をまとめるとこんな感じです。
・STI + HGギアの組み合わせっていいよね →トルクかけながら変速できるってステキ
・6s→10sになって、ナイショで28T持ち歩く必要なくなった
・硬いフレームってなんて走るんだ →20世紀は30km/h巡航、21世紀は35km/h巡航
・リム高が高くなったので、手組やりやすい →手組でも意外と振れない
・完組すげー。でも126mmにハマらない(泣
店頭展示用のポップを記念にもらいました。 レイダックの防犯登録。昭和63年って・・・
あと、30年前と比べると価格が倍くらいになっちゃいましたね。
レイダックは発売当時は、New 600コンポ(6300系)で定価139,000円。重量8.95kg。
私が買ったのは、105(1050系)で、定価119,000円。重量9.00kg。消費税ナシ。
105搭載完成車の定価が12万切るとか、アルテグラ搭載が14万切るんですね。
ちなみに、当時は、アルテグラとは言わず600って言ってました。105も、1050, 1055, 1056と言った感じで、1000番台。その後、105より下位のTiagraとかSoraとか出たときに、105が下位より小さな番号だとまずいだろ。ってことで105を5000番台にしたのは覚えてます。
前は一番下の105だったのに、今では上から3番目の105なので、値段がお高くなってしまったのかな?と推察。品質は下がってる感じなのが残念。
訂正)わたくしのRADAC (誤)1986年製 →(正)1988年製
#当時の防犯登録を見て気づきました。ごめんなさい。