自転車道場

フレームの精度と適正サイズ / 163

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ディープインパクト 2024/09/22 (日) 18:45:37 修正

 skogenさん
この掲示板ってたまにオカルトになっちゃいますね。^^私もやすりおさんに近い気持ち悪さを感じます。

このまま「重心」に本来とは異なる意味を与えて、この掲示板では使われ続ける勢いですが。。。やはり、これは専門用語の乱用ですよ。「重心」には物理的に明確な定義があって、その流用は誤解を招きます。少なくとも辞書には物理用語以外の「重心」の語義は書かれていません。

「重心のくるい」は、重心(3次元空間上の点)が本来の位置からずれている、という意味だと思いますが、それは計測可能な量で、分かる人には分かるという類の量ではありません。「機械的特性が左右で異なっている」という意味でしたら、「フレームが左右でアンバランス」と言った方が良いです。

細かな話だと思われるかも知れませんが、専門用語の誤用は誤解を招く以上に、ジャーゴンであれば排他的です。つまり、「物理的な専門用語を使って、素人を煙に巻く」だったら、嫌だなぁってことです。

そのうち、変なプロショップが「このバイクはフレーム精度はもちろん、重心までセンターを出しています」、なんて言葉でお客に高級バイクを売る状況を想像してしまいます。身悶えする程では無いですが(笑)、ちょっと気持ち悪いです。^^

ちなみに、ここまでの話から類推すると、重心のくるい、でも良いかも知れません(元の木阿弥。。。)

体重を掛けるとフレームは変形しますが、変形後に重心がフレームのセンターからずれる(前三角と後三角が作る2つの面がBBを頂点として斜め下にずれる)。これだと低速でも分かります。ただし、この場合も、ずれる理由は弾性係数などの機械的特性が左右非対称だから。

以上が正しいのなら、重心がずれるのが左右のアンバランスの結果という事を承知して、「重心のくるい」と表現するのもOKかな。この場合、フレームの「重心がずれている」のでは無く、荷重を掛けると「重心がずれる」と表現したほうが良いかと思います。

あるいは、Austerlitzさんがおっしゃる「芯」という言葉を使って「芯がずれない」といった表現。フレーム精度と合わせて「このフレームは芯が出ていて、ずれない」だったら、かな~りすっきりします。

「オカルト」と書いたのは、少しニュアンスが違いまして、「重心」という明確な定義がある言葉にいろいろな意味が込められているように感じたからです。

「重心がずれる」という微妙な変化を感じ取ることができる能力をして、神秘的で超自然的な能力であるからオカルトと書いた訳ではありません。

分かる人には分かる、という状況は自分自身が良く経験することなので、分からない人には分からない(などと傲慢には言いませんが)、であってもそれは仕方が無いことだと思っています。説明しても分からない人には分からないものってあります。

私が気になったのは「重心」という言葉の使い方だけ。

磁力はかつては神秘の力とされました。ニュートンの「万有引力(遠達力)」は「オカルトフォース」と呼ばれたらしいですが、新しい概念は最初はそういう反感を買いがちです。現代物理の基本となる「エネルギー量子」も最初は受け入れられませんでした。

でも「重心」は既存の概念なので、フレームに対してまだ馴染みがない評価基準を与えるなら、矛盾が無く、誤解されない言葉を使った方が良いと思います。

うーん、、、なんか細かいこと言ってるなぁ。でもこれ、「分かる人には分かる」と同じで、「気になる人は気になる」話なんです。

一方で、タイトリスタさんが言われるように、検証方法の一端でも披露されることは有り難いことだと思います(でも、既にいろいろ説明されてますよね)。実は「分からない人には分からない」ものの中には、「こう感じるものがソレです」と言うだけで、感じることができるようになるものがあります。不思議ですが、脳は感じているのに、認識していないものってあります(脳波を使う実験なので、科学的な根拠がある話です)。

脳が感じていないものは、分からない人には分からない不可知な現象と考えられますから、そういうのは気にしないのがハッピー。^^

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