ペロトンさん
フリーへの注油。小さな注射器使用。
シマノフリー,オイルの染み出し。
> 私の記事の中に有る Microlon マイクロロンのアッセンブリールブリカントは
> とても良い高性能な潤滑剤ですが もの凄く気難しい処が有り最近は使っていません
ちょっと脱線しますが気になったので本家のサイトを調べてみました。
本家のアッセンブリルブの紹介文には以下のように書かれています。
https://microlon.com/products/microlon-a
ssembly-lube
「アッセンブリルブはベアリングとかシャフトとか金属同士が接触する場所ならどこにでも使っていいよ。それに,アッセンブリルブは組み立て後,長期保管した後にもマイクロロン成分がなくならないので磨耗を防ぐよ。金属同士はめ合わせたような箇所にもマイクロロンが残るので,かじり・焼きつきを防ぐよ。」
Kinoさんが気にされているのは,アッセンブリルブの基油が蒸発してしまった点だと思います。マイクロロン社の製品群の中でもアッセンブリルブはその名の通り『組み立て用潤滑剤』です。説明を読む限り非常に長期に保管した時に固体潤滑剤としてのマイクロロン粒子が金属同士の接触を防ぐという点に特徴があり,グリスのようにオイルを保持し続けるという点に重きを置いた商品ではないように思います。
というわけで,マイクロロン社のホイール・ベアリング・グリスをお使いになるのがいいのではないでしょうか?本家なら約100gで$19.95なのでそれほど高価ではありません。私も折りを見て買うかもしれません。
https://microlon.com/collections/lubes-greases/products/microlon-wheel-bearing-grease-4oz
ちなみに,本スレッドのテーマであるフリーに使うグリスですが,私は道場長にならってサラサラのオイルを垂らしています。(使用しているハブはシマノのFH-6800,オイルはAZ CKM-001 超極圧・水置換です。ミシンオイル程度のサラサラ具合です。)オイルをハブフリーの潤滑に使った印象としては,回転は軽くなるし,音は静かになるし,十分な性能だと感じています。
ただし,オイルの欠点として,フリーの付け根に注油したとしても時間と共にフリー内部を伝わってドライブ側のベアリング近辺にまでオイルが染み出すので注意が必要です。ドライブ側のゴムシールを外してよくよく観察すると,玉押しとフリーの隙間にオイルが滲み出しているのが見えます。私はこれが気になるのでウェスや綿棒で吸い取っています。(オイル垂らしすぎたみたいです。)
もしオイルを使用する場合は,ハブベアリングの周りのグリスを溶かさないように,オイルの量を限りなく少なくした方が良いです。私の感覚では3滴程度で十分かと。
2020/2/9 00:35 [191-36262]